鉄鳴きの麒麟児
以下はWikipediaより引用
要約
『鉄鳴きの麒麟児』(てつなきのきりんじ)は、塚脇永久と闘牌監修の渋川難波による日本の漫画作品。2012年から『近代麻雀』(竹書房)にて連載。続編として『鉄鳴きの麒麟児 歌舞伎町制圧編』(てつなきのきりんじ かぶきちょうせいあつへん)も同誌で連載された。単行本は『鉄鳴きの麒麟児』が全4巻、『鉄鳴きの麒麟児 歌舞伎町制圧編』が全11巻、続篇の『キリンジゲート』が全8巻の合計23巻となっている。
あらすじ
ネット麻雀界(ネト麻)のカリスマ雀士、キリンジパパ。しかしその正体は4年間引き篭もり続けたバツイチ三十路ニート、桐谷鈴司だった。働かなかったため、妻と娘に逃げられてしまった鈴司だったが、元妻の華子が病気で倒れたことで、娘の小梅を自分の稼ぎで食わせるために雀ゴロとして生きていくことを決意する。
歌舞伎町制圧編
手術を受けた華子の意識が戻らないまま、鈴司が小梅と暮らし始めて半年が経過していた。華子の病気を治すにはアメリカの有名な医者に診て貰う必要があるが、そんな大金を雀ゴロの鈴司が用意出来る訳が無かった。しかし、歌舞伎町最強の麻雀打ちになれば、代打ちとして声がかかり、大金を手にすることが出来ると聞く。そのために歌舞伎町のピン東風雀荘カブキング、リンドンリンドン、ホーマー、雷紋亭、エビルベビィの5店舗の制圧に鈴司は乗り出す。
登場人物
主要人物
桐谷鈴司(きりや りんじ)
ID名はキリンジパパ。段位は十段。ネト麻でカリスマ的な人気を誇る。しかし現実世界では290円ののり弁当を食べて、朝から晩までネト麻を打ち続けるバツイチ三十路ニートのネト麻廃人。娘の小梅が生まれる前は正社員にこそなってはいなかったが、毎日必死に働いていた。しかし4年前からネト麻にハマり、全く働かなくなったことから、妻であった華子から離婚を切り出されてしまう。
娘の養育費3万円すら払えない生活を送っていたが、無職の自分でも金が借りられると考えて歌舞伎町のサラ金「白蛇ファイナンス」を訪れる。そこで麻雀が得意なら、何故雀荘で稼がないのかと言われたことで、借りた諭吉を手に「カブキング」に入店する。辛くも勝利を手にしたが、自分の認識の甘さを理解し、東風戦1回で撤退。雀ゴロとして生活することを考えて、歌舞伎町で勝つための傾向と対策を練り始める。そんな折、元妻の華子が病気で倒れて入院することになり、小梅と4日間生活することとなる。小梅との生活費を稼ぐために、準備も整わない内に再度「カブキング」へと足を踏み入れた。ネト麻九段のころはラスを引かなければいいという、ガチガチの守備派だったが、攻めなければ歌舞伎町で勝てないと考え、無鉄砲な鳴き、「鉄鳴き」の鳴き麻雀にスタイルを変えた。精神的に脆い部分もあるが、すぐに原因を考えて立て直して来る。
桐谷華子(きりや はなこ)
鈴司の元妻。引き篭もって働かなくなった鈴司に愛想を尽かし、鈴司と離婚。シングルマザーとして、看護師をしながら小梅を育てている。離婚はしているが、引き続き桐谷姓を名乗っている。とある出来事から同じ病院で働く医師の有野に惚れ込まれてプロポーズされているが、華子は断っている。仕事中に倒れたことで入院することになり、小梅を4日間鈴司に預けることになった。両親は健在のようだが、実家が北海道ということで簡単に頼れない模様。後に脳腫瘍が出来たことで手術が必要ということが分かり、手術を行って摘出に成功したが、原因不明のまま1年近く眠り続けている。現在も脳腫瘍が育っているため再手術が必要だが、手術出来る技術を持つ医者が日本にいないことから八方塞がりとなっている。
カブキング
宇多田(うただ)
