黒祠の島
以下はWikipediaより引用
要約
『黒祠の島』(こくしのしま)は、小野不由美の推理小説、またそれを原作とした山本小鉄子の漫画。
あらすじ
調査事務所を営む式部剛は、懇意にしていた作家の葛木志保が行方不明になったことから、九州北西部にある彼女の故郷・夜叉島を訪れることになる。しかし閉鎖的な村人からは情報を得ることが出来ず、一旦は島を出ようとするが、何か異様なものを感じ村に留まることにする。その後、村の医師・泰田の協力を得られることとなったが、泰田から伝えられたことは「葛木志保は死んだ」という言葉であった。明らかに他殺体であるのに、真相を調べようとしないことに不信感を抱いた式部は、村の事情や過去に起こった出来事を調べていく。
登場人物
主要人物
夜叉島の人々
神領家
神領 安良(じんりょう やすら)
大江荘
永崎家
羽瀬川家
羽瀬川 志保(はせがわ しほ)
診療所
用語解説
黒祠(こくし)
神霊神社(じんりょうじんじゃ)
主神は「カンチ」、祀られている神像は馬頭夜叉と呼ばれ、馬首で角を持ち全身青色である。
起源は、大昔に村人を喰らっていた鬼を旅の行者が鎮め、祀ったのが始まりである。
守護(しゅご)
守護は賓客として扱われ、たとえ親であってもその命令には逆らえない。
守護でいる間は蔵座敷で過ごし、決して外に出る事はない。戸籍すら与えられないが、役目を終えて外に出ると、戸籍がきちんと存在している。
解豸(かいち)
馬頭夜叉(めずやしゃ)
アシハライ
風車・風鈴
刊行情報
小説
- 2001年2月、祥伝社ノン・ノベル、ISBN 4-396-20708-5
- 2004年6月、祥伝社文庫、ISBN 4-396-33164-9
- 2007年7月、新潮文庫、ISBN 978-4-10-124028-2
漫画
山本小鉄子の作画でコミカライズされた。描き下ろしの形で幻冬舎バーズコミックスから発売された。『屍鬼』とは対照的に、原作をほぼ忠実に漫画化している。