Honey Bitter
漫画
作者:小花美穂,
出版社:集英社,
レーベル:りぼんマスコットコミックス クッキー,
発表期間:2003年,12月26日,2015年,1月26日,2016年,2月1日,2018年,12月1日,
巻数:全14巻,
話数:全61話,
以下はWikipediaより引用
要約
『Honey Bitter』(ハニービター)は、小花美穂による日本の漫画作品。単行本全14巻。
概要
- 2004年 - 『Cookie』(集英社)2月号より連載開始。
- 2006年 - 産休により1年間休載。
- 2007年 - 『Cookie』2月特大号で復帰するも、間もなく腱鞘炎の悪化により再び休載状態となり、その後は不定期に連載を行っていた。
- 2009年 - 『Cookie』1月号を最後に休載。
- 2010年 - 『Cookie』1月号より連載再開。『Cookie』9月号と『Cookie』10月号では、作者のデビュー20周年記念として「こどものおもちゃ」とのコラボレーション作品である「Deep Clear」が掲載。後に書きおろし作品の「Misty Blue」を加えた愛蔵版コミックスが発売された。
- 2015年 - 『Cookie』5月号より休載。
- 2016年 - 『Cookie』3月号より電子版のみで連載再開。
- 2019年 - 『Cookie電子版』1月号にて連載終了。
あらすじ
人の心を読めてしまうという特殊な能力を持つがために、周りから気味悪がられ、身を潜めるように生きてきた珠里。そんな珠里の能力を認め、励ましてくれたのが叔母・早穂だった。早穂に勧められ、その力を活かして早穂が経営する探偵事務所で調査員として働く事になった。
自分の力を役に立てられると、前向きに生きていこうと決めた珠里だったが、そこで新入社員として紹介されたのは、高校生の頃付き合っていた虹原吏己だった。吏己との想い出は辛いことばかりで、珠里の男嫌いの原因にもなっていた。
そんな珠里の前に叔母・早穂の紹介で行ったアメリカ研修の射撃場で出会った大学生・久保陽太もバイトとして調査員として加わり、色々な事件を解決して行く。
登場人物
Office S社員
音川 珠里(おとかわ しゅり)
本作の主人公。9月20日生まれ。連載開始時18歳→5巻で19歳を迎えた。美人で、陽太や他の人物達にも美人と言われている。
人の心を読める(リーディング)能力とちょっとした予知能力を持つ。その能力ゆえに両親にさえも気味悪がられていた為、身を潜めるように生きてきた。叔母の早穂に勧められ、早穂の事務所Office Sで調査員として働くことに。
高校生の頃、虹原吏己に興味を持ち付き合うが、日頃の暴力と別れの原因となったある誤解により男嫌いの原因となる。オフィスSで再会するも、何とか過去の遺恨を乗り越えようとする。
その後、裏表のない陽太に惹かれ恋仲となるものの、男嫌いのトラウマを克服出来ずにいた。が吏己と正面から話し合い全てを許す事でやっと乗り越えた。
能力や過去の境遇、経験ゆえに依頼者や事件関係者に同情して感情的な言動をとってしまうことが度々あり、それを早穂や吏己に注意されることが多い。
酒を飲むと力をコントロールできなくなる。尚、未成年ではあるが叔母に鍛えられ、そこそこ酒には強い。運転は当初劇的に下手だったが、徐々に上手くなる。
久保 陽太(くぼ ようた)
3月13日生まれ。18歳。
珠里がニューヨークで研修している時に出会った大学生(出会った当初は高校3年生)。陽気で明るく、気さくで優しい性格。珠里に一目惚れし、調べ上げた末に早穂の経営するマンションに住む。仕事に成功すれば家賃を半額にするという条件に引かれ、Office Sでアルバイトをすることになる。キックボクシングをやっていた為、多少の荒事にも対応出来る。車の免許を持っているので、良く運転手として駆り出される。
粘り強いアタックと持前の打たれ強さで無事に珠里と恋仲になる。
特技はダーツ。事務所にて遊び感覚で投げてみたところ、Bullに的中。以降、護身用小道具として持ち歩く様になり、その腕を披露している。
虹原 吏己(にじはら りき)
生年月日不明。20歳(学年は珠里の2つ上)。
Office S社員。依頼人として訪れたOffice Sで早穂と知り合い、1年後にリサーチ社で再会した。その際の吏己の対応に早穂が惚れ込み、スカウトした。珠里の高校生時代の元カレだが、珠里の男嫌いの原因を作った。珠里が心を読めない珍しい人間。
乳児の頃、母親(美樹)が父親(政人)を殺害し逃亡、父の遺体と共に約3週間放置され、感情の欠落した人間となった。
様々なバイトを経験しており、前の職場からOffice Sに移る際にも爪を剥がされるという「けじめ」をつけさせられている。
