西遊記ヒーローGo空伝!
漫画:西遊記ヒーローGo空伝!
作者:小西紀行,
出版社:小学館,
掲載誌:月刊コロコロコミック,別冊コロコロコミック,
レーベル:てんとう虫コミックス,
発表期間:2006年1月号 - 2008年5月号2006年10月号 - 2008年6月号,
巻数:全4巻,
漫画:ゴゴゴ西遊記 新悟空伝
作者:小西紀行,
出版社:小学館,
掲載誌:月刊コロコロコミック別冊コロコロコミック,
レーベル:てんとう虫コミックス,
発表期間:2008年6月号 - 2012年4月号2008年8月号 - 2012年2月号,
巻数:全9巻,
話数:全66話,
漫画:ゴゴゴ西遊記外伝 ゴゴゴサンゴーキ
作者:小西紀行,
出版社:小学館,
掲載誌:コロコロイチバン!,
以下はWikipediaより引用
要約
『西遊記ヒーロー Go空伝!』(さいゆうきヒーローごくうでん)は、小西紀行作のギャグ漫画。本項では続編である『ゴゴゴ西遊記 新悟空伝』(ゴゴゴさいゆうき しんごくうでん)と、スピンオフ作品である『ゴゴゴサンゴーキ 西遊記外伝』についても併せて記述する。
概要
三蔵一行が天竺へ向かう道中にて様々な妖怪が妨害するというのが大まかなストーリー。元々フジテレビ系で放送された『西遊記』をモチーフにした漫画だったが、ドラマ終了後も連載が続けられた。内容はブラックジョーク(暴力シーンやグロテスクな表現によるギャグ)が非常に多いものの、一部の話で繰り広げられるバトルシーンや感動シーンもある。また、作中で悟空たちが「天竺に到着して今度こそこの漫画を終わらせる」と意気込んだり、読者からの苦情ハガキを悟空が「(ハガキを出すほど)退屈なんだな」と愚痴を零したりと本作の連載を恰も自虐ネタのように皮肉るシーンも存在する。ただし設定などはほぼ本作オリジナルのもので、猪八戒が小柄な体格で気弱であるキャラクター設定や、初期に悟空が乗った筋斗雲が羽根のような形をしていたなど細部にしかドラマとの共通点がない。
『月刊コロコロコミック』では2006年1月号から2008年5月号、『別冊コロコロコミック』では2006年10月号から2008年6月号まで連載された。単行本は全4巻。
2008年6月号から2012年4月号までフジテレビ版西遊記に日本テレビ版西遊記をミックスした『ゴゴゴ西遊記 新悟空伝』が連載された。単行本は全9巻。2009年6月末にカードゲーム「妖怪大乱闘カードゲーム」が発売された。
登場人物
三蔵一行〈メインキャラクター〉
孫悟空
本作の主人公で、お調子者でやや短気なサルの妖怪。武器は主に如意棒。金斗雲も操るが、この金斗雲は4つある(詳細後述)。頭には金の輪っか「緊箍児(きんこじ)」を嵌められている(詳細後述)。
敵との戦闘では不意打ちを好み、正々堂々と戦うのは嫌い。本人は恥ずかしいとは一切思っておらず、寧ろスッキリするらしい。如意棒だけでなく、妖術を用いて敵を欺きながら倒すのもほとんど。敵の攻撃を妖術で逃れて反撃したり妖怪の特徴や能力を利用して撃破するなど、まともな戦法も使う。とどめの刺し方は袋叩きにタコ殴りと暴力的。そしてかなり狡猾であり、悟浄や八戒を敵の攻撃から防ぐ盾の役目などに利用することも多いが、れっきとした正義感も備えている。また、敵が放ったミサイルを手掴みしたり光線を如意棒で弾き返すなど、超人的な能力を持つ。
昔は天界の神々相手に「汚い妖術、卑怯な戦法、悪魔のような兵器」を使って大暴れしていたという。その功績からか、悟空を倒して天下一を企てる敵も少なくない。
旅の仲間である悟浄とは頗る不仲で、敵の攻撃から三蔵と八戒を守るも彼だけはあえて助けなかったりノリで無意味に攻撃したりなど、本人も「アイツ嫌いなんで」「俺の憂さ晴らし程度にしか使えない」と認めている。だが利害が一致すれば協力することもある。
西遊記ヒーロー Go空伝!
ゴゴゴ西遊記 新悟空伝
沙悟浄
悟空・八戒と同じく自称三蔵の一番弟子で、カッパの妖怪。基本的にクールかつ冷静沈着でツッコミを担うも、自信がないと言いながらノリノリでボケに回ることもある。体術に長けており、敵との戦闘では殴る蹴るといった肉弾戦を得意とする。美形。
悟空には一方的に目の敵とされている。彼とは日常的な喧嘩を行うほど仲が悪く、その喧嘩でボロ負けするのもしばしばだが後で悟空に仕返しするのはお約束。連載中期からは悟空にやられたり敵から酷い目に遭わされることが多くなり、八戒以上のやられ役となっている。
どちらかと言えば常識人の立場で、旅の道中でもよく書物を読んでいる。また、その本にGo空伝!及びゴゴゴ関連の宣伝が書かれてあったりする。
髪型は連載初期はおかっぱだったが、2007年5月号からさらさらヘアーに変わった。サラサラヘアーに変えた理由として作者曰く「間違って描いたら、描きやすかったので…」とのこと。
西遊記ヒーロー Go空伝!
