超少女明日香
漫画:超少女明日香明日香ふたたびふたりの明日香 (マーガレットシリーズ)
作者:和田慎二,
出版社:集英社,
掲載誌:別冊マーガレット,
レーベル:マーガレットコミックス,花とゆめコミックス,MFコミックス,
巻数:明日香:全1巻ふたたび:全1巻ふたりの:全1巻,
話数:明日香:全2話ふたたび:全2話ふたりの:全2話,
漫画:明日香子守歌(ララバイ)明日香・妖精狩りビーナス翔ぶ!眠る蛇ウェディング☆スター雨の封印救世主(メシア)の血水底の騎士黄金のドクロが笑う明日香対救世主(メシア)史上最大の生霊 (花ゆめシリーズ)
作者:和田慎二,
出版社:白泉社,
レーベル:花とゆめコミックス白泉社文庫MFコミックス,
巻数:※花とゆめCOMICS版準拠 子守歌:全1巻妖精狩り・ビーナス:全1巻眠る蛇:全1巻雨の封印:全1巻水底の騎士・スター:全1巻救世主の血:全3巻,
話数:子守歌:全3話ビーナス:全1話妖精狩り:全3話眠る蛇:全4話スター:全2話雨の封印:全2話救世主:全3話水底の騎士:全3話黄金のドクロ:全3話対救世主:全3話最大の生霊:全4話,
漫画:超少女明日香・聖痕編超少女明日香・式神編超少女明日香・学校編 (フラッパーシリーズ)
作者:和田慎二,
出版社:メディアファクトリー,
掲載誌:コミックフラッパー,
レーベル:MFコミックス,
巻数:全7巻,
以下はWikipediaより引用
要約
『超少女明日香』(ちょうしょうじょあすか)は和田慎二の漫画作品。
概要
集英社『別冊マーガレット』、白泉社『花とゆめ』、メディアファクトリーの『コミックフラッパー』で執筆された。2010年8月時点で“一応継続中”だったが、作者である和田自身が2011年7月に没したために未完となる。
岐阜県飛騨の山奥(イメージは白川村)に住む自然の精霊(とも)たる一族「砂神一族」の一人である主人公・砂姫明日香と、彼女を愛するゼネコン「田添建設」の社長の長男・田添一也の物語。主人公の明日香は普段は和服のお手伝いさん姿だが、自然を守るために戦い続ける超少女で、戦闘の際はセーラー服に着替える。後に一也も明日香との関係を「自然」から認められ、あらゆる超能力の作用を弾き返す(もしくは吸収し無力化する)「シールド」を授けられた。
『花とゆめ』から『コミックフラッパー』に移る際、多少のリニューアル(設定変更)がなされており、前者(『別冊マーガレット』・『花とゆめ』所収版)を『花ゆめ(少女漫画)版』、後者(『コミックフラッパー』連載分)を『フラッパー(青年漫画)版』と区別する場合がある。
また、物語のテーマや敵となる存在から『花ゆめ版』のうち『子守歌』までを「超能力者編」、『ヴィーナス翔ぶ!』から『史上最大の生霊』までを「生霊(精霊)編」、『フラッパー版』以降を「逆十字(ターンクロス・人間)編」と区分けされる事もある。このテーマの進捗具合から時に作者は「自然の守護者にして人間の一員たる主人公たちの最大の敵は、人間という自然を作り変える存在そのものである。」という内容へと至るプロットの一部を公言している。
和田の別作品『怪盗アマリリス』では、1作目の『超少女明日香』が劇中劇として映画化されるエピソードがある。
登場人物
別冊マーガレット・花とゆめ版の登場人物
砂姫 明日香(さき あすか)
本作主人公。砂神村唯一の末裔にして自然の精霊(とも)。『学校編』では高校2年生だと思われる描写がある。有能な家政婦でゲテモノ類は全く平気だが、ゴキブリだけは気絶するほど苦手。
故郷をダムに沈めた田添建設に復讐するため、田添家を崩壊させに家政婦として潜入。しかし砂神村を沈めた黒幕が芙蓉夫人であり、田添建設は芙蓉夫人に利用されただけと知り、復讐相手を変える(『超少女明日香』)。復讐後飛騨に帰るが、その後も何度か田添家にやってきて住み込みで働き、事件を解決しては去っていく。一也とは相思相愛だが、砂神一族の末裔という自分の宿命に一也を巻き込まないために彼の想いを受け入れようとしない。一度は一也との結婚も田添家の面々によって準備されたが、前述の理由から、田添家の自分に関する記憶を全て消して去る(『超少女明日香 ウェディング★スター』)。しかし最終的に一也達は記憶を取り戻す。
