麺屋台ロード ナルトヤ!
漫画:麺屋台ロード ナルトヤ!
作者:馬場民雄,
出版社:秋田書店,
掲載誌:週刊少年チャンピオン,
レーベル:少年チャンピオン・コミックス,
発表期間:2004年48号 - 2006年10号,
巻数:全7巻,
話数:全61話,
以下はWikipediaより引用
要約
『麺屋台ロード ナルトヤ!』(めんやたいロード ナルトヤ!)は馬場民雄(協力:ラーメン総合研究所・武内伸/渡辺ヒロシ)による日本の漫画作品。
屋台のラーメンを始めとした屋台食をテーマにした作品で、秋田書店刊行『週刊少年チャンピオン』に2004年48号から2006年10号まで連載された。全61話。単行本は秋田書店の少年チャンピオン・コミックスより全7巻。
あらすじ
小学生のトウヤは入院している母親と幼い妹がいつでも話せるように携帯電話を欲しがったがお金が無かった。ホームレスの青年ナルミは山中で朽ちかけた屋台を拾い、廃棄寸前だったインスタントラーメンを譲ってもらって、これで一儲けしようと近々お祭りが開催されるトウヤの住む町へとやって来た。ナルミの作るラーメンのあまりの不味さにトウヤは母から教わったクズ野菜などから出汁を取るやり方でラーメンを作った。このラーメンがそこそこ売れる。儲けは山分けのはずだったが、ナルミは全額を酒代に使ってしまう。ナルミはトウヤの母親が入院しているという事情を知ると反省し、改めてコンビを結成。ナルトヤが誕生する。
ナルミが譲り受けたインスタント麺が無くなろうとしているので、町で評判のラーメン屋から紹介してもらった渡辺製麺へ麺を卸してもらうよう頼むが、渡辺製麺の社長は自分の認めたスープを出す店にしか麺を卸さないという頑固職人。ナルトヤは屋台を牽いて渡辺製麺へと向かう。途中の牧場でロバのアルデンテが仲間に加わり、渡辺製麺の社長にもトウヤの作るスープが認められ、ナルトヤ特製麺を卸してもらえるようになった。ナルトヤのラーメンは次第に評判になってゆく。
大手のIT企業ゾディアックが企画した東海道五十三次屋台レースの優勝賞金1000万円に釣られて、ナルトヤもレースにエントリーする。旅の途中での様々な出会い、トラブル、仲良くなった者との料理勝負、そして料理勝負の敗者が失格となることでの別れを通して、トウヤは成長してゆく。
レースの途中、トウヤと同じ年齢の凄腕日本料理人鞍馬小太郎と出会い、このレースの裏で動いていた天星厨房との争いにナルトヤも巻き込まれて行く。
東海道五十三次屋台レースで優勝を果たしたナルトヤは、トウヤの住む町へと帰ってきた。そこにレースで出会った人たちから、レースでナルトヤを知った全国の人たちから来訪依頼の手紙が舞い込む。ナルトヤは、その人々の笑顔のために再び旅立って行くのだった。
主な登場人物
トウヤ / 小林斗也(こばやし とうや)
ナルミ / 牧村成美(まきむら なるみ)
風見野勇馬(かざみの ゆうま)
城戸光太郎(きど こうたろう)
土門将大(どもん まさひろ)
鞍馬小太郎(くらま こたろう)
岩鉄(がんてつ)
高嶺ハルカ(たかね ハルカ)
南禅寺軍馬(なんぜんじ ぐんま)
渡辺巌(わたなべ いわお)
用語
天星厨房(てんせいちゅうぼう)
その歴史は古く、皇室への料理提供や古戦場での料理提供による兵の士気向上など、日本の歴史への影響も大きいと言われている。
本部は京都にあり、現在は南禅寺軍馬が料理長として代表を務めている。黄道十二星座を頂く料理人がいる。
佛醐味(ぶっこみ)
東海道五十三次屋台レース終盤でトウヤがスープ素材に丁寧な下処理を施すことで、味のレベルが高まった。
東海道五十三次屋台レース
IT企業「ゾディアック」が企画、開催する。
食材は日本全国どこでも入手、配送することが可能になったが、それに伴う料理人は日本全国どこでもというわけにはいかない。真の食文化発展のため、店舗にとらわれない屋台形式が最適であるとの思想から企画された。優勝者には1000万円の賞金が出る他、優勝者の料理はゾディアックがバックアップとなって全国展開される。
- 東海道五十三次を日本橋からスタートし、各宿場のチェックポイントを通過して京都を目指す。
- 途中の宿泊費や食材の購入費にはある程度はゾディアックから補助費が出るが、基本的には途中途中で各自が営業して自力で稼ぐ。
- 通過状況、現在位置などは配布された端末から情報が収集され、ゾディアックによってネットワーク配信されている。端末の電源を落とすことで現在位置を知られないようにすることは可能。
- 実際には、非公開で京都から東進している参加者(主に天星厨房関係者)もいる。
- 「宿場カード」が各宿場に1枚ずつ設定されており、京都にゴールした際に所持していた宿場カードの枚数が多い者が優勝者となる。
- 宿場カードの入手条件は「条件を最も早くクリアした者(クリアしないと次の宿場へ進めない)」「先着(参加希望者)○名で対戦を行い、最も売り上げ数が多かった者」などそれぞれ異なる。
- 終盤にはチェックポイント通過時に宿場カードの所持枚数が0の者は失格となるといったような条件もある。
- 宿場カード取得後はゾディアックは関与しないため盗難などもあった。終盤には宿場カードを賭けての料理勝負が繰り広げられた。
- 途中の宿泊費や食材の購入費にはある程度はゾディアックから補助費が出るが、基本的には途中途中で各自が営業して自力で稼ぐ。
- 通過状況、現在位置などは配布された端末から情報が収集され、ゾディアックによってネットワーク配信されている。端末の電源を落とすことで現在位置を知られないようにすることは可能。
- 実際には、非公開で京都から東進している参加者(主に天星厨房関係者)もいる。
- 宿場カードの入手条件は「条件を最も早くクリアした者(クリアしないと次の宿場へ進めない)」「先着(参加希望者)○名で対戦を行い、最も売り上げ数が多かった者」などそれぞれ異なる。
- 終盤にはチェックポイント通過時に宿場カードの所持枚数が0の者は失格となるといったような条件もある。
- 宿場カード取得後はゾディアックは関与しないため盗難などもあった。終盤には宿場カードを賭けての料理勝負が繰り広げられた。
優勝者は「ナルトヤ」。2位は「よしつね」、3位は「双子屋」(天星厨房の双子座)。
関連
- 『虹色ラーメン』 - 馬場が本作の前に連載していたラーメン漫画。主人公の名前が「有名な高校生のラーメン職人」としてナルミの口から出る(面識は無い)。