三蔵法師(コウリュウ)
後述の理由で実質本作のメインヒロイン格、弟子の悟空たちのまとめ役を務める法師。多少天然気味で普段は冷静だが、妖怪を見ると気絶する癖(体質とも)がある(理由後述)。しかし自分目当てでない妖怪や、自分に害を及ぼさない妖怪は平気らしい(悟空たちを見ても平気なのはそのため)。
西遊記ヒーロー Go空伝!
ゴゴゴ西遊記 新悟空伝
帽子に角が付いた。気絶癖は健在。悟空に対するお仕置きは金箍児による締め付けの他、帽子の角による「ドリルアタック」や鉄拳制裁の「高僧ナックル」「背骨クラッシュ」「宙返膝蹴<ムーンサルトニースタンプ>」など多彩で、プロレス技による暴力的制裁が多くなった。後述のベイゴマ、ヨーヨーといったパクリネタを流出させた悟空たちを制裁する際には、イナズマイレブンのような技を出した。ダジャレにハマっていた時期もあり、低レベルなダジャレもウケる上に自分のダジャレにもウケる。強運の持ち主であり、死なない自信があるらしい。祭りが好きな一面を持つ。所持している錫杖の先端は槍の様に尖っている。
敵を疑うことを知らず、敵と味方の見分けがつけられない。罠にまんまと引っ掛かる、あからさまに胡散臭い天竺への近道が書かれた看板を怪しまず進むなどの描写もあり、高僧にしてはやや未熟なところがある。
終盤では男ではなく女であることが判明。実は元々本当の三蔵法師の妹であるコウリュウだったが、森でコンロン一味から襲われた際に兄が身代わりの末に犠牲となり、それを機に死んだのは兄ではなく自分だと周囲には誤認させた上で、兄の後を継ぎ自らが「三蔵法師」となった。
妖怪
三蔵一行が旅の途中で出会った妖怪たち。その大多数が食べると不死になれると噂される三蔵を狙っている(作中では黒皇が天竺へ旅立った僧を食べ、不死となったことから高僧を食べると不死になる噂が明らかになった)が、四つ手弁慶や美ーちゃんに炎魔など人的無害の妖怪もいる。大抵は出会ったその時に悟空などにやられてしまう。仲間割れして三蔵の肉を奪い合ったり、仲良く半分で食べようとする妖怪がいるなど弱肉強食の世界である。また、金蟹や黒皇など悟空を抹殺して功績を我が物にしようと企む妖怪もいる。
妖怪の名称は『西遊記ヒーローGo空伝!』では名称のない妖怪も多々いたが、『ゴゴゴ西遊記 新悟空伝』からは名称も表示されるようになった。
紹介順序は月刊、別冊コロコロ掲載に準じている。
西遊記ヒーローGo空伝!
牛魔王
ヒョウタン魔王
四つ手弁慶
ウママ魔王
モグモグ魔王
サボテン魔人
ぱ
つまよう人
イケメン鏡
雪だる魔人
イノシシ大王
ワケワ=カメ3世
ミズミズ魔人
ゴガギュドッ
象魔将
ド・バット
骨魔鬼
キノコン
金蟹 / 銀蟹
なんだっけな
ミン・ゴル
豆イド
サマヨイ幽霊
ペタピョン
兎の妖怪。キノコン同様に二重人格で表は可愛らしい顔だが、恐ろしい裏の顔を持ち、粘りのある餅が手にくっついてしまったり、餅の付いた手を悟空の足で拭いたり、投げた餅がまた手にくっついてしまったりとボケることがあり、悟空たちから「めんどくせぇ妖怪だなぁ」と呟かれた。面倒なため友達がいない故にウサギは寂しいと死亡してしまうという迷信を信じており、三蔵法師の肉を食べて友達がいなくても死亡せずにすむ体になろうとしている。手にしている杵は餅を突く部分に人が触れると触れた部分をネバネバの餅にしてしまう。また、餅化してしまったら一度手で揉んで形を整え、火で軽く炙れば元に戻る(ただし、炙りすぎると食べ頃になってしまう)。悟空に餅化した部分を元に戻す方法を教えるように殴られて説得され、悟浄たちを元に戻すことを断ったが叩きのめされた挙句、最期は用済みになって悟空に如意棒で突かれてしまった。
ヒトノミおろち
ネムリギー
絶望
ポンポコリン
狸の妖怪。睡眠薬の染み込んだ料理を三蔵一行に食べさせ、その隙に三蔵を食べるという魂胆であるが、大声で唄って踊っていたため、一行にばれてしまった。また、気弱で唯一の特技が「変化の術」であることを自分でばらしてしまうなど、非常に天然ボケな一面がある。お腹を膨らませて打撃攻撃を跳ね返す他、頭の葉っぱをかざすことで変化することができる。また、お腹を膨らませ叩くことで衝撃波「ポコリン波」を発生させることができる。悟空と戦うも衝撃波を悟空に返されて吹っ飛んでしまう。
ゴチャマゼン
『コロコロコミック』誌上で催された第3回妖怪コンテストで優秀作品として選ばれた福笑いをモデルにした妖怪。ブサイクな顔だが、本人はイケメンだと思っている一方、悟空たちをブサイクと嘲笑している。顔がぐちゃぐちゃになっても自在に動かして元に戻すことができる他、触角から目・鼻・口の位置が絶妙のバランスに変わり、自分と同じようにイケメンにする「ゴチャマゼビーム」を放つことができる。そのため、当たった場合は目の配置がおかしいと距離感がつかめず、攻撃がうまく定まらないため、強い衝撃を与えてパーツを落とし、福笑いの要領で元あった場所に組み立てれば元に戻すことが可能である。悟空達を追い詰めるが距離感がつかめなくなり、ヤケになった3号機の破壊ビームに巻き込まれて絶命した。
