GO AHEAD (漫画)
以下はWikipediaより引用
要約
『GO AHEAD』(ゴー・アヘッド)は、樋口大輔による日本の漫画。
概要
『月刊少年ジャンプ』(集英社)にて、2005年3月号から2006年7月号まで連載された。単行本は全4巻。アイスホッケーを題材としたスポーツ漫画である。ホッケー監修は"HOLY"堀川雅光。
試合中のプレーに関する描写は主人公が参加する練習試合が1試合だけあり、その他の試合に関しては合わせても10頁程度である。
あらすじ
主人公伊崎勇睴はカナダでアイスホッケーをやっていたが、家庭の事情で宮崎県に引っ越してきた中学生。アイスホッケー環境のない南国でふてくされていたが、ある日プロ級のスラップショットを放つ新任教師相羽剛平と出会う。剛平は3年前NHLを目指すアイスホッケー選手だったが、そのチャンスを掴むキャンプに参加したため病気の弟の死に目に会えずアイスホッケーをやめてしまう。勇睴を中心とした南虹中の生徒達との部活動を通じて、剛平が再びアイスホッケー選手へと戻るまでの物語である。
登場人物
主要人物
伊崎 勇睴(いざき ゆうき)
相羽 剛平(あいば ごうへい)
本編の実質的な主人公。退職した1年1組担任の教諭に変わって臨時採用された新任教師。担当教科は社会。年齢24歳、身長189cm、体重76kg、彼女いない歴17年。家族は両親と弟・大明。両親は共に教師である。採用後はミツコの夫が経営する下宿屋に住んでいる。
北海道・苫小牧出身で元々はK大ホッケーチームの大型センターフォワードとして活躍していたが、3年前に弟を亡くしたことから、アイスホッケーから逃げていた。しかし、勇睴やミツコを始めとした周囲の人々のおかげでホッケーの楽しさを思い出し、今までホッケーを自由にやらせてもらえた恩返しとして南虹中にアイスホッケー部を立ち上げ、冷蔵倉庫を使って練習用のスケートリンクを完成させる。NHLキャンプ前に合格祈願として弟から渡された御守り袋を彼の形見としていつも大事に持ち歩いている。
南虹中ホッケー部と苫小牧明信中の試合を切っ掛けに、試合を『見ているだけ』では我慢出来ないと気づいてしまい、ミツコの激励や勇睴との勝負を経て、プレイヤーとして再起すべく南虹中を去る。その後は世界レベルのホッケー選手となり、アイスホッケー日本代表の中心として活躍することになる。背番号88、レフトハンド。
南虹町立南虹中学校
小学校と併設した小さな学校で運動部は野球部とサッカー部程度しか無い。
教員
アイスホッケー部
林 利也(はやし としや)
高木 日菜子(たかぎ ひなこ)
成宮 隼人(なりみや はやと)
長谷 寛(はせ ひろし)
苫小牧明信中学校
剛平の母校で北海道のアイスホッケー強豪校。全国中学生大会で優勝している。
麻倉 海(あさくら かい)
五十嵐 仁(いがらし じん)
その他の人物
相羽 大明(あいば ひろあき)
物語の舞台
観光スポットから外れた海沿いの小さな港町・南虹町(なんこうちょう)という宮崎県の架空の町で学校生活を送り、本格的な練習は福岡県のパピオアリーナで行われる。
単行本
ジャンプ・コミックス(集英社)より全4巻。第4巻には『月刊少年ジャンプ』2006年11月号、12月号に掲載された読切作品「神の番人」が収録されている。カバー下には描き下ろしのイラストが掲載されている。
第1巻から第3巻の巻末には「Face off The Hockey」という堀川雅光によるアイスホッケー解説がある。協力:日本アイスホッケー連盟、イラスト:石塚2祐子、デザイン:工藤毅史、写真:土田和幸、構成:金子長武。
また第1巻から第4巻の巻末に「脳内HIGUCHI Free Talk」という描き下ろしイラストやおまけ漫画があり、第3巻には作者によるこちら葛飾区亀有公園前派出所に登場するキャラクターのイラストや秋本治によるホイッスル!登場人物のイラスト等が掲載されている。
取材協力
- 堀川雅光(ホッケー監修)
- 伊藤忠商事相互会アイスホッケー部
- 日章学園アイスホッケー部
- 苫小牧市立明倫中学校アイスホッケー部
- 苫小牧スケートハウス
- 札幌フェニックス
- パピオアイスアリーナ
- 明治神宮外苑アイススケート場
- 軽井沢スケートセンター