小説

7秒後の酒多さんと、俺。




以下はWikipediaより引用

要約

『7秒後の酒多さんと、俺。』(ななびょうごのさかたさんと、おれ。)は、淺沼広太/著・飴沢狛/イラストのライトノベル作品。ファミ通文庫より全4巻が刊行された。

あらすじ

7秒後の未来の音が聞こえる高校生、面堂朗はその能力ゆえに気持ち悪がられ、逃げるように転校を余儀なくされていた。もうこの能力は使わないと決めた転校初日、同じ高校に通うことになる酒多さんの未来の音を聞いてしまい、反射的に助けてしまう。

主な登場人物

面堂 朗(めんどう あきら)

主人公。稲波高校1年生。波長の合う人物の7秒後の音(主に声)が右耳に聞こえる「異能」の持ち主。
もともとはこの能力をむしろ積極的に使っていたのだが、徐々に周囲から気持ち悪がられ、のけ者にされてしまう。そのため最初は右耳にPDAを付けて大音量で音楽をかけることで、異能を鈍化させようとしていたが、酒多さんに出会ったことからあまり鈍化させようとはしなくなった。最初は酒多さんだけだったが、1巻終盤で縁の未来の音も聞こえるようになる。2巻終盤からしばらくの間、異能が消滅したが、のちに復活した。
作者曰く、もともとは相手の考えが漫画の吹き出しのように見える能力にする予定だったが、同時期に出版された別の作品と同じアイデアだったため、現在の能力に変えたという。なお最初は10秒後の予定だったが、編集者が「素数の方が不安定感があっていい」と言ったため7秒後になった。
酒多 優理子(さかた ゆりこ)

ヒロイン。非常にドジで、周りを巻き込むことも多く、中学時代までは朗とは違った意味で遠巻きにされていたことがある。朗が異能を使って事前に被害を防いでいることを伝えても「超能力者」だと納得するなど天然な一面もある。
巻頭の人物紹介や作中でも「酒多さん」としか書かれておらず、ファーストネームは最終巻の終盤で判明した。
毒島 縁(ぶすじま ゆかり)

酒多さんの中学時代からの友人である少女。自分の苗字にコンプレックスを持っており、苗字で呼ぶと怒る。非常に毒舌で、さまざまなバリエーションの「○○死ね」のセリフがある。言葉を噛む癖があり、その中にはまるでタイポのようなものも見られる。
実家は「ポイズン」という名の喫茶店であり、朗や酒多さんたちのバイト先となっている。彼女自身も働いており、その高飛車でドSな接客はその手の方から好評である。
川原 信人(かわはら のぶと)

朗たちが部活見学をしている際に写真部で出会ったメガネをかけた少年。のちに同じクラスであることが判明する。勉強は不得意だが、その他の部分では高いスキルを発揮する。しかし本人の言動がもとで周囲からの評判はあまり良くない。

既刊一覧