A&A アンドロイド・アンド・エイリアン
以下はWikipediaより引用
要約
『A&A アンドロイド・アンド・エイリアン』は、北川拓磨による日本のライトノベル。イラストはMA@YA。角川スニーカー文庫(KADOKAWA)より2010年2月から同年9月まで刊行された。
第14回スニーカー大賞〈奨励賞〉受賞作。著者によれば、真のタイトルは「A$A$A」で、1つ目のAは「アンドロイド」。2つ目は「エイリアン」で3つ目は「友達」(amigo、アミーゴ)とのこと。
あらすじ
走ることが好きな高校生、神崎光輔は日課としている夜のランニング中、擬似生物に襲われている少女・月夜野イリアと出会う。彼女を助けようとするものの、光輔は擬似生物によって殺されてしまい、イリアの手によってアンドロイドとしてよみがえる。実は、イリアは地球には研究と〈スイッチ〉の回収に来ていた宇宙人だったのである。これ以降、アンドロイド化された光輔は、イリアの研究に付き合わされることになるのであった。
登場人物
神崎光輔(かんざき こうすけ)
本編の主人公で高校2年生。走ることが好きで、物語の始まった時点では陸上部に所属していた。物語冒頭で擬似生物に殺されるも、イリアの科学力によってアンドロイドとして復活。イリアの研究と〈スイッチ〉の回収を手伝うことになる。
アンドロイド化以降は外見および重量は変らないものの、質量は大幅に増大している。その他、五官の働きと身体能力も上昇している。ただ、どれだけ走っても疲労もなく、心臓の鼓動も感じられないことに落胆して陸上部を退部するなど落ち込んでいる時期もあった。
得意科目は国語で、「歩く辞書」としてイリアの言い間違いを訂正している。
現在でも彼の死体はイリアの自宅に保存されており、イリアの研究がうまく行けばもとの体に戻れる可能性がある。
月夜野イリア(つきのよ -)
本作のヒロイン的存在。「月夜野イリア」というのは本名ではなく、「イリア」は「エイリアン」から。外見は銀髪の少女で腕力・体力は並みの地球人以下ながら、有能な宇宙人のアンドロイド技師。半年ほど前から地球人を研究のために地球にやってきている。また、擬似生物に対抗できるアンドロイドを作ることができるという理由で〈スイッチ〉の回収を命じられたりもしている。光輔のアンドロイド化以降、彼を手元で監視するために光輔の高校に転校(もともと学生ではなかったので、正確には編入学)してきた。
性格は人見知りが激しく、コミュニケーション能力に乏しい。また、地球に来てからずっと引きこもって研究活動をしてたため、文化面に対する知識が欠けており、スクール水着姿で外出しようとするなど奇行に走ることがある。また、頻繁に言い間違いをしたり、まともに片仮名すら筆記できなかったりする。
「部活動をしたいが、人が多いのは嫌」、という理由で、自ら作ったミステリー研究会の部長を務めている。好物はあんこ。
用語
擬似生物(ぎじせいぶつ)
〈スイッチ〉
既刊一覧
- 北川拓磨(著) / MA@YA(イラスト) 『A&A アンドロイド・アンド・エイリアン』 KADOKAWA〈角川スニーカー文庫〉、全2巻
- 「未知との遭遇まさかの境遇」2010年3月1日初版発行(2月27日発売)、ISBN 978-4-04-474809-8
- 「星にいくつかの願いを」2010年10月1日初版発行(9月30日発売)、ISBN 978-4-04-474820-3