64(ロクヨン)
以下はWikipediaより引用
要約
『64(ロクヨン)』は、横山秀夫による日本の推理小説。またこの小説を原作としたテレビドラマ、映画。
連載
- 『別册文藝春秋』(文藝春秋)にて、251号(2004年5月号)、253号 - 260号(2004年9月号 - 2005年11月号)、262号 - 263号(2006年3月号 - 5月号)まで連載された。
- 改稿作業を続け、2009年頃には発売日まで決まったものの納得がいかず、全面改稿の上、書き下ろしとして2012年10月に刊行された。
作品の背景
「D県警シリーズ」の第4作目にしてシリーズ初の長編。
2冊目の短編集『動機』(2000年刊行)を書き終えた後、長編を書こうと書き下ろしの予定で150枚ほど書き始めていたが、他の出版社から連載や短編のオファーが殺到し、必死でこなしていた時に心筋梗塞で倒れた。療養もそこそこに『別册文藝春秋』で連載を始めたが、思うようにストーリーが進まず、ボタンを掛け違ったような違和感があり、「いつか必ず完成させる」と心に誓い、連載を途中でやめてしまった。『震度0』刊行後の2005年、『64』に再び着手できるようになり、手直しを加えた上で2009年に出版されることが決定するが、ただ書き終えただけの作品でしかなく、このままでは読者からお金を貰える作品たりえないと思い、出版を中止するという苦渋の決断をした。担当編集者は絶句していたという。再び『64』の改稿作業に入ったが、今度は突然、記憶障害に襲われ、前日に書いた原稿の内容が思い出せなかったり、主人公の名前さえ思い出せなくなってしまった。廃業という文字を頭に浮かべながら、どうしたらよいか分からず、庭仕事をし、いいアイディアや文章が思い浮かぶと書斎に駆け戻り、1、2行書き、また庭へ戻るという繰り返しだった。次第に筆が進むようになり、小手先の手直しをやめて全面改稿を重ねた。
あらすじ
わずか7日間で幕を閉じた昭和64年(1989年)、D県警管内で7歳の少女・雨宮翔子が誘拐され、殺害される事件が起こった。当時、捜査一課特殊犯捜査係に所属していた三上義信も追尾班として初動捜査に加わり、犯人から要求された2000万円の身代金を運ぶ父親の車を追った。だが土地勘に優る犯人に翻弄され、身代金はまんまと奪われ、5日後に翔子の遺体が無惨な状態で発見される。昭和天皇の崩御で悲しみに暮れると共に、新元号「平成」の制定で新しい時代の幕開けに色めき立つ世間とは裏腹に、幼い少女の死と遺族の慟哭を目の当たりにしたD県警は、平成の世に紛れた犯人を逃がすまいとこの事件をロクヨンという符丁で呼び解決を誓うが、遺族に吉報がもたらされないまま時は過ぎ、捜査本部は専従班に縮小され、名ばかりの継続捜査状態となっていた。
平成14年(2002年)、捜査二課次席まで出世していた三上は、突然警務部への異動を命じられ、広報官に任じられる。2年で刑事に戻るつもりで仕事に邁進し広報室の改革を目指すが、赤間警務部長からは上が決めたことを伝える窓口になり、自分が考える必要はないと忠告され、三上もある理由からそれに従わざるを得なかった。三上には元ミス県警の美しい妻・美那子と高校生の娘・あゆみがいる。だが、あゆみは父とよく似た醜い自分の顔と美しい母の顔を憎むようになり、高校を不登校がちになり、ついには部屋に引きこもるようになってしまっていた。カウンセリングを受けさせるなどして、状態は徐々に良い方向へ向かっているかに思えたが、整形を反対されたあゆみが家出してしまう。あゆみの捜索を全国の警察に口利きしてくれたのが他ならぬ赤間で、事あるごとにあゆみの件を持ち出し、自分の意に従わせようとする赤間の言動に、三上は苛立ちを禁じえない。そんな中、自宅にかかってきた無言電話があゆみからのものではないかと美那子が気に病み、再びかかってくることを期待し、美那子までもが引きこもり同然になってしまう。
時効間近のロクヨンについて警察庁長官が視察に訪れることが決まり、被害者遺族宅への長官の慰問許可を取り付けて来るよう赤間から命じられた三上が雨宮宅を訪ねると、雨宮は長官の慰問を拒否する。14年の長きに渡って事件を解決できない警察への失望と怒りが雨宮をそうさせたのかと三上は考えるが、雨宮と密に連絡を取り続けていなければならないはずの刑事部と雨宮の関係が断絶していることが判明する。同じ頃、主婦による重傷交通事故が発生し、加害者が妊娠8か月であったため、母胎への影響を考慮し匿名で記者クラブに発表したところ、猛抗議を受ける。記者たちは本部長に直接抗議文を提出すると息巻き、それを広報官もしくは秘書課長止まりにできまいかとせめぎ合いになり、記者と広報室の間には深い溝ができ、記者らは来たる長官視察のぶら下がり会見のボイコットを通達する。そんな中、三上の同期で人事を扱う警務部調査官の二渡が、ロクヨンについて聞き回っていることが分かる。二渡はかつてのロクヨン関係者に「幸田メモ」という言葉を出していた。幸田とは、ロクヨン事件で自宅班を担当し、事件の半年後に退職した元刑事の名だった。なぜ刑事ではない二渡がロクヨンを調べているのか、幸田メモとは何なのか、雨宮と刑事部の関係悪化の原因がそこにあるのではないか、行く先々で様々な家庭に無言電話がかかっていたことを気にしつつも調査を積み重ねた三上は、県警による隠蔽に直面する。ロクヨン発生当時、雨宮宅を担当する「自宅班」の警察官らが到着したあとにも犯人からの脅迫電話があり、科捜研の警察職員のミスにより、その録音に失敗していた。そして自宅班を率いる漆原はその隠蔽を指示した。憤慨した幸田は一部始終を報告書に記して刑事部長官舎へ投函したが、刑事部は隠蔽を追認し、幸田は警察を追われた。「幸田メモ」とは、幸田による内部告発であり、その隠蔽は歴代刑事部長の申し送り事項となっていた。
