KATANAシリーズ
以下はWikipediaより引用
要約
『KATANA』(カタナ)は、かまたきみこによる日本の漫画作品。
概要
ぶんか社の『月刊ホラーM(ミステリー)』2004年10月号にて読切「鬼鑑(おにかがみ)」が発表され、以降シリーズ化。掲載誌を同社のホラーアンソロジーコミック「トカゲ」を経て(ここまでの作品はぶんか社ホラーM(ミステリー)B6シリーズより単行本7巻が刊行されている)、角川書店発行の漫画誌『コミック怪』にて連載され、単行本は角川書店から怪コミックスのレーベルで2巻が刊行された。
『コミック怪』が休刊したことから同社の『月刊Asuka』に移籍し、2014年2月号より新たに連載開始。同誌が隔月刊の『ASUKA』にリニューアルされた後も不定期で連載が続いている(2024年1月号時点で第89話)。単行本もAsukaコミックスDXより、1巻から新装版が刊行されている。
あらすじ
成川 滉(なりかわ あきら)は鎌倉時代から続く刀鍛冶を家業に持つ家に生まれた高校生。現代社会においては《異端》とも言える職業に忌避感を持ちつつも「刀の研ぎ」だけは気に入っている。
そんな滉だが、実は生まれつき人や獣の姿を持つ「刀の魂魄」が見え、互いに触れ合うことすらできる類稀な異能の持ち主だった。名刀…、妖刀…、さまざまな刀と人と関わっていく刀砥ぎ職人奇譚!
登場人物
主要人物
成川 滉(なりかわ あきら)
主人公。高校生刀研ぎ師。刀に宿る魂(人間や獣、幻獣の姿)が見える。メガネっ子で一見ヘタレだが、刀がからむとキリリとする。幼い頃から刀と触れ合ってきた上、研ぎの腕も確かで刀達からの信頼は絶大。成川家に預けられた刀の研ぎを任される以外に、まだ学生と言う事もあって相場より格安で仕事を請け負う事から駆け出しの刀工からも仕上げ研ぎを依頼される。だが、時には安値で買い叩いた刀剣を高値で売りつけるのを目的に研ぎを依頼される事も多い。実は研ぎの代金はほとんど手を付けずに貯金している。「研がさぬ刀」の回では、その預金で高品質の天然砥石を購入した。
「家が刀剣を扱っている」と言う理由で幼稚園から小・中学校と周りから敬遠されてきたため、高校はかなり頑張って離れた学区の進学校へと進んだ。が、そこでも家業と刀にまつわるトラブルが噂を呼び、学校では教師も含めて遠巻きに噂する者と親身な友人に二分している。
第一話である「鬼鑑(おにかがみ)」では大学生となっており、イギリスに留学している。
襲刀(かさねがたな)
かつては朝廷で、現在は政財界において「邪気祓い」として重用される幸御(さきみ)家の宝刀だが、出会いがしらに一方的に滉を主とする。刀としては桁違いに強い力を持っており、抜刀するだけで大抵の呪詛を消し飛ばしてしまう。ただし、呪詛の本体や場合によっては呪われた対象まで消し飛ばしてしまう為、細かい作業は苦手。特に幸御家や自分自身に向けられた場合、向けられた敵意や呪詛をそのまま撥ね返してしまう。
本身でなくとも拵えの一部(鍔や足金具)だけでも分身として活動できる他、自分以外の刀の魂魄を連れて歩く事もできる。滉に研いでもらいたがっているが、度々巻き起こるトラブルでまだ研がれていない。滉に近づく刀でも自分と同じ龍の魂魄をもつ刀には殊更嫉妬している。
幸御の象徴として崇められてはいるが、自身のみならず当主ですら道具扱いされる事もある運命に自身を終わらせてくれる最後の主を求めていた。
京崎 多樹雄(きょうざき たきお)
葉月 絵里(はづき えり)
有栖 孝(ありす たかし)
成川 晃順(なりかわ こうじゅん)
滉の父で一流と呼ばれる刀鍛冶師。息子である滉がどうにも頼りなく心配しており、しかりつける様な物言いと厳しいしつけで妻を心配させているが、実際は息子にどう接したら良いか分からない典型的な父親。
四角四面でくそ真面目な性格。八財や愛刀家にも「面白みに欠ける」と評価されているが、そう言われても「もっと精進します」としか言えない堅物でかなりのマイナス思考の持ち主。そのことから陰の気を濃くする傾向があるため、陽の気が強い小狛がほぼ専任で守護している。彼の作る刀は滉曰く「頑固だが、誠実で力強い」だが、作り手の「不器用さ」も受け継いでいる。虎菊たちからは理詰めで考えるが故に「物ごとの真実から目を背けている」と言われている。