ワワワ
『コロコロコミック』誌上で催された第3回妖怪コンテストで優秀作品として選ばれた腰に紙を提げ、手に釘を持っている藁人形の妖怪。紙に相手の名前を書き、胸に釘を刺して相手を呪ったり、願いを叶えたりできるが本人は釘を体に刺すことは「結構苦しい」らしい。また、釘以外のもので胸に刺しても願いは叶わないが、本人が死亡しても亡骸に釘を刺せば願いを叶えられる。三蔵法師が来るように胸にその願いを刺し、三蔵一行を自分のところへ招くことに成功、藁人形についての説明がてらに八戒の「髪を長くし、足・背・鼻を高くしてほしい」という願いや悟空の「悟浄を呪い苦しませる」という願いを叶えてみせた。その後、羽交い締めにした悟空の胸に釘を刺して止めを刺そうとしたが悟空に妖術で交わされ、自分の名前が書かれた紙に自ら釘を刺してしまった挙句、悟空を刺す際に悟空に「死んでください」と言ったことが仇となり、自分自身が願ったことが叶って死亡した。
ピヨヨ
ミイラ男
魔鬼物
ゴゴゴ西遊記 新悟空伝
パ・ンダベ
武力王<ブリキング>
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ブリキの妖怪で、自称「非暴力妖怪」。自分のことに自覚がないらしく、自分の行動や言動に自覚を持たない表現に悟空を苛つかせた。体は分離可能な上、内部には火薬が内蔵されている。三蔵一行と出会った際には自分がただの妖怪なのかただのブリキなのかで200年も悩んでいたが、「ブリキの妖怪だろ」と即答されて、悩みはあっさり解決した。三蔵の肉を食べようと戦闘態勢に移行し、ロケットパンチやミサイルで悟空を倒そうとしたが悉く避けられるが足で悟空を羽交い絞めし、首だけを分離して自爆させようとしたが、悟空のスポポの術で脱出され、悟空に頭を宇宙まで飛ばされてしまう。その後、胴体は首を飛ばした仕返しと言わんばかりに自分たちを盾にした悟浄と八戒と共に悟空を叩きのめして悟空に殴られるが火薬が内蔵されていることを忘れていたため、体共々爆発した。
デンデン
ホー・ホホホイ
ビロギオ木材
キョンピー
生きる死体。キョンシーなだけあって、死んだ時に額に札を貼られ、成仏できずに体が膠着状態のまま動き出した。そのため、素手で殴っても脹れてしまうほど硬くなっているが関節も硬くなっている他、額の札をはがすと体が崩れて成仏するが、予備の札も貼られている(これは彼が死亡した際に両親が貼ったらしい)。また、相手に噛み付くと噛んだ相手と同じ姿になり、関節が軟らかくなるが逆に打たれ強さがなくなる。三蔵を食べようとしたが体が硬いため、食べることが出来ず、そこで悟空の拳に噛み付き、悟空と同じ姿になるが前述の通り打たれ強さがなくなり、悟空に形勢逆転される。しかし、悟空はあまりの暑さで体が発火して戦意を喪失してしまい、その隙に三蔵を食べようとしたが悟空の体質もコピーしてしまい、発火してその炎が札に燃え移ってそのまま灰となった。
ねっちー♀
「むむ〜」と「 - っち」が口癖のおっとりした妖怪で、第4回妖怪コンテスト優秀賞の一人。非常に面倒臭がりな性格で、首長竜のような長い首、鳥のような翼、猫のような耳、極端に短い脚、気の抜けた顔が特徴である。必殺技パート1「アクビーム」:欠伸のような波長を出し、これを浴びるとだれでもコイツと一緒の性格と姿になってしまう。必殺技パート2「首マフラー」:長い首を使って相手を絞めつける。必殺技パート3「首ハンマー」:大きな頭をハンマーのように相手に向かって打ち付けるが、自分の顔がボコボコになった。キントウン4号が嘔吐したことで回復、本領を発揮した4号機に圧倒され、アクビームで自分と同じ性格にしたが、放り投げた三蔵をぶつけられて倒された。
しけちゃんマン / しけちゃんマンロボ
マガレイ
ベロー一族
ブーメランラン
テン・スィー
ドカンちゃん
火山の妖怪。容姿は人間の女性であるが、頭頂部に火山があり、噴火(作中の表記では爆発)する。頭の火山を噴火させて悟空たちを圧倒し、再び噴火しようとしたところをキントウン3号機に指を突っ込まれて投げ飛ばされそうになるが、3号機が突っ込んだ指が抜けなくなったことで噴火が詰まって火山が暴発してしまい、それにより火山そのものを失ってしまう(それでも感情が高ぶると爆発する習性は健在である)。その後、お嫁にいけなくなったと駄々をこねたところを悟空から結婚できる確率が上がったと諭された為に自分よりも強いという理由でキントウン3号機に求愛し、色々とあった末に結婚したが、最近は3号機の出番が少なく家計が苦しいため、8巻収録『オマケのドカンちゃん』では次巻(9巻)の宣伝係に就任した。また、3号機と食事の約束をしていた際にその3号機が約束をすっぽかしてまで悟空のところに駆けつけたところ内心では3号機が叱られるのを恐れたことから3号機を尻に敷いている様子も見られた。終盤ではコンロン一味と対峙する悟空たちの救援として3号機と共に駆け付け、コンロン一味の幹部と戦う。
白(はっく)ちょん
