Gメン (漫画)
漫画
作者:小沢としお,
出版社:秋田書店,
掲載誌:週刊少年チャンピオン,
レーベル:少年チャンピオンコミックス,
発表期間:2014年11月27日 - 2018年3月29日,
巻数:全18巻,
話数:全161話,
映画
原作:小沢としお,
監督:瑠東東一郎,
音楽:瀬川英史,
制作:東映東京撮影所,
製作:「Gメン」製作委員会,
以下はWikipediaより引用
要約
『Gメン』(ジーメン)は、小沢としおによる日本の漫画作品。『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて、2014年52号から2018年18号まで連載された。2023年8月25日より実写映画版が公開された。
ストーリー
門松勝太は彼女を作るために、周囲2キロメートル内に4つの女子高がある「卒業までの童貞喪失率120%」が噂される私立武華(たけはな)男子高校に転校してきた。
しかし、勝太の配属されたG組は学校内の「バカ」「オタク」「問題児」を集めたクラスで、制服(ネクタイの色など)も他の生徒と異なり、周囲の女子高からも相手にされないのだった。
登場人物
演の項は映画版のキャスト。
武華男子高校
以前は名のしれたヤンキー校だったが周囲に女子高が新設されるごとに入学希望者が増えていった。入学試験の学力順にA組からG組に分けたことで次第に進学校へと変貌しつつある。A組からF組は成績によって昇格、降格があるがG組のみは「肥溜め」とも評され、G組に降格されることはあるもののG組からの昇格は一切無い。校舎も傷んだ旧校舎であり、一般生徒の制服が青ネクタイなのに対し、G組は赤ネクタイと差別化がされている。また、このような待遇から一般生徒は「G組堕ち」を避けるよう学業に奮起している。
門松 勝太(かどまつ しょうた)
演 - 岸優太
主人公。千葉県松怒から、女の子にモテたいがために転校してきたが、1年G組に編入される。性格は一本筋の通った性格をしており、曲がったことを嫌い、特に女性に手をあげる男等に関しては容赦がない。また、かなり惚れっぽい性格をしており幾度の女性と仲良くなるが何かしらの理由により恋人までの関係に発展することがほとんど無い。しかし最終的にはレイナと結ばれる。
喧嘩の腕っ節もかなり強く、その外見から想像できないほど1発1発の拳が重いと評され、幾多の相手に勝利を収めてる。その真っ直ぐな性格によりG組の同級生からは全幅の信頼を寄せられ、勝太に何かあったら許さないとまで言われるほど友好な関係を築く。
瀬名 拓美(せな たくみ)
演 - 竜星涼
「武華のプリンス」の異名をとる美男子。登場時はA組。八代の奸計で勝太が女生徒を殴ったと思い込んでタイマンを張るが、誤解が解けた後は勝太らと友情が芽生え、望んで「G組堕ち」してきた。
担任の瞳に恋する。
梅田 真大(うめだ まさひろ)
肝田 茂樹(きもた しげき)
薙 竜二(なぎ りゅうじ)
その他の生徒
教員
雨宮 瞳(あまみや ひとみ)
Gメン
武華男子高校の不良が集まるG組の中で最強のグループ。学年関係なく喧嘩の強さと先代からの承認でメンバーが決定される。武華絡みの大きなもめごとがあった時、その解決のために行動する。しかし、昨今は武華の周りに女子高ができたことで他校との喧嘩が減ったため、その存在感は薄れつつあり半ば都市伝説化している。
伊達 薫(だて かおる)
演 - 高良健吾
2年G組。空手の達人で3年からも敬語を使われる実力者であり、校内でも知られるゲイ。一本気な勝太を気に入り、バイクでタンデムしたり一緒にラーメンを食べたりした後に告白するが、偏見も無い勝太の「薫君のことは好きだが、女の子のほうがもっと好き」という答えに保留状態のままの関係を続ける。
八神 紅一(やがみ こういち)
沢田 英二(さわだ えいじ)
近隣の高校
牡丹女子高校
白桜学園
菫女子高校
武華の近所にある女子高。チェックのリボンが特徴で、全体的にスポーツが盛ん。
葉山 優菜(はやま ゆうな)
真中 理子(まなか りこ)
向日葵看護女学院
叶東高校
大吾や麻央が通う高校。
松永(まつなが)
松怒クロスボーン
松怒(まつど)にある喧嘩チーム。武華に転校する前の勝太も過去に所属していた。メンバーの竹内がヤクザ絡みの仕事を持ち込むようになり、近年は半グレ化している。現在の所属メンバーは5人だが、駿と克己以外の3人の名前は本編中では明かされていない。
烏丸 駿(からすま しゅん)
クロスボーンのリーダー。ロン毛と顎髭がトレードマーク。不良に絡まれていた中学生時代の勝太を助けたことで友達となり、その後チームに加わった勝太に喧嘩の手ほどきを行い、弟のようにかわいがっていた。妹のカナ共々、親からネグレクトを受けており、二人の生活費およびカナの学費を稼ぐために複数のバイトを掛け持ちし汲々とした生活を送っていた。しかしメンバーの克己が割のいい仕事を持ってくるようになり、薄々ヤクザ絡みの案件と気付きつつも金のためその仕事をこなすようになっていった。それを止めようとした勝太とは行き違いから仲違いし、克己の嘘から勝太を裏切り者と信じていた。克己に刺された勝太が病院から退院後に黙って姿を消したためその足取りを追って武華高校に現れる。過去の清算を勝太に促すが拒絶されたため、薙をリンチして勝太を廃車置き場に誘い出し、腕力で強引に吸収したエイトボール他の近隣のチームを従えて集団で待ち伏せるも、G組の仲間たちの善戦やGメンの乱入によって勝太との対マンに持ち込まれる。対マンで勝太に敗れた後、勝太を信じれなかったことを悔い涙を流す。またヤバイ仕事から足を洗うと誓い、克己を除く他のメンバー共々警察に自首した。
