魔法戦士リウイ
小説
著者:水野良,
出版社:富士見書房,
レーベル:富士見ファンタジア文庫,
巻数:ファーストシーズン:全9巻+外伝1巻セカンドシーズン:全3巻サードシーズン:全8巻,
漫画:細雪純版
原作・原案など:水野良,
作画:細雪純,
出版社: 富士見書房,
掲載誌:月刊ドラゴンジュニア,
レーベル: 角川コミックスドラゴンJr. Tong Li Comics,
巻数:全6巻,
漫画:長谷川光司版
原作・原案など:水野良,
作画:長谷川光司,
出版社:KADOKAWA,
掲載誌:コミッククリア,
レーベル: ファミ通クリアコミックス,
巻数:全5巻,
アニメ
原作:水野良,
監督:湖山禎崇,
シリーズ構成:千葉克彦,
キャラクターデザイン:岩倉和憲,
音楽:川井憲次,
アニメーション制作:J.C.STAFF,
製作:製作委員会,
放送局:WOWOW,
話数:全24話,
以下はWikipediaより引用
要約
『魔法戦士リウイ』(まほうせんしリウイ)は、水野良による日本のライトノベル、もしくはそれを原作としたメディアミックス作品。小説は『月刊ドラゴンマガジン』に連載され、漫画版は『月刊ドラゴンジュニア』に連載された。
概要
テーブルトークRPG『ソード・ワールドRPG』の背景世界「フォーセリア」を舞台に、魔法使いであり戦士でもある「魔法戦士」(ルーンソルジャー)の主人公の活躍を描く。
ソード・ワールド・ノベル内の1作として刊行された『魔法戦士リウイ/剣の国の魔法戦士』がシリーズとしては最初の巻だが、この巻のみ初期は挿絵をその後のシリーズとは異なるイラストレーター(士貴智志)が描いていた(以下、新装版に対して「旧版」と呼ぶ)。次巻である湖岸の国以降は横田守になり、新装版になった際に、挿絵も横田守の物に変更し、それと同時に他のシリーズとの整合性を取るために加筆訂正が行われた。アニメ版のキャラクターデザインも横田版を元にしている。『ソード・ワールド・ノベル』シリーズであった「旧版」では、その特性上ソード・ワールドRPGのルールに準拠した展開をみせていたが、以降はゲームのルールを大幅に改変した小説オリジナルの展開が目立つようになった。
また、サードシーズン『賢者の国の魔法戦士』において「ファーラムの剣」に関係した事件が明らかにされているが、これはもともと『月刊ドラゴンマガジン』が創刊されて間もないころに連載されていた「ソード・ワールドRPG」関連記事にて紹介されていた、ゲーム内でこれから起こる(起こりつつある)とされていた、世界の存亡に関わる大事件である。さらには他にもリウイは世界各地の国際問題や遺跡の謎などを解決し続けていたが、最終的に世界存亡の危機に加え、大陸中の国々を巻き込んだ戦乱に発展し、ソードワールドRPGの世界の総決算というべき物語となった。
『呪縛の島の魔法戦士』では、同じく水野良の作品で、背景世界を共有する『ロードス島戦記』とのコラボレーションが試みられ、同作の主人公であるパーンやディードリットらも登場している。時代は小説版(角川スニーカー文庫刊)の第5巻と第6巻の間の空白の時期で、パーンの所持する武具が物語に大きく関わっている。反面、ロードス島戦記本編にはあまりなかったお色気シーンが散見できる。
『神代の国の魔法戦士』では、これまでほとんど紹介されることのなかった(その理由は文庫あとがきでも述べられている)「東の果ての島」イーストエンドでの冒険が描かれている。
あらすじ
舞台は、英雄王・リジャールが治める、剣の国・オーファン。そこに暮らす青年・リウイは、魔術師見習いを卒業したばかりの魔術師だが、酒と女が大好きで、喧嘩は日常茶飯事。そんな生活を送る一方、心にわだかまりを抱える曖昧な日々を過ごしていた。そんなある日、リウイは、ミレル、ジーニ、メリッサから冒険者の誘いを受け、魔法戦士となる。これをきっかけに、リウイ達の壮大な冒険が始まった。
登場人物
リウイ・パーティー
リウイ
声 - 小西克幸