若い頃に作刀に行き詰っていたところ、後述の八財貴臣に騙し打ち的に一冬の間研ぎを仕込まれる。だが、八財曰く、「刀鍛冶よりも、研ぎの方が大成したかもしれない」と言われるほど素質があった。そのため、刀鍛冶としては異例なレベルの研ぎの腕を持っている。春になると刀鍛冶の修行に戻ったが、本人も割合に「研ぎ」は好きらしく「研がさぬ刀」で滉が買ってきた天然砥石を自分は勝手には使えないと晃山に釘を刺された際には内心ギクリとしていた。
成川 嶺子(なりかわ れいこ)
虎菊丸(とらぎくまる)、桐麿(きりまろ)、小狛(しょうこま)、明石(あかし)
塚原(つかはら)
幸御家
幸御桐子(さきみ とうこ)
周(あまね)
幸見(ゆきみ)
幸御瑛介(さきみ えいすけ)
三輪征爾(みわ せいじ)
幸御家に仕える陰陽師。代々、宮中の裏仕事を受け継いできた一族で、幸御家に仕えたことを切っ掛けに全てを裏から支配しようという欲に取り憑かれている。そして「自分たちに都合の悪い当主」を乱心したと言い立ててオロチ刀で斬殺する所業を繰り返してきた。いきなり一族以外から選ばれた新当主(滉)に対しては不信感を露わにしていた。滉自身、先代の桐子からも幸御の役目を知らされていないため、企業家などから依頼される邪気祓いを請け負う事も出来ず、オロチを持ちだして当主を辞退するように滉を脅そうとしたが、逆に滉にオロチを奪われてしまう。
先祖代々、幸御の裏として表沙汰に出来ないことに手を染めてきたため、清められた空気が苦手。彼以外にも作中で陰陽師や霊能者は呪詛や騙りを用いて人を害したり、刀を穢す役どころになる事がおおい。
職人
作中に登場する「刀に関する職能」を持つ者たち。滉にとっては学校の同年代よりも話が合う身近な人たち。ただし、こちらでも刀鍛冶の修業をしない(跡は継がない)と言っている滉には厳しい目を向ける者はいる。
鈴也(すずや)
一文字国常(いちもんじ くにつね)
備前長船(現・岡山県瀬戸内市長船町)在住の刀鍛冶。取り立てて高く評価されている訳ではないが、三人の娘とたたら炉による自家製鉄からやっている名物一家。作刀に癖があり、普通に砥いだだけでは(滉いわく「500年分くらい砥がないと」)刀の良い所が出てこない。それに気付いた滉が窓開けした刀は素晴らしく、再評価が期待されている。
堅物な一面もあるが感受性が高く、地元でアニメ作品と日本刀のコラボ企画が持ち上がった際には当初は反対していたが、試しに観たコラボ対象作品に大ハマリしていた。
すぐは、しのぎ、きたえ
一文字の娘である三人姉妹。父の国常が腰を痛めているため、それぞれパートやアルバイト、学業をこなしながら鍛冶を手伝っている。滉が砥いだ父の刀を見て本格的に刀に関わる仕事に打ち込むことを決意する。
長女の「すぐは」は25歳。たたら製鉄からやっている父の鍛冶仕事でかさんでいく経費に頭を痛めている。彼氏が出来たことで鍛冶仕事から離れることも考えたが、父に弟子入りして刀鍛冶になることを決意する。
次女の「しのぎ」は20歳の短大生。アルバイトで自分の学費を工面しながら手伝いを続けていたが、研ぎ師の修業を望む。優しげな雰囲気だが元レディース。
三女の「きたえ」は17歳の高校生。姉妹の中ではもっとも無邪気に父の仕事を手伝い刀鍛冶になろうとしているが、手伝いはさせても娘に継がせる気がない父に否定される。家を飛び出したところを降って来た雨の中、車との接触事故で川に転落するが、博物館の刀たちと共に駆け付けた滉に助けられる。
桃田翔人(ももた しょうと)
藤四朗(とうしろう)
刀
作中において、刀剣に宿る魂魄が姿をとったモノ。人をはじめとして鳥獣、幻獣(龍や狛犬、唐獅子など)さまざまな姿を持つ。持ち主が大事に扱いキチンと手入れしていれば、持ち主に降りかかる不運・凶運を追い払う「祓い魔」を行い、文字通りの「守り刀」となる。
刀が錆びたり、傷んでいたりすると魂魄の姿がみすぼらしくなったりして刀としての「破魔の力」も低下し、場合によっては正気を失う事もある。正しく砥ぎ上げると刀たちは本来の力を発揮し、魂魄も堂々たる姿になる。例外として持ち主に拒絶されたり、疎まれていても力を出せなくなる。
