超人X
ジャンル:異能バトルアクション,
題材:超能力,
漫画
作者:石田スイ,
出版社:集英社,
掲載サイト:となりのヤングジャンプ,
レーベル:ヤングジャンプコミックス,
発表期間:2021年5月10日 -,
巻数:既刊8巻,
以下はWikipediaより引用
要約
『超人X』(ちょうじんエックス)は、石田スイによる日本の漫画作品。『となりのヤングジャンプ』(集英社)にて、2021年5月10日から連載中。「レトロな雰囲気」のヤマトで、黒原トキオが異能力を持つ「超人」と関わっていく様子を描く。
制作と沿革
前作の執筆から3年の間、ゲーム制作や作詞に携わった石田は、自分にとっての漫画との関係性を考えていた。2021年5月11日、『となりのヤングジャンプ』にて久々に連載を開始。石田の「今作は背景や仕上げも一人で描いてみたい」という思いから制作されているため、連載ペースは不定期更新されている。同サイトで反響があったことにより、2021年10月14日発売の『週刊ヤングジャンプ』(同)46号より、2022年2月3日発売の10号まで出張連載が行われた。石田が『東京喰種トーキョーグール:re』の連載を終了させて以来、3年ぶりの同誌への作品の掲載となった。同誌では第1話から掲載され、第2話以降も『となりのヤングジャンプ』で発表された話の「再編集版」が載っているが、一部のカラー扉は描きおろされている。同誌での連載により、さらに話題となった。
2021年12月17日、単行本の第1巻と第2巻が同時発売される。発売を記念して、CHAIやシンガーソングライターの松木美定とコラボレートしたPVが制作された。「本作のテーマや雰囲気にマッチしたアーティスト」として、石田がオファーしたことにより2組が選ばれている。
あらすじ
高校生の黒原トキオと東アヅマは、「超人の仕業と噂される旅客機の墜落事故」の処理のボランティアを行う。事故では生存者が200名おり、機体の損傷が少ないといった奇妙な点があった。ボランティア帰りの2人は因縁の不良に絡まれるも、不良の様子は普段とは異なるものであった。超人となった不良に追いつめられたトキオとアヅマは、とある覚悟を決める。
作風
本作は「ダークな世界観」が描かれ、石田らしい台詞回しや戦闘場面、個性的なキャラクターが登場する。『東京喰種トーキョーグール』と同様におしゃれな構図で描かれており、石田がひとりですべての作画を行っているため、芸術作品ばりの圧倒的画力で読者を魅了する作品となっている。しかし第11話や第12話の背景など、一部においては作画の協力が行われている。
CHAIによると、本作は出だしからストーリーやアクションや登場人物の感情など、早い展開に引きこまれるという。
評価
2023年、「全国書店員が選んだおすすめコミック2023」にて第13位を獲得。
漫画家のモクモクれんによると、単行本の「背表紙からタイトルがはみ出して」いる装丁がかっこよく、本作の「定石を崩していくような展開がたまらない」と評している。
書誌情報
- 石田スイ『超人X』集英社〈ヤングジャンプコミックス〉、既刊8巻(2023年12月19日現在)
- 2021年12月17日発売、ISBN 978-4-08-892166-2
- 2021年12月17日発売、ISBN 978-4-08-892167-9
- 2022年5月18日発売、ISBN 978-4-08-892318-5
- 2022年9月16日発売、ISBN 978-4-08-892458-8
- 2023年1月19日発売、ISBN 978-4-08-892573-8
- 2023年5月19日発売、ISBN 978-4-08-892691-9
- 2023年9月19日発売、ISBN 978-4-08-892792-3
- 2023年12月19日発売、ISBN 978-4-08-893018-3