赤いペガサス
以下はWikipediaより引用
要約
『赤いペガサス』(あかいペガサス)は、村上もとかが1977年から1979年にかけて『週刊少年サンデー』(小学館)に連載した漫画。本記事では、村上が原作のみを担当した続編の『赤いペガサスII 翔』についても記す。
赤いペガサス
概要
当時、日本においてはマイナーな存在だったF1グランプリを描いた先駆的な作品である。時期尚早でブームを呼ぶまでには至らなかったが、F1の世界を世間に認識させたといえる。主人公の駆るSV01以外は、忠実に当時のF1の世界のマシンと人物を描いていた。レースコースによるメカニカルなモディファイ、ドライバーのテクニックの綾なども実際のものと同じ、チームスタッフさえ実在の人物が登場という内容で、F1ばかりか、レースの世界を広く世に紹介した。
あらすじ
ケン・アカバ(赤馬研)は日系英国人のF1レーサーである。彼の血液は世界でも珍しいボンベイ・ブラッドという型で、緊急時には同じ血液を持つ妹ユキの輸血を受ける必要があることから、2人は常に行動を共にし、単なる兄妹以上の親密な絆で結ばれていた。
F1サーカスにおけるケン・アカバの活躍を、当時の実在のレーサー(マリオ・アンドレッティ、ニキ・ラウダ、ジェームス・ハント等)、マシン(タイレル6輪、JPSのロータス等)と絡ませながら描く。
実話が元になったエピソード
南アフリカグランプリ
アメリカ西グランプリ
モナコグランプリ
登場人物
ケン・アカバ
時に不遜に、大胆不敵にマシンを操り、レースを戦い抜く。当初、ケンの言動に対しSVEメカニックが不満を持っていたが、シーズンが進むにつれてそれはなくなっていった。
ユキ・アカバ
作中では市販されていないはずのフェラーリのコンセプトカーであるフェラーリ308GTレインボーを所有している。
ロック・ベアード
ペペ・ラセール
キャンディ・ウッドロング
運動神経が良く格闘アクションが得意で、自分より大柄な男3人を喧嘩でたちまちノシてしまうほど。
会田
ボブ・大友
トム・カサハラ
小原源三
菊池安彦
石川一郎
バートン
カール・モンティ
作品中に登場する実在のF1レーサー
以下の人名、チーム名は作品当時の記述に基づいており、現在の記述と異なる場合がある。
マリオ・アンドレッティ チーム:JPS・ロータス
F1による公道血液輸送リレーの際、ジェームス・ハントのマクラーレンフォードに乗り、空港から病院へ向かい疾走するが、公道での走行速度があまりに低速のためF1にとって過酷な条件となりエンジンストール。しかし、その後も血液を抱え走ってでも届けようとした。
ロニー・ピーターソン チーム:エルフ・タイレル
ジェームス・ハント チーム:マルボロ・マクラーレン
ニキ・ラウダ チーム:フェラーリ
ジョディー・シェクター チーム:ウルフ
エマーソン・フィッティパルディ チーム:コパスカー
リカルド・パトレーゼ チーム:シャドウ
グンナー・ニルソン チーム:JPS・ロータス
ジョン・ワトソン チーム:マルティーニ・ブラバム
ヴィットリオ・ブランビラ チーム:サーティース
カルロス・ロイテマン チーム:フェラーリ
ジャック・ラフィー チーム:ジタン・リジェ
パトリック・タンベイ
高橋国光
また、ケンとの会話で、ケンの父親(日系1世?)が2輪レーサー時代の国光に憧れ、ケンにレースを始めさせたと語るシーンがある。
星野一義
ポール・フレール
その他
1978年にポピー(現:バンダイボーイズトイ事業部)からポピニカレーベルでSV01改が発売され、当時はアニメ化も検討されたが、ポピニカを残したままアニメ化が実現されなかった。ガレージキット以外では2020年にはグッドスマイルカンパニーから1/43 SV01改後期型#31が発売されている。
赤いペガサスII 翔
概要(II)
1987年からのフジテレビによるテレビ中継に端を発するF1ブームに合わせて村上もとか原作、千葉潔和作画で『週刊少年サンデー』1988年46号から1989年42号まで連載された。ペペとユキの息子の翔を主人公に、1988年シーズンの後半を描く。
登場人物(II)
ショウ・アカバ
ロス・ジョルジュ
アンディ
オスカー
マリア・クライン
作品中に登場する実在の人物(II)
シドニー・ワトキンス
アイルトン・セナ
アラン・プロスト
ナイジェル・マンセル