人前では滅多にやらないが、自身の本体を動かしたり、刀を手に取った人間に干渉することもできる。通常は就寝中の持ち主に耳打ちする程度だが、滉は度々刀たちに身体をコントロールされて一端の剣士並みの腕前だと思われている。
襲のように「魂魄が本体から離れて行動する」などという真似は無理だが(精々家の近所をうろつく程度)、拵えの一部などに刀同士で通じるメッセージのようなものを吹き付けておくことはでき、虎菊は滉の持つお守り袋にメッセージを込めた切羽を仕込んでいた。
かなり長く生きている刀でも滉のような異能持ちは珍しいようで、自分たちの魂魄が見えることを知ると大層驚いている。また、どういう理屈かは不明だが、魂魄は「酒を呑む」ことができる。
鬼鑑(おにかがみ)
赤龍刀(せきりゅうとう)
地元県の博物館に所蔵されている芸術的価値も高い装飾刀で魂魄は文字通り赤い鱗を持つ龍の姿。主を持った事がなく、博物館に展示されてからも誰も触れてくれなかった事から研ぎを任された滉に懐いてしまう。
学校の数学教師・工藤に盗み出され、滉に関する「刀絡みの噂・第一弾」となる。博物館に戻されてからも甘えが治らず、厳しく当たれない滉もついつい付き合っている内に博物館の職員に目撃されてしまう(当然、職員に赤龍の姿は見えない)。
企画展で並列展示された兄弟刀・黒龍にシゴかれるが、逆に黒龍にも頼ってしまい返却される黒龍を引き留めようと騒ぎを起こしてしまう(ついでに件の職員も騒ぎ始めた)。最後の手段として黒龍が自身の拵えと引き換えに職員の心を鎮めようとしたが、滉がとっさに出した命令を果たした事で成長した。
虎落刀(もがりがたな)
嫁入り刀(よめいりがたな)
鳳凰剣(ほうおうけん)
騙り刀(かたりがたな)
白浪刀(しらなみかたな)
闇斬丸(やみぎりまる)
守り刀(まもりがたな)
鷺脇差(さぎわきざし)
三ツ胴(みつどう)
七支刀(しちしとう)
オロチ刀
幸御家の宝刀・襲刀と対になる妖刀。襲の「正の力」が強すぎる故にそれを抑えるべく、邪悪な呪詛を込めた鋼と「襲の一部」を溶かし込まれて打ち鍛えられた。襲と同じく「抜刀した者」が主として認められると言うが、込められた呪詛が強すぎて作らせた陰陽師ですら厳重な封印を施さなければ扱う事が出来ない。
滉が「襲と会話している」のを耳にした征爾が封印を解こうとしたが、オロチの声を聞いた滉が抜刀してしまう。三輪の陰陽師が「当主を斬る時」のみ持ち出され、碌な手入れもされずに地下に封じられていた。滉の元でそれまで知りもしなかった暮らし、暖かく安らぐ事のできる場所を知る。滉に研ぎを施して貰った事で「襲の代わりに滉を守ろう」と考えるようになるが、家に押し入ってきた征爾によって奪い返される。島根県のたたら製鉄所で襲と共にある滉を見て「自分はいらないのか」と叫ぶが、自身の運命を終わらせようとする襲と共にたたら炉に飛び込み、滉がとっさに襲を手に取ったためオロチだけが炉の中に消えた。
緋剣、碧剣(ひのつるぎ、へきのつるぎ)
三日月丸(みかづきまる)
詰め腹刀
不動の剣
薦僧(こもそう)
研がさぬ刀
元はとある大名家が将軍から拝領した業物だったが、現代で受け継いだ主人・富田は刀にはまったく興味が無い。本人は「(遺品として)タダで手に入れた刀。サビを落として高く売れたらラッキー」と言う程度の考えしかなく、職人ではない趣味で刃物の研磨をやっている人間に研ぎを依頼していた。刀自身もかつての主人や職人たちに大事されていた記憶から「安い手で砥がさぬ」と妨害を続けていた。
富田の友達の妹が滉の学校の生徒だったため、滉にも依頼してきたが、あまりにも刀の常識を無視した依頼に、話を聞いていた晃順の方が「最低でも30万。息子にはそれだけの技術がある。その刀にもそれ以上の価値がある」と言いだすが、取引が成立する筈もなく物別れとなる。刀は刀で「研ぎを断った事を後悔させてやる」と言い残して去って行った。