本作の主人公。魔術師ギルドで育った少年。新王国暦521年時に18歳。屈強な肉体を持ち、野性味あふれる性格。様々な知識を必要とする魔法よりも、後先考えずなりふりかまわず本能的に拳を振り回す肉弾戦を好む。後に(セカンドシーズン『剣の国の魔法戦士』)オーファン国王リジャールの庶子であることが明らかになるが、アニメ版では不明。普段はやや間の抜けたところもあるが、苦境に陥るほどに活き活きとし、誰も想像もしないような型破りなやり方で次々と危機を乗り切っていくトリックスター。なぜかエルフに強い憧憬を抱いており、『呪縛の島の魔法戦士』では、ハイエルフであるディードリットにアプローチをかけ続けていた。頻繁にトラブルに巻き込まれるが、それはもはや特殊能力扱いされている。
冒険に出る前は自身の境遇に対しその適性が魔術師に不向きである事から来る将来への強い閉塞感等を覚え、それらを発散する為に夜な夜な歓楽街に繰り出しては酒と喧嘩と女で大暴れしていた。しかし見境無く暴れていた訳ではなく、弱い相手や女性に無理強いすると言った事は決してしない。
母親代わりともいえるジェニからは「父親に比べればずっと紳士的」と評されている。
また、豪放磊落なようでいて実際には強い責任感を持っており、自身の軽率な行動でアイラを指輪の虜囚にしてしまった事を痛烈に後悔し、それまでとは打って変わった情熱で不得意な魔術の修行に打ち込む姿が描かれている。
小説最終巻にて『ファーラムの剣』を手にし、魔精霊アトンに最終決戦を挑み倒した。
小説版では赤ん坊のリウイを預けて出奔した母親がハーフエルフらしく、それが本当なら彼自身はエルフとのクォーターになる(ソード・ワールドRPGの設定に準ずるならば、「クォーターエルフ」は存在しないため「単にエルフの血が流れている人間」となる)。リウイ自身には実の母親の記憶はないが、エルフに強い憧憬を抱く理由として匂わされている。
ミレル
声 - 川上とも子(ゲーム『ヒーローズファンタジア』では松岡由貴)
本作のヒロイン。盗賊ギルドに所属するシーフの少女。新王国暦521年時に16歳(『剣の国の魔法戦士』旧版のデータ・セクションによる。以下注釈がない場合同じ)。ギルドに買われた孤児で、幼少時は成長が遅く、見た目が良くなかったため、娼婦(兎)ではなくスリ(猫)や暗殺者(蛇)として教育され、優秀な盗賊(穴熊)となった。当初はリウイを嫌っていたが、後に彼を愛するようになる。恋敵となるアイラには、生まれ育ちや体型などの面でコンプレックスを抱いているが、同時に同じ相手を好きになった者として共感するものを持っている。
小説最終巻にて、最終決戦の後から急に成長し始めたらしく、リウイと再会した時には立派な女性になっていた。
アニメ版ではシーフというよりは何でも屋のフリーターとして描かれ、バイト先は魚屋・メイド・ショーダンサーと多彩すぎて、ミレルが熱を出して寝込んだとき代わりを引き受けたメリッサを悩ませた。
ジーニ
声 - 高山みなみ
オーファンの北部、ヤスガルン山脈の小部族・アリド族の出身。頬を中心に墨で描かれた独特の紋様を持つ。新王国暦521年時に24歳。元傭兵で、大剣を扱う一流の女戦士。事あるごとにリウイを「素人」呼ばわりするが、やがて彼の成長を認めるようになる。
一見した印象や立ち居振る舞いは非常にクールで、現実的な判断を常に行う等、頼り甲斐のあるように見えるが、実際には非常に情が深く、特に男性に対して強く依存してしまう面があり、それが元で大きな失敗を重ねていた過去がある。
仲間の女性陣の中では唯一男性経験がある。
メリッサ
声 - 井上喜久子
戦の神マイリーの神官。新王国暦521年時に19歳。生家は隣国ラムリアースの貴族で、本名はメリサリム・ディブロー(ただし、実家を飛び出した際に姓は捨てている)。神の啓示を受け、不本意ながら「勇者リウイ」に仕えることになるが、次第に彼にも(自分の理想とはかけ離れたものではあるが)勇者の資質がある事を認めていく。
かつてアトンを封印したカストゥール最強の魔法戦士レパース(アレスタス)の末裔でもある。
アイラ
声 - 矢島晶子
リウイの同僚で幼馴染の女魔術師。リウイより2歳年上(ファーストシーズン時、20歳)。実家はオーファンでも有数の商家である「アウザール商会」。兄が一人いる。魔法の道具のコレクターで、知識も豊富だが、語りだしたら容易には止められないらしい。愛用している眼鏡も魔法の力を持っている。以前からリウイに恋心を抱き、ファーストシーズン終盤でミレルを交えた三角関係の末にリウイの婚約者になるが、小説最終巻で身を引いた。
ファーストシーズン最終巻で指輪に封印されてしまったが、セカンドシーズン最終巻にて復活を遂げた。
