GREGORY HORROR SHOW
アニメ
放送局:テレビ朝日,
漫画:グレゴリーホラーショー
作者:イワタナオミ,
出版社:講談社,
掲載誌:ヤングマガジンアッパーズ,
発表期間:2000年,
漫画:グレゴリーホラーショー アナザーワールド
作者:鈴木小波,
出版社:講談社,
掲載誌:モーニング,
巻数:1巻,
ゲーム:グレゴリーホラーショー ソウルコレクター
ゲームジャンル:アクションゲーム,
発売元:カプコン,
発売日:2003年8月7日,
ゲーム:グレゴリーホラーショー
ゲームジャンル:RPG,
発売元:ジー・モード,
発売日:Vアプリ:2004年8月18日EZアプリ:2004年10月1日iアプリ:2004年12月1日Switch, Steam:2023年10月26日,
ゲーム:グレゴリーバキューン
ゲームジャンル:射的ゲーム,
発売元:ジー・モード,
発売日:Vアプリ:2004年8月18日iアプリ:2004年9月1日EZアプリ:2004年10月1日,
ゲーム:グレゴリーホラーショー ロストクオリア
ゲームジャンル:ローグライクRPG,
発売元:Unframe,
発売日:2018年4月25日,
以下はWikipediaより引用
要約
『GREGORY HORROR SHOW』(グレゴリーホラーショー)は、1999年にテレビ朝日系列で放映されたフルCGアニメ作品。イワタナオミ原作・キャラクターデザイン、ミルキーカートゥーン製作。通称「グレホラ」「GHS」。
概要
さまよえる魂が集うホテル『グレゴリーハウス』に迷い込んだ客の恐怖、心の迷いや現実と虚構の狭間を描く大人向けホラーコメディアニメ。主人公の視界をそのまま映すカメラワークで画面が作られており(主人公の姿形や声は作中に一切登場しない)、視聴者がよりストーリーに移入しやすくなっている。一話ごとの放映時間が3分程度とごく短く、主題歌なども存在しない。箱型にデフォルメされたカートゥーン的なキャラクターデザインも特色。
シリーズは全4作。第3シリーズ・第4シリーズは舞台がホテルから離れ、それぞれグレゴリー、キャサリンが主役。この2作ではごく普通の第三者的なカメラワークが用いられている。
フィギュアなどキャラクターグッズ販売や携帯電話での動画配信、iアプリなどの携帯電話ゲーム、ムック本やPlayStation 2でのゲーム化など幅広いメディアに展開している。また講談社での漫画化、GYAO!での動画配信などがある。
2015年にポリゴン・ピクチュアズ企業サイト→2019年にイワタナオミ個人サイト上にてリブート版『グレゴリーホラーショー・ミステリーホリデー』がポートフォリオとしてキャラクターのみが公開されている。
あらすじ
ごく平凡に日常を生きる主人公はある時ふと見知らぬホテルの前に辿り着く。支配人に部屋を宛がわれ、奇妙な宿泊客たちと交流し、理不尽な恐怖とそれに伴う奇妙な居心地のよさに惑いながら、主人公は徐々に自分の真の欲望や、グレゴリーハウスとは一体どんな存在なのかに気付いていく。ホテルから脱出し元いた「現実」に帰還すべく奮闘する主人公。果たして彼らは真実を受け止め、無事に帰ることが出来るのだろうか。
アニメシリーズ
- 第1シリーズ・GREGORY HORROR SHOW
- グレゴリーハウスに迷い込んだ男性客の視点で物語が進む。全25話。1999年10月 - 2000年3月放送。
- 第2シリーズ・GREGORY HORROR SHOW - THE SECOND GUEST -
- 同じく女性客の視点で物語が進む。全25話。2000年4月 - 9月放送。
- 第3シリーズ・GREGORY HORROR SHOW - THE LAST TRAIN -
