BUNGO -ブンゴ-
漫画
作者:二宮裕次,
出版社:集英社,
掲載誌:週刊ヤングジャンプ,
レーベル:ヤングジャンプ・コミックス,
発表期間:2014年12月18日 -,
巻数:既刊37巻,
以下はWikipediaより引用
要約
『BUNGO -ブンゴ-』は、二宮裕次による日本の漫画。『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて、2015年3号より連載中。キャッチコピーは「直球が未来を狩る!!猛禽系野球狂ストーリー!!!!!!!」。2024年1月時点で累計部数は570万部を突破している。
あらすじ
サッカー人気が根付いている静岡県の片田舎。少年・石浜文吾は父・石浜雅則とのキャッチボールをきっかけに野球の楽しさを知るが、地元にリトルリーグがないため、仕方なく自宅で壁当てを行う。
壁当てを始めて3年後、もうじき中学生となる彼が地元の野球場で投球練習をしていたところ、歳を同じくする天才打者・野田幸雄に勝負をしかけられ、文吾は小学生とは思えない速球を投げるも3球目であっさりと本塁打を打たれてしまう。
約2週間後、文吾は幸雄と同じ中学校で再会を果たし、彼と再び勝負をするため彼が所属する野球チーム・静央シニアへ加入する。
負傷から回復したばかりの静央シニア所属中学3年生・水嶋廣人に目を付けられ今度は彼との勝負をすることになると、勝負の途中で現れた文吾の姉・石浜かをりにより今まで右投げを続けてきた文吾が左利きであることが発覚、ひどい投球フォームながらも初めての左投げは右投げの比にならない球威を発揮する。
登場人物
作中におけるキャラクターの名前は、カタカナで表記されることが多い。
静央シニア
静岡県の名門チーム。選手層が厚く、下級生はベンチ入りすら難しい。とりわけ投手力が高い。
主要メンバー
石浜 文吾(イシハマ ブンゴ)
本作の主人公。桜ノ宮中学校1年5組→3年5組。投手・右翼手、左投左打。
並外れた行動力の持ち主であり、好きな物事にとことん熱中する凝り性。後先を考えない無鉄砲な面もあるが、地道なトレーニングを怠らない努力家。将来を危惧した父・雅則から壁当てを教わり、以降ずっと投球術を磨いてきた。生来の左利きだが、当初は右投げだった。
非常に粗削りだが、底知れぬポテンシャルを秘めた素材型。元より身体能力は高く、小学生時代はサッカーチームから勧誘を受けていた。長年の壁当てにより鍛えられた地肩は凄まじく、特にストライクゾーンのど真ん中に投げるストレートは、中学生離れした球威を発揮する。
投球を除けば素人同然だったが、反復練習を重ねていくうちにフィールディング技術なども向上し、やがて外野手も兼任するようになった。長らく速球のみだったが、袴田の助言によりカーブを習得。さらに瑛太を真似てジャイロスライダーを習得し、投球の幅を広げていく。
中学3年時のスカウト評価はAマイナス。
野田 幸雄(ノダ ユキオ)
本作のもう1人の主人公。桜ノ宮中学校1年生→3年5組。遊撃手、右投右打。
U-12日本代表でクリーンナップを務めた天才打者。自他ともに厳しく接する性格。並々ならぬ闘志に加え、冷徹なまでの判断力を同局させている。一方、年上好きでかをりに憧れを抱いており、気に入らない上級生には平気でタメ口を使うなど、年相応らしい面もある。
文吾のポテンシャルを見抜いた最初の人物であり、シニアリーグに招き入れた根源。当初は野球のことを甘く考えていた文吾に対し、辛辣な態度を取っていた。しかし、2度目の対戦時に「静央のエースになれ」と鼓舞し、文吾に覚悟を決めさせる。物語中盤、連盟記録を大きく塗り替えると期待されるまでに成長し、世代トップレベルの超有望株と評される。
1年時の野球偏差値は72、3年時のスカウト評価はS。100校超からスカウトを受けた。
神谷 真琴(カミヤ マコト)
本作のヒロイン。桜ノ宮中学校1年生→3年5組。二塁手、右投右打。
チーム内における紅一点。ボーイッシュな容貌だが、Eカップの巨乳。男勝りで喧嘩っ早い性格だが、女子選手としての進路に悩んでいる。身体能力は突出して高くないものの、持ち前のセンスで非力さを補っている技巧派。
文吾の指導役であり、プレーにおける基本動作などを教えた。当初は野球に対する意識の低さから文吾に対し、突き放すような態度を取っていた。しかし、文吾のひたむきさを目の当たりにして以降、少しずつ親身になって接していき、やがて想いを寄せるようになっていく。
野田とは幼馴染であり、昔から喧嘩友達のような間柄だが、お互いに恋愛感情はない。本人にあまり自覚はないものの、実は結構モテる。告白してきた瑛太をはじめ、チームの内外に想いを寄せている男子は多い。
文吾の同級生
袴田 浩(ハカマダ ヒロシ)
鮎川 瑛太(アユカワ エイタ)
智の弟。静南中学校1年生→3年生。投手・外野手(中堅手・右翼手)、左投右打。
黒縁眼鏡と兄に劣らぬ長身が特徴。理路整然とした性格であり、潔癖症な面もある。兄同様、気持ちが昂ると服を脱ぐ癖がある。当初はいわゆるモブキャラであり、本格的に登場したのは上本牧戦から。堅実でトレーニングに余念がなく、徹底した栄養摂取でフィジカルを強化し、文吾に代わってエースナンバーを得る。
優れた制球力に加え、左右へ動くムービングボール(ツーシーム・カットボール)とチェンジアップ、スライダーやジャイロスライダーなどの球種を操る。
3年時のスカウト評価はA(限りなくSに近い)。62校からスカウトを受け、翔西大学付属翔西高校への進学が決まった。
文吾の上級生