やがて、長官は慰問の場でロクヨンを解決できないD県警の刑事部長の座を警察庁人事にすると宣言する予定であることが、刑事部長荒木田の口から明かされ、刑事部はそれを阻止すべく警察とマスコミの関係を意図的に悪化させ、取材をボイコットさせることで長官視察を中止に追い込もうとしていることが分かる。警務部と刑事部の軋轢は深さを増していき、刑事部の暴露によると思われる警務部の不祥事がマスコミにスクープされる。赤間から催促され、雨宮に慰問を受け入れてもらうべく彼の家へ再び訪れた三上は、翔子の遺影をみて、思わず滂沱の涙を流す。すると雨宮は、一転して慰問を受け入れると答えた。
刑事部長職の召し上げに反発しつつも、三上は広報官の務めとしてマスコミ各社との信頼関係を取り戻し、ボイコット回避に成功させる。しかし長官視察の直前となって、ロクヨンを模倣したと思われる誘拐事件が発生。記者クラブと報道協定を結ぶべく会合が持たれる。協定は事件の詳細を記者クラブに逐一発表することが条件にもかかわらず、刑事部は、被害者である目崎歌澄の実名をはじめとする情報を一切漏らさず、一向に増えない情報に記者の不満は溜まる一方だった。何とか被害者の父親の名が明かされるが、協定が破綻して記者が勝手に取材に動けば、警察に通報したことが犯人に分かってしまう恐れがあり、被害者の命さえ危ぶまれる。三上の必死の説得で協定は正式に締結される。三上は、犯人の指示を受け車で疾走する父、目崎正人を追う捜査車両への同乗を許され、そこから広報へ情報を提供する。
しかしそこで、目崎歌澄が万引きをして警察に補導されたという知らせが入る。歌澄は誘拐されていなかった。犯人は彼女の家出を利用して不在時に脅迫電話をかけ、「誘拐事件」を偽装したのだった。なぜか娘の無事を目崎正人に対して知らせようとしない刑事たちに三上は激怒するが、そこで彼は、一連の調査の過程で様々な家庭にかかっていたと知った最近の無言電話が、すべて「ま」行に集中していたことと、この「誘拐」事件直前にも目崎家に無言電話がかかっていたことを思い出し、この偽の誘拐事件の犯人が雨宮芳男であり、そして彼の命令にしたがって疾走している目崎正人こそ、ロクヨンの犯人であることに気づく。
脅迫の電話により犯人の声を知っていた雨宮は、警察による捜査に見切りをつけ、犯人がほぼ確実に県内の人間であることから、事件当時の電話帳に掲載された58万世帯の電話に対して、「あ」行から順番に総当たりで無言電話をかけつづけ、目崎正人の声に辿り着いたのだった。目崎は娘の無事を知らされぬまま、現金2千万円をガソリンで燃やされたあと、「お前の娘は殺された」と読みとれるメモを読まされ、泣き叫ぶ。しかし直後に娘の無事を知ると、メモを半分食べて証拠隠滅を図り、警察は「保護」の名目で確保する。決定的な証拠が挙がらないため目崎への捜査は難航するが、松岡捜査一課長らは、かつて犯人の声を聞いた者たちに「耳実験」をおこなうなどしつつ、千の状況証拠で目崎の周囲を固め、必ず立件すると語る。偽装「誘拐」を引き起こした雨宮と、彼に協力した幸田は姿を消したが、生きているという。
警察庁長官の訪問、および刑事部長職の「召し上げ」は、一連の事件によって流れた。
唯一の手がかりだった「無言電話」があゆみのものではなかったと知った美那子は落胆するが、「あの子を受け入れてくれる別の人の元で元気にしている」という、「生存の条件」を見つけ、気丈に振る舞う。三上もあゆみの生存を信じ、帰りを待とうと決める。そして二渡と再会した彼は、刑事に戻る気はないと語る。ロクヨンが立件された暁には幸田メモの真相を明かさなければならず、そのとき松岡を広報官として支えることを決意した。
登場人物
三上家
三上 義信(みかみ よしのぶ)〈46〉
D県警察本部 警務部秘書課調査官〈広報官〉警視。二渡とは同期。
刑事になって3年目に突然広報室への異動を命じられ、刑事としての大事な時期を失ったと考えている。1年後に刑事に戻って以降は、いつまた刑事以外の課に異動させられるかという恐怖感から遮二無二働き、捜査一課で盗犯・強行犯・特殊犯などを担当し、捜査二課で職能を開花させて実績を上げ、知能犯捜査係の班長として汚職や選挙違反事件捜査の現場指揮を取り、次席まで務めた後、この春に20年ぶりに広報室勤務となる。赤間からの制止を聞かず、広報室改革を進め、記者や現場の人間にも理解されかけていたが、あゆみの家出を機に、再び彼らとの間に距離が出来ていく。
ロクヨン当時、捜査一課特殊犯捜査係(係長代理)に所属し、身代金の受け渡し場所へ向かう父親の車を追尾する任務に就いていた。
三上 美那子(みかみ みなこ)
D県警広報室
ロクヨン関係者
雨宮 賢二(あまみや けんじ)
D県警
二渡 真治(ふたわたり しんじ)
その他
石井 - D県警警務部秘書課 課長。
戸田 愛子 - 秘書課末席。
坂庭 - D県警Y署署長。石井の前任者で、前秘書課長。
落合 - D県警捜査二課長。
草野 - 専従班の刑事。三上の同期。
阿久沢 - 専従班の刑事。
槌金 武司 - 専従班の副班長。三上の一期上。警部。
漆原 - ロクヨンの自宅班キャップ。当時、捜査一課特殊犯捜査係 係長。現在、Q署の署長。
柿沼 - ロクヨンの自宅班サブキャップ。当時、捜査一課特殊犯捜査係。現在、専従班。
七尾 - 婦警で唯一警部に昇任した。D県警本部警務課で婦警担当係長を長く務めている。
南川 - 三上の二期下。本部鑑識課員。
猪俣 - 科捜研所長。
梨本 鶴男 - 警備部。次期刑事部長と目される。
小保方(こぼがた) - F署の署長。
生駒 - 警務部監察課長。
御倉 - 捜査一課。三上の二期下。
橋元 - 捜査一課内勤。
芦田 - 暴力団対策室係長。
会沢 - 三上の元部下。
緒方 - 強行犯捜査一係 班長。
峰岸 - 特殊犯捜査係 班長。
鬼頭 - 強行犯捜査二係 班長。
警察庁
マスメディア
