蜜蜂と遠雷
以下はWikipediaより引用
要約
『蜜蜂と遠雷』(みつばちとえんらい)は、恩田陸の長編小説である。幻冬舎のPR誌『星星峡』2009年4月号から2013年12月号に、同誌休刊後は同社『PONTOON』2014年1月号から2016年5月号に連載、同社より2016年9月に刊行された。国際ピアノコンクールを舞台に、コンクールに挑む4人の若きピアニストたちの葛藤や成長を描いた青春群像小説。第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞ダブル受賞作。
リーディング・オーケストラコンサート第一弾は2018年1月、第二弾は2018年5月、第三弾は2019年8月に上演。
松岡茉優主演で映画化され、2019年に公開。
概要
音楽コンクールをそのまま、予選会から本選までのすべてを小説として書くという着想を得たが、かなり難しく2009年に書き始めるまでに5年かかったという。ピアノコンクールを舞台として、それぞれの関わりと過去と進行を描く青春群像小説。3年に1回、開催される浜松国際ピアノコンクールへ2006年第6回から2015年第9回まで、途中からは執筆に並行して、4度取材。毎日、会場の座席で午前9時から夕方までピアノ演奏を聴き続けたことが、この小説に結実した。物語の中で、「才能とは何か」を問う。演奏を聴き、才能というのは「続けられる」ことで、あらゆる仕事に共通し、ある種の鈍感さ、しぶとさを持った人が才能のある人だと思ったという。
2017年(平成29年)、第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞を受賞する。直木賞と本屋大賞のダブル受賞および同作家2度目の本屋大賞受賞は、史上初である。また第5回ブクログ大賞で小説部門大賞も受賞している。
2019年10月には続編『祝祭と予感』も刊行された。
テーマ
(以下、原作より引用) 自然の中の音楽が聴けるように、「音を外へ連れ出す」ことのできる音楽を、演奏できないだろうか。
現実との相違点
小説の展開のようにバルトークの『ピアノ協奏曲第3番 ホ長調』を本選で選んでくる出場者は、国際的には極めて少ない。2018年現在第3番を選んで国際ピアノコンクールで受賞したピアニストはイタリアのファビオ・ロマーノと日本の小林海都くらいである。予選会については、現実との大きな齟齬はない。現在はヴィデオと書類で審査できるため、国際オーディションを華やかに開催する国際コンクールはかつてより少ないものの、存在しないわけではない。
あらすじ
3年ごとの芳ヶ江国際ピアノコンクールは今年で6回目だが、優勝者が後に著名コンクールで優勝することが続き近年評価が高い。前回の書類選考落選者オーディションで、参加した出場者がダークホース的に受賞し、翌年には世界最高峰のS国際ピアノコンクールで優勝したため、今回は大変な注目を集めていた。オーディションの5カ国のうちパリ会場では、「不良」の悪名の審査員3人は凡庸な演奏を聴き続け、飽きて来ていた。そこへ、今年逝去の伝説的な音楽家ホフマンのこれまでにない推薦状で、「劇薬で、音楽人を試すギフトか災厄だ」と、現れた少年、風間塵は、破壊的な演奏で衝撃と反発を与える。議論の末、オーディションに合格する。
