漫画

CITY (漫画)


ジャンル:ギャグ,ギャグ漫画,

漫画

作者:あらゐけいいち,

出版社:講談社,

掲載誌:モーニング,

レーベル:モーニングKC,

巻数:全13巻,

話数:全189話,



以下はWikipediaより引用

要約

『CITY』(シティ)は、あらゐけいいちによる日本の漫画。『モーニング』(講談社)にて、2016年44号から2021年10号まで連載された。

女子大学生の南雲美鳥がCITY(街)の人々と出会いながら展開されるギャグ漫画である。作者のあらゐのギャグ漫画には『日常』があるが、そのパラレルワールドであるような描写も見られる。第1巻の帯では「『日常』のあらゐけいいち最新作。このCITYの日常は、彼女が繋ぐ。」と書かれており、「日常」の主人公である相生祐子と「CITY」の主人公である南雲美鳥がバトンタッチしてる姿が描かれている。

登場人物
モクメセイ荘

南雲 美鳥(なぐも みどり)

本作の主人公。モクメセイ荘201号室。モンブラン大学モンブラン学部モンブラン学科2年生。20歳。時定東高校卒。趣味は競馬。そのほかに麻雀もたしなんでいる。男っぽくがさつで、悪党だがピュアでもある。怖い話は苦手。あるきっかけで洋食屋マカベでアルバイトをすることになる。いつも金欠状態のため金に目が無いが、その割に洋食屋のバイトで毎回1時間以上遅刻するなど労働意欲は非常に低い。運動能力が抜群に高く、高校時代は各部活のエースを部活無所属のまま負かすことに情熱を注いでいた。そのため学内屈指の人気者であったが、現在は無気力で自堕落な生活を送っている。
にーくら(新倉)

モクメセイ荘101号室。モンブラン大学1年生でカメラマン志望の女性。18歳。南雲と対等に渡り合える友人。南雲に度々お金をせびられる。高校時代に南雲のスポーツでの活躍に憧れていた。ひょんなことから知り合ったCITY南高サッカー部員からは「姐さん」と呼ばれている。何人たりとも写真を撮らせなかった南雲の高校時代の写真をペンダントに入れて大事に持っていたが、そのペンダントは巡り巡って東堂商店の100円棚で売られてしまっている。お手製のハリセンを用いたツッコミが得意。少し腹黒い1面も…
泉 わこ(いずみ わこ)

モクメセイ荘204号室。モンブラン大学2年生の女性。20歳。写真を撮るのが趣味。作中きっての変人。天才肌。マイペースで常に笑顔。南雲、にーくらと知り合い3人組となる(にーくらの部屋の押し入れに勝手に住み着いている)。自分だけのルーティーンのような趣味を多数持っており、カバンの中にはルーティーンに関連したさまざまな雑貨がしまわれている。また暇な時にはいろいろな絵をデザインしたりしてたまに友人のしあに渡している。
鬼カマボコ(おにカマボコ)

モクメセイ荘203号室。『週刊CITY』で連載中の「落胆くん」シリーズの作者。「落胆くん」は泉わこや真壁鶴菱の愛読書である。ネタが出なかったり、担当編集の轟からの事務連絡にショックを受けたりしているため、いつも汗をかいているか落涙している。一度『週刊CITY』の連載を打ち切られたが、編集長の鶴の一声で再開した。
御婆(おばば)

アパートモクメセイ荘の大家。立涌とまつりの祖母。真壁鶴菱の義理の母。無敵の老婆で怖い人物。南雲から家賃を取り立てることに執念を燃やしている。戦闘力は作中でもトップクラスであり、高校時代には生徒会長ながらも暴力で物事を解決していた。

洋食マカベ(真壁家)

真壁 鶴菱(まかべ つるびし)

洋食マカベの店長。立涌とまつりの父。CITY三羽ガラスの一員。御婆(モクメセイ荘大家)の義理の息子。洋食屋ではあるが、本人曰く「あらゆる食の修業を積んだ」ため蕎麦や冷やし中華も作ることができる。
真壁母(まかべはは)

鶴菱の妻で、立涌とまつりの母。発掘調査のため出張中。真壁家に変な物を度々送ってくる。
真壁 立涌(まかべ たてわく)

CITY南高校2年3組。血液型A型で山羊座。サッカー部に所属しているが、補欠である。ポジションはミッドフィルダー。番号は28番。
真壁 まつり(まかべ まつり)

CITY南中学校の2年生。えっちゃん(後述)とは親友。

安達太良ワイン(酒の安達太良・安達太良家)