髪型は緩いウェーブがかかったロングヘアで、ヘアバンドをしている。普段は前髪で顔の上半分が隠れた、貧乳で小柄な冴えない容姿の持ち主(作内ではよくチンクシャと言われる)だが、「変身」すると美少女になり(目が描かれる)体格・体型も変わる(背が伸び、胸も大きくなる)。変身前、一也の言うチンチクリンの時でさえ、正彦の見立てによるスリーサイズはB87/W59/H85である。変身前・変身後は同一人物として認識されているが「変身」を認識しているのは一也のみである。
自然の精霊(とも)であるが故に、(電流のようなもので)分厚いドアや壁を破壊する・分身・分身した自分およびミックとのテレパシー・記憶操作・催眠術など様々な能力を持つ。ものによっては体力を消耗するらしく、分身し続けていたときはかなり疲労していた。
自分が持つ力を超える強い力(の持ち主)により、力を抜かれてしまうと、力が入らなくなり前述の能力を使えなくなってしまう(その際は容姿も変身前(チンクシャ)に戻ってしまう)。
家事の腕は超一流。掃除、洗濯、料理を難なくこなし、それはリゾートホテルの部屋の準備、レストランまでと幅広い。手入れをした庭では、水を与えただけで花が咲き、リンゴや西瓜が簡単にできる(その理由を「(この庭の)日当たりがいいから」と言い切る)。その果物をお裾(すそ)分けをしご近所付き合いを広げ、願わずもお返しでその家の家計が助かることも。明日香が家政婦をし、幸せに包まれた家は、明日香が去ったその後も続いている。
持ち物は少なく、風呂敷ひとつ分。普段の着物以外に私服はセーラー服のみ(初期は紺色長袖の冬服または白色半袖の夏服、現在は白色長袖で袖をまくっている姿に統一されており、スカート丈も短くなっている)。明日香のセーラー服は一也の高校の物で、明日香が他の学校に通うときもそのセーラー服を着用している。また変身前の体型に合うスクール水着は持っているが、それ以外は必要な時に借りている。
なお、多くのストーリーにおいて彼女は毎回1回は「脱ぐ」。作者はこれをサービスカットとして重視している模様。
ミック
田添 一也(たぞえ かずや)
田添社長の長男。『超少女明日香』では高校3年生。明日香とは相思相愛であり、家族全員公認、親も婚約を認める仲。
明日香のことは、当初は有能ではあるが胡散臭い家政婦としか思っていなかったが、故郷の夢を見てうなされた明日香に抱きつかれてから、彼女を意識するようになる。のちに芙蓉夫人との対決の過程で明日香の秘密を知ってしまい更に惹かれていくことに。その姿勢が認められ、明日香のパートナーとして自然からシールド(これによりあらゆる超能力の作用を無力化できる。思念波がぶつけられているのを感じるのみでダメージは全くない)を授けられるが、それを明日香に知られることで再び彼女に去られてしまう。
「自分は普段の明日香と変身後の明日香のどちらに惹かれているのか」と作品中で自問するシーンがあるが、「どっちかっつーとこの(普段の)チンチクリンのほうを好きみたいなんだよなーっ」と自分で不思議がっていた。
田添 美沙(たぞえ みさ)
八雲(やくも)
四重奏(カルテット)
ウォーカー姉弟(姉:トマシーナ・R(レッド)、弟:トーマス・B(ブラック))
山根 さやか(やまね さやか)
紅輪 鬼童(べにわ きどう)
芹川 有子(せりかわ ゆうこ)
芹川夫人(せりかわふじん)
白沢 ケイ(しらさわ けい)
吾妻 萌(あずま もえ)
葉鳥(はとり)
船長(キャプテン)
源家(みなもとけ)
リツコ
鷲見 和貴(わしみ かずたか)
占い師
雪・月・花(ゆき・つき・はな)
篠宮家(しのみやけ)
江梨子先生(えりこせんせい)
美咲(みさき)
野多 純一・螢子(のだ じゅんいち・けいこ)
金子 ノブ(かねこ のぶ)
京子(きょうこ)
救世主(メシア)
『超少女明日香 ウェディング★スター』『救世主(メシア)の血』『黄金のドクロが笑う』『明日香対救世主(メシア)』『史上最大の生霊』に登場
