K.O.SEN
以下はWikipediaより引用
要約
『K.O.SEN』(キック アウト セン)は、村瀬克俊による日本の漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて、2008年2号から2008年15号まで連載された。話数カウントは『 - th BOUT(バウト)』。初の連載作品で、当時『週刊少年ジャンプ』で減少傾向にあったスポーツ作品だったが、読者の支持を得られず12週打ち切りに終わった。
あらすじ
飛嶋閃は、今は亡き父親譲りの赤い髪と"常人離れした頑丈さ"を持つ中学3年生。学校の成績はすべて赤点で将来の夢も無く、ただ無茶ばかりして日常を過ごしていた。
そんな閃を見かねた母と祖母が、かつて手のつけられない不良だった父を更生させたキックボクシングジムの会長・桜和田のもとへ夏休みの間、彼を預けることにした。無理矢理連れて来られたこともあり最初は反発した閃だったが、唯一『父を理解していた』会長とキックボクシングに次第と興味を持つようになる。
登場人物
飛嶋家
飛嶋 閃(とびしま せん)
飛嶋 堅(とびしま けん)
閃の父で故人。享年37。葱間中初代番長で、その昔は手のつけられない不良だったらしいが、中学3年生の夏休みに会長と出会ったことで更生したらしい。
会長との出会いが人生の転換点だったようだが、そのままキックボクシング選手にならなかった理由は、会長と彼との「男と男の約束」で秘密にされた。
閃の幼いころは、工事現場で働いていた。弱い新入りをかばったり非常に男気のある性格の持主だったが、雨の日に川に流された老女を助け、逆に自身が流されてしまい死亡。それが職場を解雇された直後だった為、職場の元上司や同僚達に「解雇を苦にした自殺」という噂を町に流されてしまう。閃の無茶な行動はこの噂に対する反発である。
最終回では閃の夢の中に現れ、リングで対戦する。
桜和田ジム
桜和田 源矢(さくらわだ げんや)
澤橋 孝紀(さわはし こうき)
百瀬 龍生(ももせ たつお)
八見 久恵(はつみ ひさえ)
敦史と青藤
桜和田 敦志(さくらわだ あつし)
青藤 和真(せいどう かずま)
元会長の門下生で、現在はジムを離れて生活する。子供の頃に全日本グラブ空手Jr優勝、中学二年生の頃に大人の混じる全日本アマを制し、中学三年生の春に重量級も参加するグラブ空手無差別級の決勝戦で、体重差40kgの大男を相手にKO勝ちした経験がある格闘の天才。孝紀とは因縁がある。鈴に惚れているらしい(鈴曰く「幼馴染」)。
幼い頃から打倒ムエタイの夢を叶えるためにキックボクシングをしてきたが、敦志の方向性の転換に失望している。天才であるが故に普通の人間は見下している。
敦志からは堅のことを「身体しか取り柄のないクソ野郎」と教えられていた。
自分の夢を叶えるために敦志の下から去る。その後、ヘアースタイルを変えて百瀬の試合に観戦に来た。
持ち技は柔軟な身体と関節を持つために同じモーションで上・中・下段自在にキックを繰り出せる「七色(レインボー)キック」、俊敏な動きで相手のあらゆる死角から変則的に蹴りを繰り出す「リング上のマタドール」、柔軟な足で相手の首を後頭部から蹴り落とすKO率200%の技「死神の大鎌(デスシックル)」。技の命名は全て敦志が行った。
同時収録作品
単行本には『K.O.SEN』の他、以下の短編が併録されている。
ナックモエ
Kick!コータ!!(キック!コータ!!)
福輪術-ふくわじゅつ-
書誌情報
- 村瀬克俊『K.O.SEN』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、全2巻
- 前人未到 ISBN 978-4-08-874537-4
- 始まってねー!! ISBN 978-4-08-874540-4