吉見 雅樹(ヨシミ マサキ)
鮎川 智(アユカワ サトシ)
水嶋 廣人(ミズシマ ヒロト)
柿谷 結弦(カキタニ ユズル)
文吾の下級生
小谷野 兼(コヤノ ケン)
上本牧シニア
神奈川県の名門チーム。
立花 由喜(タチバナ ヨシキ)
下川 毅(シモカワ ツヨシ)
諸星 要(モロボシ カナメ)
富士ヶ丘シニア
かつては弱小だったが近年、静岡県内でめきめき頭角を現している強豪チーム。
河村 幸一(カワムラ コウイチ)
西浦 珠希(ニシウラ タマキ)
U-15日本代表
各高校
親族
石浜 かをり(イシハマ カヲリ)
石浜 雅則(イシハマ マサノリ)
その他
落合 由伸(オチアイ ヨシノブ)
用語
爆発的成長(エクスプロウシブ・グロウス)
登場キャラクターからは「覚醒状態」、「ゾーン」という別称で呼ばれている。
登場高校
横浜第一高校
モデルは横浜高等学校。
翔西大学付属翔西高校
モデルは東海大学付属相模高等学校。
桜花高校
モデルは桜美林高等学校。
大府第一高校
モデルは中京大学附属中京高等学校。
東光学園
モデルは大阪桐蔭高等学校。
筑南学園
モデルは福岡県立東筑高等学校。
青森真田高校
モデルは青森山田高等学校。
書誌情報
- 二宮裕次 『BUNGO -ブンゴ-』 集英社〈ヤングジャンプ・コミックス〉、既刊37巻(2023年12月19日現在)
- 2015年7月22日発行(7月17日発売)、ISBN 978-4-08-890189-3
- 2015年8月24日発行(8月19日発売)、ISBN 978-4-08-890190-9
- 2015年10月24日発行(10月19日発売)、ISBN 978-4-08-890306-4
- 2016年2月24日発行(2月19日発売)、ISBN 978-4-08-890359-0
- 2016年5月24日発行(5月19日発売)、ISBN 978-4-08-890412-2
- 2016年8月24日発行(8月19日発売)、ISBN 978-4-08-890541-9
- 2016年12月24日発行(12月19日発売)、ISBN 978-4-08-890542-6
- 2016年12月24日発行(12月19日発売)、ISBN 978-4-08-890585-3
- 2017年3月22日発行(3月17日発売)、ISBN 978-4-08-890642-3
- 2017年6月24日発行(6月19日発売)、ISBN 978-4-08-890684-3
- 2017年9月24日発行(9月19日発売)、ISBN 978-4-08-890741-3
- 2017年12月24日発行(12月19日発売)、ISBN 978-4-08-890822-9
- 2018年3月24日発行(3月19日発売)、ISBN 978-4-08-890878-6
- 2018年6月24日発行(6月19日発売)、ISBN 978-4-08-891047-5
- 2018年9月24日発行(9月19日発売)、ISBN 978-4-08-891097-0
- 2018年12月24日発行(12月19日発売)、ISBN 978-4-08-891172-4
- 2019年3月24日発行(3月19日発売)、ISBN 978-4-08-891227-1
- 2019年6月24日発行(6月19日発売)、ISBN 978-4-08-891316-2
- 2019年8月24日発行(8月19日発売)、ISBN 978-4-08-891345-2
- 2019年11月24日発行(11月19日発売)、ISBN 978-4-08-891432-9
- 2020年2月24日発行(2月19日発売)、ISBN 978-4-08-891478-7
- 2020年3月24日発行(3月19日発売)、ISBN 978-4-08-891541-8
- 2020年6月24日発行(6月19日発売)、ISBN 978-4-08-891583-8
- 2020年9月23日発行(9月18日発売)、ISBN 978-4-08-891644-6
- 2020年12月23日発行(12月18日発売)、ISBN 978-4-08-891734-4
- 2021年3月23日発行(3月18日発売)、ISBN 978-4-08-891815-0
- 2021年6月23日発行(6月18日発売)、ISBN 978-4-08-892026-9
- 2021年8月23日発行(8月18日発売)、ISBN 978-4-08-892049-8
- 2021年11月24日発行(11月19日発売)、ISBN 978-4-08-892134-1
- 2022年3月23日発行(3月18日発売)、ISBN 978-4-08-892212-6
- 2022年6月22日発行(6月17日発売)、ISBN 978-4-08-892295-9
- 2022年8月24日発行(8月19日発売)、ISBN 978-4-08-892457-1
- 2022年11月22日発行(11月17日発売)、ISBN 978-4-08-892492-2
- 2023年3月22日発行(3月17日発売)、ISBN 978-4-08-892626-1
- 2023年6月24日発行(6月19日発売)、ISBN 978-4-08-892687-2
- 2023年8月23日発行(8月18日発売)、ISBN 978-4-08-892788-6
- 2023年12月24日発行(12月19日発売)、ISBN 978-4-08-893042-8