そして日本の芳ヶ江市での2週間に亘るコンクールへ。塵は師匠の故ホフマンと「音を外へ連れ出す」と約束をした。自分では、その意味がわからず、元・天才少女の栄伝亜夜に協力を頼む。亜夜は塵の演奏を聴いていると、普通は音楽は自然から音を取り入れるのに、彼は逆に奏でる音を自然に還していると思った。「ジュリアードの王子様」ことマサル・カルロス・レヴィ・アナトールは子供のころピアノに出会わせてくれたアーちゃん(亜夜)を出場演奏者に見つけ再会する。3人の天才と楽器店勤務のサラリーマンで年長の高島明石のピアニストたちが、音楽の孤独と、競争、友愛に、さまざまに絡み、悩みつつ、コンクールの1次2次から3次予選そして本選へ、優勝へと挑戦し、成長して、新たな音楽と人生の地平を開く。
登場人物
出場者
風間塵(かざま じん)
16歳、音楽大学出身でなく、演奏歴やコンテストも経験がなく、自宅にピアノすらない少年。フランスで、父親が養蜂業で採蜜の移動の旅をしつつ暮らす。ピアノの大家のホフマンに見出され師事し、彼が亡くなる前の計らいで、現在、パリ国立高等音楽院特別聴講生となっている。野性的な演奏で、出場後「蜜蜂王子」と呼ばれるようになる。
栄伝亜夜(えいでん あや)
マサル・カルロス・レヴィ・アナトール
高島明石(たかしま あかし)
音楽関係者
以下の審査員3人とも、音楽界では、素行はやや良くない「不良」で通っており、毒舌で知られる。
嵯峨三枝子(さが みえこ)
他の登場人物
綿貫(わたぬき)
登場曲
※以下は演奏順
第1次予選
指定曲から3曲、20分以内。
ジェニファ・チャン
ショパン「ポロネーズ第6番 英雄 変イ長調」
高島明石
ベートーヴェン「ピアノ・ソナタ 第3番 ハ長調」
ショパン「バラード 第2番 ヘ長調」
マサル・カルロス・レヴィ・アナトール
モーツァルト「ピアノ・ソナタ 第13番 変ロ長調」K.333 第1楽章
リスト「メフィスト・ワルツ 第1番 村の居酒屋での踊り」
風間塵
モーツァルト「ピアノ・ソナタ 第12番 ヘ長調」K.332 第1楽章
バラキレフ「東洋風幻想曲イスラメイ」(第1稿)
栄伝亜夜
ベートーヴェン「ピアノ・ソナタ 第26番 告別 変ホ長調」第1楽章
リスト「メフィスト・ワルツ 第1番 村の居酒屋での踊り」
第2次予選
指定曲から3曲以上と、コンクール用作曲架空課題曲「春と修羅」(自作するカデンツァ部分もある)、40分以内。
高島明石
リスト「パガニーニによる大練習曲集 第6番 主題と変奏 イ短調」
シューマン「アラベスク ハ長調」
ストラヴィンスキー「ペトルーシュカからの3楽章」
マサル・カルロス・レヴィ・アナトール
ドビュッシー「12の練習曲 第5番 オクターヴのために」
ブラームス「パガニーニの主題による変奏曲」Op.35
風間塵
バルトーク「ミクロコスモス」Sz. 107 第6巻より「ブルガリアのリズムによる6つの舞曲」
リスト「2つの伝説」より第1曲「小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ」
ショパン「スケルツォ 第3番 嬰ハ短調」
栄伝亜夜
リスト「超絶技巧練習曲 第5番 鬼火 変ロ長調」
ラヴェル「ソナチネ 嬰ヘ短調」
メンデルスゾーン「厳格な変奏曲」Op.54
第3次予選
1次・2次予選で演奏した曲以外の任意の曲で自由に構成、60分以内。
アレクセイ・ザカーエフ
韓国人出場者
マサル・カルロス・レヴィ・アナトール
シベリウス「5つのロマンティックな小品」op.101
リスト「ピアノ・ソナタ ロ短調」
ショパン「ワルツ 第14番 ホ短調」
風間塵
メンデルスゾーン「無言歌集」第5巻 より「春の歌 イ長調」
ブラームス「8つのピアノ小品」より 第2番「奇想曲 ロ短調」