- 手嶋(てじま)〈26〉 - 東洋新聞サブキャップ。H大卒。
- 秋川〈29〉 - 東洋新聞キャップ。K大卒。記者クラブの幹事役。
- 山科〈28〉 - 全県タイムス暫定キャップ。F大卒。代議士秘書の三男。
- 梓 幹雄〈46〉 - 東洋新聞D支局上席デスク。T大卒。
- 富野 - D日報の記者。
- 野々村 利一 - 東洋新聞D支局長。居丈高な男。
- 宇津木 - 毎日新聞キャップ。
- 袰岩(ほろいわ)、林葉 - NHK記者。
- 梁瀬 - 時事通信記者。
- 高木 まどか、掛井 - 朝日新聞記者。
- 牛山、笠井、木曾 亜美 - 読売新聞記者。牛山は秋川を嫌っている。
- 須藤、釜田 - 産経新聞記者。
- 角池 - 共同通信記者。
- 浪江 - 記者。
美術館建設入札談合事件
その他
菊西 華子(きくにし はなこ)〈32〉
日吉 浩一郎(ひよし こういちろう)〈38〉
村串 みずき(むらくし みずき)
評価
文芸評論家の北上次郎は、無理解な上司に行動を制約されながらも、溝の出来たマスコミ各社との妥協点を模索し、長官視察の真意を探りながら、被害者の父親を説得し、望まなかったはずの部署で、刑事部と警務部の板挟みになりながら奮闘する、緊迫感が最後まで持続する点を賞賛した。
主要なブック・ランキングは、前年11月から同年10月に刊行された作品を対象にしており、本作は10月末に刊行されたにもかかわらず、圧倒的な支持を受けて「週刊文春ミステリーベスト10」及び「このミステリーがすごい!」で第1位になった。また、第10回本屋大賞及び『ミステリが読みたい!』で第2位となったほか、『ダ・ヴィンチ』2013年7月号で発表された「2013年上半期 BOOK OF THE YEAR」で第1位となった。
2016年、英推理作家協会より、ダガー賞・翻訳部門の最終候補に選ばれる。
受賞(小説)
- 「週刊文春ミステリーベスト10」(2012年)第1位
- 「このミステリーがすごい!」(2013年版)第1位
- 第10回本屋大賞(2013年版)第2位
- 「ミステリが読みたい!」(2014年版)第2位
- 『ダ・ヴィンチ』「2013年上半期 BOOK OF THE YEAR」第1位
テレビドラマ
2015年4月18日より、NHK「土曜ドラマ」にて全5回で放送。主演はNHKドラマ初主演となるピエール瀧で、「昭和な顔」がキャスティングの決め手となったという。横山の作品がNHKで映像化されるのは、2005年に同枠で放送された『クライマーズ・ハイ』以来となる。また本作より、土曜ドラマの放送時間が21時から22時スタートに変更された。
平成27年度(第70回)文化庁芸術祭賞大賞(テレビ・ドラマ部門)を受賞。
2015年12月26日、全5回の放送を約2時間にまとめた『64(118分版)』が放送された。
キャスト(テレビドラマ)
- 三上 義信 - ピエール瀧
- 三上 美那子 - 木村佳乃
- 三上 あゆみ - 入山杏奈(AKB48)
- 諏訪 尚人 - 新井浩文
- 蔵前 高彦 - 永岡卓也
- 美雲 志織 - 山本美月
- 秋川 修次 - 永山絢斗
- 山科 道夫 - 辰巳智秋
- 高木 まどか - 梅舟惟永
- 宇津木 壮一 - 阿部翔平
- 井沢 正則 - 堀部圭亮
- 雨宮 芳男 - 段田安則
- 雨宮 敏子 - 小島法子
- 雨宮 翔子 - 佐々木春樺
- 漆原 悟士 - きたろう
- 松岡 勝俊 - 柴田恭兵
- 松岡 郁江 - 斉藤とも子
- 柿沼 丈治 - 高橋和也
- 柿沼 芽生子 - 安藤玉恵
- 日吉 浩一郎 - 水澤紳吾
- 日吉 保子 - 佐藤直子
- 幸田 一樹 - 萩原聖人
- 望月 晴一 - 村上淳
- 村串 みずき(旧姓・鈴本) - 中村優子
- 辻内 欣司 - 古今亭菊之丞
- 赤間 光良 - 平岳大
- 石井 照行 - 小野了
- 二渡 真治 - 吉田栄作
- 荒木田 利也 - 中原丈雄
- 落合 由季也 - 森岡龍
- 御倉 - 二階堂智
- 緒方 - 森岡豊
- 峰岸 - 榊英雄
- 鬼頭 - 松原正隆
- 橋元 - 伊藤祐輝
- 白鳥 - 吉田ウーロン太
- 森田 - 内倉憲二
- 吉川 - 関寛之
- 雪国の警察署長 - でんでん
- 目崎 正人 - 尾美としのり
- 目崎 睦子 - 瀬尾智美
- 目崎 歌澄 - 羽宮千皓
スタッフ(テレビドラマ)
- 原作 - 横山秀夫『64(ロクヨン)』
- 脚本 - 大森寿美男
- 音楽 - 大友良英
- 演出 - 井上剛、増田靜雄
- 制作統括 - 屋敷陽太郎
評価・受賞(テレビドラマ)
- 平成27年度(第70回)文化庁芸術祭賞(テレビ・ドラマ部門)大賞
- 受賞理由として、組織と個人の対峙をダイナミックに描き突出した面白さがあったこと。脚本の構成力とエネルギッシュな演出およびピエール瀧の主役起用により濃密なドラマを成立させたこと。騒然とした多重な人物関係がサスペンスを増幅させてゆく、その語りの手際が群を抜いていたことがあげられている。
- 第53回ギャラクシー賞(テレビ部門)選奨
- 放送批評懇談会の選評では、精緻に織り上げられた複雑な構造の原作を、正確かつスタイリッシュに映像化した質の高いドラマであると評価している。また、原作どおりのいかつい顔・雰囲気と、静謐な佇まいながら熱を帯びた演技により、広報官・三上の葛藤や決断を骨太に表現しきったとして、主演のピエール瀧を、本作の成功を導いた最大の功労者と高く評価している。
- 受賞理由として、組織と個人の対峙をダイナミックに描き突出した面白さがあったこと。脚本の構成力とエネルギッシュな演出およびピエール瀧の主役起用により濃密なドラマを成立させたこと。騒然とした多重な人物関係がサスペンスを増幅させてゆく、その語りの手際が群を抜いていたことがあげられている。