洋食マカベの隣にある酒屋。

安達太良博士(あただらはかせ)

真壁家に何らかの恨みがあるらしく、そのため店の中と周りに計6個のカメラを仕込んでいる。しかし、3個破壊された。
安達太良父(あだたらちち)

安達太良博士の息子。達太たちの父。CITY三羽ガラスの一員。
安達太良母(あだたらはは)

安達太良家の母。大家族の面倒を見る肝っ玉母さん。
安達太良 達太(あだたら たつた)

長男。家業を継いでいる。左頬に傷か痣のようなものがある。かつてはサッカー選手で左足に古傷が残っている。
安達太良 かもめ(あだたら かもめ)

長女。新社会人でしあのマネージャーを務めている。また72枚物の皿を割るという記録を持ち、ヘマばっかりする。
安達太良 良太(あだたら りょうた)

次男。CITY南高校2年3組。泉りこのフォローをする技術は同級生達から「現代のウィリアムテル」などと評される。
安達太良 うみ(あだたら うみ)、安達太良 そら(あだたら そら)

次女(うみ)と三女(そら)。双子の小学生。いつもささいなことでケンカしている。家族にも見分けがつかないほどそっくり。

CITY南高校
2年3組

泉 りこ(いずみ りこ)

CITY南高校の2年生。泉わこの妹。授業中によく寝る。だがその可愛い容姿や仕草に男女問わず多数のファンを持つ。ハッキングや爆弾製造の能力を持っている。
真壁 立涌(まかべ たてわく)

洋食マカベ(真壁家)の項を参照。
安達太良 良太(あだたら りょうた)

安達太良ワイン(酒の安達太良・安達太良家)の項を参照。

サッカー部

サッカー以外の分野で天才的な能力を発揮する者ばかりだが、肝心のサッカーは笹子がいないと小学生レベルにまで落ちてしまう。

雁ヶ腹(がんがはら)

CITY南高校サッカー部の監督。
真壁 立涌(まかべ たてわく)

洋食マカベ(真壁家)の項を参照。
黒金 大和(くろがね やまと)

CITY南高校サッカー部部員。ポジションはキーパー。番号は1番。助っ人で野球部を甲子園へ出場させた。
帯那 林道(おびな りんどう)

CITY南高校サッカー部の主将。ポジションはサイドバック。番号は2番。泉りこファンクラブ会員番号1番。劉備玄徳並みの人徳とシオメネやカントナの再来と言うほどのキャプテンシーを持つ。
微笑(ほほえみ)

CITY南高校サッカー部部員。地の顔が笑顔。ポジションはサイドバック。番号は3番。何年も留年しているらしい。
横尾(兄)(よこお〈あに〉)

横尾兄弟の兄。CITY南高校サッカー部部員。ポジションはセンターバック。番号は5番。兄弟でアパレルデザインをしている。
横尾(弟)(よこお〈おとうと〉)

横尾兄弟の弟。CITY南高校サッカー部部員。ポジションはセンターバック。番号は4番。
火之玉 暴威之助(ひのたま ぼういのすけ)

CITY南高校の番長であり、サッカー部部員。補欠。ポジションはセンターバック。番号は6番。泉りこファンクラブ会長(会員番号0番)。
室根(むろね)

CITY南高校サッカー部部員。ポジションはミッドフィルダー。番号は7番。「ガウチョ」というバンドのギタリストとして活動をしている。
白金(しろがね)

CITY南高校サッカー部部員。ゲーマー。番号は8番。
苗場(なえば)

CITY南高校サッカー部部員。ポジションはフォワード。番号は9番。珍魚ハンターの第一人者。
笹子 源次郎(ささご げんじろう)

CITY南高校サッカー部部員。ポジションはミッドフィルダー。番号は10番。サッカーの技量は超高校級だがすぐケガをする。CITY南高校サッカー部の強さはほぼ全て彼に依存しているためケガをしないように全部員が気を使っているが、結局は予期せぬつまづきなどでケガをして戦線離脱してしまう。
春日(かすが)

CITY南高校サッカー部部員。ポジションはフォワード。番号は11番。長距離走の選手としての高い才能を持っている。
権現山 岩男(ごんげんやま いわお)

CITY南高校サッカー部部員。実は他校(CapsLock高校)が送り込んできたスパイ。番号は12番。
黒部(くろべ)

CITY南高校サッカー部部員。補欠。ポジションはフォワード。番号は18番。

教員

天城 宗光(あまぎ むねみつ)

日本昭和史教師。
お香にしてお香に生きるお香戦士。

CITY南中学

真壁 まつり(まかべ まつり)