ドビュッシー「版画」より 「塔」、「グラナダの夕べ」、「雨の庭」
ラヴェル「鏡」より 「蛾」、「悲しい鳥たち」、「海原の小舟」、「道化師の朝の歌」、「鐘の谷」
ショパン「即興曲 第3番 変ト長調」
サン・サーンス、風間塵編曲「アフリカ幻想曲」Op89
栄伝亜夜
シューマン「ノヴェレッテ 第2番」
ブラームス「ピアノ・ソナタ 第3番 ヘ短調」
ドビュッシー「喜びの島 イ長調」
本選
指定のピアノ協奏曲からオーケストラと演奏。
キム・スジョン(韓国)
フレデリック・ドゥミ(フランス)
マサル・カルロス・レヴィ・アナトール
チョ・ハンサン(韓国)
風間塵
栄伝亜夜
書誌情報
- 蜜蜂と遠雷(2016年9月23日、幻冬舎、ISBN 978-4-344-03003-9)
- 蜜蜂と遠雷(上)(2019年4月10日、幻冬舎文庫、ISBN 978-4-344-42852-2)
- 蜜蜂と遠雷(下)(2019年4月10日、幻冬舎文庫、ISBN 978-4-344-42853-9)
関連商品
CD
- 蜜蜂と遠雷 音楽集(2枚組、全19曲、2017年5月26日、ナクソス・ジャパン、NYCC-27303-4) - 書き下ろしエッセイを収録
- 『蜜蜂と遠雷』ピアノ全集[完全盤](8枚組、全51曲129トラック、2017年6月28日、ソニー・クラシカル、SICC-2143) - 後日譚の書き下ろし短編小説を収録
リーディング・オーケストラコンサート
「蜜蜂と遠雷」リーディング・オーケストラコンサート~コトダマの音楽会~
直木賞・本屋大賞を受賞した恩田陸の小説『蜜蜂と遠雷』の朗読劇第一弾。千住明によるオリジナル楽曲や、作中のクラシック楽曲をピアノやオーケストラで表現。音楽コンクールを題材に、若きピアニストたちの才能や運命を描いた物語を、歌と朗読などさまざまな芸術で表現する。主演・風間塵役にはA.B.C-Zの橋本良亮、ヒロイン・栄伝亜夜役には家入レオ。
公演日程
- 2018年1月5、6日 / 東京都・Bunkamura オーチャードホール
- 2018年1月27、28日 / 大阪府・森ノ宮ピロティホール
スタッフ
- 原作:恩田陸『蜜蜂と遠雷』
- 音楽監督:千住明
- 構成台本:モトイキシゲキ
- 演出・振付:藤林美沙、元生茂樹
キャスト
- 風間塵:橋本良亮 (A.B.C-Z)
- 栄伝亜夜:家入レオ
- マサル・カルロス・レヴィ・アナトール:木村優一
- 高島明石:ビッケブランカ / 中川晃教
- ストーリーテラー:湖月わたる / 朴璐美
- 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団(東京公演) / 大阪交響楽団(大阪公演)
- 指揮者:澤村杏太朗
- ピアノ:川田健太郎 / 西本夏生
「ひかりを聴け」オーケストラコンサート ~コトダマの音楽会 partII~
直木賞・本屋大賞を受賞した名作『蜜蜂と遠雷』が創りだした数々の言葉の世界が、音楽のメロディーとコラボして生まれた新しい世界――若きソリスト(音楽家)たちが奏でる音、そして言葉をまるで旋律のように組み合わせたシンフォニーによる音楽会。第2弾として、三浦大知、中川晃教、木村優一、松下優也といった、日本でも美声として定評あるアーティストたちが出演、オーケストラコンサートとして開催された。テレ朝チャンネル1にて2018年8月4日で放送された。
公演日程
- 2018年5月17、18日 / オーチャードホール
スタッフ
- 原作:恩田陸『蜜蜂と遠雷』
- 音楽監督:千住明