小説最終巻でリウイを助けるために大量の冒険者達に『アトンを見に行くだけで大金を払う』という法外な依頼を出したため、アウザール商会は破産してしまった。
だが、かなりの数の冒険者との繋がりを持てたため、最終決戦後には新しい事業を立ち上げると話していた。
ティカ
クリシュ
リウイが竜の爪によって服従させ支配している幼竜。念話のような形でリウイと意思疎通できる。
竜司祭の部族の先代の族長で、竜魔法シェイプドラゴンによって変身竜として暴れて「邪竜」と呼ばれた。リジャール、カーウェス、ジェニの3人に退治され、転生の魔法で転生竜の卵になっていた。卵は部族の村で保管されていたが、卵から孵っても老竜(エルダードラゴン)に成長するまでは人間だった頃の記憶が戻らず食欲のままに同じ部族の村を襲う危険性があったため、リウイが竜の爪をクリシュに打ち込んで支配することになった。
幼竜(インファントドラゴン)から成竜(レッサードラゴン)に脱皮すると、埋め込まれた爪が取れるため再び爪を打ち込んで支配する必要がある。
『煙火の島の魔法戦士』にて、成竜となり爪が抜け落ちたが、ティカによって再び爪を打ち込まれて支配下に置かれた。
シャザーラ
エレミアの初代国王が使ったというランプの魔人。言い伝えによれば、ファリス神とファラリス神によって人間の欲望と自制心を見定めるために作られたという。
3つの願いを叶えることで、ランプより封印が解かれるということだったが、3つ目の願いを叶えた瞬間、古代魔法時代の一人の魔術師が、無限の魔力の塔の魔力を利用して作った指輪に再封印されてしまっている。
現在その指輪はアイラが所有する事になり、アイラはその魔力と知識を利用することが可能になった。
この魔神の正体は知識の魔神(ナレッジ・デーモン)であり、非常に広範な知識を有している。ただし、必要な答えを得るには正しく質問しなければならない。
ただし、その知識を得るためには、質問をする対象の記憶を奪い取ってしまうという代償を払わなければならない。
剣の国オーファン
オーファン王室・政府
リジャール
声 - 内海賢二
リウイの実父。元冒険者で、老境に差し掛かった今もアレクラスト大陸で最強の戦士と目されている(フォーセリアという世界全体で見れば、彼に比肩し得る、あるいは凌駕する戦士はごく少数名であるものの存在するといえる。実子のリウイもその旨の発言を残している)。カーウェス、ジェニらとともに「邪竜」クリシュを退治して“竜殺し(ドラゴンスレイヤー)”の英雄となり、クリシュに滅ぼされたファン王国の王妃を娶ってオーファン王国を建国する。公式には王妃との間に息子が二人いる。生きた伝説として英雄視されているが、実像は大酒呑みで女好きの型破りな人物であり、冒険者時代の振舞いはソード・ワールドRPGリプレイ第3部のバブリーズを一人にまとめた姿、あるいはさらに上回るかのごとき極悪さであったという。
小説最終巻にて、オーファン王国を守る為に壮絶な最期を遂げた。
リトラー
声 - 三木眞一郎
リジャールの長男でオーファンの皇太子(つまり、リウイの異母兄弟)。温和な好人物であるが、それがゆえに父王からは物足りなく感じられており、極めて辛い評価を受けている。また覇気のない態度から旧ファン王国貴族を中心とする側近を抑えきれずその暴走を招いてしまうこともあり、物語の一エピソードの背景となっている。
小説最終巻にてリジャール亡き後王位を継ぎ、リウイに世界の命運を託した。小説ではこれが初登場となる。
アニメ版では当初「レナード」の偽名で登場、イザベル・リリ・ジェイキンソン(いずれも後述)とともにパーティを組んで、リウイたちとライバル関係になる。
ダーダネル
声 - 徳丸完
リトラーの側近。摂政。旧ファン王国時代からの貴族。宰相リスラーとの地位の上下は不明。リトラーに対し王として立つように勧める。
アニメ版ではリトラーを利用し、リジャール王を倒して旧ファン王国の貴族による寡頭制の復活を企む黒幕。
ローンダミス
魔術師ギルド
カーウェス
声 - 麦人
リウイの養父。オーファン魔術師ギルドの長。世界でも有数の魔術師で「偉大なる」カーウェスと呼ばれる。オランの「大賢者」マナ・ライの孫弟子にあたる。
かなりの老齢であり、リジャールと共に旅をしている際に大量の魔法を酷使した為、魔力が枯渇するという危険な状態になったが、『無限の魔力』を利用して枯渇した魔力を補充した。
