Holy☆Hearts!
ジャンル:学園,
小説
著者:神代明,
出版社:集英社,
レーベル:スーパーダッシュ文庫,
巻数:全8巻,
漫画
原作・原案など:神代明,
作画:緋賀ゆかり,
出版社:ジャイブ,
掲載誌:月刊コミックラッシュ,
発表期間:2005年9月号 - 2006年10月号,
巻数:全2巻,
以下はWikipediaより引用
要約
『Holy☆Hearts!』(ホーリー・ハーツ!)は、神代明による日本のライトノベル。イラストは緋賀ゆかりが担当している。スーパーダッシュ文庫(集英社)より2003年9月から2005年11月まで刊行された。
『月刊コミックラッシュ』(ジャイブ)にて緋賀ゆかりによるコミカライズが2005年9月号から2006年10月号まで連載された。
あらすじ
登場人物
キュノ
フィオーレ。物語開始時は15歳。幼い頃に教会に捨てられていた所をエクスに拾われ、以後教会でエクス、フェリカに育てられる。幼い頃エクスのアウフルーフをいたずらした際に、自らの左腕を「銀の弾」で撃ち抜いてしまった過去を持つ。フィオーレだが、その事故に使われたアウフルーフを自分の銃として所持している。育ての親二人が大好きで、二人と同じシスターを目指す。エクスに鍛えられた射撃の腕は二位のジンジャーに遥かに差をつけて同期中一位
的を見ずに的のド真ん中を片手撃ちで打ち抜いたりも出来る腕前だが、居眠り中によくエクスに銃を向けられ即座に反応して構えるも「ちょっと反応が遅いぞ!」と言われている。射撃の腕とは反対に、癒しは赤点レベル。無理矢理に癒しの力を使うと全身に激痛を伴ってしまう。特技・居眠り、チャームポイント・ゆるゆるおさげと子供な性格(みんな大好き)
アウフルーフの事故後、一時的な銃恐怖症に陥ったことがある。しかし、エクスに銃を分解して「力を失くす」ことを教えられたためこれを克服、以後銃の訓練が始まって今の腕前に至る。
居眠り癖もこのときの事故が影響していて、「銀の弾」による「祝福」や「洗礼」を消してしまう効果によってわずかながら「眠り病」に蝕まれているため。このことから、常にキュノは「眠り病」による永眠の危険性を抱えている。また、彼女の容姿が年頃に比べて幼いのは、「眠り病」による睡眠の間、仮死状態となって体内の時間が止まってしまうため。
イズコールとは別にエクスから譲り受けた小さな銃を携帯することになり、それがキュノたちのピンチを救うことになる。
アリシア
フィオーレ。中央緑府からジンジャーと一緒にやって来たキュノの親友にしてパートナーの一人。周りへの気配りを怠らないおっとり娘で兄弟が多い。シスター候補は代々シスターを多く輩出している家系が多い中、アリシアの家系はアリシアが初のシスター候補。幼い頃ミュータントに襲われた所をシスター・スノーフレイクに助けられた事がきっかけでシスターを目指す。癒しの力は同期中トップ。でも射撃は赤点レベル。未だにミュータントに恐怖感を覚えるも、克服しようとキュノ達と共に頑張っている。食べ物に目が無く、食べる速さはマジックでも見ているかの様に早い。
十人家族で、アリシアは次女で上から五番目にあたる。他の九人もアリシア同様の大食漢という家計が厳しい環境で育ったため、ジンジャーさえ跳ね飛ばされる人ゴミをスイスイすり抜けたり(安売りバーゲンに勝つために身に付けたスキル)、家事全般が完璧だったりと非常に逞しく育ってきた。反面、極度の貧乏性で高級な食材を口にするとお腹を痛めてしまう。
セーメ時代、高官の家系の出身者が多い緑府の教会では少々窮屈な思いをして過ごしてきたようだ。「ジンジャーさんがいてくれたからまだマシだった」と語っている。
最終戦ではガンリュー家の武器庫から麻酔銃と「刀鍛冶が鍛えた匠のフライパン」をチョイスし、その眼力にジンジャーは驚いていた。このフライパンは実戦でも大活躍し、後にジンジャーから贈られることになる。
ジンジャー
中央緑府の高官で侍の父とシスター・ウィルを母に持つ、代々侍の家柄であるガンリュー家の一人娘。キュノのパートナーにして親友のもう一人。堪えず「侍の魂」である刀を帯刀しており、風呂場にも頭に括り付けて入るほど。親しくなるほど言葉少なになるが、反対に“大いに目で語る”。アリシアとはセーメの頃からの親友同士。クマと人気歌手セルゲイ君に目が無い。無口な彼女に「その目は多くを語ってますね」と最初に気付かせたのがセルゲイで、この言葉をきっかけにシスターを目指す。(後にキュノも落ち込むジンジャーに同じ事を語りかける。)銃、癒し、体術共に同期の中で総合トップ。父親の従兄弟のイズナが彼女の剣の師匠。