- 主催・企画・製作:「ひかりを聴け」オーケストラコンサート製作実行委員会 / 公益財団法人 東京フィルハーモニー交響楽団
- 企画協力:幻冬舎
- 制作協力:オレガ
出演
- 中川晃教
- 三浦大知
- 木村優一
- 藤澤ノリマサ(5月17日ゲスト出演)
- 松下優也(5月18日ゲスト出演)
- 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
- 指揮者:千住明
- ピアノ:川田健太郎/葛岡みち
- ドラム:小田原豊
- ベース:渡辺等
「蜜蜂と遠雷」リーディング・オーケストラコンサート ~ひかりを聴け~
直木賞・本屋大賞を受賞した恩田陸原作『蜜蜂と遠雷』コンサートシリーズ第3弾。
本コンサートは、若きソリスト(音楽家)たちが奏でる歌と言葉、そして演奏をまるで旋律のように組み合わせた新しい形の音楽会。千住明が音楽監督・オーケストラ演奏の指揮を務め、三浦大知、家入レオ、松下優也、中村中、木村優一ら歌声に定評のある一流アーティストたちが、ピアニスト川田健太郎、西本夏生と東京フィルハーモニー交響楽団とによる豪華演奏とコラボし歌声を響かせる。
公演日程
- 2019年8月16 - 18日 / 東京都・Bunkamura オーチャードホール
スタッフ
- 原作:恩田陸『蜜蜂と遠雷』
- 音楽監督:千住明
- 演出:藤澤浩一
- 構成台本:モトイキ シゲキ
- 主催・企画・製作:「蜜蜂と遠雷」リーディング・オーケストラコンサート製作実行委員会 / 公益財団法人 東京フィルハーモニー交響楽団
- 企画協力:幻冬舎
出演
- 三浦大知
- 家入レオ
- 松下優也
- 中村中
- 木村優一
- 指揮・音楽監督:千住明
- ピアノ:川田健太郎、西本夏生
- 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
漫画
幻冬舎コミックスのWEBコミックサイト『comicブースト』にて、2019年2月8日から漫画版が連載された。作画は皇なつき。
- 蜜蜂と遠雷 (1)(2019年9月27日、幻冬舎コミックス、ISBN 978-4-344-84518-3)
- 蜜蜂と遠雷 (2)(2023年6月29日、幻冬舎コミックス、ISBN 978-4-344-85231-0)
映画
松岡茉優主演、石川慶監督・脚本・編集で映画化され、2019年10月4日に全国公開。
2018年10月下旬から12月中旬にかけ、関東近郊で撮影が行われた。
キャスト
- 栄伝亜夜:松岡茉優(幼少期:加藤莉奈)
- 高島明石:松坂桃李
- マサル・カルロス・レヴィ・アナトール:森崎ウィン
- 風間塵:鈴鹿央士
- 高島満智子:臼田あさ美
- 仁科雅美 : ブルゾンちえみ
- ジェニファ・チャン:福島リラ
- ピアノ調律師:眞島秀和
- クロークの女性:片桐はいり
- 菱沼忠明:光石研
- 田久保寛:平田満
- ナサニエル・シルヴァーバーグ:アンジェイ・ヒラ
- 嵯峨三枝子:斉藤由貴
- 小野寺昌幸:鹿賀丈史
- 栄伝亜夜の母親:キタキマユ
スタッフ
- 原作:恩田陸『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎文庫)
- 監督・脚本・編集:石川慶
- 脚本協力:坂口理子
- ストーリー協力:山本陽将
- 「春と修羅」作曲:藤倉大
- ピアノ演奏:河村尚子(栄伝亜夜)、福間洸太朗(高島明石)、金子三勇士(マサル・カルロス・レヴィ・アナトール)、藤田真央(風間塵)