後に宮廷魔術師の座をラヴェルナに譲った。
小説最終巻にて、リジャールと共にオーファン王国を守るために壮絶な最後を遂げた。
ラヴェルナ・ルーシェン
フォルテス
声 - 塚田正昭
オーファン魔術師ギルドの次席導師。魔術を至上のものと考える。ラヴェルナとは折り合いが悪い。神経質で陰湿な性格から若い魔術師達からは嫌われている。
『魔力の塔』という危険な魔道書を手に入れ、リジャール王を唆しそれを建設するが、リウイが王子の一人であったことや追い詰められたことにより発狂、最終的に建設された『魔力の塔』で討たれた。
アニメ版ではかなりコミカルなキャラクターに変更されており、原作よりもかなり温和な性格となっており、死ぬこともなかった。カツラを被っていた。
剣の国オーファンのその他の登場人物
ジェニ
声 - 紗ゆり
リウイの養母的な存在でもある女性。戦神マイリーの最高司祭で、両手に持った剣を舞いの如く自在に操るようから「剣の姫」の異名をもつ。リウイのことを「ウーくん」と呼ぶ。独身で、実子はいない。
小説最終巻にて、ファーラムの剣の試練を受けて眠りに付いているリウイを守るため戦い最期を遂げた。
バナール
ローランド
ハンセル
セレシア
魔法の王国ラムリアース
コンラッド
声 - 山崎たくみ
オーファンの隣国・ラムリアースの騎士でメリッサの元婚約者。台詞や行動がいちいち大袈裟で芝居がかっている。メリッサを賭けてリウイに決闘を申し込むが、イカサマを看破された挙句リウイの拳を浴びて沈んだ。元は魔法騎士隊の隊長で、魔力こそ導師級だが剣の腕はさっぱりにもかかわらず、メリッサのためにと魔法を捨ててしまった。メルセリア侯爵家の次期当主でもある。アニメ版でも基本的には同じキャラであるが、やや扱いは良く、ラストでのリウイ達の行動に際し、メリッサのためにと囮役を果たす気概を見せた。しかも城壁の兵たちから逃げる際にはプレートアーマー着たままの状態で魔法を使うという荒業もやってのけた。アニメや漫画版では鎧の下はガリガリの痩せっぽちに描かれているが、原作では普通の体格の模様。
エリスティア
アルモザーン
湖岸の王国ザイン
賢者の王国オラン
マナ・ライ
バレン
呪われた島ロードス
草原の王国ミラルゴ
東の果ての島(イーストエンド)
海賊の国バイカル
リッケ
その他の登場人物
ルキアル
アニメオリジナル
アニメ版(後述)のオリジナルキャラクター。小説版・ソードワールドRPGとは設定上一致しない点もある。
ガネット、ジョアン、アンナ
イザベル
声 - 笠原留美
マイリーの女性神官。メリッサの同僚だが、褐色の膚に高慢な性格という対照的なキャラクター。メリッサを一方的にライバル視しており、その彼女への対抗心とマイリー神官として勇者に仕えるという憧れから、実際にはマイリーの啓示が無かったにも関わらず「わたくしも啓示を受けました」としてレナードを「勇者」と呼んで強引に仕え始める。
しかし【第23話 掟やぶりの女たち】でレナード(リトラー)の本当の正体を知り、自分との身分の差に打ち拉がれマイリーから勇者の啓示が無かった事をメリッサへ吐露する。
リリ
声 - 平松晶子
少女というより幼女のファリス?の神官。
本名はリナリム・コーウェル。リジャール王に敵対して取り潰された旧ファン王国の貴族コーウェル家の生き残りで、復讐のためダーダネルの部下となってリジャール王打倒をたくらみ、リトラーの監視役としてパーティを組む。
ジェイキンソン
ヴァンブレード
カストゥール王国時代末期の付与魔術師であり鍛冶師でもあったヴァンが造った10本の魔剣。防具などもセットになっている物が多い。第三部では副題の通り、ファーラムの剣を探すことが目的となっている。ファーラムの剣とは、カストゥール王国最後の魔法王ファーラムの肉体を素材にして魔精霊アトンを倒すために作られた魔剣。詳細は不明だが、伝説によれば極めて多量の魔力を必要とする模様で、それが「魔力の塔」の崩壊につながり、王国滅亡の一因となったとされている。
番兵(センチネル)
瞬間移動の魔力を持ち、主の召喚に応じて現れ、瞬時にその身を包む。
鎮めるもの(サプレッサー)
ロードス島戦記のパーンが所持している。真の力を発動したのは対アトン戦のみであるが、森の精霊王の魔法に耐えるなど対精霊の効果が有効に働いた場面もあった。
