銀 (漫画)
以下はWikipediaより引用
要約
『銀』(ぎん)は、高口里純による日本の漫画。のちに過去譚『黒 -ニグレード-』が描かれた。文庫化の際には2作品同時に『銀/黒』として収録された。
あらすじ
ビル・ターナは脳死になった12歳の息子・キットの臓器を受給者へ移植することに同意した。しかしその病院にたびたび受診していたキットは極秘にHLA検査をされ、キットが脳死になった事故も故意に起こされたものだった。ビルは小児科医・アリスン・メイヤードキットの助けを借りて、臓器を受給した人物を探すが、病院にはキットの臓器移植の手術のデータが全くないのだった。ビルは二年かけてキットの臓器の受給者であるアルを見つける。アルを養子にしたビルは、アルへの憎しみと、自分とキットのプロテニスプレイヤーとして勝利するという夢を叶えさせるため、アルをプロテニスプレイヤーにし勝利をさせ続ける。そして、アルを有名にすることで、アルへの臓器移植のためにキットを殺した何者かからの接触を待つのだった。
登場人物
主要登場人物
アル・ターナ(本名・アルゲントゥム。意味はラテン語で“銀“)
プロテニスプレイヤー。20歳くらい。左利き。すみれ色の瞳、長いチェリーブロンドの美形。突然失神し死体同然になるという病気を抱えている。無垢で素直な性格で初対面の人物の質問に「自分はゲイでテシオを愛している。」と答えるほどである。全くの無名からウィンブルドン選手権で準優勝した。
現在の養父・ビルの実子・キットから不正に臓器提供されていためにビルに憎まれており、ビルへの贖罪のために全てを捧げ、ビルを幸福にするためだけにテニスをしている。ビルがアルを探し出し養子にした15歳くらいからずっとテニスでしごかれ虐待も受けているが、アルはビルを慕いビルとの絆を大切にしている。
サーハン・レザックの息子ゆえに、死体愛好家“Mr.セイレーン“に撃ち殺されても生き返った。
“黒“に目覚めたのノマに襲撃され“銀“に目覚め髪の色が銀色になる。
アリスン・メイヤード
アントワーヌ(アンリ)・カヤト・ラクロワ
その他
書誌情報
- 高口里純『銀』〈花とゆめコミックス〉全4巻
- 1994年8月発売、ISBN 4-5921-2375-1
- 1994年11月発売、ISBN 4-5921-2376-X
- 1995年2月発売、ISBN 4-5921-2377-8
- 1995年5月発売、ISBN 4-5921-2378-6
- [文庫版]高口里純『銀/黒』〈メディアファクトリー・MF文庫〉全4巻
- 2003年11月発売、ISBN 4-8401-0893-5(銀) - 解説・高口里純のインタビュー
- 2003年12月発売、ISBN 4-8401-1007-7(銀) - 解説・森下佳子
- 2003年12月発売、ISBN 4-8401-1018-2(黒 -ニグレード-) - 解説・香村郁
- 2004年2月発売、ISBN 4-8401-1028-X(黒 -ニグレード-) - 解説・カドタユキコ
書誌情報出典
KADOKAWA『銀/黒』