高校殺人事件
舞台:多摩地域,
以下はWikipediaより引用
要約
『高校殺人事件』(こうこうさつじんじけん)は、松本清張の長編推理小説。『高校上級コース』(1960年4月号以降は『高校コース』)に連載され(1959年11月号 - 1961年3月号)、1961年12月に光文社(カッパ・ノベルス)から刊行された。連載時のタイトルは『赤い月』。
1977年に「少年ドラマシリーズ」の一つとして、連続テレビドラマ化された。
概要
松本清張では希少なジュブナイル作品の一つで、高校生グループが事件の真相を探る異色作。カッパ・ノベルス版の発行部数は66万部を記録している。
あらすじ
武蔵野台地の一角、多摩川の流れを見おろす、かつての城あとに、私たちの高等学校はあった。高校3年の私たちグループの一員で、ポーの心酔者である通称「ノッポ」が、学校の裏の沼で無惨な死にかたをしたのは、沼のほとりに蛙やいもりの出没する晩春のことである。彼は闇の中から流れてくる妖しい笛の音に魅せられて、人気のない深夜の沼に入って行ったという……。
主な登場人物
- 原作における設定を記述。
エピソード
- 東野圭吾は、高校時代に最初に読んだ松本清張作品が本作であり、「それまで推理小説というものに接したことは一度もなかった。次姉がすでに松本清張の愛読者になっていたのだが、なんかしらんけど退屈そうなもん読んどるなあと思うだけで、全く関心を持てなかったのだ。ほかにはどういうものがあるのかなと思い、次姉の本棚を眺めた。松本清張の『高校殺人事件』という本が目に留まった。やはり学生が主人公の作品のほうが、とっつきやすかったのだ。その本を今度は三日で読んだ。読みだしたらやめられなくて、布団の中でいつまでも頁をめくっていたなんてことは、生まれて初めての経験だった」と述べている。
テレビドラマ
ドラマタイトル『赤い月』。1977年4月4日から5月5日まで、NHKの「少年ドラマシリーズ」枠(18:20-18:40)で放送された(全20回)。
キャスト
- 羽島謙:高野浩幸
- 井出加奈江:村地弘美
- 小西重介:市山貴章
- 坂本信子:小林妙子
- 山口:桑崎晃男
- 柳田:塩屋翼
- 泉:篠崎登
- 中村先生:松川勉
- 倉田春恵:小栗一也
- 松川一郎:橋爪功
- 岩村国夫:小沢重雄
- 羽島壮吉(羽島謙の父):小松方正
- 羽島芳枝(羽島謙の母):佐々木すみ江
- 羽島圭子(羽島謙の妹):遠藤薫
- 篠田刑事:庄司永建
- :前田保之
- :纓片達雄
- :猪野剛太郎
- :久保晶
- :野村須磨子
- :真木恭介
- :佐藤燿子
- :山中康司
- :井上文夫
- :尾久土芳樹
- :大山豊
- :安田洋子
- :井上和行
スタッフ
- 脚本:岩間芳樹
- 音楽:桑原研郎
- 演奏:アンサンブル・ロマンス
- 演出:花房實、吉田治夫、上原正己、中村哲志、峯岸透、伊東美行、佐藤和哉、小山攻、長谷川直樹、中村哲志
- 製作:NHK
NHK 少年ドラマシリーズ | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
困ったなア
(1977.3.7 - 24) |
赤い月
(1977.4.4 - 5.5) |
アン通り47番地
(1977.5.9 - 26) |
松本清張原作のテレビドラマ一覧(放送順)
脚注・出典
参考文献
- 増山久明編著『NHK少年ドラマシリーズのすべて』(2001年、アスキー ISBN 978-4756138002)