対アトン戦ではパーンの技量も相俟って、リウイに襲い掛かった複合精霊を尽く返り討ちにする猛威を揮った。
しかし、精霊を抹殺する力を放つこの剣の真の力は、精霊を友とする彼の伴侶にとって大変辛いものである為、パーンはこの力を無闇に使う事を禁じている。
巨大なるもの(ギガンテス)
ゴーレムがアトンに敗れた後、巨大すぎて回収でき無い為、無の砂漠に放置される事になった。
見えざる鎖を断ち切りし邪剣(イレーサー)
通常のディスペル・マジックの呪文では解除できない、魔法の宝物の魔力や呪いなども解除できる。
ヴァンが娘の婚約に際して、娘と娘婿の年齢差を埋める指輪と共に贈った。
神話を終焉せしむ宝剣(ミスバスター)
男性を魅了して操るヤヅチの魔力を防ぐため、転換の鏡盾(エクスチェンジャー)の魔力を発動し、ヤヅチを倒したという女性戦士・シャナの姿に変身して使用する。
やや小振りの直刀(イラストでは西洋風の両刃の片手剣で、「刀」ではない)で、竜(もしくは蛇)の眷属に対して高い攻撃力を有する。8つの勾玉がそれぞれ対応するヤヅチの首を滅する力を持ち、カートリッジのように剣の柄にひとつずつ順にはめ込んで攻撃する。ヤヅチの首は炎・雷・闇などの精霊(複合精霊を含む)の力を持っており、勾玉はこれを消去する。首を滅すると勾玉も消滅する。
「ミス(MYTH)」は神話の意。
インビンシブルブレード
劇中では、バルキリーを崇拝する海の民を自滅させるための罠として作られたものではないかと推測されている。
「インビンシブル(INVINSIBLE)」は無敵などの意。
レックスのヴァンブレード
神の心臓のヴァンブレード
竜の心臓の中にある始原の炎を制御するものであり、抜かれる事で心臓を停止させる安全弁でもあった。
だが、抜かれる事で結果として究極の竜殺剣(ドラゴンスレイヤー)が完成する。
ファーラムの剣
実は「ファーラムの剣」その物であり歴代のラムリアース王には真実が継承されていたが、フレアホーンには魔法の素養がない事で悩んでいた先王が、そのことを話す前に崩御してしまったため、このことをフレアホーンとアルモザーンは知らなかった。
その後、アルモザーンが、歴史を調べていた際にこの秘密に気が付いたことで、リウイの手に渡ることになった。
剣の中に鋳造したヴァンとファーラム王の意思が若干ながら存在する。
その真の力は言うまでも無く『魔精霊アトンを滅ぼす』事にあり、その為だけに魔法王国の総てを費やしているといっても過言ではない。カストゥール王国繁栄の象徴でもあり原動力でもある魔力の塔から膨大な魔力を引き出すことによってその力は発動する。
発動した瞬間に巨大な爆発が発生する。古代王国時代に現れたアトンに対してはその存在を完全に消滅させる事は敵わず、結果として(カストゥール最後の王都でもある)無の砂漠の中にアトンが取り残される事となった。
その他のヴァンブレード
既刊一覧
ファーストシーズン
- 水野良(著) / 横田守(イラスト) 『魔法戦士リウイ』 富士見書房〈富士見ファンタジア文庫〉、全10巻
- 『魔法戦士リウイ1』1998年10月25日初版発行(10月21日発売)、ISBN 4-8291-2845-3
- 『魔法戦士リウイ2』1999年2月25日初版発行(2月18日発売)、ISBN 4-8291-2867-4
- 『魔法戦士リウイ3』1999年6月25日初版発行(6月14日発売)、ISBN 4-8291-2891-7
- 『魔法戦士リウイ4』1999年12月25日初版発行(12月13日発売)、ISBN 4-8291-2932-8
- 『魔法戦士リウイ5』2000年4月25日初版発行(4月10日発売)、ISBN 4-8291-2959-X
- 『魔法戦士リウイ6』2000年8月25日初版発行(同日発売)、ISBN 4-8291-2994-8
- 『魔法戦士リウイ7』2001年3月25日初版発行(3月16日発売)、ISBN 4-8291-1337-5
- 『魔法戦士リウイ8』2001年7月25日初版発行(7月19日発売)、ISBN 4-8291-1369-3
- 『魔法戦士リウイ9』2002年2月25日初版発行(2月20日発売)、ISBN 4-8291-1405-3