白鳥の妖怪で、第5回妖怪コンテスト優勝賞の一人。普通の白鳥に比べて体が大きく、風邪気味で、くしゃみ(しかも、人に向かって)ばかりしているがそのくしゃみにかかった者はバレリーナのような衣装に変わってしまい、性格が優雅になってしまう他、風邪引きがうつる。風邪を治すことを目的として三蔵の肉を狙い(不死にはなるが、風邪にも効くかどうかは定かではない)、くしゃみで悟浄と悟空をバレリーナ状態にし、八戒が悟空のくしゃみにかかってバレリーナ状態になった後は風邪で食欲が出ずに彷徨っているところを近くに店仕舞い中だった1号機の薬屋で2000万円もぼられて薬を購入し、2個飲めばすぐ効くと考えて2個とも服用したが、実は片方が爆弾団子であるために風邪薬と一緒に飲み込んだ直後に爆死した。
鬼義理(おにぎり)
おにぎりの妖怪。おにぎりに角と顔、手足が生えたような姿をしている。おにぎりであるにもかかわらず、朝はパン派という一面がある。体の一部をもぎ取ることができ、その際に気分を悪くするが、もぎ取った部分をごはんで盛れば回復する。また、口から米を吐き出す。体の中には鮭や明太子などのおにぎりの具が入っており、どれも最高級品である等の具に対しても拘りがある。捕まるとおにぎりのように握られ、握られた場合はゆっくり引っ張ることで元に戻る。かつて空腹で彷徨っていたところを偶然通りかかった僧侶に救われ、以降はその義理から空腹で困っている人を見つけては助けている。おにぎりを悟浄と八戒をおにぎりにし、ごはん粒で動けなくなった悟空の髪の毛ミサイルを悉く回避するが、地面に刺さった髪の毛が引っ掛かって体が崩れてしまい、握ってほしいと悟空に頼んだところを「殺そうとした奴が言うな!」と断られ、最期は悟空の如意棒に叩かれて絶命した。
オマーエエビ
美ーちゃん
丸い体の妖怪で、第5回妖怪コンテスト優勝賞の一人。可愛い名前をしている割には顔が不気味である。衝撃を受けると「死の粉」という粉が吹き出て、触れると大爆発を起こす為にこの粉のせいで敵のみならず、仲間も殺してしまっているために敵味方から「仲間殺しの美ーちゃん」と忌み嫌われていた。また、自分がこの粉の爆発に巻き込まれてもなぜか死亡せず、300年くらい生きている。悟空と戦うが、不死には興味がなく仲間が欲しかっただけだった為に三蔵一行に加わろうとしたところを事情を知らなかった悟浄に肩を叩かれた反動で死の粉を噴出させてしまい、三蔵一行を巻き込んでしまう。その後、三蔵一行の全滅を目の当たりにしたことで「今度も無理だった」と判断し、他の仲間を探しに旅に出て行った。
カマンキリ
ウフォー
朽ちビル
バブー
炎魔
クラゲン
ムシャーン
ハードボイルド
ニョキン
ハイエナ
白皇 / 黒皇
同じく大長編に登場した最強の山賊妖怪。白皇は好戦的かつ極悪非道、黒皇は冷酷非情な性格で、白皇は名前を呼ばれたものを吸い込み中の酒で溶かしてしまうヒョウタンを持っている(悟空はヒョウタン魔王と交戦したことがあるため、その仕掛けをすぐに見破った)。また、黒皇は昔天竺へ旅立っていた高僧を食べたために不死身の体を持っており、故に三蔵を食べようとする白皇に対して「自分は(もう不死の体を手に入れたから)三蔵には興味は無い」と主旨のセリフを言っている。圧倒的な力で悟空たちを追い詰めるが、白皇は悟空の入れ替わりの術と自爆によって倒され、黒皇は白皇と入れ替わった悟空に名前を呼ばれてヒョウタンに吸い込まれてしまい、更には不死身の体であるために永遠の生き地獄を味わう羽目になる。
チュウリップ
ヌルリン・ドロリン
シロクマン
キンキン
キャンドゥール
達磨大使
フグリン
桃太郎
一発屋ヒーローで、正真正銘実在の童話『桃太郎』の主人公と同一人物。作中の世界ではあれから何十年か経っていたらしく、おっさんとなっている。所持している黍団子(何十年も経っているので腐っている)は食べると容姿が大きく変わって本来の力を引き出し、命令には逆らえなくなる他、武器は鬼を切りまくったと本人は豪語する名刀『桃鉄』(手入れを怠っていたために錆びて抜けなくなっている)を扱う。昔のような人気者に戻ろうとして桃に入り、川に流されていたところを三蔵一行と出会い、悟空達を妖怪と知ると退治して有名になろうとしたが、三蔵が止めると今度は三蔵を食べて不死になることで有名になろうと思いつく。その後、悟空との戦いの最中で黍団子を食べて凶暴な妖怪になった八戒で「仲間を攻撃できまい」と言って操り、悟空を倒そうとするも通用するはずもなくあっさりと八戒は倒され、その時に悟空が使った如意棒に対抗するために『桃鉄』を使おうとしたところを上記の通り抜けずに不利に陥る。その後は自分で黍団子を食べることでパワーアップして悟空を圧倒し、一気に三蔵を食べようとしたが、上記の通り腐っていた為に腹を壊してしまい、そのまま苦しんでいたところを三蔵の差し出した薬によって回復し、その行動に心を打たれて三蔵一行に入る。その後、川に架かっていた橋を渡ろうとしたが、橋が腐っていた為に折れて川に落ちてしまい、そのまま流されてしまう。
ハニー・ワン
ハニー・ツー
スターマン
