西遊妖猿伝
題材:西遊記,
以下はWikipediaより引用
要約
『西遊妖猿伝』(さいゆうようえんでん)は、諸星大二郎著の漫画作品。また、それを原作としたラジオドラマ。
概要
双葉社の漫画雑誌『月刊スーパーアクション』(1983年6月号から1987年9月号)、『コミックアクションキャラクター』(1988年5月27日号から1989年4月28日号、1990年増刊4月30日号諸星大二郎大特集)、潮出版社の漫画雑誌『コミックトム』(1992年3月号から1997年8月号)に連載された後、11年の中断を挟んで講談社の漫画雑誌『モーニング』に、2008年47号から2012年31号までの不定期連載を経て、同社『月刊モーニングtwo』にて2013年9月号から連載されている。
講釈師による講談という体裁を採り、隋末から唐初の時代、「斉天大聖」の称号を持つ少年・孫悟空が仏教の原典を求める僧・玄奘や不良僧・八戒らと共に天竺取経の旅をするという『西遊記』をモチーフとした内容だが、あくまで史実とフィクションを織り交ぜた別の物語である。第1部大唐篇・第2部西域篇・第3部天竺篇の3部構成となる予定だが、西域篇を前に長期に渡って連載が中断、再開が待たれていた。
2000年、第4回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞。
ストーリー
隋末の大乱によって天涯孤独の身となった少年・孫悟空は、強大な妖怪「無支奇」より「斉天大聖」の称号を授かり、民衆の怨念のために権力者と戦うことを宿命づけられる。群雄劉黒闥の配下の若者・紅孩児や「斉天玄女」の称号を持つ美少女・竜児女との出会いによって、金角・銀角兄弟率いる山賊や唐の李世民らとの戦いに巻き込まれていく。唐の太子の暗殺を目論む紅孩児らとともに宮城にて破壊活動を強行しお尋ね者となる悟空だが、その間運命的な因縁により旅の僧玄奘と幾度か顔を合わせ、国禁を犯してまで天竺取経を目指す玄奘の信念に惹かれるようにその後を追うのだった。
登場人物
主要人物
孫悟空(そん ごくう)
本編の主人公。河南地方・福地村で暮らしていたが、妖怪「無支奇」より斉天大聖の称号とその象徴である金環と金箍棒を授かり、常に戦いの火種となる宿命を負わされた少年。太古の昔より天罡三十六星に対応する地煞七十二星の一人として数えられており、乱を起こして滅びる運命にあるとされているが、宿命を変えて真の自分自身へと還るため玄奘とともに天竺を目指す決意をする。
怒りによって体内に眠る大聖の力が激発し、数百人規模の盗賊団を単独で壊滅させるほどの超常的な戦闘力を発揮するが、虐げられて死んでいった民衆の怒りや怨念に呑まれると自意識までが封印されるため周囲にいるものを無差別に殺し続けるようになってしまう。玄奘が経を唱えるとその状態が中和されることに気づいてからは、正気を保ちながら大聖の力を引き出す要領をつかんで利用する様になる。
無支奇によって称号を授けられた時には10歳になるかどうかという年齢。西域篇でもようやく10代半ばといった年齢なので「小僧」「小童」と、よく呼ばれる。唐朝廷の関係者には李世民が戯れに付けた厩の番人の役職名である弼馬温(ひつばおん)の名で呼ばれる。
冷静沈着に見えてその実きわめて気が短く、些細な揉め事でも金箍棒を振り回すことによって解決しようとしてかえって事態を悪化させてしまうことが多々あるが、玄奘には非常に頼りにされている。端整な顔立ちで少女から大人まで幅広い年代の女性から好意を寄せられることが多い。後述の易者・袁守誠の立てた卦によると陽の気が強い性質で常に動くことを宿命づけられている。