- グレゴリーが乗った迷界行きの列車内での物語。 全26話。2000年10月 - 2001年3月放送。
- 第4シリーズ・GREGORY HORROR SHOW - THE BLOODY KARTE -
- キャサリンが勤める病院でのコメディタッチの物語。全12話。2001年4月 - 6月放送。
グレゴリーハウスに迷い込んだ男性客の視点で物語が進む。全25話。1999年10月 - 2000年3月放送。
同じく女性客の視点で物語が進む。全25話。2000年4月 - 9月放送。
グレゴリーが乗った迷界行きの列車内での物語。 全26話。2000年10月 - 2001年3月放送。
キャサリンが勤める病院でのコメディタッチの物語。全12話。2001年4月 - 6月放送。
登場人物
全員名前はついているものの、名前が本編中で呼ばれないキャラクターが多い。
第1シリーズより登場
(僕)
グレゴリー
グレゴリーママ
声 - 岡本章子
グレゴリーの母親。とても高慢な性格でいつもグレゴリーにきつく当たり、グレゴリーもいつか復讐しようと考えている。若さに対する執念は恐ろしく、この世に未練を残した魂を主食とし、若さを保っている。推定年齢800歳。トラップマウスのブローチ型発信機を拾ってしまいトラップマウスに襲われるなど、たまに酷い目に遭わされることもある。
ネコゾンビ
声 - 永澤菜教
かつては金持ちの貴族に飼われていたネコのゾンビ。主人の没落と共に悲運の道を辿る。目・口ともに何者かの手で縫い合わされており、全身にも縫い傷がある。ホテル内の鉄扉の石牢で片足を鎖につながれている。グレゴリーとは互いに憎み合っている様子。普段は概ね錯乱状態にあり、常にお腹を空かせており鉄をも食べてしまう。やってきた客に対して警告しこのホテルから一刻も早く出て行くよう促す。
漫画版では監禁されておらず、祭りでの金魚すくいの屋台で金魚をすくった竹ノ塚に「金魚を死なせたら部屋に遊びにいかせてもらう」と警告する。出て行くよう促すシーンはない。
キャサリン
地獄のシェフ
声 - 大友龍三郎
グレゴリーハウスの料理長。体はろうそくで、常に持ち歩いている身の丈ほどの包丁は象の骨をも断ち切る。料理の味を濁すためタバコを嫌う。極度の被害妄想と強迫観念持ちで、自分の料理を粗末に扱う者は料理の材料にしてしまう。這うような低い声だがあまり口数は多くない。頭上の火を吹き消されると動けなくなってしまう。
ロストドール
声 - 松井菜桜子
なくした人形の「ケイティ」を求めてグレゴリーハウスを徘徊する少女。抱き上げると後ろにある顔を現し凶暴化する。自分がすでに人形と一体化しているという自覚がない。
漫画版では頭部が回転したあと巨大化する。さらに「好きな人を束縛したい」という我欲を持つようになった。
審判小僧
声 - 林田尚親
「ジャッジメーント!」と言う声とともに現れ、誠意と快楽にまつわる二択の課題を出して相手に選択を迫る。概ねの場合どちらを選んでも結果は散々である。天秤のような外観をしており、廊下の天井に設置されたレールに吊るされて移動する。
第3シリーズ13夜では列車の前に宙に浮かんだ状態で出現し、審判の結果を無視して直進してきた列車に轢かれ、その後の消息は不明(この後第16夜でバラバラになった審判小僧の身体が車内に積まれているが彼のものかは不明)。
研修生(声 - 幸野善之、千葉進歩)は、掛け声が速すぎたり声が裏返るなどの失敗をし、未熟な部分がある。
身辺の世話のために黒子のような生き物を従えているが、黒子は審判小僧たちの世話だけでなくルーレット小僧やプアコンダクターの照明やホテル全般の雑事をこなしている様子である。