カブキングのオーナー兼店長。通称ウータン。オランウータンのような風貌をしている。10年前は歌舞伎町の凶猿と呼ばれており、豪野とは顔を合わせる度に殴り合いの喧嘩をして、留置場に入れられる犬猿の仲だった。またそのころにフィルに腰をナイフで刺されているが、わずか1週間後にフィルを半殺しにして病院送りにした。火骨の目に留まり、代打ちとしてスカウトされたこともあったが、断っている。彼女が妊娠したことでできちゃった結婚することを決意。自信のある麻雀で家族を養うことを考えて、メンバーとして働き、3年以内に自分の店を出すことを豪野に宣言する。
その宣言通り、7年前にカブキングを開店。7人の息子を持ち、8人目の子供が年末に出産予定。10年前に第一子がまだ生まれていないので、ほぼ毎年のように生まれていることになる。カンダタはカブキングで一番強いのはウータンだと断言している。常連客であったハトじいを鈴司が徹底的に潰したため、鈴司が負ければマナ悪客として出禁、勝てば強すぎるのでもう来ないでくださいの白旗出禁にすることを賭けて、カブキング最強決定戦を始める。
副店長(ふくてんちょう)
猿田渡(さるた わたる)
リズ
天須鉄男(あます てつお)
無一文で広島から上京して来た青年。8歳まで笑ったことが無かったような壮絶な環境で育って来たが、結に出会ったことで麻雀に出会う。ウータンからの入社試験で、鈴司が一番強いとすぐに見抜いたことで、ウータンに認められ、カブキングの店員となる。二代目魔人と一緒にいると思われる結を探している。カブキング最強決定戦に参入し、勝てば浮き分の金を貰い、負ければ無一文で出て行くという条件を付ける。ウータンは麻雀の天才と評している。
カブキングのメンバーとしては1ヶ月も働かないうちに退社し、鈴司と同じように代打ちになって二代目魔人に辿り着くため、歌舞伎町の雀荘で連日打っている。しかし身なりや紹介が無かったことで、雷紋亭からは叩き出されてしまっている。新宿東風戦最強決定ペナントレースに参加し、国士無双、大三元、緑一色をアガっている描写がある。
リンドンリンドン
木根航平(きね こうへい)
湯鳥(ゆとり)
赤間(あかま)
蛭林(ひるばやし)
通称フィル。リンドンリンドン最強の雀ゴロ。リンドンリンドンに住み着いている。かつて二代目魔人と戦い、トラウマを抱えている。フィル曰く羽をもがれたとのこと。どこを見ているのか分からない目をしているが、二代目魔人と戦う前までは普通の目だった。10万円だけ手元に持ち、浮いた金はオムに取りに来させている。10年前にウータンをナイフで刺すが、1週間後にウータンに半殺しにされて病院送りにされる。その後ウータンによって麻雀を教えられ、それ以来雀ゴロとして生きるようになった。初対局時は鈴司を翻弄してパンクさせるが、後日リベンジにやって来た鈴司には途中から圧倒され大崩れしてしまい、10万円を全て溶かすほどの大敗を喫した。オムとの間に子供が出来ていたことを知り、心機一転リンドンリンドンを出て雀ゴロとして動き始める。新宿東風戦最強決定ペナントレースにも参加して後半戦までトップを維持していたが、妊娠中のオムが入院したことで精神的に厳しいことを察してペナントレースを辞退した。
稲作宙二(いなさく ちゅうじ)
ホーマー
雷紋亭
火骨武郎(かぼね たけろう)
雷紋亭の店長。かつてはヘビースモーカーだったが、店を禁煙にしたこともあって飴をよく舐めている。鈴司の正体を歌舞伎町制圧を狙う雀ゴロだと知った上で、雀ゴロ殺しの「セレブリティルール」での入会試験を持ち掛けた。