流れている時に聞いた三蔵一行の願いを叶えるためにやって来た流れ星の妖怪。星は頑丈にできているため打撃が効かない。また、流れ星なだけにスピードが速いようで、どんな願いも叶えてくれる「スターステッキ」を持っている。しかし、願いは一人に一つまでという規則となっており、人殺しを頼んだ悟空に「人でなし」と言われた(願いは「悟浄即死」)。一行の願いを叶え、今度は気がねなく着地したいがために「三蔵の肉を食う」という自分の願いを叶えるため戦闘になり、キントウン3号機に攻撃され、止めを刺されそうになった時に必殺技「スターフラッシュ」で悟空たちの視界を奪った。その後、邪魔がなくなったところで三蔵を食おうとするが、とっさにステッキを見つけた三蔵が「私の前から消えろ妖怪!!」と叫んだために同じ妖怪である悟空たち共々宇宙の彼方の惑星まで飛ばされた。
ドロドロ
全身が泥でできた妖怪。ミズミズ魔人、ヌルリン・ドロリン(いずれも前記)と同じく打撃が効かず、こちらも攻撃できない体質で、三蔵を食べて太陽の光で乾かずに済む体を手に入れようとしている。上記の通り攻撃できないが自分の周りの土を泥に変える能力があるらしく、それで相手の動きを封じて溺れさせるのが主な戦法である。また、上記の通り太陽の光で乾いてしまうが炎は通用しない。悟空達を泥に沈めて動けなくさせたところを好機に三蔵を食べようとするが(その際「泥だらけだけど食べても大丈夫かなぁ……」と自己否定をしていた)、悟空の分身(白髪を使用したのでハゲ頭の老人になってしまった)の出した分身(こちらも全員ハゲの老人)たちが一斉に起こした太陽反射の光により全身の泥が乾いて絶命した。
ケロロ軍将
カエルの妖怪で、ペタンコに踏まれても平気にする為に三蔵の肉を狙う。その長い舌で相手を飲み込むのが得意だが自分より身長の高い相手を丸呑みする上に直ぐには消化されない為、かなり不恰好になってしまう他、飲みこんだ状態で胴体を攻撃すると飲み込まれた方にダメージが行く。また、その舌には獲物を捕らえやすいように粘液が出ており、それを地面につけて相手を動けなくする。普通のカエルの振りをして近づいてきた三蔵を一度は口に含むことに成功するが直後に後頭部に如意棒の一撃を喰らって吐き出してしまう。その後、悟空が盾に使った悟浄を飲み込み(その為、前記の通り不恰好になる)、一旦は悟空に叩きのめされ、それでも舌の粘液で形勢逆転し、再び三蔵を飲み込むことに成功するが、その三蔵は如意棒を変化させた罠であり、その直後にその飲み込んだ如意棒を伸ばされて体を貫通されて絶命した。
タマゴン
やかん魔神
やかんの妖怪で、別冊コロコロコミック2003年6月号に掲載された同作者による読み切り漫画『やかん魔神』のキャラクター。やけに大きい顔にグラサンをつけ、胴体がやかんになっている(このやかんは服のような物らしく、脱ぐことも可能)。武器は注ぎ口から出す熱湯だが、この熱湯はただ単に火傷させるだけの物である。また、胴体のやかんを相手に向けて擦るとヒョウタン魔王のひょうたんのように吸い込むことが出来るが、こちらも只単にギュウギュウに押し込まれるだけで、その戦い方は到って地味且つ普通である。風呂を沸かしてそれに入っていたところを三蔵一行に会うが、本人は気付かずに自分の作戦を喋ってしまったため、戦闘になる。その後、そのやかんに悟空と八戒を吸い込むことに成功するが、吸い込む前に悟空に吹っ飛ばされてボコボコになり、不意にやかんを擦ったところを注ぎ口が自身に向いていたため、やかんから抜けて吸い込まれてしまい(満員だった為、下半身のみが注ぎ口から出てしまう)、穴から顔を出した悟空に「下ネタはお断り」と如意棒で外に押し出され、どこかへ飛ばされた。
ブッタ
ブッダのような格好をしたブタの妖怪で、妖怪コンテスト2010優秀賞の一人である三蔵の僧学校での同級生。成績1位で入学したエリートを自称している。10年間周りの草を食べるため手を伸ばしたり、野良犬をぶっ飛ばすため腕を鍛えていたため腕が発達しており、それを利用した技“ブッタ奥義 ぶったたき”を使う。体が固く座禅が組めなくて困っているところを三蔵に助けてもらうが、足が戻らなくなってしまう。その後、三蔵にもう一度助けてもらおうとするも「飽きたから」という理由で見捨てられ、10年も座禅しっぱなしの状態になり、この頃から三蔵を憎み、10年後にやっと歩けてから恨みを晴らすため三蔵と遭遇して倒そうと目論む(しかし、三蔵本人はあの日のことは忘れていた)。その後は悟空達を圧倒して三蔵にも攻撃を仕掛けたが、悟空が放ったヨーヨーの糸が絡まって動けなくなり、最終的には悟空たち共々パクリネタに怒った三蔵の制裁に巻き込まれた。
ヒョットコーン
ジョン・レモン
ドクドック
犬の妖怪で、妖怪コンテスト2010優秀賞の一人。体内に毒が含まれており、喜び、怒り、悲しみなどの感情が変化するたび毒が吐き出され、毒を治すにはジョン・レモンから出る汗(レモン汁)を浴びなければならない。そのため、ジョン・レモンは歌を歌って出た汗で毒から身を守っている。「三蔵を食べて不死になれば毒も怖くない」という理由でジョン・レモンと共に三蔵を狙うが最後には不死になる喜びを抑えきれず、自分の毒を浴びて絶命、天に召された際にジョン・レモンに「これからは毒に怯えず一緒に天国で暮らそう」と慰められたが、本人は「天国なんてあるわけねーだろもう一回死ね!!」と最後に違う「毒」を吐いた。その後はジョン・レモンと共に地獄へ行った。