天王会
武華の近所を縄張りとする不良チームの中でも特に危険なチーム。元々は武華の精鋭として知られていたGメンに対抗するため、複数の高校が徒党を組んだことが始まりだったが、現在はタチの悪い半グレ集団となっている。
加藤 侠介(かとう きょうすけ)
演 - 尾上松也
天王会の頭。チーム内でも随一の凶暴性を持ち、部下からは非常に恐れられている。頭部に大きな傷が残っているが、これはかつて八神の先輩を歩行不能なほどに痛めつけた報復として八神に頭を割られたことによるもの。
黒天使
サドンデス
勝太と因縁のある克己が結成したチーム。天王会など複数のチームを吸収して勢力を拡大している。
その他のチーム
エイトボール
家族関係
その他
烏丸 カナ(からすま カナ)
高見 真柚(たかみ まゆ)
書誌情報
- 小沢としお『Gメン』 秋田書店〈少年チャンピオン・コミックス〉、全18巻
- 2015年4月8日発売、ISBN 978-4-253-22531-1
- 2015年6月8日発売、ISBN 978-4-253-22532-8
- 2015年8月7日発売、ISBN 978-4-253-22533-5
- 2015年10月8日発売、ISBN 978-4-253-22534-2
- 2016年1月8日発売、ISBN 978-4-253-22535-9
- 2016年3月8日発売、ISBN 978-4-253-22536-6
- 2016年6月8日発売、ISBN 978-4-253-22537-3
- 2016年8月8日発売、ISBN 978-4-253-22538-0
- 2016年10月7日発売、ISBN 978-4-253-22539-7
- 2016年12月8日発売、ISBN 978-4-253-22540-3
- 2017年3月8日発売、ISBN 978-4-253-22806-0
- 2017年5月8日発売、ISBN 978-4-253-22807-7
- 2017年7月7日発売、ISBN 978-4-253-22808-4
- 2017年9月7日発売、ISBN 978-4-253-22809-1
- 2017年12月8日発売、ISBN 978-4-253-22810-7
- 2018年2月8日発売、ISBN 978-4-253-22811-4
- 2018年4月6日発売、ISBN 978-4-253-22812-1
- 2018年5月8日発売、ISBN 978-4-253-22813-8
映画
2023年8月25日に公開された。監督は瑠東東一郎、主演は本作が映画初主演となる岸優太。
当初は2022年秋に公開予定だったが、新型コロナウイルスの感染者の発生で制作スケジュールに影響が出たことや、制作過程で追加の撮影が必要となったために公開が延期された。
キャスト
八代勇一
G組メンバーと対立する3年生。
渡辺
学年主任。
友則
瞳の元カレでDV男。
ナオ姉
多摩黒天使メンバー。
稲村
天王会幹部。
山口
天王会幹部。
桜井稜
Gメンの元メンバー。
スタッフ
- 原作:小沢としお『Gメン』(秋田書店『少年チャンピオン・コミックス』刊)
- 監督:瑠東東一郎
- 脚本:加藤正人、丸尾丸一郎
- 音楽:瀬川英史
- 主題歌:ザ・クロマニヨンズ「ランラン」(HAPPYSONG RECORDS / Sony Music Labels Inc.)
- 製作:手塚治、藤島ジュリーK.、沢考史、小林敏之、竹澤浩、奥村景二
- エグゼクティブプロデューサー:柳迫成彦、谷口毅志
- プロデューサー:峠本悠悟
- キャスティングプロデューサー:福岡康裕
- 音楽プロデューサー:津島玄一
- プロダクションマネージャー:杉崎隆行
- 宣伝プロデューサー:田口和也
- 撮影:髙野学
- 映像:高梨剣
- 美術:平井淳郎
- 装飾:大谷直樹、武田俊介
- 照明:北條誠
- 録音:池谷鉄兵
- 編集:神崎亜耶
- VFXスーパーバイザー:鎌田康介
- 選曲:谷口広紀
- 音響効果:赤澤勇二
- スクリプター:河野友里恵
- スタントコーディネーター:富田稔
- 助監督:松下敏也
- 俳優担当:林まゆみ
- 制作担当:篠崎泰輔
- ラインプロデューサー:曽根晋
- プロダクション統括:木次谷良助
- 配給:東映
- 制作プロダクション:東映東京撮影所
- 製作:「Gメン」製作委員会(東映、ジェイ・ストーム、秋田書店、TCエンタテインメント、KDDI、日本出版販売)
公開
公開後の2023年8月28日に発表された週末興行成績ランキングでは動員14万9900人・興収2億1000万円を稼ぎ出し、初登場第2位を獲得した。