以前はスカウトマンをしており、強い雀ゴロを代打ちとして紹介する「西新宿のカポネ」と呼ばれていた。若い頃のウータンを代打ちとして雇おうとしたこともある。自身が紹介した代打ちが二代目魔人に敗れて逆恨みし、放火で二代目魔人の娘を殺してしまったことでスカウトマンを辞める。勝負の途中で鈴司が勝てれば代打ちとして紹介すると言い、実際に鈴司が勝ったことで雷紋亭を退社し、再びスカウトマンとして動き出した。私財を売り払い極坂に開店資金を返済したこともあり、現在は無一文の状態でホームレスになっている。セレブに売り出すために、鈴司にホーマーで開催される新宿東風戦最強決定ペナントレースで優勝するように指示する。鈴司に通り名を付けるとしたら「鉄鳴きの麒麟児」だと考えている。
エビルベビィ
プロ雀士
豪野武(ごうの たけし)
麻雀ファンなら誰もが名を知るトップ麻雀プロ。ヘビースモーカー。麻雀鉄強位の前タイトルホルダー。孤児院育ちで、親の顔を知らない。夜学で勉強して入った大学で、人生で初めて出来た友人が有野。麻雀を教えろと有野から言われたことから知り合った。プロ雀士が師弟制を導入したことで、はみ出しもの同士ということで、万次郎と師弟関係を結ぶ。当初は万次郎の論ずる「流れ」を全く信じていなかったが、八百長を持ちかけられた対局に代走として出場した万次郎の魔法の麻雀を見たことで「流れ」を信じるようになる。ウータンとは犬猿の仲で、プロ入り前はよくケンカしていた。また、ウータンがカブキングを開いた時には花火を持ち込んでボヤ騒ぎを起こしたことで、カブキング最初の出禁客となった。雷紋亭でも禁煙なのに煙草を吸ったことや強打などを理由に出禁となっている。面倒見の良いことから後輩からも慕われている。比良の麻雀が一皮むけないのは鉄火場を潜っていないからだと判断し、鈴司、有野の勝負に同席させる。
比良仁志(ひら ひとし)
弓島亨(ゆみしま りょう)
ネット麻雀
ヒロシ
鈴鳴(すずなり)
その他
有野潮音(ありの しおね)
ID名は蟻の王。段位は八段。華子が勤める病院に勤務する医者。父親も大病院を経営しているが、別の病院で勤務している。妾の子だったが、生活が苦しかったことを見かねた父により、幼いころに跡継ぎとして引き取られた。旧姓は浜名。父が求めるままに医者になるべく、何事もそつなくこなしていたが、麻雀ではなかなか勝てなかったことから、同じ大学に通っており、麻雀が強いと噂されていた豪野に教えろと話し掛けて友人になった。その後、豪野の指導の甲斐もあり、学生アマ王者にまで上り詰める。また、昨年全国2万人の一般予選を勝ち抜いて、麻雀鉄強位タイトルホルダーとなった。門前派で、トリッキーな待ちを好む。
とある出来事から華子と小梅に自分が求めていた家族を見出し、華子にプロポーズするも、本気だと思われずに断られている。小梅ごと華子を手に入れるために、鈴司から父親の座を奪おうとして、鈴司に勝負を挑む。
「歌舞伎町制圧編」で意識の戻らない華子を救う方法を探すため、医者を辞めてアメリカに渡った。アメリカで観音寺と面会し、華子が救えるという確信を得たものの、手術で日程が埋まっているため、一時日本に帰国する。鈴司にその旨を伝え、雷紋亭に入りたがっていた鈴司を友人として紹介した。その後は再びアメリカに戻り、観音寺の一人娘であるカノンに会って、手術日を空けて貰う交渉をしている。
白蛇(しろへび)
神立(かんだち)
通称大ガラスのカンダタ。無一文で家を出て、白蛇ファイナンスで2万円を借り、その日のうちに返して金を持って家に帰る生活を美徳とする雀ゴロ。結婚したことで雀ゴロから足を洗っていたが、どうしても麻雀を忘れることが出来ずに家族を捨てて雀ゴロとして歌舞伎町に戻った。白蛇ファイナンスから鈴司がカブキングで打っていると聞き、同卓する。鈴司、副店長、猿田を当初は圧倒するが、冷静になった鈴司に連敗を重ね、夕方には資金が全て溶けるほどの大敗を喫した。