金環、金箍棒
悟空が斉天大聖の称号を授かった際に与えられた帽子に付いていた金環と五行山で手に入れた金色の箍が嵌った1mほどの金属製の棒。
金環は被った途端に悟空の頭を締め付け、その痛みによって記憶を失った悟空は半年ほどの間、山中で野人のように暮らしていた。怨霊の声や大聖からの呼びかけを受けた際には反応するほか、根を張ったようになっており、無理やり外そうとしたり法力持ちの僧侶が唱える経を聞くと頭痛を引き起こす。
金箍棒は五行山に満ちる氣が凝り集まってできた神珍鉄製の棒。悟空の内に眠る大聖の力を存分に振るえるだけの強度を持つ業物だが、他者には重い棒にすぎない。強度は建物が崩落した際にも支えとして立てておけば隙間を確保できるほど。双葉社版ではもともと竜児女の得物であり彼女の死後悟空が受け継いで使用した。
金環、金箍棒
悟空が斉天大聖の称号を授かった際に与えられた帽子に付いていた金環と五行山で手に入れた金色の箍が嵌った1mほどの金属製の棒。
金環は被った途端に悟空の頭を締め付け、その痛みによって記憶を失った悟空は半年ほどの間、山中で野人のように暮らしていた。怨霊の声や大聖からの呼びかけを受けた際には反応するほか、根を張ったようになっており、無理やり外そうとしたり法力持ちの僧侶が唱える経を聞くと頭痛を引き起こす。
金箍棒は五行山に満ちる氣が凝り集まってできた神珍鉄製の棒。悟空の内に眠る大聖の力を存分に振るえるだけの強度を持つ業物だが、他者には重い棒にすぎない。強度は建物が崩落した際にも支えとして立てておけば隙間を確保できるほど。双葉社版ではもともと竜児女の得物であり彼女の死後悟空が受け継いで使用した。
玄奘(げんじょう)
元は長安で学ぶ見識豊かな僧だったが、経典の不足により百家争鳴する仏教界の腐敗を糺し、世界の真実を知るために原典である十七地論を求め国禁に背いて天竺取経の旅を断行する。出立の許可を得られず悩んでいた時に偶然耳にした皇帝暗殺計画を董彦思に密告したことから、紅孩児の恨みを買い命を狙われる。恵岸行者のように法力に優れる訳ではないが、彼の読む経は大聖(闇)に囚われた悟空を光に引き戻す効果がある。精悍な顔立ちの二枚目であり、悟空同様本人にその気はないのに女性に迫られることがままある。
一見すると真面目一辺倒の堅物の高僧だが、目的を果たすためならなら多少の無茶は目をつぶり融通の利く一面も持ち、八戒を誤って殴り倒してそれを追及されそうになった時には当時敵であった沙悟浄にその罪をなすりつけて難を逃れている。困難が続くと気が滅入り時に弱気になることもこともあるが、それを撥ね退けるだけの強靭な精神力と信念を備えており、析易居士の蜥蜴蠱に憑かれた際には悟空の助力を待たずに自力で討ち破っている。
八戒(はっかい)
本名・猪悟能。好色で食い意地の張った破戒僧。長安の仏寺に入門したその日のうちに殺生・盗み・姦淫・妄語・その他の8つの戒めをすべて破ったことから八戒と呼ばれる。長安から逃げ出して秦州の属仏寺という寺に潜り込んでいたが、近隣の村・高老荘で村長の娘とマッチポンプによる憑き物騒ぎを起こして荒稼ぎしていた。だが、玄奘と共に村を訪れた兄弟子に事実が発覚。醜聞を恐れて秘密裏に追い出される。その後、珍妙な巡り合わせが重なり、はからずも悟空や玄奘と同道する。
およそ計画性と言う物がなく、その場その場で食欲・性欲・金銭欲の赴くままに行動して騒ぎを起こして逃亡するという、悟空とは別の意味の真性のトラブルメーカー。黄花村で偶然手に入れた紫金鈴を持ち逃げした途上でもいちいち騒ぎを起こしており、悟空に容易に追跡された。人間の欲望を増長させる類の魔物にとり憑かれた際など、普段と大して行動が変化しないので気付かれず、悟空の対応が後手に回った。時々、彼のその行動が良い方向に実を結ぶこともあるが、なぜ玄奘に追従するのか疑問に思われることもある。