- 『魔法戦士リウイ0』2003年3月25日初版発行(3月20日発売)、ISBN 4-8291-1500-9
- リウイと出会う前のジーニ、ミレル、メリッサを描く外伝。
- 『魔法戦士リウイ1』1998年10月25日初版発行(10月21日発売)、ISBN 4-8291-2845-3
- 『魔法戦士リウイ2』1999年2月25日初版発行(2月18日発売)、ISBN 4-8291-2867-4
- 『魔法戦士リウイ3』1999年6月25日初版発行(6月14日発売)、ISBN 4-8291-2891-7
- 『魔法戦士リウイ4』1999年12月25日初版発行(12月13日発売)、ISBN 4-8291-2932-8
- 『魔法戦士リウイ5』2000年4月25日初版発行(4月10日発売)、ISBN 4-8291-2959-X
- 『魔法戦士リウイ6』2000年8月25日初版発行(同日発売)、ISBN 4-8291-2994-8
- 『魔法戦士リウイ7』2001年3月25日初版発行(3月16日発売)、ISBN 4-8291-1337-5
- 『魔法戦士リウイ8』2001年7月25日初版発行(7月19日発売)、ISBN 4-8291-1369-3
- 『魔法戦士リウイ9』2002年2月25日初版発行(2月20日発売)、ISBN 4-8291-1405-3
- 『魔法戦士リウイ0』2003年3月25日初版発行(3月20日発売)、ISBN 4-8291-1500-9
- リウイと出会う前のジーニ、ミレル、メリッサを描く外伝。
- リウイと出会う前のジーニ、ミレル、メリッサを描く外伝。
セカンドシーズン
- 水野良(著) / 士貴智志(イラスト) 『ソードワールド・ノベル 剣の国の魔法戦士』 富士見書房〈富士見ファンタジア文庫〉、1993年2月3日発売、ISBN 4-8291-2477-6
- 『魔法戦士リウイ 剣の国の魔法戦士』(新版)2001年9月25日初版発行(9月20日発売)、ISBN 4-8291-1372-3
- 水野良(著) / 横田守(イラスト) 『魔法戦士リウイ 湖岸の国の魔法戦士』富士見書房〈富士見ファンタジア文庫〉、1997年8月25日初版発行(8月20日発売)、ISBN 4-8291-2767-8
- 『魔法戦士リウイ 湖岸の国の魔法戦士』(新版)2001年9月25日初版発行(9月17日発売)、ISBN 4-8291-1373-1
- 水野良(著) / 横田守(イラスト) 『魔法戦士リウイ 砂塵の国の魔法戦士』 富士見書房〈富士見ファンタジア文庫〉、2003年9月25日初版発行(9月20日発売)、ISBN 4-8291-1556-4
- 『魔法戦士リウイ 剣の国の魔法戦士』(新版)2001年9月25日初版発行(9月20日発売)、ISBN 4-8291-1372-3
- 『魔法戦士リウイ 湖岸の国の魔法戦士』(新版)2001年9月25日初版発行(9月17日発売)、ISBN 4-8291-1373-1
サードシーズン
- 水野良(著) / 横田守(イラスト) 『魔法戦士リウイ ファーラムの剣』 富士見書房〈富士見ファンタジア文庫〉、全8巻
- 「賢者の国の魔法戦士」2004年8月25日初版発行(8月20日発売)、ISBN 4-8291-1633-1
- 「呪縛の島の魔法戦士」2005年3月25日初版発行(3月19日発売)、ISBN 4-8291-1698-6
- 「牧歌の国の魔法戦士」2006年2月25日初版発行(2月18日発売)、ISBN 4-8291-1798-2
- 「鋼の国の魔法戦士」2006年12月25日初版発行(12月20日発売)、ISBN 4-8291-1884-9
- 「神代の島の魔法戦士」2007年12月25日初版発行(12月20日発売)、ISBN 978-4-8291-1970-9
- 「嵐の海の魔法戦士」2008年8月25日初版発行(8月20日発売)、ISBN 978-4-8291-3316-3
- 「煙火の島の魔法戦士」2011年1月25日初版発行(1月20日発売)、ISBN 978-4-8291-3537-2
- 「魔法の国の魔法戦士」2012年6月25日初版発行(6月20日発売)、ISBN 978-4-8291-3673-7
漫画版
細雪純作画版が『月刊ドラゴンジュニア』に1999年8月号から2003年4月号まで連載された。
