雀-肌上の猛牌
以下はWikipediaより引用
要約
『雀-肌上の猛牌』(すずめ きじょうのもうぱい)は、櫂末高彰による日本のライトノベル作品。イラストは一葉モカが担当。麻雀監修は声優兼プロ雀士の神崎ちろ。集英社スーパーダッシュ文庫(集英社)から刊行された。全1巻。
脱衣麻雀を取り扱った学園ラノベ作品。女顔にコンプレックスを持つ主人公の少年が、女子高に通う双子の姉の策略により、女装して姉の影武者を演じてその女子高の校則である「勝負の細事は脱衣麻雀の勝敗で決まる」という脱衣麻雀に挑み、様々な猛者と戦い勝ち抜いていく物語。
あらすじ
私立竜虎凰亀学園女子高等学校は、「勝負とは非情なり 勝者は全てを手に入れ 敗者は身ぐるみ剥される」という校訓のもと、あらゆる物事は脱衣麻雀の勝敗で決めることが絶対とされていた。その生徒たちは、取り決めを脱衣麻雀で互いの尊厳を賭けて闘牌することに汗を流しながら、勝負に挑んでいく。
開幕(プロローグ)
東一局・拉致
東二局・困惑
試合当日、燕の影武者として雀と奈々は、演劇部に立ち向かう。燕の入学以来、久々に麻雀を打つことになった雀は、燃える闘志が沸いてやる気を出し、紅孔雀に一矢報いるも、燕の打ち筋とは異なる打ち方に疑問を抱かれたことで正体がばれそうになることを危ぶんで燕の打ち方に切り替える。しかし、それが災いして演劇部が優位に立ち、その他部が危機に陥るも、奈々に落ち着く様に諭され、雀は自分の打ち方でオーラスに臨む。その結果、雀は連荘(レンチャン)することで点数を取り戻し、最後は奈々が高手をあがることでその他部が勝利する。さらに、不慮の事故で紅孔雀の偽乳疑惑も公になった。
登場人物
麻枝家
本来4人家族だが、父が行方不明になり、燕は女子寮住まいとなっているため、雀と母親の2人暮らし。
麻枝雀(まえだ すずめ)
麻枝燕(まえだ つばめ)
雀の双子の姉。女子高校・竜虎凰亀学園に通う少女で、その他部の部員。現在は寮暮らしをしているが、おたふく風邪にかかり、自身の所属する部活動・その他部の危機を救うために弟に自身の影武者として脱衣麻雀勝負に参戦することを強要した。
探偵かぶれで、あらゆるミステリ作品の台詞を口にすることが多い(「その犯人は、この中にいる!」「じっちゃん(の名にかけて)」「謎は全て解けた」「ふふん。初歩的な推理だね、ワトソンくん」「真実はいつも一つ」など)。
麻雀では、門前で役を作りリーチをかけて高手をあがることを得意とする。また、校内ランキング271位だが、入学して早々のし上がったとのことであり、一年生では上位の方である。
竜虎凰亀学園
ソノタブ(その他部)
生徒会
演劇部
紅孔雀一美(べにくじゃく かずみ)
用語
竜虎凰亀学園(りゅうこおうきがくえん)
竜虎凰亀学園の麻雀のルール
- 学生服のブレザー校章1000点。リーチ棒(1000点棒)を現しており、学年が上がるごとに赤丸が増える。
- 振り分け方は自由。服一枚の上限は5000点。下限1000点。1000点刻み。
- 原点25000点持ち。
- 2900点。7700点などの100点刻み(切り上げ満貫なし)。
- 3900点であがれば、ブレザーが5000点の場合、5000-3900で1100になり、そのブレザーを籠に入れればパネルの数字が1100になるという仕組み。
- 点数の振り分けは前もって登録する。
- 例:燕の場合 - ブレザー5000点、スカート5000点、ブラウス3000点、リボン1000点、Tシャツ4000点、靴下左右各1000点、上履き左右各1000点、ブラジャー1000点、パンツ1000点、といった具合。
- 脱ぎ方は自由。その服の点数の分だけ脱げばいい。
- 服が自分で脱げない場合は、相手に脱がしてもらっても問題ない。
- 3900点であがれば、ブレザーが5000点の場合、5000-3900で1100になり、そのブレザーを籠に入れればパネルの数字が1100になるという仕組み。
- 例:燕の場合 - ブレザー5000点、スカート5000点、ブラウス3000点、リボン1000点、Tシャツ4000点、靴下左右各1000点、上履き左右各1000点、ブラジャー1000点、パンツ1000点、といった具合。
書籍
- 櫂末高彰 『雀-肌上の猛牌』 集英社〈集英社スーパーダッシュ文庫〉、全1巻
- 2014年7月25日発売、2014年7月30日初版発行 ISBN 978-4-08-630797-0