首無の如き祟るもの
以下はWikipediaより引用
要約
『首無の如き祟るもの』(くびなしのごときたたるもの)は、三津田信三による日本の推理小説・ホラー小説。刀城言耶シリーズの第3長編。
単行本は、2007年5月7日に原書房〈ミステリー・リーグ〉より書き下ろしで刊行された。文庫版は、2010年5月14日に講談社文庫より刊行された。装丁は、単行本がスタジオ・ギブ(川島進)、文庫版が坂野公一(welle design)による。装画は単行本・文庫版ともに村田修が手がけている。
2008年、第61回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)の候補作となる。2008年度第8回本格ミステリ大賞(小説部門)の候補作となる。「本格ミステリ・ベスト10」2008年版(国内部門)2位、『ミステリが読みたい! 2008年版』(国内編)3位、『このミステリーがすごい!』(2008年、国内編)5位、「週刊文春ミステリーベスト10」(2007年、国内部門)5位など、各種ミステリ・ランキングで上位にランクインしている。
小説家の柄刀一は「推理小説とホラー小説の要素の豊かな重なり合いが、三津田本格ミステリの魅力であり目玉の1つである二重三重の謎解きスタイルにさらなる深みを与えている」「この作品のトリックは1つの原理であり公式である」と評価している。小説家の柴田よしきは「幅広く支持される完成度を持つ作品」「おどろおどろしい設定と大時代的背景を持ちつつ、凝りに凝った複雑な構造を持たせている」「堂々たる本格推理の傑作」と評価している。
あらすじ
十三夜参り事件
媛首山連続殺人事件
登場人物
秘守(ひがみ)家の人々
一守(いちがみ)家
二守(ふたがみ)家
駐在所の人々
その他
用語
媛首村(ひめかみむら)
媛神堂
栄螺(さざえ)塔
婚舎(こんしゃ)
三々夜参り(さんさんよまいり)
婚舎の集い
淡媛(あおひめ)
お淡(えん)
首無(くびなし)
淡首(あおくび)様
山魔(やまんま)
滑万尾(かつまお)
喉仏口(のどぼとけぐち)
媛守(ひめがみ)神社
警視庁終下市(ついかいち)警察署
『迷宮草子(めいきゅうぞうし)』
『グロテスク』
備考
- 元は、終下市警察署から北守駐在所への汽車の中で、言耶と烏と向かい合う席につき、言葉を交わしている。
- 毬子と長寿郎の二重殺人から5日目の夜から数日間にわたって、終下市の盛り場で猟奇連続殺人事件が起きており、火鶻(ひこつ)邸殺人事件を解決したばかりの冬城牙城が捜査に協力している。