里見☆八犬伝
以下はWikipediaより引用
要約
『里見☆八犬伝』(さとみはっけんでん)は、よしむらなつきの漫画作品。
概要
滝沢馬琴の南総里見八犬伝とは主人公・犬塚信乃と八犬士たちが妖怪軍と戦うという設定こそ同じだが、本作では信乃が名前通り女性であるという設定を始め、馬琴のオリジナルを忠実にコミカライズした作品ではなく、よしむらが得意とする和風コメディ漫画に仕上がっている。
エニックス(現スクウェア・エニックス)「月刊少年ガンガン」に1997年24号(※当時のガンガンは月2回刊)から連載され、単行本は全6巻。連載終了時は「第一部完」と言う扱いになっていたが、これは作者がエニックスお家騒動の際にマッグガーデンへ移籍したことに伴う打ち切りである。
その後、マッグガーデン「コミックブレイドMASAMUNE」2003年創刊号より『新装 里見☆八犬伝』のタイトルで連載が再開するも、2004年春号掲載の第5話より中断。以降、単行本化もされていなかったが、第六回JコミFANディングにおいて、他多数の特典とともに原稿をPDFファイル化したものが販売された。
セルフリメイク作品
竹書房がauブックパスで発行している電子雑誌「近代漫画」Vol.13から、セルフリメイク作品である『里見☆八犬伝REBOOT』(さとみ・はっけんでん リブート)の連載が開始された。
ストーリー
今より500年ほど前。安房の国は妖鬼王・玉梓の軍によって支配されようとしていた。
玉梓軍によって生まれた城を追われた犬塚信乃は、父に託された破邪の剣・村雨を携え、仲間を求めて旅立った。
登場人物
声優はドラマCD版による。
八犬士
犬塚 信乃(いぬづか しの)(声:根谷美智子)
犬川 荘助(いぬかわ そうすけ)(声:草尾毅)
最初に信乃の仲間となった「義」の犬士。名槍「雪篠の槍」の使い手(体内に大量に収納してある。骨董屋曰く「一文の価値もない」)。玉梓の子だったが、伏姫の術により人間に。その後犬川家のおばあさんに預けられる。長い間妖怪退治の旅を続けていたため、おばあさんには死んだと思われていた。アタマは非常に悪く、がさつでお調子者だが、犬士としての使命感が異常に強く仲間思いのところもある。女装が得意(だと本人は思い込んでいる)。軟体動物のような異常にやわらかい体を持ち、刃物や矢で刺されたりしても平気。その上なんでも飲み込めるため、体内に様々な荷物を収納しており、犬士たちの荷物袋がわりにもなっている。必殺技「天地空破斬」はかなりの威力を持ち、連発も可能。
船虫の策略で妖怪化したときは羽が生えてひたすら背景を飛び回ってた。
犬山 道節(いぬやま どうせつ)(声:堀内賢雄)
犬飼 現八(いぬかい げんぱち)(声:山口勝平)
犬田 小文吾(いぬた こぶんご)(声:置鮎龍太郎)
犬坂 毛野(いぬざか けの)(声:高山みなみ)
犬村 大角(いぬむら だいかく)(声:石田彰)
妖怪軍
節足鬼・船虫(せっそくき・ふなむし)(声:松下美由紀)
馬加(まくわり)(声:山野井仁)
その他の登場人物
犬山 浜路(いぬやま はまじ)(声:松来未祐)
伏姫(ふせひめ)(声:高橋理恵子)
里見 義道(さとみ よしみち)
雛衣(ひなぎぬ)(声:川上とも子)
単行本
いずれもエニックス刊(絶版)。マッグガーデンから刊行されるかどうかは不明だが、マンガ図書館Zで全巻配信されている。
ドラマCD
コミックCDコレクション 里見☆八犬伝 Vol.1「八犬士の旅立ち!」
2000年7月28日発売 ISBN 4757502788
ノベライズ
小説 里見☆八犬伝・流れ星の呪い
2000年3月31日初版発行 ISBN 4757502060