- 水野良(原作) / 横田守(キャラクター原案) / 細雪純(作画) 『魔法戦士リウイ 紅炎のバスタード』 角川書店〈角川コミックスドラゴンJr.〉、全6巻
- 1999年12月24日発売、ISBN 4-04-712214-9
- 2000年7月28日発売、ISBN 4-04-712242-4
- 2001年6月28日発売、ISBN 4-04-712272-6
- 2002年1月30日発売、ISBN 4-04-712291-2
- 2002年9月25日発売、ISBN 4-04-712309-9
- 2003年5月28日発売、ISBN 4-04-712331-5
2016年には、長谷川光司作画版(脚本:小沢パンダ)が『コミッククリア』でウェブ配信開始。2016年7月8日から2018年11月23日まで連載された。
- 水野良(原作) / 横田守(キャラクター原案) / 長谷川光司(作画) 『魔法戦士リウイ』 KADOKAWA〈ファミ通クリアコミックス〉、全5巻
- 2017年2月28日発売、ISBN 4-04-734475-3
- 2017年8月10日発売、ISBN 4-04-734702-7
- 2018年1月15日発売、ISBN 4-04-734948-8
- 2018年7月14日発売、ISBN 4-04-735211-X
- 2019年1月15日発売、ISBN 4-04-735451-1
コミックアンソロジー
- 『魔法戦士リウイパロディ4コマ劇場』2001年7月30日発売、ISBN 4-04-712275-0
- 『魔法戦士リウイ パロディ祭り』2002年3月25日発売、ISBN 4-04-712297-1
その他の書籍
- 『超解(スーパーガイド)! 魔法戦士リウイ』2001年4月4日発売、ISBN 4-8291-7466-8
- 主にファーストシーズン7巻目までの内容を解説したガイドブック。
- 『賽子の国の魔法戦士 ソード・ワールドRPGリプレイ・アンソロジー2』2007年1月20日発売、ISBN 978-4-8291-4490-9
- 表紙は横田守。ソード・ワールドRPGの3つのリプレイを収録していて、その内のひとつが水野良執筆の『鋼の国の魔法戦士』リプレイで、挿絵は細雪純。『コクーン・ワールド』は作:友野詳、画:弘司。『サーラの冒険』は作:山本弘、画:田口順子。
- 主にファーストシーズン7巻目までの内容を解説したガイドブック。
- 表紙は横田守。ソード・ワールドRPGの3つのリプレイを収録していて、その内のひとつが水野良執筆の『鋼の国の魔法戦士』リプレイで、挿絵は細雪純。『コクーン・ワールド』は作:友野詳、画:弘司。『サーラの冒険』は作:山本弘、画:田口順子。
関連CD
月刊ドラゴンマガジンの誌上通販の「ドラマティックドラゴン」にてドラマCDがリリースされている。一度目は2001年にシングルCDに収録されたドラマが、二度目は2004年に再録のアルバムCDとして販売された。
テレビアニメ
アニメ版はWOWOWのノンスクランブル枠で放送された。放送期間は2001年4月3日から同年9月18日。全24話。
原作の第一期(ファーストシーズン)の設定を踏襲しながらも、各話の内容、特に後半はほぼオリジナル・ストーリーで展開する。主要女性キャラクターのうち、メリッサをメインヒロインに位置づけているところも特徴。脚本や演出は原作よりもコメディテイストが強く、女性キャラクターのお色気シーンも多い他、リウイの必殺技が「リウイパンチ」になっていたり、原作では使用出来ない高レベル魔法をリウイが使っていたりする。一方、ソードワールドの世界観そのものを壊しかねない描写(エルフの長老が老人でひげを生やしているなど)もまま見られる。
スタッフ
- 原作 - 水野良
- 原作イラスト - 横田守
- 監督 - 湖山禎崇
- シリーズ構成 - 千葉克彦
- キャラクターデザイン - 岩倉和憲
- サブキャラクターデザイン - 和田崇
- 総作画監督 - 岩倉和憲、和田崇
- 美術監督 - 加藤賢司
- 色彩設定 - 丸山美江子
- 撮影監督 - 鈴木洋平
- 編集 - 西山茂
- 音響監督 - 三間雅文
- 音楽 - 川井憲次
- プロデューサー - 蜂屋誠一、米桝博之、松倉友二
- アニメーション制作 - J.C.STAFF