- 放送批評懇談会の選評では、精緻に織り上げられた複雑な構造の原作を、正確かつスタイリッシュに映像化した質の高いドラマであると評価している。また、原作どおりのいかつい顔・雰囲気と、静謐な佇まいながら熱を帯びた演技により、広報官・三上の葛藤や決断を骨太に表現しきったとして、主演のピエール瀧を、本作の成功を導いた最大の功労者と高く評価している。
放送日程
各話 | 放送日 | サブタイトル | 演出 |
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第1回 | 4月18日 | 窓 | 井上剛 |
第2回 | 4月25日 | 声 | |
第3回 | 5月 | 2日首 | 増田靜雄 |
第4回 | 5月 | 9日顔 | 井上剛 |
最終回 | 5月16日 | 指 |
DVD
- タイトル - NHK BD/DVD「64 ロクヨン」
- 発売日 - 2016年3月25日
NHK 土曜ドラマ | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
64(ロクヨン)
(2015.4.18 - 5.16) ※本番組から22時台での放送 |
ちゃんぽん食べたか
(2015.5.30 - 8.1) |
第1次(1975年 - 1984年) | |||||
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|
1975年 - 1979年 | 遠い接近 - 中央流沙 - 愛の断層 - 事故 - この町の人 - 愛染かつら - 生ける人形 - 浪華悲歌 - 限りなき前進 - 男たちの旅路(第1部) - 花に棲む - 寺島町奇譚 - 紅い花 - 閃光の遺産 - 高層の死角 - 轢き逃げ - 暗い落日 - 男たちの旅路(第2部) - 堂々たる打算 - およね平吉時穴道行 - 終りなき負債 - もしも・あの時 - 棲息分布 - 最後の自画像 - 依頼人 - たずね人 - 男たちの旅路(第3部) - 虹の花 - 優しい時代 - 兄とその妹 - 出来ごころ - 人情紙風船 - 十字路 第一部 - 天城越え - 虚飾の花園 - 一年半待て - 火の記憶 - 十字路 第二部 - 阿修羅のごとく - 死にたがる子 - 血痕追跡 - 四角な船 - 失楽園'79 - 大阪親不孝通り - 大阪発-あした - 男たちの旅路(第4部) - 素直な戦士たち |
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1980年 - 1984年 |
遠い接近 - 中央流沙 - 愛の断層 - 事故 - この町の人 - 愛染かつら - 生ける人形 - 浪華悲歌 - 限りなき前進 - 男たちの旅路(第1部) - 花に棲む - 寺島町奇譚 - 紅い花 - 閃光の遺産 - 高層の死角 - 轢き逃げ - 暗い落日 - 男たちの旅路(第2部) - 堂々たる打算 - およね平吉時穴道行 - 終りなき負債 - もしも・あの時 - 棲息分布 - 最後の自画像 - 依頼人 - たずね人 - 男たちの旅路(第3部) - 虹の花 - 優しい時代 - 兄とその妹 - 出来ごころ - 人情紙風船 - 十字路 第一部 - 天城越え - 虚飾の花園 - 一年半待て - 火の記憶 - 十字路 第二部 - 阿修羅のごとく - 死にたがる子 - 血痕追跡 - 四角な船 - 失楽園'79 - 大阪親不孝通り - 大阪発-あした - 男たちの旅路(第4部) - 素直な戦士たち
阿修羅のごとく パート2 - 離婚 - 天才画の女 - 空白の900分―国鉄総裁怪死事件― - 暁は寒かった―誰かが母を殺した日― - さらばきらめきの日々 - 魂の夏 - 蛇蝎のごとく - わが青春のブルース - 踊る - 君はまだ歌っているか - タクシー・サンバ - 価格破壊 - けものみち - 大阪ドン・キホーテ - 横浜物語 - 遠雷と怒涛と - 噂になった女たち - 私の父の反乱 - 希望 - 翔べ!南十字星号 - 追跡 - 白き抗争 - 欲望 - 日だまり - 波の塔 - 話すことはない - 華族の女 - わたしの名は女です - 青春スクランブル
1988年 - 1989年 | |
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1990年 - 1994年 | 別の愛 - 家族の値段 - 恋愛模様 - 理想の男性 - 新十津川物語 明治編 - チロルの挽歌 - - 新十津川物語 大正編 - 新・王将 - オバサンなんて呼ばないで! - 恐怖の航海 - 潮風のサラ - 春むかし - 新十津川物語 昭和編 - 愛を忘れないで - 流れてやまず - 地球をダメにする50のかんたんな方法 - パパ嘘だと言って - 推定有罪 - とおせんぼ通り - 欅の家 - 大草原に還る日 - 私が愛したウルトラセブン - 消えた金塊ブリンクス・マット強奪事件 - パパとアリスの奮戦記 - ミス・ローズ・ホワイトの秘密 - 春の一族 - 系列(パート1) - オバサン、咲いた! - 三十三年目の台風 - がんばらんば 〜平成の島原大変〜 - 勇士たちの帰郷 - 街角 - エトロフ遥かなり - 愛が聞こえます - 聞こえるかい心の歌が - 五右衛門 - 銀行 男たちのサバイバル - 否認 - 幸福の条件 - 米田家の行方 - 北山一平 アイラブ人生 - 黄昏の甘い恋歌ときめき御用達・おぼっちゃまは元気印! - 系列(パート2) - 秋の一族 - 和菓子の味 - 妻よ |