本名・高瀬冬馬(たかせ とうま)。鬼の一族の末裔。若狭島で生まれ、神鹿島の明日香達の戦いの時、自然の精霊(とも)として目覚める。自然を呼び寄せ捻じ曲げる力の使い方に、同じ自然の精霊として明日香は反発する。人間が自然に沿うのではなく、人間そのものが自然由来の存在であり、故に人間の正しい行動こそが自然を創ると説き、その実践のために新興宗教のリーダーとなった。国土庁長官の一人娘である舞と親しくなるが、一也のシールド能力を目撃したことで、明日香への対抗心と自らの驕りから舞を結果的に死なせてしまい、精霊としての能力を感情のままに暴走させてしまう。
後に明日香の導きで自然の力に目覚めるも時既に遅く、黄金の髑髏に自らの力を逆利用されたことに気付くと同時に息絶えた。しかし、死を迎えて魂だけの存在となったことで逆に鬼の一族の力に目覚めて明日香と一也に力を貸す。最期は明日香と一也にこれからの敵は二人の愛情が無いと立ち向かえない旨を伝えて消滅するが、明日香は一也を運命に巻き込む事に恐れ、その忠告を無視して彼の許(もと)を離れてしまう。
黄金の髑髏(おうごんのどくろ)
『救世主の血』『黄金のドクロが笑う』『明日香対救世主』『史上最大の生霊』に登場する史上最大の悪霊。
救世主(メシア)の最大の敵として登場し、シモベである銀ドクロを操る。自らは自然の力によって何処とも知れぬ場所に封印されている。
最終的に舞を喪った救世主の暴走を逆利用し、自らの復活を膳立てた。その本体は高瀬冬馬の骨格として隠れていた。
明日香によって人間の自然に対する悪意や自然が与える宿命をも自ら受け入れずに克服する意志の集合体、即ち人間が進歩しようとする意志の具現体そのものであると看破され、最終的に宇宙を目指し膨張して明日香と一也の前から倒されることなく虚空へと消えていった。その正体は自然の精霊でありながら自身も人間である明日香に深いショックを与えてしまう。
高嶋舞(たかしま まい)
『明日香対救世主』『史上最大の生霊』に登場
国土庁長官の娘。ウェーブがかかった髪を切り揃えたセミロング。小学5年生だが年齢に似合わぬ発育のいいグラマーな肢体の持ち主。しかし精神は無邪気な小学生そのもの。その体と心のせいで一時は悪い仲間に引き入れられそうになるが明日香の諭しと手引きによって事なきを経る。
自らのお気に入りの場所が、救世主(メシア)のお気に入りの場所でもあったために彼と知遇を得て、後に彼の恋人となる。しかし黄金の髑髏のワナ(と救世主の傲慢)によって、その幼い命を散らすこととなり、それが救世主の暴走と黄金の髑髏の復活の間接的な引き金を引いてしまった。
死後、暴走中の救世主の前に幾度となく苦しみの表情で現れるが、それは銀ドクロによって巧妙に仕立てられた幻影に過ぎず、本来の彼女の魂は救世主を守らんと必死に彼の横で呼びかけていた。
なお、そのキャラクターコンセプトは後に『怪盗アマリリス』に登場する倉見雛子に受け継がれている。
大沢公子(おおさわ きみこ)
大沢克彦(おおさわ かつひこ)
花室小百合(はなむろ さゆり)
黒沼大二郎(くろぬま だいじろう)
フラッパー版の登場人物
田添一也(たぞえ かずや)
若王子京四郎(にゃくおうじ きょうしろう)
沼重三(ぬま じゅうぞう)
沼由梨(ぬま ゆり)
広瀬律子(ひろせ りつこ)
古賀メイ(こが メイ)
古賀理事長(こがりじちょう)
単行本リスト
MFコミックス (マーガレットコミックス、花とゆめコミックス分再版)
- 再現されていないカラー扉絵:「超少女明日香」Part2、「明日香ふたたび」Part2、「雨の封印」Part1
- 超少女明日香(昭和50年別冊マーガレット4・5月号)(Part1の扉絵と1 - 4頁はカラーで再現収録)
- 明日香ふたたび(昭和51年別冊マーガレット5・6月号)
- メイキング オブ「超少女明日香」(花とゆめCOMICS版を再録)
- メイキング オブ「明日香ふたたび」(花とゆめCOMICS版を再録)
- ふたりの明日香(昭和51年別冊マーガレット9・10月号)(Part1の扉絵と1 - 4頁はカラーで再現収録)
- 明日香子守歌(ララバイ)(昭和53年ララ11・12月号、昭和54年ララ1月号)
- メイキング オブ「ふたりの明日香」(花とゆめCOMICS版に2ページ加筆)
- メイキング オブ「明日香子守歌」(描き下ろし)
- ビーナス翔ぶ! (昭和58年花とゆめDX・創刊号:単行本収録にあたり雑誌原稿を改稿)(Part1の扉絵と1 - 4頁はカラーで再現収録)