その後、息子ヒロシがネット麻雀を打っていることを知り、パソコンを買いに来たところにたまたま居合わせた鈴司にパソコンの初期設定をして貰った。急遽40万が必要になったと話す鈴司に、キリンジパパのIDを10万円で購入することを持ちかける。また10万円と共に、一夜で20万円稼げる場として、毎月恒例になっている三猿駅前商店街でのセット麻雀を紹介した。カンダタ自身は毎回負けており、辞めるいい機会だと考えていたが、同時に鈴司が勝てるという確信も持っていた。
キリンジパパのIDでログインしてヒロシの対局を見守り、ヒロシの麻雀を見たことで自分のIDで打つべきだと考え、対局せずにキリンジパパのIDを書いたメモは破棄している。サンドイッチのパンを作る工場で働いていたことから、サンドイッチが嫌いだったが、息子の麻雀を見た後、急に食べたくなったと自分で作っている。
「歌舞伎町制圧編」でヒロシとネット麻雀を打っている描写があり、七段以上が入れる天上卓まで来ている様子がうかがえる。また、新宿東風戦最強決定ペナントレースにも参戦しており、ド下手や負け頭を狙って10日目までは2位に12ポイント差をつけてブッチギリのトップに立っていた。しかし鈴司の策略で稲作、ヒロシと同卓したことで大崩れし、1日でラス18回を食らう。その後立て直したものの、最終日開始時で4位に9ポイント差の5位となっている。
松原万次郎(まつばら まんじろう)
松原咲代(まつばら さきよ)
松原月子(まつばら つきこ)
松原朋美(まつばら ともみ)
三沢(みさわ)
二代目魔人(にだいめまじん)
初代魔人、万次郎の最初の弟子。月子とは夫婦だったが、現在は失踪している。月子が妊娠していた頃に引退前の一局ということで、フィルと麻雀を打ったことがあり、そのわずかな体験だけでフィルは深いトラウマを負ってしまっている。しかし裏社会から離れられず、朋美が生まれてからも代打ちを続けていた。その結果、敗れた相手が逆恨みで放火し、娘を失ってしまう。1年ほど姿を消し、ホームレスのような姿になって代打ちの世界に戻った。現在は鉄男の探す結と一緒にいるようだが、詳細は不明。復帰後は白髪になっていたことから白い魔人と呼ばれている。また、万次郎は亡くなる寸前に豪野に、最初の弟子は麻雀を嫌いになってしまったと語っている。
小梅と同じビデオ・アイの持ち主であり、見たものをビデオで録画したように覚えていられる。その能力をフルに活用することで、理牌、手出し、ツモ切り、牌を出し入れした場所、晒し方、他家の視線や表情などから相手の手牌を読み切ることが出来る。
かつてオセロ、チェス、将棋、ポーカーなどで非公式ながらも世界チャンピオンを倒したことがある。また、ネット麻雀でも当時としては史上初の十段位に到達した。ID名はHAKU。
結(ゆい)
オム
マス代(ますよ)
観音寺三郎(かんのんじ さぶろう)
カノン
甘粕満(あまかす みつる)
プロでは無いが、多くのプロ団体から目を掛けられている麻雀の天才。大学を出たばかりの22歳だが童顔であり、身体も子供のように小さい。既にプロアマ混合のタイトル戦で3回も決勝卓に座っており、3回とも準優勝している。その3回全て優勝者に役満が出ており、非常に運が悪い。プロになる前の箔付けとして新宿東風戦最強決定ペナントレースに参加する。東風戦や賭博の経験が無かった為、豪野に師事することとなった。幼い頃に大病を患っており、身体が小さいのもその影響。実はその時に入院していた病院でウータン、豪野、フィルと出会っており、ウータンがフィルに麻雀を教えようとした時に人数合わせとして参加させられ、ウータン、豪野から麻雀を教わった。今も病弱で、新宿東風戦最強決定ペナントレースでも体調の悪い日は休んでいる。その新宿東風戦最強決定ペナントレースでは最終日開始時点で3着だったが、最終局のオーラスでも役満が出て負けている。
