酒のほそ道
以下はWikipediaより引用
要約
『酒のほそ道』(さけのほそみち)は、ラズウェル細木による日本の長寿グルメ漫画。『週刊漫画ゴラク』(日本文芸社)にて、1994年から連載中。主に酒や肴や居酒屋、酒の場の雰囲気、季節料理などを捉えたテーマが主となっている。単行本では漫画本編と同量程度、酒や肴に関する薀蓄やレシピ、取材記などのエッセイが追加されている。
あらすじ
主人公・岩間宗達は、とある企業の営業担当サラリーマン。仕事帰りの一杯が何よりも楽しみで、後輩や友達との酒盛り情景が多く描かれているが、独り酒もよく嗜む。また、飲兵衛の心得なる持論や、酒や肴の薀蓄を語ることが多い。
主な登場人物
主人公
岩間宗達
中年にさしかかっている俳句と薀蓄好きな呑兵衛の営業マン。1話では29歳で現在は30代中盤。酒と名の付くものならば、純米大吟醸から紙パックの安酒までどんなものでも嗜む。辛党であり甘いものとさつま芋が苦手。趣味は俳句であり漫画の最後のページはほとんどで彼作の俳句でしめる。風流人を自称しており、肴は旬のものを好むが、酒のつまみになるものならば、ジャンクフードやコンビニ食品でも押しなべて受け入れる。酒や食べ物に対するこだわりは強いが、それまで批判していたものを食べた途端にあっさり掌返しで褒めちぎるなど良くも悪くもブレやすい。
酒を飲む時は温和な笑顔をしている一方で、居酒屋にかまぼこを持ち込んでほとんどそれしか食べずに店を出た後に塩を撒かれたり、斉藤に年賀状のデザインを依頼して居酒屋で好みのデザインが出来るまで何度も繰り返し描き直させて酒を飲ませない、など風流人とは思えない、偏屈で自分勝手なエピソードに事欠かない。その反面、飲み友達や会社の同僚の前では風流人として振舞っているために制約が大きく食べたいものを逃すことも多い。また、卓上に零した酒をすすったり、盛り塩を味見したりとこれまた風流さの欠片もないような卑しい姿を見せて、周囲から引かれたり窘められる事も少なくない。
かすみや麗ちゃんに好意を抱かれアプローチに近いことをされたことが何度かあるものの、鈍感なのか無神経なのか全く気付かずいつもの酒やつまみの薀蓄を垂れ流して雰囲気をブチ壊し呆れさせることもしばしばある。飲み仲間に急き立てられ、かすみとの仲を一歩前進させようとしたこともあるが、予定が埋まっていてアプローチに応じてもらえず、結局有耶無耶になってしまった。回が進むにつれ、かすみ・麗ともに飲み友達のようになっている。
メタボであり、何度とダイエットには挑戦するものの節酒する気は無いようで結局毎回続かない。二日酔いになったり他人が酒によって身体を痛めたりした話を聞いた時などは一時的に禁酒の真似事をしたりもする。伯父の家に遊び(飲み)によく行っており、外食や旅行など共にすることもあるが、盆・正月になっても両親の話は一切出てこず、伯父家へ行くか、大半は一人もしくは友人らと過ごすばかりである。コミックス未収録であった話で一度だけ(のちに45.5に収録)幼少の宗達と両親の姿が描かれた事がある。両親とも顔が隠れての登場だが、服装や雰囲気等、伯父・伯母と似ている所から下町育ちと推測される。作中では名前の由来は画家の俵屋宗達から取ったとされている。
会社関係
三浦かすみ
前田課長
桜木くん(桜木健一郎)
海老沢くん
松島さん
諏訪さん(諏訪いず美)
友人、飲み屋の常連
竹股(たけのまた)秀春
受賞
- 第16回手塚治虫文化賞短編賞(2012年)
実写テレビ版(「酒のほそ道〜今宵も一杯やりますか〜」)
BS朝日にて、2016年5月に「酒のほそ道〜今宵も一杯やりますか〜」としてテレビ化された。ラズウェル細木本人と田中律子がゲストを迎える形式である。毎月第四木曜日の午後11時30分から30分放送される。
放送リスト
回(日時) | タイトル | 出演者 |
---|---|---|
第1回 (2016年5月26日) |
「初夏でも燗酒」 | ラズウェル細木、田中律子、 ラサール石井 |
第2回 (2016年6月23日) |
「ホッピーでハッピー!」 | ラズウェル細木、田中律子、 熊切憲司(「ホッピー仙人」マスター) |
第3回 (2016年7月28日) |
「東京ロマ・チカ 呑み鉄の旅」 | ラズウェル細木、田中律子、 茂木 功(呑み鉄の達人) |
第4回 (2016年8月25日) |
「昭和で缶パイ!」 | ラズウェル細木、田中律子、 黒瀬佐紀子(缶づめ料理研究家) |
第5回 (2016年9月22日) |
「芋焼酎に首ったけ♥」 | ラズウェル細木、田中律子、 パリッコ(居酒屋ライター/雑誌「酒場人」監修)、 金本亨吉(「焼酎屋 BETTAKO」主人) |