藤堂家はカミガカリ
ジャンル:バトル,
小説
著者:高遠豹介,
出版社:メディアワークス,アスキー・メディアワークス,
レーベル:電撃文庫,
巻数:全3巻,
以下はWikipediaより引用
要約
『藤堂家はカミガカリ』(とうどうけはかみがかり)は、高遠豹介による日本のライトノベル。イラストは油谷秀和が担当。電撃文庫(メディアワークス→アスキー・メディアワークス)より2008年2月から同年8月まで刊行された。第14回電撃小説大賞銀賞受賞作(応募時のタイトルは『押しかけラグナロク』)。
ストーリー
異世界・ハテシナの住人であるタケシロとアマギリは、ある任務のために人間界へとやってきた。その任務とは、いじめられっ子の少年・藤堂周慈の護衛。二人は建代神一郎・天霧美琴と名乗り、周慈と双子の姉・春菜が住む家に押しかけ同然で居候することになる。
登場人物
藤堂家に暮らす人々
タケシロ/建代 神一郎(たけしろ しんいちろう)
日本勢力に所属するハテビト。「神一郎」の名は美琴によるもので、「ハテビトは人間界では神のような存在(これに関しては後述)」であることと「日本人だから『一郎』」という理由。
美琴とともに周慈の護衛任務のため人間界へとやってきた。その任務に端を発する騒動の後、一度はハテシナへ帰還するも「日本へやってきた他勢力への迅速な対応」を口実に再び藤堂家へ帰ってくる。
非常にぶっきらぼうな物言いをするが、実際は情に厚い性格。殊に春菜と周慈の姉弟には家族同然の思い入れを持っている。美琴のボケやカラ助の余計な言動には厳しいツッコミ(時には実力行使に出ることも)を入れるが、戦闘時のパートナーとしては強く信頼している。
ハテシナでも一人暮らしをしていたためか家事スキルが高く、普段は藤堂家の専業主夫状態。
かつて任務で人間界へ来たことがあり、その際に春菜と因縁がある。この任務の後、自宅の庭に刺さっていた三大武具(ジンギ)の一つ、クサナギを振るう。
アマギリ/天霧 美琴(あまぎり みこと)
神一郎と同じ任務で人間界へやってきた日本勢力所属のハテビト。「美琴」の名は自ら「響きで」(本人談)つけた。
「よく食べ、よく笑い、よく眠る」を地で行く快活な性格だが、同時に面白そうなことには首を突っ込まずにいられないタイプ。事ある毎に神一郎と春菜の関係を茶化して痛い目に遭うこともしばしばだが、懲りる気配は微塵もない。また頭を使うのは苦手なようで、神一郎からはよくバカ扱いされている。
藤堂家では周慈の「師匠」として護身術(格闘術)を教えている。戦闘時の武器はデッキブラシだが、時として常識はずれの英力をもってクサナギやグングニルなどのイルフィニを振るったこともある(それでも戦闘のプロである神一郎に言わせれば、英力にむらがあり過ぎて現状ではイルフィニは合わないそうだ)。
大のゲーム好きで、ハテシナではオンラインRPG、人間界でも格闘ゲームなどに興じている。ちなみに神一郎も美琴も、人間界での主な稼ぎ口はヤンキー狩り。
その他のハテビト
日本勢力
北欧勢力
用語
ハテシナとハテビト
基本的に人間界からハテシナが見えることはないのだが、稀におぼろげながら見えることがあり、それを記述したものが作中の人間界における神話・伝説である(そのため、作中のハテビトやイルフィニには読者にも聞き覚えのある名が多数登場する)。
基本的にハテシナと人間界に差はないが、ハテビトと普通の人間には英力の有無という大きな違いがある。
現在、各勢力が鎬を削る争いの最中で、どの勢力も強力なイルフィニを欲している。
英力(えいりょく)
イルフィニ
クサナギやグングニルのような強力な武器からウチデノコヅチのように戦闘には全く役立たないものまで、バリエーションは非常に豊か。
既刊一覧
- 高遠豹介(著) / 油谷秀和(イラスト) 『藤堂家はカミガカリ』 メディアワークス→アスキー・メディアワークス〈電撃文庫〉、全3巻
- 2008年2月25日初版発行(2月10日発売)、ISBN 978-4-8402-4164-9
- 2008年5月10日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-867064-7
- 2008年9月10日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-867215-3