血と骨
以下はWikipediaより引用
要約
『血と骨』(ちとほね)は、梁石日(ヤン・ソギル)の小説。また、それを原作とした映画および漫画。
原作小説
1930年代の大阪を舞台とし、作者の実父をモデルに、その体躯と凶暴性で極道からも畏れられた男・金俊平(きん しゅんぺい)の、蒲鉾製造業や高利貸しによる事業の成功やその裏での実の家族に対する暴力、そしてその後の愛人との交際による転落、遂には「故郷」である北朝鮮での孤独な死までを描いた小説。
第11回の山本周五郎賞を受賞し、その後第119回直木賞にもノミネートされた。
登場人物
金俊平
李英姫
春美
韓容仁
高信義
朴明美
美花
金成漢
花子
朴武
みさ子
山梨清子
鳥谷定子
金泰洙
金容洙
田辺
裴明斗
金栄鎮
朴顕南
金子勇(金勇)
元山吉男
八重
朴芳子
ヨンエ婆さん
国本
石原
坂本陽介
張賛明
呉漢淳
舞台となる蒲鉾工場
東邦産業
太平産業
朝日産業
- 梁石日『血と骨』 幻冬舎、1998年、ISBN 9784877282103
- 文庫版 (上) - 幻冬舎〈幻冬舎文庫〉、2001年、ISBN 9784344401051
- 文庫版 (下) - 幻冬舎〈幻冬舎文庫〉、2001年、ISBN 9784344401068
- 文庫版 (上) - 幻冬舎〈幻冬舎文庫〉、2001年、ISBN 9784344401051
- 文庫版 (下) - 幻冬舎〈幻冬舎文庫〉、2001年、ISBN 9784344401068
映画
2004年に公開された。ビートたけし主演で話題を呼ぶ。キネマ旬報ベストテン2位、脚本賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞(オダギリジョー)、毎日映画コンクール作品賞、日刊スポーツ映画大賞作品賞。
第78回アカデミー外国語映画賞の日本代表に選出され、出品されたが、本選のノミネート5作品に選出されなかった。
出演
- 金俊平 - ビートたけし(子供時代:伊藤淳史)
- 李英姫 - 鈴木京香
- 金正雄 - 新井浩文(子供時代:森田直幸)
- 金花子 - 田畑智子(子供時代:竹崎由佳)
- 朴武 - オダギリジョー
- 高信義 - 松重豊
- 趙永生 - 國村隼
- 金成貴 - 塩見三省
- 朴希範 - 寺島進
- 山梨清子 - 中村優子
- 鳥谷定子 - 濱田マリ
- 元山吉男 - 北村一輝
- 金春美 - 唯野未歩子
- 張賛明 - 柏原収史
- 金容洙 - 仁科貴
- 金泰洙 - 佐藤貢三
- 大谷早苗 - 中村麻美
- 鳥谷ゆき子 - 平岩紙
- 鄭烈 - 眞島秀和
- 朴鉄煥 - 朱源実
- 崔栄植 - 三浦誠己
- 玄昌休 - 斎藤歩
- 姜明美 - 洪仁順
- 朴英恵 - 向井理恵
- 大山 - 塩見三省
- 徳山 - 喜安浩平
- 木元 - 寺井健人
- 藤田 - 伊藤洋三郎
- 国本 - 飯島大介
- 酒屋の主人 - トミーズ雅
- 藤田の妻 - 岩崎幸子
- 警官 - 小林太樹
ほか
スタッフ
- 製作:石川富康、西村嘉郎、沼田宏樹
- 企画:泉英次、和田省一
- 製作総指揮:若杉正明
- プロデュース:榎望、中嶋竹彦
- アソシエイト・プロデューサー:原克子
- 監督:崔洋一
- 脚本:崔洋一、鄭義信
- 撮影:浜田毅
- 音楽:岩代太郎
- 制作担当:森井輝
- 製作委員会:ビーワイルド、アーティストフィルム、東芝エンタテインメント、衛星劇場、朝日放送、ザナドゥー
- 配給:松竹、ザナドゥー
備考
- 『血と骨』と、1993年に公開された同じく崔洋一の監督映画『月はどっちに出ている』の原作である『タクシー狂操曲』は、どちらも梁の自伝的小説である。崔によれば、映画『血と骨』の主人公である新井浩文演じる金正雄が成人した姿が、『月はどっちに出ている』の主人公・岸谷五朗が演じる神田忠男となる。
漫画
古沢優により漫画化されている。幻冬舎〈幻冬舎コミックス〉、2004年、全3巻。
関連カテゴリ
- 1998年の小説
- 日本の小説
- 在日韓国・朝鮮人を題材とした作品
- 大阪府を舞台とした小説
- 昭和戦前時代の日本を舞台とした小説
- 工場を舞台とした作品
- 山本周五郎賞
- 2004年の映画
- 日本の小説を原作とする映画
- 日本のドラマ映画
- 在日韓国・朝鮮人を題材とした映画作品
- 大阪府を舞台とした映画作品
- 大阪府で製作された映画作品
- つくばみらい市で製作された映画作品
- 群馬県で製作された映画作品
- 上田市で製作された映画作品
- 昭和戦前時代の日本を舞台とした映画作品
- ドメスティックバイオレンスを題材とした映画作品
- ビートたけし
- 崔洋一の監督映画
- 岩代太郎の作曲映画
- 松竹配給の映画
- ショウゲート製作の映画
- 朝日放送製作の映画
- R指定の映画
- 日本アカデミー賞最優秀賞受賞作