A/Bエクストリーム
以下はWikipediaより引用
要約
『A/Bエクストリーム』は、高橋弥七郎による日本のライトノベル。イラストは金田榮路(1・2巻)、凪良(アプラクサスの夢)が担当している。電撃文庫(メディアワークス)より2002年4月から刊行されている。第8回電撃ゲーム小説大賞選考員奨励賞受賞(受賞時のタイトルは「エクスターミネーターA/B」)。高橋は本作を「痛快娯楽アクション小説」と表現している。
『アプラクサスの夢』には『A/Bエクストリーム』のタイトル表示がないが、内容的には完全な続編であり、実質3巻に相当する。
ストーリー
人類が発見した、次元の内に展開する広大な空間<ゾーン>。ディビジョン駆除商会に所属するアンディとボギー=A/Bは、<ゾーン>に巣食う謎の怪物・グレムリンの退治を生業とする、腕利きの駆除屋(エクスターミネーター)である。
いつも通りに多数の被害を撒き散らしながら仕事を終えたA/Bに、社長であるディビジョンから、新たな仕事が伝えられる。それは、星系開発公団からの、巨大調査開拓航宙船<エンペラー>に発生したグレムリン駆除と、2人の重要人物、ハンス・クルップ博士、社長息女ユミナ・ヴァンダービルト両名の救出の依頼だった。
A/Bは他の駆除屋たちと一緒に<エンペラー>に突入するが、そこにはかつて世間を騒がせたを名乗る集団による航宙船ジャックという、予想外の事態が待っていた。
登場人物
ディビジョン駆除商会社員
アンディ
ボギー
キット
ディビジョン
正式名は、DIVISION-EX-D『ディビジョン』。ただし本名不詳。身長180cm、体重65kg、年齢不詳、男性。
ディビジョン駆除商会「社長」。『世間師の中の世間師』の異名を持ち、明晰な頭脳・巧みな交渉術・燃える商魂をもって、常に余裕を絶やさず危難を乗り切る無敵の男。世界連合政府からは、「マークS-L(放置対象)」の認定を受けており、駆除屋協会「EX-ユニオン」でも強大な影響力を持つ(ただし、余計な束縛を嫌って役職の類にはついていない)。その恐ろしさは駆除屋業界に知れ渡っており、故に彼の言葉は誰のそれよりも強く社員や駆除屋の心を動かす。美食家で舌は確かだが食べ合わせの嗜好が異常であり、「伊勢エビの付け合せにようかん」「チーズグラタンと練り味噌たっぷりの風呂吹き大根」「ウイスキーに干菓子」など、理解しがたい食べ方をする。
エリー
とっつぁん
ゴシップ
正式名は、DIVISION-EX-G『ゴシップ』。 身長175cm、体重55kg、年齢不詳、男性。
ディビジョン駆除商会「経理・財務担当重役」。社の事務・会計全般を引き受け、かつ有事には凄腕のクラッキング技術を駆使して情報を収集する。かつては最強のクラッカー集団「五色の蜘蛛」のリーダー「青」として活動し、連合政府のシステムをジャックしようとすらしたが、の襲撃によって殲滅させられた。当時の同僚だったバージョンとの間には、一人娘・トランクイロを設ける。趣味は競馬で、給料のほぼ全てをつぎ込むが、勝ったためしがない。彼が熱中する競馬の馬名は、全て特撮番組「超光戦士シャンゼリオン」のキャラクター名から取られている。
既刊一覧
- 高橋弥七郎(著) / 金田榮路(1・2巻) / 凪良(イラスト、アプラクサスの夢)、メディアワークス〈電撃文庫〉、既刊3巻(2004年6月10日現在)
- 『A/Bエクストリーム CASE-314』2002年4月10日発売、ISBN 4-8402-2071-9
- 『A/Bエクストリーム ニコラウスの仮面』2002年7月10日発売、ISBN 4-8402-2142-1
- 『アプラクサスの夢』2004年6月10日発売、ISBN 4-8402-2700-4
- 『A/Bエクストリーム CASE-314』2002年4月10日発売、ISBN 4-8402-2071-9
- 『A/Bエクストリーム ニコラウスの仮面』2002年7月10日発売、ISBN 4-8402-2142-1
- 『アプラクサスの夢』2004年6月10日発売、ISBN 4-8402-2700-4