- 製作 - 魔法戦士リウイ製作委員会
主題歌
オープニングテーマ「Twinkle Trick」
エンディングテーマ「Love&Pain」
各話リスト
話 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 放送日 |
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1 | 勇者降臨 | 千葉克彦 | 湖山禎崇 | 石堂宏之 | 和田崇 | 2001年 4月3日 |
2 | 初体験 | 西本由起夫 | 葛谷直行 | 木下ゆうき 佐々木一浩 |
4月10日 | |
3 | 大乱闘 | 福田道生 | 岡嶋国敏 | 関口雅浩 | 4月17日 | |
4 | 妖魔の森 | 高山治郎 | 葛谷直行 | 石田博 | 祝浩司 | 4月24日 |
5 | 青い課外授業 | 千葉克彦 | 島津奔 | 水無月弥生 | 松田寛 | 5月1日 |
6 | 愛のために…死す? | 岸間信明 | 福田道生 | 森田風太 | 木下ゆうき | 5月8日 |
7 | ミレルの壷 | 鈴木行 | 雄谷将仁 | 中矢雅樹 | 5月15日 | |
8 | 涙のマイリー祭り | 千葉克彦 | 葛谷直行 | 斎藤浩信 | 5月22日 | |
9 | 真夏に訪れし者 | 岸間信明 | 福田道生 | 岡嶋国敏 | 関口雅浩 | 5月29日 |
10 | 四大魔術師の塔 | 高山治郎 | 葛谷直行 | 三芳唯稀 | 宗崎暢彦 | 6月5日 |
11 | 真の勇者登場? | 千葉克彦 | 島津奔 | 水無月弥生 | 松田寛 | 6月12日 |
12 | 月夜の花 | 高山治郎 | まつもとよしひさ | 木下ゆうき 北町五郎 |
6月19日 | |
13 | 女戦士の遁走曲(フーガ) | 千葉克彦 | 島崎奈々子 | 雄谷将仁 | 中矢雅樹 | 6月26日 |
14 | 花売りと花嫁 | 岸間信明 | 葛谷直行 | 木下ゆうき | 7月3日 | |
15 | 湖畔のバカンス | 大和屋暁 | 福田道生 | 岡嶋国敏 | 田中誠輝 | 7月10日 |
16 | 闇の中の陰謀 | 千葉克彦 | まつもとよしひさ | 南伸一郎 | 7月17日 | |
17 | 拳闘士リウイ | 岸間信明 | 島津奔 | 長尾粛 | 松田寛 古田誠 |
7月24日 |
18 | 変身×5 | 大和屋暁 | 葛谷直行 | 祝浩司 | 7月31日 | |
19 | オー・マイ・ホーム! | 岸間信明 | 島崎奈々子 | 雄谷将仁 | 中矢雅樹 | 8月7日 |
20 | 勝利の美酒 | 高山治郎 | 葛谷直行 | 木下ゆうき | 8月21日 | |
21 | 勤労少女メリッサ | 大和屋暁 | 福田道生 | 岡嶋国敏 | 田中誠輝 | 8月28日 |
22 | 反乱軍現る | 千葉克彦 | 葛谷直行 | 南伸一郎 | 9月4日 | |
23 | 掟やぶりの女たち | 島津奔 | 長尾粛 | 松田寛 古田誠 |
9月11日 | |
24 | リウイパンチ!!!! | 湖山禎崇 | 和田崇 | 9月18日 |
WOWOW 火曜18:30枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
魔法戦士リウイ
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DVD・ビデオ
横田守によるジャケットイラストのDVDとビデオが全12巻がハピネット・ピクチャーズ より発売された。
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サウンドトラックアルバム
- 魔法戦士リウイ オリジナル・サウンドトラックI
- 魔法戦士リウイ オリジナル・サウンドトラックII
ゲーム
ヒーローズファンタジア
2012年1月19日発売 参加作品に名前を連ねておりメインキャラクター達が登場。キャストはほぼテレビアニメ版と同様だが、2011年にオリジナルキャストの川上とも子が死去しているため、ミレルは松岡由貴が演じている。
クロスオーバー作品なので「フォーセリア」という舞台からは離れ、アドロアス界へと呼びこまれている設定である。