転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す
小説
著者:十夜,
出版社:アース・スター エンターテイメント,
掲載サイト:小説家になろう,
レーベル:アース・スターノベル,
連載期間:2019年1月6日 -,
巻数:既刊9巻,
小説:転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す ZERO
著者:十夜,
出版社:アース・スター エンターテイメント,
レーベル:アース・スターノベル,
巻数:既刊3巻,
漫画:転生した大聖女は、聖女であることをひた隠すA Tale of The Great Saint
原作・原案など:十夜・chibi,
作画:青辺マヒト,
出版社:アース・スター エンターテイメント,
掲載サイト:コミック アース・スター,
レーベル:アース・スターコミックス,
発表期間:2019年12月19日 -,
巻数:既刊9巻,
漫画:転生した大聖女は、聖女であることをひた隠すZERO〜The Great Saint of Remembrance〜
原作・原案など:十夜・chibi,
作画:海㮈,
出版社:アース・スター エンターテイメント,
掲載サイト:コミック アース・スター,
発表期間:2023年10月19日 -,
以下はWikipediaより引用
要約
『転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す』(てんせいしただいせいじょはせいじょであることをひたかくす)は、十夜による日本のライトノベル。イラストはchibiが担当。略称は「転生した大聖女」。2019年1月6日より小説家になろうで連載されており、同年6月15日からはアース・スターノベル(アース・スター エンターテイメント)より書籍化されている。2022年7月15日からはスピンオフの過去編となる『転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す ZERO』が全編描きおろしで刊行されている。
2019年12月19日からは『転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す A Tale of The Great Saint』のタイトルで『コミック アース・スター』(同社)にて漫画版が連載されている。作画は青辺マヒト。『ZERO』のコミカライズ『転生した大聖女は、聖女であることをひた隠すZERO 〜The Great Saint of Remembrance〜』は海㮈の作画により2023年10月19日より同サイトで連載。
2023年9月時点でシリーズ累計発行部数は200万部を突破している。
あらすじ
少女・フィーア・ルードは、森で黒い鳥に回復薬を使用したところ、黒龍であったその生き物に襲われ、死にかける。死の間際、フィーアは自身の前世が300年前の大聖女・セラフィーナであったことを思い出し、聖女としての力も取り戻す。その力で自身と黒龍・ザビリアを回復させたフィーアはザビリアと契約を結ぶことになる。前世では聖女であることを理由に殺されたことから、フィーアは自身が聖女であることを隠して生きていくことを決める。
騎士団に入団したフィーアは、自身の聖女としての力やザビリアの正体について隠しながら生活を続けてきた。しかしある日、強大な魔物と戦うために能力を使用し、一部の周りの人間にも秘密を公開することになる。しかしそんな中でも、周囲に危害が及ぶことを恐れ、聖女であることは告白できない。
だが、300年の間に「精霊との契約」が行われなくなったことで、聖女の力は低下して傷ひとつ治すのに数人がかりとなっている。さらに騎士と共に戦うのではなく、賓客のように扱われ聖女もそれが当然という感覚になっていた。聖女に関しては300年前の認識でいたフィーアは困惑し、自覚もなく大聖女の力を振るって逆に周囲を困惑させてしまう。
登場人物
フィーア・ルード
ナーヴ王国第一騎士団に所属する少女。15歳。前世は聖女セラフィーナであり、当時の力を受け継いでいるため、聖女が弱体化した現在では桁違いの力となっている。しかし、騎士として求められる剣術を始めとした身体能力は並み以下であり、本来騎士になれる訳がないのだが、自らが付与した「攻撃力を2倍にする剣」や「電撃魔法を付与した剣」で実技試験に合格した。
前世では王族であり、聖女としての務めに励んでいたが、それによって人気が高くなりすぎて他の王族から疎まれていた。魔王を倒し力を使い果たした状態で実の兄弟に見捨てられ、魔王城に置き去りとなり、生き残っていた魔人による拷問で亡くなった。自身を殺した魔人が生まれ変わっても狙っていると言い残したことがトラウマになっていて、聖女であることはひた隠しにしているつもりだが、自身の能力に対する自覚の無さ(前述の武器付与も300年前に失われている技術)と困っている者、苦しんでいる者を放っておけない性格から度々墓穴を掘り、周囲からは何らかの秘密を抱えていることは察せられている。
