鬼子母神 (漫画)
題材:家族,
以下はWikipediaより引用
要約
『鬼子母神』(きしもじん)は、山岸凉子による日本の短編漫画。小学館「ビッグゴールド」1993年7月号に掲載された。
あらすじ
瑞季は、武田家に生まれた二卵性双生児の妹。彼女は小さい頃から何をやっても不器用で、優秀な双子の兄と比較されながら育ってきた。しかし、難関高校に進学して順風満帆だった兄が、挫折を期に大きく変わってしまう。「王子様」の崩壊にショックを受けた瑞季は、気がつくと友人の家に居た。そこで自分の家庭環境が極端に歪んでいることに気付き、瑞季は高校卒業後家を出る。
家を出た瑞季は、時折会う母から兄の様子を聞かされ、兄に会いに行く。兄は酒浸りになり、ほとんど学校に通えず、すっかり見る影も無くなっていたが、それでもなお自分は瑞季より優れていると思い込み、母の理想像であり続けようとしていた。そんな兄を見て、瑞季は「鬼子母神」の神話を思い出すのだった……鬼子母神に可愛がられた末息子は、愛ゆえに母親に食べられてしまったのではないか、食べられた子はいつ真実に気付くのか、と。
登場人物
武田 瑞季(たけだ みずき)
兄
母親
収録単行本
- 1995年7月15日発行『黒鳥―ブラック・スワン』(Hakusensha lady’s comics―ミステリーシリーズ) 白泉社 ISBN 4-592-15150-X
- 1999年3月17日発行『黒鳥―ブラック・スワン』(白泉社文庫) 白泉社 ISBN 4-592-88329-2
- 2010年12月20日発行『鬼子母神』(山岸凉子スペシャルセレクション 9) 潮出版社 ISBN 978-4-267-90539-1