被取締役新入社員
以下はWikipediaより引用
要約
『被取締役新入社員』(とりしまられやくしんにゅうしゃいん)は、安藤祐介の小説である。講談社より2008年3月に刊行。
ドラマ原作大賞の第1回受賞作で、2008年にテレビ・ラジオドラマ化されている。
概要
講談社と東京放送(現・TBSホールディングス / TBSテレビ・TBSラジオ)が主催する「ドラマ原作大賞」を受賞し、2008年3月に初版刊行。同年3月31日にテレビドラマが、4月6日にラジオドラマが放送された。
初版刊行と同時に電子書籍も配信されている。
表紙に描かれているイラストは、テレビ・ラジオドラマのキャラクターである「ハケグチくん」。
あらすじ
鈴木信男は幼い頃からいじめを受け、何をやっても失敗ばかり、会社を13度解雇にされた。そんな信男が14度目の就職活動で、超一流の広告代理店「大曲エージェンシー」の入社試験を受験すると、なぜか採用される。
社長は入社した信男を「羽ヶ口信男」という名に改めさせ、表向きは“ダメ人間”のアシスタントディレクター、実は役員待遇の「被取締役」に抜擢。この「被取締役」とは、他の社員の軽蔑や罵詈雑言を一身に浴びて、社内のストレスの「はけ口」となり、他の社員のストレスのやり場を集中させて結束させるというもの。「ひとりいじめられっこ政策」は社長の思惑通り業績の急伸に繋がり、成功を収めたように思えた。ところが、ある夜の接待で持ち出した宴会芸がきっかけで、全てがうまくいってしまうようになり、“ダメ人間”としての信男が消え去ってゆく。
人間として本当の意味で必要とされることを知った信男が、踏み出した新たな一歩を描く物語。
テレビドラマ
2008年3月31日に、TBS系列(月曜日21:00 - 22:54)にて放映。視聴率12.0%。
キャスト
- 鈴木信男/羽ヶ口信男:森山未來
- 保坂良昭:陣内孝則
- 工藤沙紀:貫地谷しほり
- 三木利道:細川茂樹
- 柏原美奈子:山口紗弥加
- 中井修平:忍成修吾
- 姫子:岩佐真悠子
- 花山光一郎:板尾創路
- 岡村:金田明夫
- 西牧専務:きたろう
- 信男の母:高畑淳子(声の出演)
- 川崎又三郎:宇津井健
- 今泉:桐谷健太
- 内藤大助(写真出演)
- 野口健(写真出演)
- 加賀まりこ(写真出演)
- 西原純
- 入船加澄実
- 向井政生 ほか
ラジオドラマ
2008年4月6日に、TBSラジオ(日曜日20:00 - 21:00)にて放送。脚本は、元芸人・さわだみきお。
キャスト
- 鈴木信男/羽ヶ口信男:竹山隆範
- 川崎又三郎:橋爪功
- 朴璐美