漫画

違国日記


ジャンル:女性漫画,

題材:家族,LGBT,

舞台:中学校,高等学校,

漫画

作者:ヤマシタトモコ,

出版社:祥伝社,

掲載誌:FEEL YOUNG,

レーベル:フィールコミックス swing,

発表期間:2017年11月8日 - 2023年6月8日,

巻数:全11巻,

話数:全54話+書き下ろし3話,

映画

監督:瀬田なつき,

製作:「違国日記」製作委員会,



以下はWikipediaより引用

要約

『違国日記』(いこくにっき)は、ヤマシタトモコによる日本の漫画作品。『FEEL YOUNG』(祥伝社)にて、2017年7月号から、2023年7月号まで連載された。単行本全11巻。累計販売数は170万部を突破している。話数のカウントは「page」。

「マンガ大賞2019」第4位、「このマンガがすごい! 2019」オンナ編第4位を獲得。ダ・ヴィンチ(KADOKAWA)の「BOOK OF THE YEAR 2023」のコミックランキング1位となった。

人見知りな35歳の小説家の女性・高代槙生と、両親が亡くなり槙生に引き取られた15歳の姪・田汲朝。なかなか理解し合えない思いを抱えながらも、真っ直ぐに向き合い、次第にかけがえのない関係となっていく姿が描かれる。

2024年6月に実写映画が公開予定。

あらすじ

中学3年の冬、田汲朝は両親を突然の交通事故で失い、葬儀の場で彼女の両親の葬式の最中に、彼女が実里の実子ではないなどと無神経な話をする親族からたらい回しにされそうになっていた。その様子を見かねた叔母の高代槙生が朝を引き取ることになる。

朝はマンションで一人暮らしの少女小説家・槙生と暮らし始める。人見知りで不器用な槙生は朝とのいきなりの同居に戸惑うが、朝の方は槙生のことを大人だか子どもだか分からない「へんな人」だと思いながらも、槇生との新たな生活に溶け込んでいく。朝は、翌春に高校に入学。槙生との共同生活の中で、思春期を過ごしていく。

登場人物
主要人物

高代 槙生(こうだい まきお)

35歳。小説家の女性。「こうだい槙生」の名前で、少女小説やエッセイなどを執筆している。
姉夫婦が交通事故死し、遺児となった姪の田汲朝を勢いで引き取っている。人見知りで不器用。
田汲 朝 (たくみ あさ)

15歳。中学3年→高校3年。交通事故で両親を亡くし、叔母の槙生のところに身を寄せる。
人懐っこく素直な性格。槙生からは時々子犬に例えられる。槙生の勧めで日記をつけ始める。

槙生と朝の関係者

高代 実里 (こうだい みのり)

故人。死亡時42歳。槙生の姉。はじめの内縁の妻。はじめとともに交通事故で亡くなる。
妹の槙生に対しては高圧的に接することが多かった。朝に日記を遺していた。
田汲 はじめ (たくみ はじめ)

故人。死亡時41歳。朝の父。実里とは学生時代ゼミが一緒で、その頃からの付き合いだった。口数が少ない人だった。
高代 京子(こうだい きょうこ)

槙生と実里の母。朝の祖母。朝をとても可愛がっているが、警察で実里夫婦の遺体の確認を拒否し朝にさせており、槙生はこのことを絶対に許せないと朝の前で言っている。
塔野 和成(とうの かずなり)

弁護士。後見監督人。朝の後見人である槙生を監督する役目を持ち、2人と関わりを持つようになる。
弁護士にしては口八丁ではなく、空気を読んだり気遣いすることも苦手。
だが、優しい性格で朝のことをよく考えてくれており、槙生からも信頼してお任せしますと言われている。

槙生の友人

醍醐 奈々(だいご なな)

35歳。槙生の学生時代からの友人。槇生が朝を引き取ったと聞いて、すぐに様子を見にやってくる。
笠町 信吾(かさまち しんご)

