BUILD KING
漫画
作者:島袋光年,
出版社:集英社,
掲載誌:週刊少年ジャンプ,
レーベル:ジャンプ・コミックス,
発表期間:2020年11月16日 - 2021年4月12日,
巻数:全3巻,
話数:全25話,
以下はWikipediaより引用
要約
『BUILD KING』(ビルドキング)は、島袋光年による日本の漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて2018年21・22合併号に読み切り版が連載された後、2020年50号から2021年19号まで連載された。
建築バトルを題材としたファンタジー漫画であり、『週刊少年ジャンプ』にて2018年に読み切り版が掲載された後の2020年11月9日発売の49号にて50号より連載されることが発表された。島袋のジャンプ連載作品は2016年の『トリコ』の連載終了以来で、約4年ぶりとなった。
しかし本作は短期で打ち切られ、本誌では物語が完結せずに終了した。物語の続きは最終第3巻(2021年9月3日発売)に描き下ろされ、その前日にジャンプ+で公開された。
登場人物
主要人物
シャベル
ビルダー
ビルオン
サタンヒルズ
ビル・カーペンター
スミス曰く新入りだが、6色の他にラックビガーを持つ。
ポコミチン(ボコ・ミンチ)
その他
用語
組織・団体
ビルドユニオン / ビルオン
ライセンスは一般工法の部とビガー工法の部に分かれており、後者はより強い建築物を建てるための特別な工法とされ、ビルオン規定の書類審査をパスするか、親方衆の推薦が無くば受験すら不可能。スミス曰くビガー工法の現場は危険地帯が多く、工事中に死ぬことも珍しくないという。
作中で行われた試験は二次試験でサタンヒルズの乱入に遭い、会場を荒らされたため日を改めて再会された。
ビルドマスター
数百万年前に存在していたとある一族は、質素だが自然と調和した生活を送り、決して朽ちないラブビガーで覆われた図面を残した。しかしかつて自分達が建て、意思を持ったビルドキング達に所有するビガーを恐れられ襲撃を受けた過去を持つ。
現在はとんかち、レンガ、こるく、バル、シズカ、コネチカがその血を引いている事が示唆されている。
カーペンターズ
世界建設
サタンヒルズ
コモーリ族
屋賊(やぞく)
生物
家喰い(トロル)
屋獣(やじゅう)
実はツーバイフォーによって砕かれた永遠の塔の残骸から変化したビガーより誕生した。
釘モグラ
作中ではビルオン試験の一次試験で登場。用意されたハンマーで10分以内に一匹叩くという内容だがパワーとスピード、そして集中力と正確さを同時に試せる優れた試験である反面、犠牲者と負傷者が後を絶たず、今ではほぼ行われていないうえここ10年釘モグラをKOできた受験生はいないとされる。
餓鬼蜘蛛
地名
ビルドキング
数百万年前、ビルドマスターの一族が建てたものは進化によって意思を持って動き出し、利己の恒常性を保つために一族の持つビガーを狙い反乱を起こした。
永遠の塔
五獣
ツーバイフォー
ハンマー島を目指すナナが出会った五獣で、人々から金品を巻き上げながら主人を探し続けていた。住人にしか従わないが、偶然とんかちによってビガーを与えられ、とんかちに従事するようになりとんかちとレンガのビガーを目覚めさせた。ただし、トイレを借りようとするナナの事は拒絶している。室内は気密と某音性に優れており、住人の傷を癒すピンクビガーの部屋も持つ。こるくの見立てでは地上2階でかつ地下2階の3LDK、2×4工法という昔の建築方で建てられたという。
技
ハンマー島
実はツーバイフォーが作り出した怒りの金槌そのもので、ハリケーンもその際に発生したものである。
最終話で描かれた10年後では更に文明が発展した。
リノベポート
コモーリ岬
逆さ城リフォーム後はコモーリ族が普段の逆さ生活を動画共有サイト(ビーチューブ)に投稿し、人気ビーチューバーとして活動して得た広告収入で豊かな発展を遂げた。