1995年 - 1998年 | もうひとつの家族 - ゼロの焦点 - 放送記者物語 - 涙たたえて微笑せよ-明治の息子・島田清次郎 - 鏡の調書天使が街にやってきた - 家族旅行 - 天上の青 - 遠い国からの殺人者 - 八月の叫び - 刑事 蛇に横切られる - 新宿鮫 〜無間人形〜 - メナムは眠らず - されど、わが愛 - 天空に夢輝き 〜手塚治虫の夏休み〜 - やらまいか! - 夏の一族 - ストックホルムの密使 - 百年の男鯉のように百年生きろ - 一日三回食後に服用・よひんびん物語 - 大地の子 - 最後の弾丸 - 官僚たちの夏 - ランタナの花の咲く頃に - 水辺の男 - ぜいたくな家族 - 照柿 - 病院 - ちいさな大冒険 - 我等の放課後 - 秋の選択 - 憲法はまだか - 女にも七人の敵 - 新宿鮫 〜屍蘭〜 - おごるな上司! - うどんとビデオ - いのちの事件簿 〜福祉の最前線でケースワーカーは今〜 - 風のねがい - もうひとつの心臓 - 女たちの帝国 - 唄を忘れたカナリヤは… - 生前予約〜現代葬儀事情 - スズキさんの休息と遍歴 - 熱の島で〜ヒートアイランド東京 - 極楽遊園地 - 流通戦争 - 新宿鮫 〜毒猿〜 - 黄昏流星群〜恋をもう一度 - 風になれ鳥になれ - ラスト・イニング |
結婚する手続き - カイワレ族の戦い - 十九歳 - ときめき宣言 - 翔べひよっ子 - 夕陽をあびて - 兄弟 〜あにおとうと〜
別の愛 - 家族の値段 - 恋愛模様 - 理想の男性 - 新十津川物語 明治編 - チロルの挽歌 - - 新十津川物語 大正編 - 新・王将 - オバサンなんて呼ばないで! - 恐怖の航海 - 潮風のサラ - 春むかし - 新十津川物語 昭和編 - 愛を忘れないで - 流れてやまず - 地球をダメにする50のかんたんな方法 - パパ嘘だと言って - 推定有罪 - とおせんぼ通り - 欅の家 - 大草原に還る日 - 私が愛したウルトラセブン - 消えた金塊ブリンクス・マット強奪事件 - パパとアリスの奮戦記 - ミス・ローズ・ホワイトの秘密 - 春の一族 - 系列(パート1) - オバサン、咲いた! - 三十三年目の台風 - がんばらんば 〜平成の島原大変〜 - 勇士たちの帰郷 - 街角 - エトロフ遥かなり - 愛が聞こえます - 聞こえるかい心の歌が - 五右衛門 - 銀行 男たちのサバイバル - 否認 - 幸福の条件 - 米田家の行方 - 北山一平 アイラブ人生 - 黄昏の甘い恋歌ときめき御用達・おぼっちゃまは元気印! - 系列(パート2) - 秋の一族 - 和菓子の味 - 妻よ
もうひとつの家族 - ゼロの焦点 - 放送記者物語 - 涙たたえて微笑せよ-明治の息子・島田清次郎 - 鏡の調書天使が街にやってきた - 家族旅行 - 天上の青 - 遠い国からの殺人者 - 八月の叫び - 刑事 蛇に横切られる - 新宿鮫 〜無間人形〜 - メナムは眠らず - されど、わが愛 - 天空に夢輝き 〜手塚治虫の夏休み〜 - やらまいか! - 夏の一族 - ストックホルムの密使 - 百年の男鯉のように百年生きろ - 一日三回食後に服用・よひんびん物語 - 大地の子 - 最後の弾丸 - 官僚たちの夏 - ランタナの花の咲く頃に - 水辺の男 - ぜいたくな家族 - 照柿 - 病院 - ちいさな大冒険 - 我等の放課後 - 秋の選択 - 憲法はまだか - 女にも七人の敵 - 新宿鮫 〜屍蘭〜 - おごるな上司! - うどんとビデオ - いのちの事件簿 〜福祉の最前線でケースワーカーは今〜 - 風のねがい - もうひとつの心臓 - 女たちの帝国 - 唄を忘れたカナリヤは… - 生前予約〜現代葬儀事情 - スズキさんの休息と遍歴 - 熱の島で〜ヒートアイランド東京 - 極楽遊園地 - 流通戦争 - 新宿鮫 〜毒猿〜 - 黄昏流星群〜恋をもう一度 - 風になれ鳥になれ - ラスト・イニング
第3次(2005年 - 2011年) | |||||
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2005年 - 2009年 | クライマーズ・ハイ - 氷壁 - 繋がれた明日 - マチベン - ディロン〜運命の犬 - 人生はフルコース - 新・人間交差点 - クライマーズ・ハイ(再) - 魂萌え! - ウォーカーズ〜迷子の大人たち - ディロン〜クリスマスの約束 - ちゅらさん4 - スロースタート - ハゲタカ - 病院のチカラ〜星空ホスピタル〜 - こんにちは、母さん - 新マチベン 〜オトナの出番〜 - 勉強していたい! - ジャッジ 〜島の裁判官奮闘記〜 - ひとがた流し - フルスイング - 刑事の現場 - トップセールス - 監査法人 - 上海タイフーン - ジャッジII 島の裁判官 奮闘記 - 刑事の現場(再) - 遥かなる絆 - 風に舞いあがるビニールシート - リミット -刑事の現場2- - 再生の町 - チャレンジド - 外事警察 |
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2010年 - 2011年 | 君たちに明日はない - チェイス〜国税査察官〜 - 鉄の骨 - チャンス - TAROの塔 - チャレンジド 〜卒業〜 |
クライマーズ・ハイ - 氷壁 - 繋がれた明日 - マチベン - ディロン〜運命の犬 - 人生はフルコース - 新・人間交差点 - クライマーズ・ハイ(再) - 魂萌え! - ウォーカーズ〜迷子の大人たち - ディロン〜クリスマスの約束 - ちゅらさん4 - スロースタート - ハゲタカ - 病院のチカラ〜星空ホスピタル〜 - こんにちは、母さん - 新マチベン 〜オトナの出番〜 - 勉強していたい! - ジャッジ 〜島の裁判官奮闘記〜 - ひとがた流し - フルスイング - 刑事の現場 - トップセールス - 監査法人 - 上海タイフーン - ジャッジII 島の裁判官 奮闘記 - 刑事の現場(再) - 遥かなる絆 - 風に舞いあがるビニールシート - リミット -刑事の現場2- - 再生の町 - チャレンジド - 外事警察
