鳴風荘事件 殺人方程式II
以下はWikipediaより引用
要約
『鳴風荘事件 殺人方程式II』(めいふうそうじけん さつじんほうていしきツー)は、綾辻行人による推理小説。
1989年に刊行された「殺人方程式」の続編。綾辻作品の中で初めて「読者への挑戦状」が付された作品である。
1996年に土曜ワイド劇場でテレビドラマ化された。
書誌情報
- カッパ・ノベルス:1995年5月発行、ISBN 4-334-07135-X
- 光文社文庫:1999年3月11日発売、ISBN 978-4-334-72777-2
- あとがきで作者は「少なくともあと1つは続編を書く心づもり」であると語っている。
- 講談社文庫:2006年3月15日発行、ISBN 978-4-06-275311-1
- あとがきで作者は「少なくともあと1つは続編を書く心づもり」であると語っている。
あらすじ
1982年の月食の夜、女流作家の美島紗月が惨殺される。当時女学生だった深雪は、紗月の妹・夕海と共に、その遺体を発見する。
それから6年半後の1989年8月17日、深雪は10年前、高校時代に埋めたタイムカプセルを掘り出すために、急病で行けなくなった夫・叶の代わりに双子の兄・響を身代わりに、長野県の「鳴風荘」を訪れる。そこで再会した夕海は、かつての紗月そっくりに変貌していた。
だが翌朝、夕海の死体が発見される。死体からは髪が切り取られ、他にも様々なものがなくなっていた。犯人はなぜ髪を持ち去ったのか。
登場人物
主要人物
明日香井 叶(あすかい きょう)
鳴風荘に集った人々
美島 夕海(みしま ゆうみ)
その他
テレビドラマ
『"月蝕の館"殺人事件』のタイトルで1996年(平成8年)8月17日に放映された。
響と叶の兄弟は響1人となり、佐野史郎が演じた。この大きな変更について原作者は猛反対し、当初は原作に忠実に制作される予定だったが、後にプロデューサーに説得され、根負けして許してしまったという。
キャスト
響は元警察官で、現在は焼鳥屋でアルバイトをしているという設定。
- 明日香井響:佐野史郎
- 明日香井深雪:若林しほ
- 蓮見涼子:可愛かずみ
- 美島夕海・紗月:久野真紀子
- 蓮見皓一郎:宇梶剛士
- 後藤慎司:梶原善
- 杉江あずさ:中村綾
- 青柳洋介:横内正
- 五十嵐幹世:近藤敦
- 千種君恵:一色彩子
- 楠:松尾伴内
スタッフ
- 監督:楠田泰之
- 脚本:布札別匠(田子明弘)
- ロケ協力:湯涌温泉 白雲楼ホテル
- 技術協力:東通
- プロデューサー:田中芳之、野木小四郎、長坂淳子
- 協力プロデューサー:飯塚正彦
- 制作協力:アベクカンパニー
- 製作:テレビ朝日、大映テレビ