緑府の高官の娘なこともあり、誘拐などよく命の危険にさらされてきた過去を持つ。さらには父クロウや師イズナに、彼女に実戦の経験をさせておく目的もあったとは言え、その犯人たちを一網打尽にしようと囮にされたことすらある。しかし何でも「修行」と受け取ってしまうポジティブさもあって、そのことを引きずっているようなことはない。
エクス
フィオーレ時代にキュノを最初に見つけ拾った、キュノの保護者の一人。物語開始時は25歳。金髪蒼眼の美女。キュノ曰く「キュノのお父さん」。大の博打好きであるがこれでもシスターで、銃使い“ヴェント”の称号を持つ最年少ヴェント。ゆえに「最強の銃使い(ヴェント)」と呼ばれ、リボルバーでゼロショットを撃つ、馬上から遠く離れた的を撃つなどその名に恥じない実力を持つ。相方であるフェリカとはよくケンカをしているが非常に仲が良く、二人がまだ少女の時から共にキュノを育ててきた。夜の街などにも顔が広く、占い師ガーヤトリーやジンジャーの師匠イズナとも知り合い(このため、キュノとジンジャーは出会う前から繋がりがあったことになる)。キュノの射撃の師匠。性格はいたってさっぱりとしている。幼馴染みの女の子(リアトレスのこと)と結婚の約束をしたかわいい過去とキュノと似た様な過酷な過去を持つ。
幼い頃、父と旅をしていたがゴーダによってつけられた傷が原因の病気によって死に別れ、一人で放浪していたところにゼキと出会う。その後一年ほど共に旅をしていたが、ゼキが負った怪我がキッカケ(この傷もゴーダによるもの)でルチンと一緒に白府の教会に置き去りにされる。こうしてキュノと同じように教会に拾われ、癒しの力があることが判ってシスターへの道を歩みだす。彼女がゼロショットを使えるのはゼキに憧れ、彼が使ったものを練習していたため。本人曰く、真似して身に付けたものらしい。この過去から、ゴーダを「自分の大切な者を奪っていく存在」として激しく憎み、自らの手で決着をつけることを強く望んでいる。
フェリカ
ジャスパー
シスター・スノーフレイク
ケン君
リアトリス
シスター・レオナ
用語
シスター
全世界の女性すべての憧れの職業であるが、その最大の理由は玉の輿になりやすいから。とはいえそれは、多くの人がシスターが命を賭けた職業であることを失念しているという面も大きい。
スペランツァ(シスター見習い)
フィオーレ(候補生)
セーメ(生徒)
アウフルーフ(シスター専用銃)
イズコール(フィオーレ専用銃)
サークルクロス
ブラックホーク
ミュータント
ゼロショット
オートマチック銃でならゼロショットを使えるシスターもいるらしいが、リボルバーでこれを使った実在の人物(ジャスティシリーズの登場人物でない)は、劇中ではゼキとエクスのみ。
既刊一覧
小説
- 神代明(著) / 緋賀ゆかり(イラスト) 『Holy Hearts!』 集英社〈スーパーダッシュ文庫〉、全8巻
- 「世界を守る、おしごとです。」2003年9月25日発売、ISBN 4-08-630145-8
- 「大好きだから、いっしょです。」2004年1月23日発売、ISBN 4-08-630166-0
- 「明日を信じる、こころです。」2004年6月25日発売、ISBN 4-08-630188-1
- 「勇気をくれる、なかまです。」2004年9月22日発売、ISBN 4-08-630205-5
- 「忘れられない、ぬくもりです。」2004年12月18日発売、ISBN 4-08-630217-9
- 「やさしさ運ぶ、そよかぜです。」2005年4月22日発売、ISBN 4-08-630234-9
- 「想いを伝える、まなざしです。」2005年7月22日発売、ISBN 4-08-630246-2
- 「夜明けをつげる、ほほえみです。」2005年11月25日発売、ISBN 4-08-630269-1
漫画
- 神代明(原作) / 緋賀ゆかり(作画) 『Holy Hearts!』 ジャイブ〈CR COMICS〉、全2巻
- 2006年4月発行、ISBN 4-86176-291-X
- 2006年11月発行、ISBN 4-86176-345-2