君たちに明日はない - チェイス〜国税査察官〜 - 鉄の骨 - チャンス - TAROの塔 - チャレンジド 〜卒業〜
第4次(2013年 - ) | |||||||||||||||||||||||||
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2013年 | |
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2014年 | 足尾から来た女 - ロング・グッドバイ - 55歳からのハローライフ - 芙蓉の人〜富士山頂の妻 - ボーダーライン - ダークスーツ |
2015年 | |
2016年 | 逃げる女★ - 恋の三陸 列車コンで行こう!★(特集ドラマ) - トットてれび* - 夏目漱石の妻 - スニッファー 嗅覚捜査官★ - スクラップ・アンド・ビルド |
2017年 | 4号警備* - 幕末グルメ ブシメシ!* - 植木等とのぼせもん* |
2018年 | |
2019年 | 母、帰る〜AIの遺言〜 - みかづき - 浮世の画家 - デジタル・タトゥー - サギデカ - 少年寅次郎 - みをつくし料理帖スペシャル |
2020年 | |
2021年 | 六畳間のピアノマン - きよしこ - 今ここにある危機とぼくの好感度について - ひきこもり先生 - 正義の天秤 - 風の向こうへ駆け抜けろ |
2022年 | わげもん〜長崎通訳異聞〜 - エンディングカット - 17才の帝国★ - 空白を満たしなさい★ - 一橋桐子の犯罪日記★ - ひきこもり先生シーズン2★ |
2023年 | 探偵ロマンス★ - 正義の天秤 season2★ - やさしい猫★ - 遥かなる山の呼び声★ - ガラパゴス(再編集版)★ - デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士★ |
2024年 |
ご縁ハンター - 島の先生 - 七つの会議 - 夫婦善哉 - 実験刑事トトリ2 - 太陽の罠
足尾から来た女 - ロング・グッドバイ - 55歳からのハローライフ - 芙蓉の人〜富士山頂の妻 - ボーダーライン - ダークスーツ
限界集落株式会社 - 64(ロクヨン)★ - ちゃんぽん食べたか★ - 破裂★
逃げる女★ - 恋の三陸 列車コンで行こう!★(特集ドラマ) - トットてれび* - 夏目漱石の妻 - スニッファー 嗅覚捜査官★ - スクラップ・アンド・ビルド
4号警備* - 幕末グルメ ブシメシ!* - 植木等とのぼせもん*
やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる* - バカボンのパパよりバカなパパ* - 不惑のスクラム* - フェイクニュース あるいはどこか遠くの戦争の話
母、帰る〜AIの遺言〜 - みかづき - 浮世の画家 - デジタル・タトゥー - サギデカ - 少年寅次郎 - みをつくし料理帖スペシャル
心の傷を癒すということ - 三浦部長、本日付けで女性になります。 - 路〜台湾エクスプレス〜 - 天使にリクエストを〜人生最後の願い〜 - ノースライト
六畳間のピアノマン - きよしこ - 今ここにある危機とぼくの好感度について - ひきこもり先生 - 正義の天秤 - 風の向こうへ駆け抜けろ
わげもん〜長崎通訳異聞〜 - エンディングカット - 17才の帝国★ - 空白を満たしなさい★ - 一橋桐子の犯罪日記★ - ひきこもり先生シーズン2★
探偵ロマンス★ - 正義の天秤 season2★ - やさしい猫★ - 遥かなる山の呼び声★ - ガラパゴス(再編集版)★ - デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士★
お別れホスピタル★
土曜ドラマスペシャル(2011年 - 2013年、2017年 - 2019年) | |||||||||||||
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2011年 | 神様の女房 - 使命と魂のリミット - 蝶々さん〜最後の武士の娘〜 - 真珠湾からの帰還 |
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2012年 | とんび - キルトの家 - 家で死ぬということ - それからの海 - あっこと僕らが生きた夏 - 永遠の泉 - 負けて、勝つ 〜戦後を創った男・吉田茂〜 - 実験刑事トトリ |
2013年 | メイドインジャパン - 火怨・北の英雄 アテルイ伝(BSプレミアムの再放送) |
2017年 | 1942年のプレイボール(19時) |
2018年 | |
2019年 |
神様の女房 - 使命と魂のリミット - 蝶々さん〜最後の武士の娘〜 - 真珠湾からの帰還
とんび - キルトの家 - 家で死ぬということ - それからの海 - あっこと僕らが生きた夏 - 永遠の泉 - 負けて、勝つ 〜戦後を創った男・吉田茂〜 - 実験刑事トトリ
メイドインジャパン - 火怨・北の英雄 アテルイ伝(BSプレミアムの再放送)
1942年のプレイボール(19時)
炎上弁護人
ベトナムのひかり〜ボクが無償医療を始めた理由〜
関連項目 | |||
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新宿鮫シリーズ - 大河ファンタジー・精霊の守り人
映画
