HOTEL
以下はWikipediaより引用
要約
『HOTEL』(ホテル) は、シナリオ:紺間宏(大石賢一)・作画:石ノ森章太郎による日本の漫画作品。1990年から2002年にかけてTBS系でテレビドラマ化し、高視聴率を記録する人気作となった。
漫画
小学館ビッグコミックにて1984年9月25日号から1998年3月10日号まで連載された。第33回(昭和62年度)小学館漫画賞受賞。
漫画版は「東京プラトン」のジェネラルマネージャー・東堂や新入社員の赤川一平を中心に、バブル期で羽振りのある利用客とホテル従業員との関わりや、世界展開で肥大化するホテル経営について展開される。開始当初の「プラトン」は平均的なシティホテルとして描かれ、ホテル内で繰り広げられるトラブルをメインに描いていたが、比較的早い段階で一流のサービスを提供するプロのホテルマン集団と客の交流へと作風が変化している。青年誌で連載されていた事もあって性行為などを連想させる表現も少なくなかった。
石ノ森の没後、「HOTEL 〜ミレニアム・サービス編〜」(石森章太郎プロ、脚本:大石健一 作画協力:シュガー佐藤)が『ビッグコミック増刊号』に連載。2011年6月には、描き下ろしの新作「HOTEL 第374話『NEOホテル進化論』」(製作:石森プロ、脚本:大石健一、作画協力:シュガー佐藤)が、ウェブサイト『BIZCOM.』に掲載された。この作品群では「銀座プラトン」や「丸の内プラトン」を舞台としている。
ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパを経営している窪山哲雄が、東堂のモデルとして知られている。
スターシステムとして、石ノ森の別作品でホテルが登場する場合はプラトン系列となる場合が多い。『仮面ライダーBlack』では劇中何度かホテル「プラトン」が登場し、京都では東堂というネームプレートを付けたホテルマンが登場する。また『マンガ青函トンネル』(1988年 日本放送協会出版)の冒頭では「東京プラトン」が登場している。
登場人物
東京プラトン
東堂克生(ジェネラルマネージャー)
山崎忠邦(サブマネージャー)
赤川一平(フロント)
松田利春(フロント)
倉田裕美(フロント)
村井淳子(バンケット)
木村庄助(日本酒ソムリエ)
他プラトン関係者
横浜プラトン
- 渡辺(レジデンシャル・マネージャー)
- 若山(総料理長)
- アントニオ(フードディレクター)
- 竹村(調理師)
札幌プラトン
- 竹内吾郎(札幌プラトン従業員)
- スキージャンパーでもあり、札幌プラトンの冬季プロジェクトを任せられる。
- 遠藤(札幌プラトン従業員)
スキージャンパーでもあり、札幌プラトンの冬季プロジェクトを任せられる。
ニューヨーク・プラトン
- ブルース・ライアン(ニューヨーク・プラトン・マネージャー)
- クリス(ニューヨーク・プラトン・従業員)
- アレックス(ニューヨーク・プラトン・ポーター)
- キャサリン(ニューヨーク・プラトン・フロント)
その他、宿泊客など
市川、二本松、三島(プラトンOB)
書誌情報
- ビッグコミックス『HOTEL』全37巻
- 最終巻は石森章太郎プロが著者になった『ANNEX編』となり(話数が「GUEST-」に)、最終話は「GUEST-9/NYプラトン ブルース・ライアン ―プラトンよ永遠に―」となっている。
- 小学館コミック文庫『HOTEL 1』-『HOTEL 25』
- 電子書籍「石ノ森章太郎デジタル大全」『HOTEL』全30巻
- ビッグコミックス・小学館コミック文庫版最終巻収録の『ANNEX編』は収録されず、『ビッグコミック』1998年3月10日号の322話「電子会議」が最終話となっている。
最終巻は石森章太郎プロが著者になった『ANNEX編』となり(話数が「GUEST-」に)、最終話は「GUEST-9/NYプラトン ブルース・ライアン ―プラトンよ永遠に―」となっている。
ビッグコミックス・小学館コミック文庫版最終巻収録の『ANNEX編』は収録されず、『ビッグコミック』1998年3月10日号の322話「電子会議」が最終話となっている。
- 「電子会議」・「GUEST-9/NYプラトン ブルース・ライアン ―プラトンよ永遠に―」はいずれも石ノ森没後の発表だが、「電子会議」は通常の話、「GUEST-9」最終ページは明確に「最終回」をイメージしたイラストになっている。
テレビドラマ
HATAGO[旅籠]
『HATAGO[旅籠]』は『HOTEL』シリーズの番外編となる作品(1994年から1995年に『ビッグコミック』増刊号・『ビッグゴールド』で不定期掲載された)。舞台は江戸時代末期の横浜の旅籠・江戸屋。「HOTELチョンマゲ版」という副題がついており、第1巻(1994年、ISBN 978-4091891211)と第2巻(1996年、ISBN 978-4091891228)が刊行された。
登場人物の主人公・一平、女将・まり、大番頭・東次郎、女中・おひろは、それぞれ『HOTEL』の赤川一平、佐伯真理、東堂克生、倉田裕美に対応する役名となっている。
また、『HOTEL』に登場する専属医師・神保も神保あけみ役として登場するほか、一平の姉も登場する。