沙悟浄(さ ごじょう)
本名を忘れていた胡人で玄奘の供になる最後の一人。幼いころから盗賊の父親と流沙河に隣接する廃墟に暮らし、父が消えた後は遭難した旅人の財物を奪って暮らしてきた。河西回廊篇終盤で「瓜州の石槃陀(せきはんだ)」と名乗り、玄奘に受戒してもらい道案内を買って出るが莫賀延蹟手前で怖気づいたかのように装い、玄奘と別れて引き返したふりをして流沙河に先回りし、仮面を被って玄奘一行を襲う。悟空の大暴れがきっかけで流沙河の遺跡は崩壊し、母の亡骸と対面することになり、呪縛から解かれ己の名を思い出す。だが、これは幼名であったため玄奘から「沙悟浄」の名をもらって同行することになる。
玄奘の弟子の中では最年長であるが、兄弟子となる悟空らを兄貴と呼ぶなど元盗賊らしからぬ生真面目な性格。盗賊時代には前述の石槃陀以外にも複数の名(高昌国では「バルザート」)を使い分けていたが、当時の置き土産的なトラブルに一行を巻き込むことがある。
紅孩児(こうがいじ)
隋末の群雄・劉黒闥の部下だが、幼少時に黒闥に命を救われたことから彼を父と慕っている。愛用武器は月牙鏟。役人に捕らわれて長安に連行されるところを助けられたことから悟空を仲間に誘う。享楽的に殺人を楽しむ癖があり、それを諫める悟空と反発しあい争うこともある。悟空と共に相州までたどり着くが、自軍の敗北を知ると本拠地である館陶へ向かい再び唐軍に敗れて落ちのびる。黒闥を救出せんと捕らえられた先に向かうが、捕らえた李世民の独断で処刑されたことで仇である李世民の命を執拗に狙う。
世民の暗殺に失敗すると、計画を密告した玄奘を逆恨みしてつけ狙い、悟空とも完全に袂を分かつことになる。以後、西域まで執拗に追いかけ対決を繰り返すが、その過程で目の当たりにした斉天大聖の力を求めて悟空と共闘することを、もしくはそれができないならその力で滅ぼされることに固執するようになり悟空との対決の末、打ち殺された。
盗賊関係に顔が広く、竜児女や羅刹女、突厥のイリクなどとは昔馴染みである。
竜児女(りゅうじじょ)
斉天玄女の称号と金環および銀箍棒を持つ男装の美少女。紅孩児と共に相州を訪れた悟空を五行山は白雲洞に連れて行き斉天大聖や金箍棒に関する情報を教える。幼少時より修行を積んでおり、超人的な強さを誇るが、その力は限定的なものであり定期的に白雲洞の霊気を浴びることが前提とされ、生理中は極端に減衰、さらに性交を経験すると消失してしまう。悟空と共に金角の山塞を制圧し唐へのレジスタンスを続けるが、悟空と同じく地煞七十二星の一人とされており唐の軍隊から白雲洞を守って落命する。
その最後の描写は掲載誌によってことなっており、双葉社版では銀角の暴行が未遂ではなく、さらに死後、首を刎ねられて悟空の前にさらされる憂き目に遭っている。
無支奇(むしき)
花果山水簾洞に住む斉天大聖を名乗る妖怪。おおむね一つ目で猿に似た姿をしており、戦乱の世に現れ、民衆の怨念や血から生じる気を欲して人同士を争わせる邪神。戦乱の火種とするため悟空を選び称号を授ける。
物語序盤で悟空を利用して復活を遂げるが、二郎真君の鎖で再封印されてしまう。その後もしぶとく復活をはかろうとするが、唐による統一がなった中国では民衆が平和を求めるようになるため、自分の力を振るう余地がなくなると判断し、悟空が天竺に行くのをむしろ推奨するようになる。