2016年に『64-ロクヨン- 前編/後編』の2部作で構成され、『64-ロクヨン- 前編』は2016年5月7日、『64-ロクヨン- 後編』は6月11日に公開。監督は瀬々敬久、脚本は久松真一・瀬々敬久、主演は佐藤浩市。配給は東宝。
前編は全国319スクリーンで公開され、全国映画動員ランキング(興行通信社調べ)初登場3位、初週の土日2日間の成績は動員20万3,703人、興収2億5,727万1,900円。後編は全国321スクリーンで公開され、全国映画動員ランキング(興行通信社調べ)初登場1位、初週の土日2日間の成績は動員28万2,693人、興収3億5,409万400円。
本作と連動する形で『月曜名作劇場』(TBS系)「D県警シリーズ」2作(『陰の季節』『刑事の勲章』)が制作・放映、ならびにDVD化されており、本作のキャスト数名が“Special Thanks”として友情出演している。
結末が原作とは異なる終わり方となっている。
キャッチコピーは「日本映画史に残る傑作の誕生」
キャスト(映画)
三上家
- 三上 義信〈46〉 - 佐藤浩市
- 三上 美那子 - 夏川結衣
- 三上 あゆみ - 芳根京子
広報室
- 諏訪 - 綾野剛
- 蔵前 - 金井勇太
- 美雲 - 榮倉奈々
ロクヨン捜査班
- 松岡 勝俊 - 三浦友和
- 望月 - 赤井英和
- 漆原 - 菅田俊
- 柿沼 - 筒井道隆
- 幸田 一樹 - 吉岡秀隆
- 日吉 浩一郎 - 窪田正孝
- 村串 みずき - 鶴田真由
県警本部長
- 辻内 欣司 - 椎名桔平
県警本部警務部
- 赤間 - 滝藤賢一
- 石井 - 菅原大吉
- 二渡 真治 - 仲村トオル
県警本部刑事部
- 荒木田 - 奥田瑛二
- 落合 - 柄本佑
- 御倉 - 小澤征悦
- 芦田 - 三浦誠己
雨宮家
- 雨宮 芳男 - 永瀬正敏
- 雨宮 敏子 - 小橋めぐみ
- 雨宮 翔子 - 平田風果
目崎家
- 目崎 正人 - 緒形直人
- 目崎 睦子 - 渡辺真起子
- 目崎 歌澄 - 萩原みのり
- 目崎 早紀 - 渡邉空美
ロクヨン捜査員の家族
- 幸田 麻美 - 黒川芽以
- 幸田 カイト - 佐藤優太郎
- 日吉 雅恵 - 烏丸せつこ
記者クラブ
- 秋川 - 永山瑛太
- 手嶋 - 坂口健太郎
- 掛井 - 坂口辰平
- 髙木 まどか - 菜葉菜
- 本田 - 梶原拓人
- 宇津木 - 大塚ヒロタ
- 橘 - 長尾卓磨
- 桜田 - 椿弓里奈
- 牛山 - 藤井宏之
- 笠井 - 飯田芳
- 木曾 亜美 - 中村沙樹
- 須藤 - 三浦英
- 釜田 - 松嶋亮太
- 浪江 - 奥野瑛太
- 山科 - 宇野祥平
- 小谷 - 赤山健太
- 藤田 - 板倉チヒロ
- 富野 - 森了蔵
- 勝谷 - 佐藤文吾
- 鳥谷 - 芹澤興人
- 袰岩 - 増田修一朗
- 林葉 - 河原健二
- 黒川 - 木口健太
- 原田 - 筒井奏
- 岡田 - 峯豪一
- 池田 - 青柳弘太
- 安藤 - 仁科咲姫
- 角池 - 中山雄作
- 竹井 - 伊藤雄太
- 梁瀬 - 礒部泰宏
その他の記者
- 梓 - 嶋田久作
- 山下 - 緋田康人
- 佐伯 - 矢柴俊博
- 宮本 - 加藤虎ノ介
- 八田 - 足立智充
誘拐事件捜査員
- 緒方 - 大西信満
- 峰岸 - 管勇毅
- 森田 - 忍成修吾
- 白鳥 - 森本のぶ
- 鬼頭 - 結城貴史
- 吉川 - 日向丈
ロクヨン事件関連人物
- 吉田 素子 - 後藤ユウミ
- 「喫茶あおい」店主 - 川瀬陽太
- 「フルーツパーラー四季」店員 - 林摩耶
- 「釣り宿一休」店員 - 川屋せっちん
- 梁の主人 - 奥瀬繁
- 解体業者 - 才木清英
- アベック捜査員(刑事部捜査一課) - 佐々木一平
- ブラシを受け取る刑事(刑事部捜査一課) - 松原慎太郎
- スーツケースを発見した刑事(刑事部捜査一課) - 贈人、日下部千太郎、伊藤毅
- 雨宮を押しとどめる刑事(所轄署刑事課) - 松本勝、崔哲浩、今村裕次郎
警察関係者
- 白田(警務部警務課長) - 中野剛
- 秘書課員 - 鈴木雄一郎、月川修、古川康(俳優)、村松和輝、新野卓、平野鈴、原陽子、小野ゆたか、スギウチタカシ
- 角刈りの刑事(刑事部暴力団対策室) - 五刀剛
- 若造の刑事(刑事部捜査一課) - 久保勝史
- トイレの刑事(刑事部捜査一課) - 安藤広郎、村本明久、志賀龍美
- 若い刑事(所轄署刑事課) - 小澤雄志、成田瑛基
- 守りの刑事(刑事部暴力団対策室) - 石田佳央、芦原健介、檜尾健太、塩見大貴
- 目崎家の自宅班(刑事部捜査一課) - 佐野元哉、由川信幸、木田毅祐、小水たいが
- 邀撃班(刑事部捜査一課) - 岩田知幸、クラ、金子貴伸、齋賀正和、萩原宏樹、兼原良太郎、山神佳誉
- 警官(所轄署地域課) - 荒木秀行、澤山薫
- 作業服を着た警官(所轄署交通課) - 鈴木大介、志村朋春
その他の人物
- 銘川 亮次 - 大久保鷹
- 銘川の亡妻 - 勝倉けい子
- 月並マスター - 諏訪太朗
- 月並ママ - 山崎ハコ
- カラオケの男(月並の客) - 太田恭輔
- 部下の若い女(月並の客) - 清瀬やえこ
- 囃し立てる部下(月並の客) - 花戸祐介
- 別の警備員(幸田の同僚) - 吉岡睦雄
- 少年(歌澄の彼氏) - 金子大地
- 鑑識係員 - 山崎潤
- 遺体の少女 - 関碧
スタッフ(映画)
- 原作 - 横山秀夫『64(ロクヨン)』(文春文庫刊)
- 監督 - 瀬々敬久
- 脚本 - 久松真一、瀬々敬久
- 脚本協力 - 井土紀州
- 音楽 - 村松崇継
- 主題歌 - 小田和正「風は止んだ」(Little Tokyo / アリオラジャパン)
- エグゼクティブプロデューサー - 平野隆
- 企画 - 越智貞夫
- プロデューサー - 木村理津、大原真人、渡邉敬介、浅野博貴、伊藤正昭
