小説

逝年


題材:売春,AIDS,LGBT,



以下はWikipediaより引用

要約

『逝年』(せいねん、call boy II )は、石田衣良による日本の恋愛小説。『娼年』の続編で、『小説すばる』(集英社)にて2006年11月号から2007年10月号まで連載された。

前作と共に幸田育子作画で漫画化され、『オフィスユー』(集英社)にて連載された。

続編に『爽年』がある。

あらすじ

ボーイズクラブが摘発され、オーナーの御堂静香が逮捕されてから1年。静香のスカウトにより娼夫としての才能を見出されたリョウは、残った仲間アズマと静香の娘・咲良と共に密かにクラブを再開し、出所してくる静香を迎える。だが、エイズを発症した静香の余命はわずかだった。

登場人物

リョウ(森中 領)

ボーイズクラブ「ル・クラブ・パッション」のVIP専用娼夫。大学3年生。
アズマ(平戸 東)

ボーイズクラブ「ル・クラブ・パッション」のVIP専用娼夫。マゾヒスト。
メグミ(白崎 恵)

リョウの大学のゼミの同級生。「ル・クラブ・パッション」のことを警察に密告し壊滅状態に追い込んだ張本人。その後、考えを改め、リョウらの許しを得て新生「ル・クラブ・パッション」のマネージャーとなる。
御堂 咲良(みどう さくら)

静香の一人娘。生まれつき耳が聞こえず、口もきけない。「ル・クラブ・パッション」の試験官(娼夫としての才能を見極める)。
アユム(川瀬 歩)

新生「ル・クラブ・パッション」の娼夫。新宿二丁目のバーでバーテンダーとして働いていたところをリョウにスカウトされる。性同一性障害者で、性別適合手術費用を貯めている。
御堂 静香(みどう しずか)

ボーイズクラブ「ル・クラブ・パッション」の元オーナー。摘発され、八王子医療刑務所に収監される。HIVポジティブで、服役中にエイズを発症し、耐性ウイルスができたため余命数か月。

書誌情報
  • 石田衣良 『逝年』
  • 単行本:2008年3月26日発売、集英社、ISBN 978-4-08-771224-7
  • 文庫本:2011年5月20日発売、集英社文庫、ISBN 978-4-08-746695-9
  • 石田衣良、幸田育子 『逝年』 〈創美社発行 オフィスユーコミックス〉 全2巻
  • 2008年10月17日発売、ISBN 978-4-420-15161-0
  • 2009年01月19日発売、ISBN 978-4-420-15170-2
  • 単行本:2008年3月26日発売、集英社、ISBN 978-4-08-771224-7
  • 文庫本:2011年5月20日発売、集英社文庫、ISBN 978-4-08-746695-9