黒猫館の殺人
以下はWikipediaより引用
要約
『黒猫館の殺人』(くろねこかんのさつじん)は綾辻行人による日本の推理小説。館シリーズ第六作である。
あらすじ
1990年6月、稀譚社の編集者である江南孝明のもとに一通の郵便物が届く。差出人は鮎田冬馬。内容は「鹿谷先生とお会いし、お話をお聞きしたい」というものだった。鮎田から電話がかかり、話を聞くと2月に滞在していたホテルが大火災に会い、その影響で記憶喪失になっているという。現在は自身が書いたと思われる手記に書かれた名前しか知らない。鮎田は去年の9月まで「黒猫館」という家の管理人をしていたらしい。そしてその黒猫館を設計したのが中村青司だと聞き、江南は胸騒ぎを感じた。彼が設計した建物は数々の悲惨な事件が起こり、自身も数多くの友人を失ったり、事件に巻き込まれたりしたからである。
江南は友人で推理作家の鹿谷門実に連絡を取り、手掛かりとなる手記を読むことに。そこには「黒猫館」で彼が遭遇した殺人事件が綴られていた。謎を追うべく、彼らは札幌、阿寒へ向かう。
登場人物
鮎田 冬馬(あゆた とうま)
風間 裕己(かざま ゆうき)
書誌情報
- 講談社ノベルス:1992年4月、ISBN 4-06-181615-2
- 講談社文庫:1996年6月、ISBN 4-06-263278-0 (解説:法月綸太郎)
- 講談社文庫(新装改訂版):2014年1月、ISBN 978-4-06-277743-8