牛魔王軍団
ムッシュ・バーン
虫歯菌の妖怪。永遠に歯をほじくり返して楽しく生きたいため三蔵を狙っており、こっそり三蔵の口の中に隠れていた。また、虫歯菌なので歯は磨いておらず、虫歯だらけになって全部抜いたため入れ歯をしている。虫歯菌なだけに口の中に入り込むことができ、歯に穴を空けて虫歯にできる他、噛む力は相当強く、入れ歯を抜かれてもなお噛んでいる。悟浄の歯に穴を空けて神経を串刺しにしたり、八戒に噛みついたりしたが悟空に如意棒で殴られて入れ歯を抜かれ、悟空の歯を全部虫歯にして抜いてやろうと口に入り込んだが逆に悟空に噛み切られそうになり、鉾で悟空を刺しまくった。その後、三蔵を食べようとしたが入れ歯がなく噛めないため丸飲みしようとした。しかし、体のサイズが合わなかったため途中で詰まって窒息した。
テルリン
ヤ・マーン
ニンニク王子
ニンニクの妖怪で、自称『王子妖怪』。国民をこき使ったせいで革命が起き、処刑されてしまったため頭が取れやすくなっている(処刑された理由は性格にある)。落とした頭をよく野良犬に食われそうになって困っているため三蔵を食べて、血と肉にしようとする。頭が無い時は体は別に動かせるので、悟空の不意打ちをくらっても平気のように見えた(頭には効いているが)。また、体を操るには訓練が必要らしい。自身の頭を食べ、“ニンニクパワー”で巨大化し、悟浄と八戒を圧倒した。しかし、着地の衝撃でまた頭が取れてしまう。その後、ニンニクなだけに口の臭いで悟浄と八戒を完全にダウンさせたが悟空は如意棒で鼻栓をしたため臭いから免れており、足代わりにして伸ばした如意棒により頭を蹴飛ばされ、続いて体も頭を追ってどこかへと消えていった。
イカーン
キャメーン
人間ドッグ
人間のような体格だが顔は犬の妖怪で、妖怪コンテスト2011優秀賞の一人。前記の見た目に加え、パンツ一丁に目が斜視というこれまで以上に奇妙な妖怪となっている(悟空からも「気味の悪い野郎だぜ」と酷評されている)。犬だけに骨が好きで、骨になった悟浄を舐めていた。舐められると悟空は猿、悟浄はカッパという風になぜか解りやすい顔に変わり、更に時間が経つとパンツ一丁になる。持前の動体視力と俊敏性で、悟空と悟浄の攻撃や不意打ちをかわしていくが骨好きの性格が仇となり、条件反射で悟空に投げ出された悟浄の骨に気を取られて悟空の如意棒を受け、これを好機とした悟空の人間ミサイルでバラバラに飛ばされた悟浄の骨を独り占めするも飛んできた悟浄の頭のくちばしに刺さって絶命した。
ツルタロウ
鶴の妖怪。見た目は鶴のように見えるが、実際は体格がかなりデカい上、言葉を話す、可愛いと言われようとしてる目、嘘ついてるため汗がすごい、模様に見える濃いヒゲ、肉食獣の牙がある、しらじらしく野生と書いてある、肩こり解消用の磁気ネックレスをしている、手がある、幸運を呼ぶブレスレットをしている、悪魔みたいなシッポがある、スネ毛を剃っている、ワナは本当に引っ掛かっている程の天然など全てが妖怪に見える姿をしている。体がでかい為に長くは飛べないながらも空中戦には自信があるが、足が細い為に着地の時に骨が折れやすい(骨折箇所にテープを巻けば問題はないが、今度は別の個所が折れる)。三蔵を奪って逃げようとするも骨折し過ぎて立てなくなってしまい、悟空とキントウン4号機がいざこざを繰り広げている間に悟浄と八戒によって叩きのめされた。
タイガー
鯛と虎の頭が融合した化物(ハーフ)妖怪で、妖怪コンテスト2011優秀賞の一人。鯛の方は語尾に「タイ」とつけ、博多弁で話している。鯛が風邪をひいているので、三蔵の肉を食べ治そうとしている(不死にはなるが、風邪にも効くかどうかは定かではない)。必殺技は“インフルエンザキャノン”だが、実際はただの咳であり、それ以前に俊敏で、悟空を圧倒させるほどである。また、気配を消すこともできるが、鯛が口をパクパク動かしているため、あっさり見破られた。悟空を圧倒し、三蔵を食べようとするが悟空が如意棒で三蔵を餌にして底なし沼に誘い込んだところを見事に嵌まり、そこで鯛が沼を泳いで三蔵を追いかけるが沼地が終わりに差し掛かったところで虎が溺れてしまう。その後、悟空のキックで沼に沈められた。
はんにゃあ
般若のお面のような顔の妖怪。その怖い顔のせいで因縁を付けるチンピラや警戒心丸出しの犬にからまれる日々を過ごしており、花が心を癒してくれるようで、踏まれた花を見ると悲しくなる。また、自分が踏むと頭を打ちつけて詫びようとする。しかし、つのが木に刺さって抜けなくなってしまうというマヌケな一面もある。見かけによらずいい人材であると思いきや、チンピラにからまれても死亡しない体になるため、三蔵を狙っている。目には魔力があり、般若奥義“睨羅魅(ニラミ)”で、相手を睨んで般若のような顔にし、相手が顔が引きつって体中の筋肉が硬直して動かなくなったところをつので突くのがおもな戦法(野蛮だが、つのが刺さって抜けなくなる)である。ちょうど悟空の目が戻ってきたところでもう一度奥義を放ったが悟空が手に持っていた鏡で自分自身を見てしまったため体が動かなくなってしまい、悟空によって殴られてつので開いた悟空の目と自分の目を取り換えられてしまう。
