青玉獅子香炉
舞台:北京,
以下はWikipediaより引用
要約
『青玉獅子香炉』(せいぎょくししこうろ)は、陳舜臣の短編小説集。表題作は第60回直木賞受賞作品で、初出は「別册文藝春秋」1968年9月号。
概要
「年輪のない木」「太湖帰田石」「小指を追う」「カーブルへの道」「青玉獅子香炉」の短編小説5編からなる作品集。
物に執着する人々の悲哀をミステリータッチで書いた作品が多い。
あらすじ
年輪のない木
無事に商談を済ませた香川は、王究からクルインの木の下に案内される。この木はラワンと似ているが材質が全然違うため王究が嫌っていた木であると同時に、そこはまさに香川が紅蘭と関係を持った場所でもあった。
太湖帰田石(たいこきでんせき)
小指を追う
盗難品の観音菩薩立像はあっけなく発見されたものの、右の小指のところが根元からなくなっていた。
カーブルへの道
青玉獅子香炉
1923年の春、ときどき書画を売りに来る宦官の郭祥が、写真そっくりの香炉を造って欲しいと言ってきた。本物の香炉は廃帝溥儀の収蔵品であったが、すでにアメリカに売ってしまったとのことだった。事情を知った王福生は快諾するも脳溢血で倒れたため、弟子の李同源が仕事を引き継ぐことになった。