富田は、その後も金を惜しんでアマチュア研ぎ師を訪ねて回るが、アマチュアなりに自分の腕を弁えた研ぎ師だったり、受けたとしても刀の妨害を受けてしまい、それが噂になって断られ続ける。最終的に主人を傷つけて(元々あった借金の形として)人手に渡る。そこでも安い人造砥石を嫌ってトラブルを起こし、薦僧のいる骨董商の手で刀剣市に出されたところを滉に再会。その場で滉に研いでほしかったとカミングアウトして丸く収まるかと思われたが、前述の通り砥石に関して贅沢を言いだし、滉が自腹を切って高価な天然砥石を購入することになった。
この作品のエピソードの中でも雑誌をまたいで描かれた珍しい話。13巻あとがきによると、「コミック怪」からASUKAに移籍したことで新規の読者に対する説明回を優先していたが続きを求めて編集部に直接電話してくる読者もいたとのこと。
かげ
着せかえの刀
奥村家の刀たち
かぶき刀
鈍刀(どんがたな)
鵺刀(ぬえがたな)
菖蒲刀(しょうぶとう)
日光月光菩薩の刀(にっこうがっこうぼさつ の かたな)
赤羽刀
烏刀(からすがたな)
傾城虎徹(けいせいこてつ)
書誌情報
- かまたきみこ 『KATANA』 ぶんか社〈ぶんか社ホラーM(ミステリー)B6シリーズ〉、全7巻
- 「襲刀」2006年11月10日初版発行|全191頁|収録:第1〜5話|月刊ホラーM 2004年10月号,2005年8月号,2006年3・6・10月号|ISBN 4-8211-8345-5
- 「虎落」2007年7月10日初版発行|全179頁|収録:第6〜10話|月刊ホラーM 2006年12月号,2007年2・4〜6月号|ISBN 978-4-8211-8460-6
- 「妖刀」2008年5月1日初版発行|全175頁|収録:第11〜14話|月刊ホラーM 2007年7〜10月号,2008年1・2月号|ISBN 978-4-8211-8591-7
- 「七支刀」2008年11月1日初版発行|全174頁|収録:第15〜18・19話|月刊ホラーM 2008年3・5〜7月号,隔月刊ホラーM 2008年8月号|ISBN 978-4-8211-8695-2
- 「オロチ刀」2009年4月1日初版発行|全174頁|収録:第20〜22話|隔月刊ホラーM 2008年10・12月号,2009年2月号|ISBN 978-4-8211-8761-4
- 「胡蝶」2009年10月1日初版発行|全158頁|収録:第23〜25話|ホラーアンソロジーコミックトカゲ Vol.1〜3(2009年3・5・7月)|ISBN 978-4-8211-8878-9
- 「剣相の疵」2010年9月1日初版発行|全159頁|収録:第26〜28話|ホラーアンソロジーコミックトカゲ Vol.4〜6(2009年9・11月,2010年1月)|ISBN 978-4-8211-7047-0
- かまたきみこ 『KATANA』 KADOKAWA〈怪コミックス〉、全2巻
- 「長船三姉妹」2012年1月24日初版発行(1月19日発売)|全163頁|収録:第29〜31話|コミック怪 Vol.14〜16(2011年4・7・10月)|ISBN 978-4-04-120077-3
- 「刀中の剣」2013年2月23日初版発行(2月20日発売)|全158頁|収録:第32〜35話|コミック怪 Vol.17・19・20(2012年1・7・10月)|ISBN 978-4-04-120575-4
- かまたきみこ 『KATANA』 KADOKAWA〈AsukaコミックスDX〉、既刊21巻(2021年11月24日現在)
- 再刊に際して1巻から9巻は一部を加筆修正、表紙とあとがきを新たに描き下ろしている。
- 「襲刀」2013年12月26日発売、ISBN 978-4-04-120964-6
- 「虎落」2013年12月26日発売、ISBN 978-4-04-120965-3
- 「妖刀」2013年12月26日発売、ISBN 978-4-04-120966-0
- 「七支刀」2014年1月26日発売、ISBN 978-4-04-120993-6
- 「オロチ刀」2014年1月26日発売、ISBN 978-4-04-120994-3