また一般の審判小僧が「親分」と呼ぶ、全身が黄金で形作られた「審判小僧ゴールド」(声 - 林田尚親)が存在する。その問いは究極の二択とされ、他の審判小僧の行う裁定の比にはならないほど重いものである。また、研修の教官もしている。第4シリーズ第4話にてとある事故で死亡、その際に体が金メッキで構成されていたことが判明した。
ミイラ坊や
ミイラパパ
カクタスガンマン
ルーレット小僧
死神
クロックマスター
マイサン
カエル占い師
エンジェルドッグ/デビルドッグ
声 - 佐久間レイ
光とともに現れ、客のピンチを脱出するように誘う。だが、気分次第でデビルドッグに変身し、地獄に落としてしまうこともしばしばである。
漫画版では変身するのではなく、エンジェルとデビルに分裂している。
パブリックフォン
声 - 石川ひろあき
金の亡者と化した詐欺師の電話。高慢な性格で、金は札しか受け付けない。さらにどこにかけようが通販会社につなぎ、もらった金で飲みにいってしまう。
第3シリーズで無断でグレゴリーママの名を騙り、本人に破壊される。
インコ
キンコ
ブラックダック
干からびた死体
トイレット小僧
第2シリーズより登場
(私)
ジェームス
カクタスガール
バラの花
プアコンダクター
声 - 樫井笙人
頭部が蓄音機の男。墓場でタクトを振り、音楽をかけながら歌っているが、音とびして歌うのに失敗し、死体たちに罵声を浴びせられている。自身の演奏をけなされると激昂し、相手をレコードの中に取り込む。取り込まれた者はレコード針に追われるはめになる。第3シリーズでは罵倒した乗客を列車ごと取り込んだ。
スリーピーシープ
トラップマウス
地獄のタクシー
声 - 巻島直樹
墓場を走るタクシー。主人公がこれに乗って脱走を図るもプアコンダクターに襲われ、グレゴリーがこれに乗って主人公を連れ戻しに来た。その際にジャンプ機能も使用した。第4シリーズではフリッツを轢いてしまいパニックを起こす。
ウンババ
一つ目魔術師
彷徨える魂
第3シリーズより登場
ブタ紳士
ムシャドクロ
ファットチキン
ボーンヘッド
エジプチ
物売りの少年
第4シリーズより登場
Dr.フリッツ
声 - 山崎たくみ
自称医師のゾンビ。語尾に「でしゅ」とつける。キャサリンには嫌われており、採血されまくるなどなにかと散々な目に遭っている。このためフリッツもキャサリンが大嫌いであり、ムシャドクロを使ってキャサリン殺害を企てたこともある。シリーズ終盤では病院を去ろうとしたキャサリンを引き留めたグレゴリーを責めたてた。
メディア
放送
- 1999年10月 - 2001年6月、テレビ朝日系列にて放送。関東地方、愛媛、山口、北海道のみ。
放送時間:関東:1999年10月 - 2000年3月、金曜23時55分 - 翌24時。2000年4月 - 2001年6月、土曜23時54分 - 23時59分。
- 2003年10月にカートゥーンネットワークにてハロウィンスペシャルとして第3シリーズまでを一挙放送。
- 2004年8月2日よりキッズステーションにて平日23時42分から放送。
- 不明:ホラーTV(現在:FOX MOVIES)にて放送。
ソフト
- NECインターチャネル版VHS/DVD(販売元:キングレコード)2000年発売 全6巻各6090円
3巻までが第1シリーズ、それ以降は第2シリーズ。第3シリーズ以降の収録はなし。オリジナルのエンディング映像が収録され、1巻~3巻にはグレゴリーがキャラクター解説をするという内容の「GREGORY GALLERY TOUR」(未放送作品)が収録されている。各巻のジャケットはオリジナルイラスト。
4巻以降は初回特典としてペーパークラフトが付属した(4巻:グレゴリー、シェフ、キャサリン、クロックマスター、ボンサイカブキ 5巻:グレゴリーママ、カクタスガール、審判小僧ゴールド、トラップマウス、ウンババ 6巻:ジェームス、黒子、ネコゾンビ、デビルドッグ、死神)。