『このライトノベルがすごい!』女性キャラクター部門では2024年版で6位を獲得している。
ザビリア
シリル・サザランド
クェンティン・アガター
カーティス・バニスター
ドルフ、アルディオ、オリア、レオン
フィーアの家族。全員が騎士団に所属している。基本的に王都勤務ではないため、入団式以降はほぼ登場しない。
父のドルフは複数人いる第十四騎士団副団長を務めている。生真面目な性格。
長男のアルディオは真面目だが家族に対しては関心が薄く、フィーアとも10歳の時に剣の腕にダメ出ししてから5年に渡って言葉を交わしていなかった。騎士団の試験官となっても手加減をする発想がない。
長女のオリアは家族の中ではフィーアの味方。レオンとは仲が悪い。
次男のレオンは脳筋で馬鹿。騎士としての才がないと断じたフィーアが生きていようが死のうが頓着しないどころか、助けに行くと言われて内心不満を抱いている。騎士団の試験官となっても受験者を全員叩きのめして合格者を選ぶという発想がない。
評価
2019年には、「小説家になろう」のジャンル別年間ランキングで異世界〔恋愛〕部門の1位を獲得している。『このライトノベルがすごい!』単行本・ノベルス部門では2024年版で2位を獲得している。
既刊一覧
小説
- 十夜(著)・chibi(イラスト) 『転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す』 アース・スター エンターテイメント〈アース・スターノベル〉、既刊9巻(2023年10月18日現在)
- 2019年6月15日初版第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-8030-1306-1
- 2019年11月15日初版第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-8030-1360-3
- 2020年5月15日初版第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-8030-1419-8
- 2020年12月16日初版第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-8030-1476-1
- 2021年5月15日初版第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-8030-1522-5
- 2021年12月15日初版第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-8030-1594-2
- 2022年8月18日初版第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-8030-1683-3
- 2023年2月15日発売、ISBN 978-4-8030-1747-2
- 2023年10月18日発売、ISBN 978-4-8030-1851-6
- 十夜(著)・chibi(イラスト) 『転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す ZERO』 アース・スター エンターテイメント〈アース・スターノベル〉、既刊3巻(2023年8月18日現在)
- 2022年7月15日初版第1刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-8030-1670-3
- 2023年2月15日発売、ISBN 978-4-8030-1746-5
- 2023年8月18日発売、ISBN 978-4-8030-1825-7
漫画
- 十夜・chibi(原作)、青辺マヒト(漫画) 『転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す A Tale of The Great Saint』 アース・スター エンターテイメント〈アース・スター コミックス〉、既刊9巻(2023年10月12日現在)
- 2020年4月11日発売、ISBN 978-4-8030-1408-2
- 2020年9月12日発売、ISBN 978-4-8030-1446-4
- 2021年2月12日発売、ISBN 978-4-8030-1488-4
- 2021年7月12日発売、ISBN 978-4-8030-1536-2
- 2021年12月10日発売、ISBN 978-4-8030-1586-7
- 2022年5月12日発売、ISBN 978-4-8030-1641-3
- 2022年10月12日発売、ISBN 978-4-8030-1700-7
- 2023年4月12日発売、ISBN 978-4-8030-1770-0
- 2023年10月12日発売、ISBN 978-4-8030-1847-9
参考文献
- 『このライトノベルがすごい!』編集部『このライトノベルがすごい!2024』宝島社、2023年12月9日。ISBN 978-4-299-04899-8。