駅物語
舞台:鉄道駅,
以下はWikipediaより引用
要約
『駅物語』(えきものがたり)は、日本の小説家朱野帰子による小説である。
単行本は、2013年8月1日に講談社より書き下ろし刊行でされた。単行本の装幀は、谷口博俊 (next door design) による。単行本の装画は、北極まぐによる。2013年10月、雑誌『ダ・ヴィンチ』の「今月のプラチナ本」に選ばれている。文庫版は、2015年2月13日に講談社文庫より刊行された。
あらすじ
東本州旅客鉄道株式会社、通称東本鉄の入社試験で1位の点数をとった若菜直は、毎日200万人以上が乗り降りする、日本で有数のターミナル駅である「東京駅」の駅員となり、「鉄道の利用客に幸せな奇跡を起こすことができるように頑張りたい」との抱負を語った。若菜は、1年前、東京駅で転倒したときに、手を差し伸べてくれた5人の人物を探し出したい、という考えをもっていた。若菜は、同期の犬塚や副駅長の吉住など、個性的なキャラクターをもった同僚たちに囲まれて、鉄道員として職務に奮闘する日々を送る。
主な登場人物
書評
KADOKAWAによるサイト「ダ・ヴィンチニュース」には、「朱野さんがすごいのは、その膨大な数の“思い”の存在を、小説の限られた登場人物と紙幅で、読者にまざまざと感じさせるところだ」「現代社会で働く私たちみんなに通じる迷いや葛藤を掬い取り、光を当てるその姿勢も健在だ。そして、朱野作品は、とにかくエンターテインメントとして純粋に楽しいところがいい」「個性豊かな駅員たちや、総合職と現業職の軋轢、トラブルを起こす乗客とのやりとりから生まれる人間ドラマと共に語られる東京駅のうんちくが楽しい」とする書評が掲載されている。小学館によるサイト「小説丸」には、「駅を支える人々の物語は、まるで深い味わいの日本酒のようです」とする書評が掲載されている。
参考文献
- 朱野帰子『駅物語』講談社、2013年8月。ISBN 978-4-06-218381-9。