その後も実体こそないもののたびたび登場し、自身には多くの「変化(ペルソナ)」があり、妖怪としての無支奇もその一面的な物に過ぎず「まったく異なる姿」も存在すると言う。後述の易者・袁守誠の立てた卦によると伏竜となって地に隠れているが、動けば陰陽戦いて血を流すという。悟空自身の卦と合わせてトラブルを引き起こし呼び寄せる形となっているが、元々陰陽とは対立する存在であり、どちらが勝つにしろ負けるにしろ「バランスが取れた状態になる」とも言える。
通臂公(つうひこう)
無支奇の配下の妖人。一見して眼が大きい、乞食のような姿の老人で自称200歳以上だが、その動作は俊敏で、鋭い爪と牙で敵を攻撃する。「通臂」とは両腕が一本につながっていることを意味し、片腕を引っ込めるともう片方の腕が伸びる(テナガザルの手の動きを見て、そうなっていると考えられたことによる)。無支奇より悟空の周囲の仏家の者を排除するよう命令を受けている。目玉をぎょろぎょろさせたその顔貌は、メガネザルがモデルである。
恐ろしい怪物ではあるが、長く生きている分いろいろな知識を持っており、うんちくを披露することもあった。ギャグ描写のあるコミックリリーフ役でもある。大唐編の後半ではそういった描写はなりを潜め、恵岸を悟空につきまとう抹殺対象の僧職の人間と考え、執拗にその命を狙う。
恵岸行者(えがんぎょうじゃ)
第一部大唐篇 前半
李冰(り ひょう)
野人たち
董彦思(とう げんし)
虎媽、鹿姐(ふーまー、るーちぇ)
金角(きんかく)
迦菩提(かぼだい)
袁守誠(えん しゅせい)
李世民(り せいみん)
李元吉(り げんきつ)
李建成(り けんせい)
李淵(り えん)
李勣(り せき)
魏徴(ぎ ちょう)
黄袍(こうほう)
如意真仙(にょいしんせん)
六健将(ろっけんしょう)
劉黒達の配下にあった六人の武将。本来は雲裏霧、急如火、快如風、興烘掀、霧裏雲、掀烘興(うんりむ、きゅうじょか、かいじょふう、こうこうきん、むりうん、きんこうこう)の6人であったが、霧裏雲と掀烘興の2人は劇中ではすでに死亡しており登場せず、彼ら以外の4人に悟空と紅孩児を加えた6人を新六健将としている。落胎観に潜伏し宮城地下の抜け道から城内に侵入して皇帝を暗殺しようとしたが、玄武門の変に巻き込まれる。如意真仙からはゴロツキ呼ばわりされガラが悪いのも事実だったが、まだ若い悟空や紅孩児が無駄死にしないよう逃がそうとする仲間思いな一面や悟空自身は嫌っていた小猿に化けた六耳獼猴の世話をする動物好きなところもあった。
六耳獼猴(ろくじびこう)
地湧夫人(ちようふじん)
哪吒太子(なたたいし)
陰道女(いんどうじょ)
蝗婆婆(こうばば)
百眼道人(ひゃくがんどうじん)
旅芸人一座
黄風大王(こうふうだいおう)
第一部大唐篇 後半(旧称・河西回廊篇)
与世同君(よせいどうくん)
石方相(せき ほうそう)
イリク
阮暴虎(げん ぼうこ)
一升金(いっしょうきん)
白骨夫人が死後産み落とした巫蠱使いの少女。母の遺した強力な2匹の蛇蠱・大青と小青を従え、さらに巫蠱中の絶品と言われる金蚕蠱を隠し持つ。大青は邪眼で敵の動きを封じるほか、周囲の蛇を集めて巨大な群体になる能力を持ち、小青は死体に入り込み操る能力を持つ。
甘州近郊の陳家の養子になっていたが、他者に暗示をかけて弄び悟空たち一行が現れたのをきっかけに独り立ちと称して養家と実母から持てるだけの財産持ち出す。当初は悟空を婿にすると追いかけていたが、莫大な財産をもたらすはずだった金蚕蠱も始末され一方的に決別した。蛇蠱の大青を傷つけられたことで悟空を狙うが、火に蒔かれた大青と共に河に落ちる。河岸で行き倒れているところを羅刹女に発見され、偶々捕えていた小青を憑けられた。
