3.3.7ビョーシ!!
以下はWikipediaより引用
要約
『3.3.7ビョーシ!! 』(さんさんななビョーシ)は、久保ミツロウによる日本の漫画作品。『週刊少年マガジン』(講談社)にて、2001年34号から2003年28号まで連載された。単行本は全10巻。
久保ミツロウの少年誌デビュー作。
概要
主人公フクを中心に、新宿で起こる様々な出来事や事件を描く。
元々3週の短期連載の予定だったが、読者からの強い反響により長期連載に切り替えられ、コメディ、恋愛、サスペンスなど多くの要素を盛り込み、人気を博す。
特筆すべき点として、ストーリーの中心人物かどうかに関わらず、実在する人物に似た容姿のキャラクターが作中に多く登場する。主な例としては、窪塚洋介、井川遥、古田新太、アヴリル・ラヴィーン、川原ひろしなど。
また、各話のサブタイトルにミュージシャン(主にeastern youthやNUMBER GIRLなどのロックバンド)の曲名が引用されている点も後の久保の作品と共通している。
あらすじ
北関東の高校3年生・福田新一(フク)は、唯一の応援団員として高校野球を応援していた。最後の夏が終わった新一は、予備校に入学するために友人である写真部とともに新宿を訪れるが、ひょんなことからボッタクリバーに引っかかってしまう。自分だけ逃げそびれたところを高校時代の先輩ウメに助けられ、お礼も兼ねて彼の仕事を手伝うことにする。しかしウメの仕事はホストだった。
こうして夜は働き昼は予備校に通う生活が始まり、半年の間に様々な出来事に巻き込まれ、「応援」を通じて人との絆を深めていく。
登場人物
福田新一 / フク
主人公。高校3年生で、高校ではたった一人の応援団員。愛称は基本的に『フク』、もしくは『フクちゃん』で、のぶ代からは『シンイチ君』、むつきからは『福田君』と呼ばれている。
高校生活最後の夏休み、写真部に連れて行かれた新宿でボッタクリに遭った所をウメに助けられ、そこから新宿での生活が始まる。学業の成績は最悪で大学進学も危ういため予備校に通い始めたのだが、勉強に打ち込む姿はあまり見られない。
特技は『応援』で、困っている人がいれば助けようとする優しい心の持ち主であり、多くの人物が彼の応援に救われる。素直すぎる性格が災いし、度々トラブルに巻き込まれる。
異性に人気があり、彼を巡る恋のバトルがしばしば勃発する。最初はのぶ代が好きだったが、次第にその心中は不透明になっていく。
山口貴史 / ウメ
新宿歌舞伎町のホストクラブ『ソドム』のトップ(代表取締役)。20歳。
新一の高校の先輩であり元応援団長。ハイライトの無いぼんやりとした目が特徴だが、この描写が後に重要な意味を持つことになる。背中に奇怪な模様の刺青を彫っている。
『ウメ』という源氏名は、亡くなった祖母の名前から借りている。
どこか掴み所のなさそうな性格ではあるが、何かと新宿の皆からは慕われている。
元々野球部で左投げのピッチャーをしていたが、連投によって肩を壊してしまい、自分にもできることを探して応援団に転身する。
新一と再会し様々な騒動を乗り越える中で少しずつ印象に変化が出てくる。
徐々に視力を失っていく病気にかかっているが、誰にも口外しなかったため、物語終盤まで明かされることはなかった。
大山里子(さとこ) / のぶ代
新一が新宿で通っている予備校の同級生。
『のぶ代』はホステスとしての源氏名であるが、むつきを除きほとんどの人物からこちらの源氏名で呼ばれている。
黒髪のボブが特徴的な美少女で、処女。
マオの経営するキャバクラ『ヴァージンハート』で年齢を詐称してホステスをしており、その仕事中にマオに引き連れられて来店した新一と知り合う。
処女であることにコンプレックスを抱いていて、同じく経験のない新一に目をつけ、共に初体験を済ませようと持ちかける。
しかし、恋愛感情を持ち込もうとする新一を見限り、その場を離れ、ソウメイに言われるがままについていってしまう。
その後、ソウメイらの手によって見ず知らずの中年の男と援交させられそうになるが、新一の身体を張った活躍に救われ、難を逃れる。その一件以来、彼に恋心を抱くようになる。
新一が自分以外の女性と関わっているだけで、毒づいたり暴力を振るったりするなど、かなり嫉妬深い性格。
その割にはシャイで、なかなか新一に自分の気持ちを伝えられずにいる。
ハイド
マオ / 麻美鈴(マー・メイリン)
ソウメイ / 聡明(としあき)
スター中村
中島あゆみ / グラビア刑事(デカ)
マツ / 松本マツタロウ
チカ / 大塚知佳(かずよし)
写真部 / 鞠川恭二
雄飛(ユウヒ)/ タケ