逆さ城
ビルオンガーデン
三途の谷
ここで行われた試験は谷を渡る橋造りで、期間は一週間。形状は問わず一人一本作って渡るというもの。資材と工具は用意された物だけでなく、資材は周囲の自然物の加工が認められ、工具も自分の物を使って良い。
職人城
バルーンホテル
ビルドダンプ
虫のたかった友人や親の亡骸を見つける事も日常茶飯事で、家も食料も恵まれておらずコネチカは他所から病原菌を見るような目で見られてきたという。
多次元山脈
技術・道具
ビガー/活力
ビガーを他の物に伝える素質は強い建造物を作るのに不可欠であり、素質が無いとビガー工法試験を受けられない。ビルオン所属のビルダー六千万人のうち、ビガー職人は0.01%しかいない。
ビガーの伝え方は主に「1.専用工具を使う」「2.直接触れる」「3.ビガーを飛ばす」の三つに分けられる。2はビガーの結晶化が必要なため、難易度が高いものの工具よりも強力に伝えられる。3は結晶化したビガーを遠方の家や建材に発射する技術で、近寄れない物件にもビガーを伝えられるが、大量の結晶化が必要なので更に難易度が高い。ビガー1cc(1ml)の結晶化につき1秒、寿命が縮んでしまう。
ビガーには様々な特性が存在し、それらは色で区別される。
レッド:生物であれば筋力・骨密度、家であれば耐久性に影響する。
グリーン:生物であれば体温調節・外的ストレスの緩和、家であれば機密性・遮音性に影響する。
ブラウン:生物であれば柔軟性、家であれば伸縮率に影響する。
ブルー:生物であれば心肺機能・酸素吸収力・エラ呼吸、家であれば耐水性に影響する。
オレンジ:生物であれば皮膚のバリア機能・代謝力、家であれば耐火性に影響する。
パープル:生物であれば免疫機能、家であれば耐毒・防疫性に影響する。
イエロー:生物であれば老化・酸化防止、家であれば耐食性に影響する。攻撃に転用すると逆に対象を腐らせる。
ピンク:生物であれば回復力、家であれば自己治癒力に影響する。ポコミチン曰くレアすぎてコスパがかなり悪い。
出力をコントロールすると対象物の恒常性を破壊できるが、ビガーでの攻撃は「攻撃側と反対の色」のビガーでないと防御不可能。レッドとグリーン、ブラウンとブルー、オレンジとパープル、イエローとピンクが対となっている。
基本の8色の他に、世界でも数人しか持ってない「レアビガー」が存在する。
レインボー:七色の恒常性を持ち、攻撃に転用すると防がれない。
ゴールド:進化の恒常性を持ち、これを持った家は生物のように進化して半永久的に恒常性を失わない建物となる。
ブラック:ビルドキングをも破壊する力を持つ。
運(ラック):詳細不明。
ワイルド:ポコミチン曰く焦茶色。
量子:波のように動き、観測によって遠方に姿を表す事ができる。その量子状態の所有者は一つの情報でしかなく、攻撃が通らないがトンネル効果で物質やエネルギーを透過可能。
ラブ:思い出として蓄積し、決して途切れる事なく生きる勇気を灯し続ける。喜びも悲しみも全て優しさで包み込む最強の活力。
鬼具(きぐ)
ビルドソルジャー
書誌情報
- 島袋光年 『BUILD KING』 集英社〈ジャンプ・コミックス〉、全3巻
- 「とんかちとレンガ」2021年4月2日発売、ISBN 978-4-08-882648-6
- 「ビルオンライセンス試験」2021年6月4日発売、ISBN 978-4-08-882683-7
- 「愛の活力(ラブビガー)」2021年9月3日発売、ISBN 978-4-08-882761-2
ボイスコミック
YouTube上のジャンプチャンネルで、第1話の前編が2020年11月30日、第1話の後編が2020年12月1日、第2話が2021年4月6日、第3話が2021年4月7日に配信。
キャスト(第1話(前編・後編))
キャスト(第2話)
キャスト(第3話)