鉄の旋律
以下はWikipediaより引用
要約
『鉄の旋律』(てつのせんりつ)は、1974年6月から1975年2月に「増刊ヤングコミック」(少年画報社)において連載された手塚治虫の漫画作品。
概要
マフィアによって両腕を奪われた男が、鋼鉄の義手を手に入れ復讐を果たそうとする、サイコサスペンス作品。当時のユリ・ゲラーブーム(作中でも名指しで超能力者の例に上げられ登場人物から「あんなのはただの手品だ」と否定されている)の影響を強く受けた作品である。
2006年から2008年にかけて週刊少年チャンピオン誌上で、『Dämons(ダイモンズ)』(作:米原秀幸)のタイトルでリメイクされたが、「両腕を奪われ、復讐を誓う主人公」「鉄の義手」「義手の動力が精神力(念力)であること」以外の共通点はなく、ほぼオリジナル作品となっている。
あらすじ
ダン・タクヤは、親友のイタリア系アメリカ人であるエディから、自分の妹である亜里沙と結婚したいと告白され、当人同士が好きならと二人の結婚を認める。だが、それが自分に降りかかる不幸の始まりであった。
実はエディはマフィアの一員であり、そのため、はからずもマフィアのファミリーとなってしまったダンは、とある事件が原因で、マフィアの掟を破ったとみなされリンチの末、両腕を失ってしまう。そのことで失望し、自分を助けようともせず、冷たく見放したエディに対する怒りを抱いたまま、とあるきっかけで自身の念動力で動く鋼鉄の義手を手に入れる。
鋼鉄の義手を手に入れたことにより、エディに対する復讐を誓うダンであったが、鋼鉄の腕は自分の思いもよらない行動を起こしていく。
登場人物
ダン・タクヤ
マッキントッシュ
エディ
単行本
- 手塚治虫漫画全集『鉄の旋律』全1巻(講談社)
(併録作品;「白い幻影」「レボリューション」)
- 秋田漫画文庫『鉄の旋律』全1巻(秋田書店)
- 秋田文庫『鉄の旋律』全1巻(秋田書店)