ハットリ
プーちゃん
ゴリドン
コンロン一味
コンロン
長身で痩せた外見をした妖怪で、一味のリーダー。残虐非道な性格で、様々な人物の絶望する姿を見ることに楽しみを感じている。自分の体を透明にすることができ、見えない場所から不意打ちを食らわせたり、相手に居場所を知られない状態で連続攻撃も可能となる。例え服に汚れが付いてもその汚れごと姿を消すことも可能となり、物を引っ掛けて姿を見つける手段も不可能に出来る。また、過去に幹部と共に三蔵法師(コウリュウの兄)を食べて不死になっており、最近は不死の力は完全になくなっているものの、心臓を食べていた為に自然治癒だけは出来る。悟空と対決し、自身の透明能力と実力を以って追い詰めるが、血を大量に撒いて足跡から居場所を見つけるという悟空の策に掛かり、彼の渾身の一撃を受けて大ダメージを負う。その後、治癒してなおも襲い掛かろうとしたが、部下の髪の毛を使って自身を仮死状態にするという悟空の策に気付き、透明になって逃げようとしたところを阻止され、最後は悟空に部下の髪の毛で刺されて透明のまま仮死状態にされた。
偽三蔵一行
その他
巨大魚
ライアー
「ゴゴゴ西遊記大長編“絆深き破門”」にて登場した大剣が武器の妖怪ハンター。表向きは優しいが、裏向きは騙した妖怪を切り捨て、命乞いと見せかけて不意打ちをする等卑劣且つ残忍である。また、村が何度も妖怪に襲われているために雇われているが、実際は妖怪に村をわざと襲わせて利用しているだけで(切り捨てられた妖怪は死に際に「話が違う」と訴えていた。また、八戒も騙された)、妖怪を倒した後は報酬金を騙し取っていた。三蔵を利用してベロー一族に売りつけようとしたところを悟浄と八戒に阻止され、それでも悟浄は風邪、八戒はダマシ撃ちを喰らっており、2匹とも既に体力が残っていない状態であったために優勢に立つが、三蔵の心の声を聞いて駆け付けた悟空と壮絶な決闘になる。その後、悟空に圧倒された末に命乞いをし、それを悟空に拒絶されたところを三蔵に助けられ、それを好機として悟空を刺し、三蔵に対して「(敵味方の見分けも出来ない)馬鹿な貴様のお陰で命拾いした」と残忍な本性を現して嘲笑するが、純粋の心(悪意が満ち過ぎていたが故に悪い意味で純粋な心の持ち主になっていた)が仇となり、心の声を聞いた上で幻影の術を変わり身にして脱出していた悟空に出し抜かれてしまい、それに怒り狂って再び悟空に斬りかかろうとしたところを悟空の渾身の一撃を受けて気絶した。その後は捕縛され、村人の前に吊るされた。
キラク
三蔵のお供になるためにはるばる日本からやって来た忍者。忍者だけに“変わり身の術(実際は木を別に用意しているのではなく、『変化の術』で変わってやり過ごすもの)”や“分身の術”といった忍術を使う。三蔵のお供にして欲しいために「目的のためなら手段を選ばない」と3人の誰かと力ずくで変わってもらおうと画策し、その際に悟空を一番弱そうと判断(「見る目なしか!!」と悟浄と八戒から突っ込まれた)して勝負を挑むが、案の定悟空に叩きのめされる。その後は分身の術で悟空を撹乱させて上下から攻めたところをまたも叩きのめされ、今度は分身と二人で“人間手裏剣”で悟空を真っ二つにしたが、それは髪の毛の分身であり、最終的には更に増えた悟空の髪分身達によって自身の分身共々散々叩きのめされた(三蔵狙いではないため、止めは刺さなかった)。その後、リモコン式の手裏剣をひっさげて再戦するも自滅し、最後には「いつかお供になってやる…」と3度目の登場を仄めかせるような発言をしたが、結局3度目の登場はなく物語は最終回を迎えた。
作中用語
道具
如意棒
普段は耳に仕舞っている(その取り出し方は非常に不気味で、中から伸ばし、伸びた棒を耳から取り出す)が、現在は鼻の中に入れている。悟空によると鼻の穴が二つあるかららしいが、本当は腕を封じられたときに替えたらしい。
伸びる方向は決まっている。また、斬られたり溶けてしまっても問題はなく、伸ばして壊れてしまった部分を折れば元に戻る。食べることが可能なようで、味は食した悟空も「なんだこりゃ、うめぇじゃねーか」と評するほど美味しいとのこと。姿を変えることが出来る。
伸びる長さには限界があり、限界まで伸びると掃除機のコードの様に赤いテープが出る。
金斗雲
1号機
「ゴゴゴ西遊記 新悟空伝」では悟空にクビにされた(理由は悟空曰く「(給料増やせやら仕事減らせやら)不平不満が多いから」)。
その後「風邪薬と爆弾団子屋」をやっていたが、確率50%のロシアンルーレット方式(片方は風邪薬の丸薬だがもう片方は丸薬型の強力な爆弾)だったことから閉店した。
2号機
3号機