太良場毒郎(たらば どくろう)
澤田(さわだ)
ルール
カブキング(ルール)
- 千点百円の東風戦
- ウマ2-5
- 赤3枚
- 祝儀1枚千円
- 祝儀対象は赤、裏、一発
- 場風は東と西
- 積み棒は1500点
リンドンリンドン(ルール)
- 千点百円の東風戦
- ウマ2-5
- 赤3枚、金(5索)1枚
- 祝儀1枚千円(金牌は二千円)
- 祝儀対象は金、赤、裏、一発
- 場風は東と西
- 積み棒は1500点
- 先ヅモアリ
- 先ヅモした場合その順は鳴けない
ホーマー(ルール)
全席禁煙であること以外は、カブキングとほぼ同じルール。
上記のように鈴司は発言していたが、白ポッチが採用されていることが後に判明した。
新宿東風戦最強決定ペナントレースでは、トップ1点、ラス-1点で1ヶ月の合計ポイント勝負となっている。
また、最終日は上位4名が同卓し、終了時間になった時に2人または3人が同ポイントの場合は店員が同卓して決着を付ける。
雷紋亭(ルール)
- 完全順位制の東風戦
- トップが一万二千円、二着が四千円を貰い、三着が六千円、ラスが一万円払う
- 赤5萬が2枚、金5索と金5筒が1枚ずつ
- 祝儀1枚千円(金牌は二千円)
- 祝儀対象は金、赤、裏、一発、白ポッチ
- リーチ後オールマイティの白ポッチあり
- 場風は東と西
- 積み棒は1500点
- 一部の客は一つ鳴くごとに場に千点棒を供託する「セレブリティルール」で打っている。
エビルベビィ(ルール)
- 千点百円の東風戦
- ウマ4-8
- 赤3枚
- 祝儀1枚二千円
- 祝儀対象は赤、裏、一発
鈴司と義経の勝負ではサシウマ5万円となっている。
三猿駅前商店街
- 千点五百円の東風戦
- ウマ5-10
- 赤3枚
- 祝儀1枚二千円
- 祝儀対象は赤、裏、一発、白ポッチ
- リーチ後オールマイティの白ポッチあり
- 積み棒は300点
Ant Colony
高級セット雀荘のため、鈴司、有野、豪野、比良の卓でのルール。
- 完全順位制の東風戦
- トップが二十万円を貰い、三着が五万円、ラスが十五万円払う
- 赤無し
- アガリ止め無し
書誌情報
- 塚脇永久 『鉄鳴きの麒麟児』竹書房〈近代麻雀コミックス〉、全4巻
- 2012年11月17日発売 ISBN 978-4-8124-8038-0
- 2013年5月7日発売 ISBN 978-4-8124-8173-8
- 2014年11月15日発売 ISBN 978-4-8019-5026-9
- 2014年11月15日発売 ISBN 978-4-8019-5027-6
- 塚脇永久 『鉄鳴きの麒麟児 歌舞伎町制圧編』竹書房〈近代麻雀コミックス〉、全11巻
- 2015年3月14日発売 ISBN 978-4-8019-5211-9
- 2015年7月31日発売 ISBN 978-4-8019-5320-8
- 2015年12月25日発売 ISBN 978-4-8019-5431-1
- 2016年7月15日発売 ISBN 978-4-8019-5587-5
- 2016年11月15日発売 ISBN 978-4-8019-5680-3
- 2017年5月15日発売 ISBN 978-4-8019-5928-6
- 2017年11月15日発売 ISBN 978-4-8019-6104-3
- 2018年3月15日発売 ISBN 978-4-8019-6212-5
- 2018年6月15日発売 ISBN 978-4-8019-6288-0
- 2018年9月15日発売 ISBN 978-4-8019-6383-2
- 2018年12月15日発売 ISBN 978-4-8019-6461-7