- 共同プロデューサー - 藤井和史、山田昌伸
- ラインプロデューサー - 武石宏登
- 撮影 - 斉藤幸一
- 美術 - 磯見俊裕
- 照明 - 豊見山明長
- 録音 - 高田伸也
- 編集 - 早野亮
- スクリプター - 江口由紀子
- 装飾 - 柳澤武
- スタイリスト - 纐纈春樹
- ヘアメイク - 那須野詞
- VFXスーパーバイザー - 立石勝
- サウンドエフェクト - 北田雅也
- 助監督 - 海野敦
- 制作担当 - 篠宮隆浩
- 助成 - 文化庁文化芸術振興費補助金
- 配給 - 東宝
- 企画協力 - 文藝春秋
- 制作プロダクション - コブラピクチャーズ
- 製作 - 映画「64」製作委員会(TBSテレビ、東宝、電通、CBCテレビ、WOWOW、朝日新聞社、毎日新聞社、TBSラジオ、毎日放送、RKB毎日放送、KDDI、コブラピクチャーズ、北海道放送、東北放送、新潟放送、静岡放送、山陽放送、中国放送、GYAO、TCエンタテインメント、日本出版販売)
受賞(映画)
- 第8回TAMA映画賞(2016年) - 最優秀男優賞(三浦友和、『葛城事件』とあわせて)
- 第41回報知映画賞(2016年) - 助演男優賞(綾野剛、『リップヴァンウィンクルの花嫁』『怒り』とあわせて)
- 第29回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞(2016年)- 作品賞、主演男優賞(佐藤浩市)
- 第40回日本アカデミー賞 最優秀主演男優賞(佐藤浩市)(『64-ロクヨン- 前編』)
DVD,Blu-ray
- 発売元: TBS、販売元: TCエンタテインメント、発売日: 2016年12月9日
- 64-ロクヨン-前編/後編 豪華版 Blu-rayセット (前編DISC、後編DISC、特典DISC2枚)
- 64-ロクヨン-前編/後編 豪華版 DVDセット (前編DISC、後編DISC、特典DISC2枚)
- 64-ロクヨン-前編 通常版Blu-ray 本編DISC1枚
- 64-ロクヨン-後編 通常版Blu-ray 本編DISC1枚
- 64-ロクヨン-前編 通常版DVD 本編DISC1枚
- 64-ロクヨン-後編 通常版DVD 本編DISC1枚
- 64-ロクヨン-前編/後編 豪華版 Blu-rayセット (前編DISC、後編DISC、特典DISC2枚)
- 64-ロクヨン-前編/後編 豪華版 DVDセット (前編DISC、後編DISC、特典DISC2枚)
- 64-ロクヨン-前編 通常版Blu-ray 本編DISC1枚
- 64-ロクヨン-後編 通常版Blu-ray 本編DISC1枚
- 64-ロクヨン-前編 通常版DVD 本編DISC1枚
- 64-ロクヨン-後編 通常版DVD 本編DISC1枚
テレビ放送
回数 | テレビ局 | 放送日 | 放送時間 | 放送分数 | 放映作品 | 視聴率 |
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1 | TBS | 2018年3月18日 | 25:55 - 28:00 | 125分 | 前編 | 1.1% |
2018年3月19日 | 26:06 - 28:00 | 114分 | 後編 | 0.9% |
- 視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。
1月 |
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2月 |
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3月 |
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4月 |
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5月 |
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6月 |
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7月 |
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8月 | |
9月 |
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10月 |
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11月 |
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12月 |
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日刊スポーツ映画大賞 作品賞 | |
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1980年代 | |
1990年代 |
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2000年代 | |
2010年代 | |
2020年代 |
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関連カテゴリ
- 横山秀夫
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- 高崎市で製作された映画作品
- 殺人を題材とした作品
- 日本アカデミー賞最優秀賞受賞作