陰陽ノ京
小説
著者:渡瀬草一郎,
出版社:アスキー・メディアワークス,テウォンC&Aホールディングス,
レーベル:電撃文庫,メディアワークス文庫,
巻数:既刊7巻,
以下はWikipediaより引用
要約
『陰陽ノ京』(おんみょうのみやこ)は、渡瀬草一郎による日本のライトノベル。イラストは田島昭宇(1巻)・洒乃渉(2巻~)が担当。第7回電撃ゲーム小説大賞金賞受賞作(受賞時タイトルは『平安京八卦』)。電撃文庫(メディアワークス)より2001年2月から本編が5巻まで刊行されている他、メディアワークス文庫(同)で賀茂光榮を主人公とする『陰陽ノ京 月風譚』が2巻まで刊行されている。
あらすじ
平安時代、陰陽道の名門・賀茂家の出でありながら家職を継がず、文章道に進んだ青年、慶滋保胤。ある日、保胤は安倍晴明の頼みで洛外の外法師の素性を調べに行くことになる。しかしそれは奇縁・宿縁・怨念渦巻く京の闇への誘いに他ならなかった…。
主な登場人物
人
主要人物
慶滋保胤(よししげ やすたね)
『陰陽ノ京』主人公。本名は賀茂保胤(「賀茂」を訓読みした「よししげ」に別の字を当てた)。賀茂忠行の次男に当たり、代々の陰陽師の家系ながら文章生を志す賀茂家の異端児。作中時点では20代半ば。
文章の道に進んだものの術士としても一流で、極めて稀な五行の土性術「吸精術」を使う。
常に穏やかで面倒見がよく、困っている人を放っておけない性格。幾人かの「教え子」もいるが、そうでない相手からも、面倒見の良さからよく「先生」と呼ばれている。慈悲深く、化生相手に情を移すこともあり、悪く言えば甘い性根を周囲からしばしば心配されてもいる。
自身の自分勝手さや現実の厳しさを認めつつも、常に理想を追求し続ける理想家。
物腰柔らかく、年少の相手にも敬語を欠かさない。現在は賀茂の本邸から離れ、京の外れに草庵を結んで暮らしている。
伯家時継(はっけ ときつぐ)
『陰陽ノ京』ヒロイン。呪法にかかわりの深い貴族「伯家」(白川伯王家とは異なる)の出自で、世継ぎ候補として幼少期より男名を負った。世間と離して育てられ外出もままならない生活を送ったが、弟が生まれたことで家督争いから抜け、十八歳にして自由の身を得る。
水際立つ美貌で人目を惹くが当人にその自覚はなく、子供のまま年を長じたような天衣無縫の性格に育った。無防備な言動で保胤をはじめ周囲の男性を悩ませることも多い。
当時賀茂家にあった保胤から幼少期に読み書きを教わっており、その頃から現在に至るまで保胤を一途に慕っている。その後十年を経て、自身の乳母にまつわる事件を契機に再会することとなった。保胤と当時(半ば強制的に)結んだ約束を、再会するまでずっと覚えていた。
生家を離れた現在も男物の装い、言葉遣いを好んでおり、名家の娘らしい格式張った振る舞いはあまり見せない。体術の心得がある。謎多き生家「伯家」については彼女自身も詳しく知らされてはおらず、父や弟など直系の血縁者とも疎遠である。
陰陽寮の術士
安倍晴明(あべ せいめい)
安倍吉平(あべ よしひら)
賀茂保憲(かも やすのり)
賀茂忠行(かも ただゆき)
住吉清良(すみよし きよら)
住吉兼良(すみよし かねら)
外法師
外法師とは、陰陽寮に属しない在野の術士のこと。
佐伯貴年(さえき たかとし)
芦屋道満(あしや どうまん)
氏家千早(うじいえ ちはや)
その他
橋十(はしじゅう)
安倍梨花
人外
訃柚(ふゆ)
小五郎(こごろう)
用語
沙汰丸(さたまる)
どんぐり
雪山鏡(せつざんきょう)
既刊一覧
- 坂入慎一(著) / 凪良(イラスト) 『陰陽ノ京』 メディアワークス〈電撃文庫〉、既刊5巻(2007年3月10日現在)
- 2001年2月25日初版発行(2月10日発売)、ISBN 4-8402-1740-8
- 2002年2月25日初版発行(2月10日発売)、ISBN 4-8402-2033-6
- 2002年5月25日初版発行(5月10日発売)、ISBN 4-8402-2098-0
- 2003年5月25日初版発行(5月10日発売)、ISBN 4-8402-2377-7
- 2007年3月25日初版発行(3月10日発売)、ISBN 978-4-8402-3764-2
- 坂入慎一(著) / 凪良(イラスト) 『陰陽ノ京 月風譚』 メディアワークス〈メディアワークス文庫〉、既刊2巻(2010年8月25日現在)
- 「黒方の鬼」2009年12月16日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-868224-4
- 「雪逢の狼」2010年8月25日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-868821-5