洋食マカベ(真壁家)の項を参照。
えっちゃん

本名は雨飾えり。CITY南中学校の2年生。まつりとは親友。近いうちにイギリスに引っ越す予定。まつりと共に帰宅部だが、その場の思いつきでさまざまな「部」を勝手に立ち上げて遊んでいる。

(株)バナナ・『週刊CITY』編集部

洋食マカベの隣のビルにある編集部。総ページ数100ページだが、オリジナルのページは6ページほどで後は全て広告の『週刊CITY』という地域密着型フリーペーパーを発行している。

編集長(へんしゅうちょう)

『週刊CITY』編集長。星座占いページ担当。CITY三羽ガラスの一員。若いころ、千年王国のペンネームで漫画を描いており、そのころに出していた同人誌は現在10万円を超える価格で取引されている。
あらまさん

『週刊CITY』編集員。特集ページ担当。「あらま」が口癖。元は『Helvetica Standard』のキャラクター。Helvetica Standardでは(株)バナナは出版社ではなく事務用品会社だった。
轟(とどろき)

『週刊CITY』編集員。連載漫画『落胆くん』の担当編集。新入社員の男性。『落胆くん』の作者である鬼カマボコの作品を事あるごとに絶賛するが、編集として伝えなければいけない事務連絡との板挟みになるためいつも落涙している。

その他

しあ

泉わこの高校時代の同級生。タレント。マネージャーは安達太良かもめ。
タナベ

資産家の女性。足をケガする前は交番に勤務する警官だった。CITYの住民を何かにつけて表彰しおもてなしをしようとする。達太のことが好き。また「週刊CITY」誌の発行に関わる費用をポケットマネーから全て出している。
タナベのドラ息子

御婆曰くドラ息子。宗教儀式で使うような覆面をしており素顔は不明。初登場時はタナベ邸にやってきたいい人と南雲におもてなしを受けさせようとモニターで監視していた。権現山をスパイとして送り込んだCapsLock高校のサッカー部主将でもある。
穂高(ホタカ)

タナベの執事。タナベの見つけた表彰対象の人物をチェーンで捕縛する。時折、一発芸をするがタナベからは理解されない。御婆とは同級生であり、生徒会長と副会長だった。少なからず好意を持っていたようだが告げることなく卒業している。
いい人

和服の男性。タナベが表彰しようとするが、ストイックな性格のため、何とか表彰から逃れようとする。
東堂(とうどう)

東堂商店の店主。残留思念を見て物の価値を見抜くことができる。
本官(ほんかん)

タナベの後任の新人警官。御婆のせいで泥棒に仕立てられたが、事なきを得た。「であります」が口癖。惚れっぽい性格。
蓼科 神威(たてしな かむい)

モンブラン大学1年生。あることがきっかけで御婆を倒すことに執念を燃やしているが、肝心の御婆からはクイズ王と共に「モブ共」と言われ相手にされていない。
クイズ王(クイズおう)

モンブラン大学の学生。空手が得意。蓼科と共に御婆を倒そうとしている。
長野原 大介(ながのはら だいすけ)

売れっ子漫画家。仕事場は東堂商店2階の「スタジオ唇泥棒」。日常時代の長野原みお。当時からこのペンネームを使って出版社に応募していた。
倉岳(クラタケ)

カリアゲは無料でカットしてくれる理容店クラタケの店主。他の町からCITYに移住してきた。カリアゲにした客からお礼としてなんらかの物品をよくもらうが、ガラクタのようでいて大概は予期せぬプレミアが付いている。

書誌情報
  • あらゐけいいち 『CITY』 講談社〈モーニングKC〉、全13巻
  • 2017年3月23日発売、ISBN 978-4-06-388708-2
  • 2017年4月21日発売、ISBN 978-4-06-388719-8
  • 2017年9月22日発売、ISBN 978-4-06-510229-9
  • 2018年3月23日発売、ISBN 978-4-06-511157-4
  • 2018年7月23日発売、ISBN 978-4-06-512026-2
  • 2018年11月22日発売、ISBN 978-4-06-513610-2
  • 2019年3月22日発売、ISBN 978-4-06-514954-6
  • 2019年7月23日発売、ISBN 978-4-06-516295-8
  • 2019年11月21日発売、ISBN 978-4-06-517782-2
  • 2020年3月23日発売、ISBN 978-4-06-518933-7
  • 2020年8月20日発売、ISBN 978-4-06-520306-4
  • 2020年11月20日発売、ISBN 978-4-06-520307-1
  • 2021年4月23日発売、ISBN 978-4-06-520307-1