- 明日香・妖精狩り(昭和60年花とゆめ11 - 13号)
- 紅い牙・番外編 貘(1982年 別冊花とゆめ冬の号)
- メイキング オブ「ビーナス翔ぶ!」(描き下ろし)
- メイキング オブ 「妖精狩り」(描き下ろし)
- 超少女明日香 眠る蛇(昭和61年花とゆめ8 - 11号)(Part1の扉絵はカラーで再現収録)
- 超少女明日香 雨の封印(昭和63年花とゆめ3、4号:単行本収録に当たり一部改稿)
- メイキング オブ「眠る蛇」(描き下ろし)
- メイキング オブ「雨の封印」(描き下ろし)
- 「明日香ふたたび」のPart1、「明日香子守歌」のPart2のカラー扉絵と「超少女明日香 眠る蛇」の單行本カラー表紙を再現収録
- 超少女明日香 水底の騎士(平成3年花とゆめ16 - 18号)(Part1の扉絵と1 - 3頁と予告はカラーで再現収録)
- 超少女明日香 ウエディング★スター(昭和62年花とゆめ17・18号)
- メイキング オブ「水底の騎士」(描き下ろし)
- メイキング オブ「ウエディング★スター」(描き下ろし)
- 「超少女明日香 ウエディング★スター」のPart1カラー扉絵を再現収録(裏表紙に)
- 超少女明日香 救世主(メシア)の血(昭和63年花とゆめ10 - 12号)(Part1の扉絵と1 - 3頁はカラーで再現収録)
- 超少女明日香 黄金のドクロが笑う(平成4年花とゆめ16 - 18号)
- メイキング オブ「救世主の血」(1)(花とゆめCOMICS版を再録)
- メイキング オブ「救世主の血」(2)(描き下ろし)
- メイキング オブ「黄金のドクロが笑う」(1)(花とゆめCOMICS版を再録)
- メイキング オブ「黄金のドクロが笑う」(2)(描き下ろし)
- 「明日香・妖精狩り」、「黄金のドクロが笑う」のPart1のカラー扉絵を再現収録
- 超少女明日香 明日香対救世主(メシア)(平成5年花とゆめ1 - 3号)(Part1の扉絵はカラーで再現収録)
- 超少女明日香 史上最大の生霊(平成5年花とゆめ16 - 19号:単行本収録にあたりラストを加筆)
- メイキング オブ「明日香対救世主」(描き下ろし)
- メイキング オブ「史上最大の生霊」(1)(描き下ろし)
- メイキング オブ「史上最大の生霊」(2)(花とゆめCOMICS版を再録)
- 「ふたりの明日香」のPart2、「明日香子守歌」のPart1のカラー扉絵と「救世主の血 3巻」の單行本カラー表紙を再現収録
- 「史上最大の生霊」のPart1カラー扉絵を再現収録(裏表紙に)
MFコミックスフラッパー(新シリーズ)
- 聖痕編 全2巻
- 超少女明日香 聖痕編(コミックフラッパー1999年12月号 - 2000年5月号)
- メイキング オブ 超少女明日香"聖痕"編(描き下ろし)
- ACT1、ACT5、ACT11のカラー表紙を再現収録 ACT4とACT5の間に2P加筆
- 式神編 全2巻
- 超少女明日香 式神編(コミックフラッパー2001年3月号 - 2002年2月号)
- メイキング オブ 超少女明日香"式神"編(描き下ろし)
- ACT1、ACT7、ACT10のカラー表紙を再現収録
- 学校編 全3巻
- 超少女明日香 学校編(コミックフラッパー2002年6月号 - 2004年3月号)
- メイキング オブ 超少女明日香"学校"編(描き下ろし)
- ACT1、ACT5、ACT9、ACT12のカラー表紙を再現収録
- 超少女明日香 聖痕編(コミックフラッパー1999年12月号 - 2000年5月号)
- メイキング オブ 超少女明日香"聖痕"編(描き下ろし)
- ACT1、ACT5、ACT11のカラー表紙を再現収録 ACT4とACT5の間に2P加筆
- 超少女明日香 式神編(コミックフラッパー2001年3月号 - 2002年2月号)
- メイキング オブ 超少女明日香"式神"編(描き下ろし)
- ACT1、ACT7、ACT10のカラー表紙を再現収録
- 超少女明日香 学校編(コミックフラッパー2002年6月号 - 2004年3月号)
- メイキング オブ 超少女明日香"学校"編(描き下ろし)
- ACT1、ACT5、ACT9、ACT12のカラー表紙を再現収録