魔人学園
ジャンル:学園,
以下はWikipediaより引用
要約
『魔人学園』(まじんがくえん)は、1988年に発表された菊地秀行作の小説。
概要
もとは中高生向け雑誌『ORE』に『ハイスクール・ハンター』の題で連載されたものを加筆改題している。
日本が“東”と“西”に分かれて争っている架空の世界を舞台にしており、本作以外でも菊地秀行の作品には他にもいくつかの作品でこの構図が見られる。
菊地秀行の作品としてはごく普通、ないしはおとなしめと言える程度であるが、連載雑誌の購入者年齢層からいうとかなり性的描写(特に暴行のシーン)が多い。しかし連載開始の段階で編集者とそれに関しての合意はあったようである。
あらすじ
蘭陵高に続き、神智(じんち)高校が西からの攻撃を受ける。セーラー服の老婆とマスクを被った巨漢に率いられた学生服の集団だった。
ところが襲撃を受けたにも拘らず後日、神智高校は、「敵を撃退した」と返答した。関東一円を取り仕切る都立帝(みかど)高校の『護衛団』は、神智高校の教師や生徒たちが姿だけそのまま、何者かに憑りつかれたことを察知する。帝高校総番・倉間皓鉄は、西の襲撃を受けた高校のアイドル的な女生徒が狙われていることを踏まえ、”ミス帝高”・朱雀舞衣に護衛を着けさせた。
不穏な情勢の中、「転校生」檀哲理が帝高校に転入する。不可解な言動を怪しまれつつ檀は、クラスメイトの舞衣、如月隆一郎や日向彩子、もう一人の「転校生」土門杉などと親しくなっていく。しかし倉間は、敵地・関西のミナミ高校へ単身乗り込んで檀哲理に関する驚くべき事実を聞かされる。
登場人物たちが次々と倒れる中、檀は、全ての敵を倒し、平穏な3日間が訪れる。
補足説明
『護衛団』
格闘技、武器の扱いに精通し、魔術を極めている生徒もいる。総番、副番、外番、平番などの役職に分かれており、不明ながら規模は、数百名に及ぶものと作中で描写される。
関西にも同様の組織があるものの『護衛団』とは呼ばないらしい。
教師
教師が生徒同士の抗争に介入することは、禁止されているものの実態としては、魔術を生徒に教えたり、教師自身が協力することもある。ほとんどの場合、『護衛団』から支払われる金銭などの報酬が目当てであって生徒を守ろうという意識で協力している訳ではない。
「転校生」
転校生は、力を求めて次々に学校を渡り歩くものであり、過去を詮索することは、タブーとされている。いわゆる助っ人、本人の戦闘力を頼りにされる傭兵や生徒に魔術や何がしかの技術を指導する軍事顧問のような役割を果たしており強さこそが転校生の存在意義である。
世界観
宇宙は、目に見えない小さな物質が集まって出来ている、とした素粒子物理学やエイズ、ギターの存在が一般的に知られていない。他にも現実の世界で一般常識として知られている物事が作中では、通用しない。また東西に分かれた日本のみならず、世界中の学校がそれぞれ争っているらしく『護衛団』に守られていない平和な学校を知らない。
関東と関西の間は、霧に包まれており新幹線でしか移動できない。また3時間の時差がある。しかも新幹線は、仮に脱線事故が起こっても次の新幹線は、平然と走行し、救助隊も来ない。霧の中には、怪物が生息しているらしい。東西で争っているものの西は、都立帝高の存在や総番・倉間について詳しいが東は、オオサカ、ミナミなどの存在も『護衛団』のメンバーですら知らない様子である。
登場人物
関東
刊行歴
- 1988年11月 講談社 ISBN 978-4062042000
- 1992年06月 講談社 (文庫) ISBN 978-4061851702
- 2006年08月 日本出版社(ノベルス)ISBN 978-4890489541
関連作品
小説
漫画
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