- オーケストラ演奏:東京フィルハーモニー交響楽団(指揮:円光寺雅彦)
- 劇中音楽:篠田大介
- 製作:市川南
- エグゼクティブ・プロデューサー:山内章弘
- プロデューサー:佐藤善宏、石黒裕亮、加倉井誠人
- ラインプロデューサー:大西洋志
- プロダクション統括:佐藤毅
- 撮影監督:ピオトル・ニエミイスキ
- 美術:我妻弘之
- 照明:宗賢次郎
- 録音:久連石由文
- 編集:太田義則
- 装飾:篠田公史
- スタイリスト:高橋さやか
- ヘアメイク:酒井夢月
- スクリプター:藤島理恵
- VFXスーパーバイザー:廣田隼也
- 音響効果:柴崎憲治
- 助監督:川口浩史
- 製作担当:相良晶
- 音楽プロデューサー:杉田寿宏
- 宣伝プロデューサー:土肥直人、宮千香子
- 配給:東宝
- 製作プロダクション:東宝映画
- 製作:映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会(東宝、木下グループ、幻冬舎、ソニー・ミュージックエンタテインメント、博報堂、朝日新聞社、東急エージェンシー、ひかりTV、日本出版販売、時事通信社、ヤマハ、河合楽器製作所、ヒラタインターナショナル、フォスター、GYAO、中日新聞社)
受賞
- 第43回 山路ふみ子映画賞
- 作品賞
- 第44回 報知映画賞
- 作品賞
- 新人賞(鈴鹿央士)
- 第41回 ヨコハマ映画祭
- 日本映画ベストテン 第2位
- 監督賞(石川慶)
- 最優秀新人賞(鈴鹿央士)
- 第32回 日刊スポーツ映画大賞
- 主演女優賞(松岡茉優)
- 第43回 日本アカデミー賞
- 最優秀録音賞(久連石由文)
- 優秀作品賞
- 優秀主演女優賞(松岡茉優)
- 新人俳優賞(鈴鹿央士、森崎ウィン)
- 優秀音楽賞(藤倉大、篠田大介)
- 優秀撮影賞(ピオトル・ニエミイスキ)
- 優秀照明賞(宗賢次郎)
- 第44回 エランドール賞
- プロデューサー奨励賞(石黒裕亮)
- 第74回 毎日映画コンクール
- 日本映画大賞
- 監督賞(石川慶)
- スポニチグランプリ新人賞(鈴鹿央士)
- 第93回 キネマ旬報ベスト・テン
- 日本映画ベスト・テン 第5位
- 新人男優賞(鈴鹿央士)
- 第15回 おおさかシネマフェスティバル
- 日本映画作品賞ベストテン 第5位
- 第39回 藤本賞
- 奨励賞(佐藤善宏、石黒裕亮、加倉井誠人)
- 第14回 アジア・フィルム・アワード
- 最優秀音響賞(久連石由文)
- 作品賞
- 作品賞
- 新人賞(鈴鹿央士)
- 日本映画ベストテン 第2位
- 監督賞(石川慶)
- 最優秀新人賞(鈴鹿央士)
- 主演女優賞(松岡茉優)
- 最優秀録音賞(久連石由文)
- 優秀作品賞
- 優秀主演女優賞(松岡茉優)
- 新人俳優賞(鈴鹿央士、森崎ウィン)
- 優秀音楽賞(藤倉大、篠田大介)
- 優秀撮影賞(ピオトル・ニエミイスキ)
- 優秀照明賞(宗賢次郎)
- プロデューサー奨励賞(石黒裕亮)
- 日本映画大賞
- 監督賞(石川慶)
- スポニチグランプリ新人賞(鈴鹿央士)
- 日本映画ベスト・テン 第5位
- 新人男優賞(鈴鹿央士)
- 日本映画作品賞ベストテン 第5位
- 奨励賞(佐藤善宏、石黒裕亮、加倉井誠人)
- 最優秀音響賞(久連石由文)
関連作品
- 祝祭と予感(2019年10月4日、幻冬舎、ISBN 978-4-344-03490-7)
- 祝祭と予感(2022年4月10日、幻冬舎文庫、ISBN 978-4-344-43178-2)