あまり感情を表に出さないが、珠里にレイプ未遂を行った男性3名を、当時のバイト先でもあった工事現場で散々いたぶった後に、「殺してやる」と言いながら、ショベルカーで頭だけ出した状態の生き埋めにしたことがある(殺人未遂だが、報道はされていない)。
尚、テレビはたまにニュースか時代劇くらいしか観ないらしい。
香野 早穂(こうの さほ)
片石(かたいし)
田沼清子(たぬま せいこ)
その他の登場人物
御神賀 圭甫(みかが けいすけ)
事件関係者
上総野 寛文(かずさの ひろふみ)
その他
御神賀一族(みかがいちぞく)
珠里の母親、早穂らの実家でもある。昔から読心能力者の多く出ていた家系でもあり、天皇家や将軍家に仕え、当時の権力者に助言をする役として重宝された家系。世間からは「巫女」「占い師」等として認識され、上流貴族以上の財産を持っていた。読心能力者が出るのは昔から何故か一代置きという法則があり、早穂(珠里の母親)の代で二人出ているので珠里の代では出ないはずが、珠里に能力が出てしまった。故に、里では珠里が「例外」と呼ばれている。早穂の方は何故か「ハズレもん」と呼ばれているが、両者とも特に差別や侮蔑などの意味合いではない様子。
読心能力の大きなポイントは、男女ともに性ホルモンによる影響が大きいらしいが、科学的に分析したわけではないので実際の関係は解っていない。
秘薬(お酒)を飲むと、読心能力が上がる。
アナーリオ
書誌情報
- 小花美穂 『Honey Bitter』 集英社 〈りぼんマスコットコミックス クッキー〉、全14巻
- 2004年06月15日発売、『Cookie』2004年2月号 - 5月号、ISBN 4-08-856548-7
- 2005年02月15日発売、『Cookie』2004年8月号 - 11月号、2005年2月号、ISBN 4-08-856592-4
- 2005年10月14日発売、『Cookie』2005年4月号 - 5月号、7月号、9月号、ISBN 4-08-856646-7
- 分解ファイル(『Cookie』2002年12月号)
- 2007年06月15日発売、『Cookie』2005年11月号 - 12月号、2007年2月号 - 3月号、5月号、ISBN 978-4-08-856753-2
- 2009年02月13日発売、『Cookie』2008年10月号 - 2009年1月号、ISBN 978-4-08-856872-0
- 2010年04月15日発売、『Cookie』2010年1月号 - 4月号、ISBN 978-4-08-867052-2
- 2011年11月15日発売、『Cookie』2011年7月号 - 10月号、ISBN 978-4-08-867159-8
- Bar OBANA(『Cookie』2011年2月号)
- 2013年04月15日発売、『Cookie』2012年9月号 - 2013年3月号、ISBN 978-4-08-867266-3
- 2013年12月13日発売、『Cookie』2013年5月号 - 11月号、ISBN 978-4-08-867302-8
- 2014年08月12日発売、『Cookie』2014年1月号 - 7月号、ISBN 978-4-08-867335-6
- 2015年04月24日発売、『Cookie』2014年9月号 - 2015年3月号、ISBN 978-4-08-867369-1
- 2016年08月25日発売、『Cookie電子版』2016年3月号 - 7月号、ISBN 978-4-08-867428-5
- Bar OBANA(『Cookie』2013年9月号)
- こどものおもちゃ-なんにもない日々-(『りぼん』2015年9月号)
- 2017年08月25日発売、『Cookie電子版』2016年9月号、2017年1月号 - 9月号、ISBN 978-4-08-867472-8
- 2019年02月25日発売、『Cookie電子版』2017年11月号 - 2018年5月号、2018年9月号 - 2019年1月号、ISBN 978-4-08-867540-4
- 小花美穂 『Deep Clear「Honey Bitter」×「こどものおもちゃ」特別番外編』 集英社 〈愛蔵版コミックス〉、全1巻
- 2010年12月17日発売、ISBN 978-4-08-782358-5
- 分解ファイル(『Cookie』2002年12月号)
- Bar OBANA(『Cookie』2011年2月号)
- Bar OBANA(『Cookie』2013年9月号)
- こどものおもちゃ-なんにもない日々-(『りぼん』2015年9月号)