小説

魂振シリーズ


題材:ロック,神道,



以下はWikipediaより引用

要約

『魂振』(たまふり)シリーズは北沢大輔による日本のライトノベル。イラストはぺこが担当。スーパーダッシュ文庫(集英社)より全5巻が刊行されている。

ストーリー

数百年の伝統を持つ葦ノ原神社の跡取りとして育てられている少年・葦原音矢が高校3年に進級した年の春休み。音矢は祖父で葦ノ原神社の宮司である葦原弦而から、葦原家の遠縁の親戚筋で大内流舞楽の継承者である大内斎を許嫁として紹介される。弦而から許嫁である斎と子供を作るよう命じられた音矢は猛反発するが、だからと言って斎に当たる訳にも行かず悶々とした日々を過ごすことになってしまう。

数日後。音矢と同じ高校に新入生として入学した斎は音矢が部長だからという理由で軽音楽部に入部する。ちょうどその頃、部では週末に駅前広場でゲリラライブを開く計画を立てていたが、部長である音矢はどんな楽器を扱わせても天才的な演奏が出来る腕前であるにもかかわらず頑としてどの楽器も演奏しないと言い張る。そして、ゲリラライブ決行の日を迎えるが音矢の幼馴染みである部員の来栖真那実が禍津神に取り憑かれ、音矢たち軽音楽部員に襲いかかる。

登場人物

葦原 音矢(あしわら おとや)

主人公・高校3年生。先祖代々、葦ノ原神社の宮司を務めて来た葦原家の跡取りとして祖父の弦而に育てられている。
音楽が好きで、高校では軽音楽部の部長を務めているが自身は裏方に徹し楽器の演奏は中学に入ってから頑として拒否していた。葦原家は先祖代々、雅楽の力で禍津神と戦うことを宿命づけられており音矢も幼少の頃から祖父に英才教育を施され洋の東西を問わずあらゆる楽器の演奏に精通しているが、力の制御に不慣れだったため禍津神に取り憑かれた少年に瀕死の重傷を負わせてしまう。その後、自分が生まれた3日後に禍津神との戦いで命を落とした父の日記を発見したことで楽器を演奏する行為に強い抵抗を抱くようになってしまう。しかし、斎と協力して幼馴染みの真那実を禍津神の支配から救い出したことでトラウマを克服する。
大内 斎(おおうち いつき)

ヒロイン・高校1年生。葦原家の遠縁の親戚筋である大内家に伝わる大内流舞楽の継承者。音矢の許嫁で、本人同士は幼少期に面識があるものの音矢の側は斎と再会するまで全くその事実を知らされていなかった。育てられた環境が特殊であるため、一般常識に欠けた所がある。
艶やかな黒髪の美少女であるため校内での人気は高いが、本人は音矢一筋。音矢との子作りを望んでいるが音矢からはいつも何かしら理由を付けて拒まれるうえに、斎の側も具体的な子作りの方法を知らない。
無類の甘い物好きで、料理も必ずと言っていいほど極端に甘い味付けをしてしまう。特にあんこが大好物だが、どれだけ食べても太らないので校内の女生徒からは羨ましがられている。
来栖 真那実(くるす まなみ)

高校3年生。イギリス人の血を引いており碧眼に金髪のツインテールが特徴。2年の頃までは校内一の美少女で通っていたが、斎の入学後はその地位が危うくなったのに加え音矢を取られるのではないかと焦燥感を募らせている。
音矢とは小学校時代からの幼馴染みで、どんな楽器も上手に弾きこなす音矢に触発されて音楽を始め現在も軽音楽部でベースを担当している。
加地 豪鉄(かじ ごうてつ)

高校3年生。軽音楽部でドラムを担当。巨体のためサイズの合う制服が無く、作務衣で通学している。
寺の跡取り息子で、家庭環境の似た音矢と気が合うものの家業を継いで住職になるのは当然と考えている点が音矢と異なる。
王子 真太郎(おうじ またろう)

高校3年生。軽音楽部でギターを担当。イケメンだが普段は虚弱体質かつ悲観的な性格で、ギターを持つと性格が豹変する。
葦原 弦而(あしわら げんじ)

音矢の祖父で、葦ノ原神社の宮司。普段は単なるセクハラ好きの老人だが、神職の間では雅楽の第一人者として名が通っており幼少期から音矢にあらゆる楽器の演奏方法を伝授して来た。
薫子(かおるこ)

葦ノ原神社に住み込みで修業をしている3人の巫女の1人。最年長で会計を担当している。神社では「お局様」的なポジションに在り、怒ると誰も手が付けられないぐらい恐い。
小梅(こうめ)

葦ノ原神社に住み込みで修業をしている巫女の1人。巫女装束からもその大きさがはっきりわかる巨乳の持ち主で、小梅を目当てに葦ノ原神社を参拝する男性客も多い。性格はマイペースで、重度の天然。
風花(ふうか)

葦ノ原神社に住み込みで修業をしている巫女の1人。音矢や真那実より年下だが、学校には通っていない。ムードメーカーだが注意力散漫で、人の話を全く聞かない。
兎貴子(ときこ)

音矢の部屋へよく上がり込んでゲームをしている小学校高学年ぐらいの少女。葦原家と禍津神の因縁について詳しいような口ぶりであるが、多くを語ることは無い。

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