戦闘力は悟空たちの中でもすこぶる高く、特にパンチやキックが強烈で、妖怪を一撃で倒したこともある。そんな強さだけあって悟空や八戒に頼られることも。しかし、たまに間違えて攻撃の際に味方を巻き込むこともある。また、3つの金斗雲の中ではこの3号が最も登場回数が多い。1号機同様、アルバイト制で時給が物凄く高いため、最初から呼んでしまうと大赤字になるらしい。金蟹曰く「悪魔のような兵器」。また、4号機が悟空のブローチに収納されるのを見て自分も4号機を真似てブローチに収納されようとしたが、悟空が潰れるだけだった為がっかりした。
この3号には友達がいるらしく、友達の引っ越しの手伝いをして助けに遅れたことがある他、ハワイ旅行に行って悟空の援護に来られなかったことがある。上半身と下半身は分離できるが、あまり動くと燃料切れになる。また、その際充電するのに2時間かかる設定だったが、「ゴゴゴ西遊記」ではぜんまい式に変更された(ただし外伝作品『ゴゴゴサンゴーキ』によると、それでもエネルギーの完全充填までには2時間掛かるが、ウフォーの時の様に敵を倒す為やトドメを刺す際に短時間動くだけならぜんまいを数回巻くだけで再起動が可能)。
胸部には原子爆弾に近いミサイルを内蔵している(その威力は被弾しただけで周囲を火の海に変える程)が、ロケットパンチはない(無理矢理腕を折って投げつけたことはある)。口からは破壊光線を出す。また、自爆機能が内蔵されているが、これは悟空の指示に逆らった時に悟空が起爆装置のボタンを押すことで作動する(悟空曰く「指一本で倒せる技」)。この機能はハードボイルドの回で使用し、ハードボイルドに致命的ダメージを与えた。形態変身<フォルムチェンジ>も搭載されているが、久しぶりに使うので失敗することも。
「ゴゴゴ西遊記」では、ドカンちゃんの回でドカンちゃんと結婚した。
4号機
ホー・ホホホイの回で初登場したが、「西遊記ヒーローGo空伝!」の書き下ろし「Go空外伝」が正式の初登場である。
かなりの酒乱で、登場したときは泥酔状態で役に立たなかった。しかしねっちー♀の回では嘔吐した後回復し、高齢とは思えないほどの本当の強さを現す。また、切れ目部分はトカゲの尻尾のように切り外しが可能で、牛魔王の回ではこの切れ目を切り離して悟空を置き去りにして逃げ出した。
5号機
0号機
昔悟空と3号機と一緒に天界で大暴れした時に使われていたらしい。
緊箍児(きんこじ)
骨魔鬼の回に久々に使用されたが、故障しているのか三蔵以外の人が「ギュウギュウ」と言っても輪がしまり、「ユルユル」と言っても輪がゆるくなった。その輪をはめている悟空が言っても反応する。そして、押し込む「ギュウギュウ」という「効果音」にも過剰反応してしまった。
『ゴゴゴ西遊記 新悟空伝』では外すと爆発する機能が追加されており、悟空も迂闊に外すことが出来ない。また、予備も132個ある。
ヒョウタン
妖怪磁石
ハイパーベイゴマ
スーパーヨーヨー
なお、三蔵はこれらの光景を見て「この漫画が一番流行に乗っかってる…」と呆れ果てた。
妖術
以下、紹介するのは、作中で使われた妖術である。主に悟空が使うものが多いが、中には悟浄、八戒などが使えるものもある。
変化の術
分身の術
脱皮の術
ミン・ゴルの回では、綺麗に脱皮できるようになった。
巨拳の術
巨身の術
巨頭の術
瞬間移動の術
縮身の術
霊化の術
火炎の術
石化の術
また、悟空は粉砕した土鮫の頭部を投げ捨てて三蔵を粉砕してしまったことがある。
幻影の術
真剣白刃取り
ポコリン波
穴あきの術
スポポの術
爆猿地獄
髪の毛ミサイル
天活波
巨人の術
○○筋
入れ替わりの術
気功波
自爆
千手観音の術
火猿の術/火豚の術
火破巻
喝波雷
光の天活波、炎の火破巻、雷の喝波雷と悟浄の技は強力を謳っている。
リアルの術
阿修羅の術
割刃
大長編
『西遊記ヒーローGo空伝!』、『ゴゴゴ西遊記』に連載された漫画。これまでのギャグストーリーと違い、シリアスシーンやバトルシーンが強調されている。
読切り等
真・GO空外伝
巻末特別まんが
特別編
激リアル編
コロコロコミック連載版と単行本版との相違点
- 西遊記ヒーローGo空伝!の掲載作品は、1巻ではコロコロ連載版に準じているが、2巻の中盤以降は連載版とはかなりバラバラに掲載されている。
- 三蔵法師が気絶する時「妖怪見ると気絶する癖あり」(連載初期や一部の話では「妖怪見たら気絶する癖あり」)のコメントが表示されるが、2巻中盤以降では初期のコメントに訂正されている。ゴゴゴ西遊記中盤現在では「自分目当て」が追加されている。
- Go空伝3巻では、オシャカ様によって冥界から蘇生した妖怪の中で、上記のように諸事情により変更・書き下ろしがなされている。例えば、コロコロ連載版では金蟹と銀蟹が、単行本版では土鮫とサマヨイ幽霊に変更されている点や、ペタピョンが追加されている点などである。
ゴゴゴサンゴーキ 西遊記外伝
『コロコロイチバン!』25号より連載開始。キントウン3号機を主役としたスピンオフ作品。現代に現われた3号機が泊まる所を探しており、主人公「斉天タイセー」(斉天大聖)と出逢う。
相違点
- 舞台は現代となっている。
- 3号機が人間に通じる言葉を話す。