西域篇6巻収録の短編「逆旅奇談・前後篇」では大人となり、悪女として名を馳せている姿が描かれている。
羅刹女(らせつにょ)
析易居士(せきえきこじ)
第二部西域篇
羊力大仙(ようりきたいせん)
アマルカ
石千齢
カマルトゥブ
サソリ女
ヴァンダカ
石万年
ウジャムカ
トルークシュ
イリーシュカ
火焔山の章
牛魔王(ぎゅうまおう)
第三部天竺篇
書籍
単行本
- 「西遊妖猿伝」 全9巻 双葉社 アクションコミックス
大唐篇前半(狭義の大唐篇)のみの収録。
- 「西遊妖猿伝」 全16巻 潮出版社 希望コミックス
広義の大唐篇を収録。双葉社版において無残な最期を遂げたキャラクターに対する救済措置等の大幅な加筆修正が施されている。
- 「西遊妖猿伝 大唐篇」 全10巻 講談社 KCDX
広義の大唐篇を収録。
- 「西遊妖猿伝 西域篇」 全6巻 講談社 モーニングKC
- 「西遊妖猿伝 西域篇 火焔山の章」 既刊4巻 講談社 モーニングKC
2020年7月より刊行。
関連本
- 「諸星大二郎 西遊妖猿伝の世界」(絶版)双葉社 ISBN 978-4-575-46011-7
竹熊健太郎、川崎ぶらの編集による研究本。ポスター、名場面集、相関図、用語辞典などの他、手塚治虫・星野之宣との鼎談や読切漫画、全作品リストまで、西遊妖猿伝のみならず著者に関する豊富な資料が収録されているが、現在は絶版となっている。
- 「世界伝奇行 ―中国・西遊妖猿伝編―」(河出書房新社、 佐藤健寿写真)
音声メディア
ラジオドラマ
- 「西遊妖猿伝」 全4回 (NHK-FM『アドベンチャー・ロード』 1989年10月30日 - 11月2日 22:00~22:30)
- 「続・西遊妖猿伝」 全5回 (NHK-FM「アドベンチャー・ロード」1990年3月26日 - 3月30日 22:30~23:00)
キャスト
- 孫悟空(声:錦織一清)
- 玄奘(声:塩沢兼人、おやま克博)
- 猪八戒(声:河合裕樹)
- 無支奇(声:石田太郎)
- 紅孩児(声:中村繁之)
- 通臂公(声:三谷昇)
- 竜児女(声:河合美智子)
- 李世民(声:福原一臣)
- 李冰(声:有川博)
- 迦菩提(声:中村方隆)
- 金角(声:樋口隆則)
- 銀角(声:早坂直家)
- 李元吉(声:西田健)
- 巽二郎(声:向井亜紀)
- 蝗婆婆(声:今井和子)
- ミーニャン(声:増田未亜)
- ルーニャン(声:山崎美貴)
- アンニャン(声:広瀬恵理子)
- チャーニャン(声:野口早苗)
- 九頭駙馬(声:花房徹)
- 百眼道人(声:平野稔)
- 翠蘭(声:元井須美子)
- 董彦思(声:宋英徳)
- 高達(声:内山森彦)
- 李建成(声:福田信昭)
- 李淵(声:三川雄三)
- 上の姉(声:中村啓子)
- 下の姉(声:にしだえり)
- 僧侶(声:おやま克博)
- 召使い(声:とみかわすみお)
- 村の長老(声:有馬昌彦)
- 兵士(声:やまぐちあきら、きむらつとむ)
- 講釈師(声:山田康雄)
スタッフ
- 脚本:佐々木守
- 音楽:高橋洋一
- 演出:伊藤豊英
- 音響効果:加藤宏
- 技術:小倉善二
カセットブック
- 「西遊妖猿伝」 全2巻 新潮カセットブック(廃盤) 新潮社
ラジオドラマ「西遊妖猿伝」(1989年10月30日 - 11月2日放送分)を収録したもの。
オリジナルアルバム「西遊妖猿伝」
レコード・カセットテープ・CD(廃盤)。1986年3月5日に東芝EMIよりリリースされた。
伊豆一彦によるサウンドトラック。初回特典として書き下ろしのポスターが付いた。
- 曲目