15×24
以下はWikipediaより引用
要約
『15×24』(イチゴー・ニイヨン)とは集英社スーパーダッシュ文庫から刊行されていた新城カズマ(挿絵:箸井地図)のライトノベルである。
本の雑誌が選ぶ2009年度文庫ベストテン7位。
韓国語版の翻訳がなされ、2012年12月に発売された。
あらすじ
2005年の大晦日を迎える東京で、1人の少年が自殺サイトで知り合った人物「17」とともに死のうとしていた。しかし、「17」と連絡を取り合うのに使う携帯電話が盗まれてしまう。そしてその携帯電話の中にある自殺予告のメールは17歳の少年少女に転送されていき、彼らはそれぞれの理由で少年を捜索し始める。その一方で自殺予告のメールはインターネットを通じて拡大していき、暴力団をも巻き込むようになる……。
主な特徴
分冊形式で毎月発売されるというライトノベルにしては珍しい形態を採っている。また、大量の登場人物が入り乱れる群像劇の要素を持っているが、文章は各々の一人称で書かれ、登場人物によって文体は大きく異なる。ブログや掲示板などインターネット上の情報、携帯電話が謎解きのガジェットとして中心に据えられており、現実でも発売前にはtwitterで作者自らプレビューを行った。完結後の2010年のゴールデンウィークにもtwitterで作者が裏話やQ&Aに積極的に答えている。また、『サマー/タイム/トラベラー』、『星の、バベル』、『蓬萊学園シリーズ』、『マルジナリアの妙薬』、『さよなら、ジンジャーエンジェル』を初めとしたほぼ全ての新城カズマの作品と世界観の繋がりを示唆させるような描写がなされている。
登場人物
少年少女
笹浦耕(ささうら こう)
左右田正義(そうだ まさよし)
折口歩乃果(おりぐち ほのか)
藤堂真澄(とうどう ますみ)
三橋翔太(みつはし しょうた)
オサリバン・愛(おさりばん まな)
その他の登場人物
美園(みその)
有働
コミカライズ
『スーパーダッシュ&ゴー!』2013年4月号で本書のイラストレーターである箸井地図によって読み切りでコミカライズされた。
既刊一覧
発売順。