- 「胡蝶」2014年1月26日発売、ISBN 978-4-04-120995-0
- 「剣相の疵」2014年2月26日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-121029-1
- 「長船三姉妹」2014年2月26日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-121030-7
- 「刀中の剣」2014年2月26日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-121031-4
- 「衛府の太刀」2014年2月26日初版発行(同日発売)|全159頁|収録:第36〜38話|コミック怪 Vol.21〜23(2013年1・4・7月)|ISBN 978-4-04-120869-4
- 「着せかえの刀」2014年4月26日初版発行(同日発売)|全159頁|収録:第39〜42話|月刊Asuka 2014年2〜5号|ISBN 978-4-04-121131-1
- 「小鍛冶」2014年10月25日初版発行(同日発売)|全159頁|収録:第43〜46話|月刊Asuka 2014年6・7・9・11号|ISBN 978-4-04-102293-1
- 「研がさぬ刀」2015年3月26日初版発行(同日発売)|全159頁|収録:第47〜50話,番外編 鈍刀,番外編 刀鍛治三姉妹|月刊Asuka 2014年12月号,2015年1・4・5月号,同人誌『「鐡の命」四之号(2013年8月)』|ISBN 978-4-04-102858-2
- 「波蘭之刀」2015年10月31日初版発行(10月29日発売)|全159頁|収録:第51〜53話|月刊Asuka 2015年8・10・12月号|ISBN 978-4-04-103579-5
- 「襲刀縁起」2016年3月26日初版発行(同日発売)|全159頁|収録:第54〜57話|月刊Asuka 2016年2〜5月号|ISBN 978-4-04-104072-0
- 「光の刀」2016年9月26日発売(同日発売)|全159頁|収録:第58〜60話|月刊Asuka 2016年6・8・10月号|ISBN 978-4-04-104858-0
- 「金屋子さまの刀」2017年3月25日発売|全159頁|収録:第61〜65話|月刊Asuka 2016年12月号,2017年1〜4月号|ISBN 978-4-04-105439-0
- 「傾城虎徹」2017年10月24日発売|全159頁|収録:第66〜70話|月刊Asuka 2017年6〜7月号,2017年9〜11月号|ISBN 978-4-04-106103-9
- 「剣呑み龍」2019年11月22日発売|全175頁|収録:第71〜76話|月刊Asuka 2017年12月号,2018年1月号, 2019年4〜6,8〜9月号|ISBN 978-4-04-108889-0
- 「御番鍛冶」2021年3月21日発売|全174頁|収録:第77〜81話|月刊Asuka 2020年1・3・5・6・12月号|ISBN 978-4-04-110862-8
- 「古事記の剣」2021年11月24日発売|全179頁|収録:第82〜87話|月刊Asuka 2021年2・4〜6月号,隔月刊ASUKA 2021年7・11月号|ISBN 978-4-04-111950-1
再刊に際して1巻から9巻は一部を加筆修正、表紙とあとがきを新たに描き下ろしている。
単行本未収録
- 「KATANA(第八十八話 明鏡の刀 一)」『ASUKA 2022年3月号(通巻570号)』第38巻第2号、KADOKAWA、2022年1月24日。
- 「KATANA(第八十八話 明鏡の刀 二)」『ASUKA 2023年9月号(通巻579号)』第39巻第5号、KADOKAWA、2023年7月24日、705-749頁。
- 「KATANA(第八十九話 銘「命」)」『ASUKA 2024年1月号(通巻581号)』第40巻第1号、KADOKAWA、2023年11月24日、687-735頁、ASIN B00GJXOGMK。