小説

青空娘




以下はWikipediaより引用

要約

『青空娘』(あおぞらむすめ)は、源氏鶏太による日本の小説であり雑誌『明星』に連載され、1957年には東方社から最初の単行本が刊行された。

同作は1957年にラジオ東京(現:TBSラジオ)でラジオドラマ化された(『明星アワー』内)。

また1957年には、同作を原作とする日本映画が公開された(大映製作)。

ストーリー

田舎で祖母と暮らしていた小野有子は、死去前の祖母から、自分が父の不倫相手との子供だとしらされる。上京して父親の一家と暮らす有子は、その家で女中あつかいをされるが、明るく気丈にふるまう。

有子の教師であった二見、有子の姉のボーイフレンドだった広岡と、二人の男性が有子に好意を抱く。そしてこの二人の助けで、有子は実母と再会するのだった。

単行本(翻訳含む)
  • 『青空娘』東方社、1957年
  • 『青空娘』講談社ロマン・ブックス、1958年
  • 『青空娘』講談社文庫、1964年
  • 「青空娘」『源氏鶏太全集 第8巻』所収、講談社、1966年
  • 『青空娘』春陽堂文庫、1966年
  • 「藍天少女」(楊偉訳)『当代日本少年文学叢書・少女小説選』所収、遼寧少年児童出版社、1990年3月
  • 『青空娘』ちくま文庫、筑摩書房、2016年2月10日
コミカライズ
  • 『少女ブック』集英社、1957年10月~1958年3月に牧かずまの漫画版が連載.
映画
青空娘(1957年)

1957年10月8日に大映系で公開。カラー・スタンダード・88分。

のちに、名トリオになる、監督:増村保造、脚本:白坂依志夫、主演:若尾文子の組み合わせによる、初めての作品。

スタッフ・作品データ
  • 監督: 増村保造
  • 製作: 永田雅一
  • 企画: 藤井浩明
  • 原作: 源氏鶏太
  • 脚本: 白坂依志夫
  • 撮影: 高橋通夫
  • 美術: 柴田篤二
  • 編集: 中静達治
  • 音楽: 小杉太一郎
  • 録音: 須田武雄
  • 照明: 久保田行一
キャスト
  • 小野有子:若尾文子
  • 二見桂吉:菅原謙二
  • 広岡良輔:川崎敬三
  • 広岡静江(良輔の母):東山千栄子
  • 小野栄一(有子の父):信欣三
  • 小野達子(有子の義母):沢村貞子
  • 小野照子(有子の姉):穂高のり子
  • 小野正治(有子の兄):品川隆二
  • 小野弘志(有子の弟):岩垂幸彦
  • 三村町子(有子の実母):三宅邦子
  • 八重(小野家の女中):ミヤコ蝶々
  • 哲五郎(世界の名言に凝っている魚屋):南都雄二
  • 米川信子(有子の高校での友達):八潮悠子
  • 稲川青子(二見に執着するモデルの女):矢島ひろ子
  • 有子のお婆さん:滝花久子
  • 信子の叔母(銀座のキャバレーのマダム):清川玉枝
映像ソフト
  • 2006年10月27日より角川ヘラルド映画からDVDが発売されている。
私は負けない(1966年)

1966年7月30日に大映系で公開。カラー・シネマスコープ・84分。

源氏鶏太の原作「青空娘」を再び白坂依志夫の脚本により、井上昭の監督と安田道代の主演で再映画化した。

スタッフ
  • 監督: 井上昭
  • 企画: 藤井浩明
  • 原作: 源氏鶏太
  • 脚本: 白坂依志夫
  • 撮影: 竹村康和
  • 美術: 上里忠男
  • 編集: 山田弘
  • 音楽: 古谷允とザ・フレッシュメン
  • 録音: 海原幸夫
  • 照明: 加藤博也
キャスト
  • 小野有子:安田道代
  • 二見桂吉:早川保
  • 広岡良輔:青山良彦
  • 広岡静江:北城真記子
  • 小野栄一:船越英二
  • 小野達子:萬代峰子
  • 小野照子:明星雅子
  • 小野正治:酒井修
  • 三村町子:大塚道子
  • 八重:坂本スミ子
  • 哲五郎:松山英太郎
  • 有子の祖母:瀧花久子
参考文献
  • “青空娘”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2022年9月29日閲覧。