- バップ版DVD 2004年発売、全3巻各3990円
2004年7月22日、8月25日、9月22日の3か月連続リリース。上記のVHS/DVDには収録されなかった第3シリーズを3巻に、第4シリーズを各巻に4話ずつ収録している。上記のバージョンにあった映像特典はなし。封入特典に壁紙ダウンロード用アクセスナンバー(初回限定)とペーパークラフト(1巻:グレゴリー/ロストドール 2巻:ジェームス/ウンババ 3巻:キャサリン/Dr.フリッツ)付属。
ゲーム
- グレゴリーホラーショー ソウルコレクター(PlayStation 2用ソフト・カプコン・2003年8月7日発売・CERO-全年齢対象)
初回特典はペーパークラフト13体セット(グレゴリー/ネコゾンビ/地獄のシェフ/ロストドール/キャサリン/カクタスガンマン/ミイラ坊や/カエル占い師/エンジェルドッグ/デビルドッグ/TVフィッシュ/プレイヤー・BOY/プレイヤー・GIRL)。
- グレゴリーホラーショー(携帯ゲームアプリ・G-mode)
原作準拠ストーリーのRPG。ジー・モードが展開するフィーチャーフォン用ゲーム復刻プロジェクト「G-MODEアーカイブス」の第49弾としてNintendo Switch/Steam向けにも2023年10月26日に発売された。
- グレゴリーバキューン(携帯ゲームアプリ・G-mode)
キャラクターを使ったシューティング・占いゲーム。
- グレゴリーホラーショー ロストクオリア(iOS/Android・Unframe・2018年4月25日配信)
カードゲームの要素を取り入れたローグライクRPG。
以上のほか、イワタナオミの企画立案による新作アクションRPGが開発されている。2023年5月19日から6月30日の期間にCAMPFIREを通じてクラウドファンディングが実施され、500万円の目標額に対して2016万3000円の資金が集められた。
グッズ
- TV放送時、ユニファイブよりノートやポストカードなどを発売。
- ユージン カプセルトイ ミニブリスターコレクション 全6種
グレゴリー、キャサリン、地獄のシェフ、カクタスガンマン、ミイラ坊や、死神の6種。
- ソフビフィギュア(やまと) グレゴリー、ジェームス、キャサリン
- HORROR WORLD
2000年に三菱鉛筆替芯のキャンペーンとして配布された非売品フィギュア。グレゴリー、キャサリンを含む全8体(学校の設定なのでグレゴリーは用務員、キャサリンは保健室の先生となっている)。その他のキャラクターは、後にアニメ『ミッドナイトホラースクール』に登場。
書籍
- グレゴリーホラーショー ガイドブックアナザーサイド(ケイブンシャ、2000年発売)
- グレゴリーホラーショー キャラフリークス(世界文化社、2001年発売)
第1シリーズ登場キャラクター解説に、心理ゲームや料理レシピなど掲載。ペーパークラフト10体+グレゴリーハウス付属。
漫画
- イワタナオミによる3D・CG漫画『グレゴリーホラーショー』が、講談社「ヤングマガジンアッパーズ」にて2000年に連載。
- 鈴木小波によるコミカライズ『グレゴリーホラーショー アナザーワールド』が、講談社「モーニング」にて2007年46号から2008年6号にかけて連載。(後にコミックス化。全1巻)
- 「e-manga」でウェブコミック連載(現在は終了、イワタナオミ版の再配信)。
海外展開
- 2003年、放送に先駆けゲーム版発売、のち欧米でTV放送。
- 北米ジェネオンよりDVD全3巻が発売(英語吹替版収録、英語字幕付、現在は廃盤)。