槙生の友人で元彼。別れた後も槙生には好意を寄せており、月日を経て槙生と「新しい関係」を結んでいく。
朝からは、槙生となぜ別れたかなど直球で聞かれてしまい、焦りながら自分が悪かったと答える。
コトコ

槙生の学生時代からの友人。35歳。
もつ

槙生の学生時代からの友人。35歳。夫の浮気が原因で、最近離婚したばかり。
槇生に朝との付き合い方についてアドバイスしている。
樹乃 イツキ(じゅの イツキ)

槙生の友人の小説家。

朝の友人・関係者

楢 えみり(なら えみり)

朝の同級生で親友。小学校から一緒。中学校の卒業時に一時関係が悪化するが、同じ高校に進学し元通りの関係になっている。
楢 美知子(なら みちこ)

えみりの母。47歳。槙生と仲良くなっていく。
森本 千世(もりもと ちよ)

朝の同級生で秀才。両親とも医者。入学者総代となっている。
第2志望の医大を受験した際は、女子だけ減点される不正入試で不合格になってしまうが、医大受験は続ける。
しょうこ

えみりの同性の恋人。同じ塾に通っている。
玉城 (たましろ)

えみりのクラスメイト。クラス内では「勝ち組グループ」の一員。
女子たちからも羨ましがられる美人だが、中学時代はいじめられていた。
三森(みもり)

朝と同じ軽音楽部の女子。軽音は高校まででやめるから今のうちに精一杯やると言っている。

書誌情報
  • ヤマシタトモコ『違国日記』 祥伝社 〈フィールコミックス swing〉、全11巻
  • 2017年11月8日発売、ISBN 978-4-396-76717-4
  • 2018年5月8日発売、ISBN 978-4-396-76733-4
  • 2018年11月8日発売、ISBN 978-4-396-76749-5
  • 2019年4月27日発売、ISBN 978-4-396-76764-8
  • 2019年12月7日発売、ISBN 978-4-39-676775-4
  • 2020年8月6日発売、ISBN 978-4-396-76800-3
  • 2021年2月8日発売、ISBN 978-4-396-76816-4
  • 2021年10月8日発売、ISBN 978-4-396-76842-3
  • 2022年4月25日発売、ISBN 978-4-396-76855-3
  • 2023年2月8日発売、ISBN 978-4-396-76876-8
  • 2023年8月8日発売、ISBN 978-4-396-76893-5
実写映画

2024年6月に公開予定。監督は瀬田なつき、主演は新垣結衣と早瀬憩。早瀬憩はオーディションで選ばれた新人。

キャスト

高代槙生(こうだい まきお)〈35〉
演 - 新垣結衣
極度の人見知りで不器用な小説家。姪の朝が両親を亡くし、親族からたらい回しにされようとするのを見かねて引き取る。
田汲朝(たくみ あさ)〈15〉
演 - 早瀬憩
槙生の姪。交通事故で両親を亡くして槙生に引き取られ、同居生活を送ることになる。
醍醐奈々(だいご なな)
演 - 夏帆
槙生の友人。
楢えみり(なら えみり)
演 - 小宮山莉渚
朝の親友。
高代実里
演 - 中村優子
槙生の姉。朝の母親。
森本千世
演 - 伊礼姫奈
朝のクラスメイト。秀才。
三森
演 - 滝澤エリカ
朝のクラスメイト。朝と同じ軽音部に所属。
塔野和成
演 - 染谷将太
弁護士。後見監督人として槙生と朝の生活を見守る。
高代京子
演 - 銀粉蝶
槙生の母。朝の祖母。
笠町信吾
演 - 瀬戸康史
槙生の元恋人。

スタッフ
  • 原作 - ヤマシタトモコ 『違国日記』(祥伝社FEEL COMICS)
  • 監督・脚本 - 瀬田なつき
  • 配給 - 東京テアトル、ショウゲート
  • 製作 -「違国日記」製作委員会
  • 助成 - 文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会