Let'sダチ公
以下はWikipediaより引用
要約
『Let'sダチ公』(レッツダチこう)は、原作:積木爆(立原あゆみ)、作画:木村知夫による日本の漫画作品。『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて、1985年(昭和60年)19号から1988年(昭和63年)42号まで連載された。単行本は全18巻。全163話。続編として、1994年に同じく『週刊少年チャンピオン』に掲載された『I'mダチ公』(単行本全1巻)、また2006年に『別冊漫画ゴラク』(日本文芸社)にて掲載された『新Let'sダチ公 極道大学金時計』がある(単行本全4巻)。また『週刊少年チャンピオン』創刊40周年企画として、同誌の2009年41号に読み切り作品が掲載された。
ツッパリ高校生コンビの秋葉瞬と森陽一がケンカに明け暮れる学生生活を描いた不良漫画(ヤンキー漫画)。2人が私立海西学園高等学校(以下「海西」)の番長グループ内で出世しつつ、他高との縄張り争いを繰り広げていくのが主なストーリー。
タイトルにも含まれる単語「ダチ」(後述)が、重要なキーワードとしてセリフの随所に出てくる。本項でもダチを使用する。唐突かつ大掛かりな演出が多い。作品内の時代は1985年(昭和60年)。舞台となる海西高校の地理は具体的に明示されていないが、「北関東の県」と描かれている。
物語構成とあらすじ
以下の各編の名称は、本項内のみの便宜上の呼称。作中には部や編などの明確な区分表記はない。
用語
ダチ
「ダチ」を含む代表的なセリフ
「タイマンはったらダチ!」
同じ原作者の「本気!」でも引用され「そんなフレーズがありましたね」というシーンがあった。
「Let'sダチ公!」
「女一瞬、ダチ一生」
タイマン
一対一が原則
武器を使用しない
戦えなくなったら終了
その他のローカルルール
一対一が原則
武器を使用しない
戦えなくなったら終了
その他のローカルルール
一対一が原則
武器を使用しない
戦えなくなったら終了
その他のローカルルール
番(ばん)
学校内の行事等を扱う生徒会と違い、主に生徒間の秩序維持や他校との交流、トラブル対応などのために存在する。単純にケンカの強弱で序列が決まるようだが、作田のように生徒会長と兼任する場合もある。
真面目な学校では番そのものがないところもある。逆に梅林のように不良生徒ばかりの学校では番が異常な力を持っており、広域暴力団並の機動力・戦闘力を保持している。
総番(そうばん)
また、ある地方で最も力のある総番を「総長」と呼ぶ。例えば、関東地方の総長は作田、九州地方の総長は段木である。
副番(ふくばん)
外番(そとばん)
若番頭(わかばんがしら)
草番(くさばん)
陰番(かげばん)
総番(そうばん)
また、ある地方で最も力のある総番を「総長」と呼ぶ。例えば、関東地方の総長は作田、九州地方の総長は段木である。
副番(ふくばん)
外番(そとばん)
若番頭(わかばんがしら)
草番(くさばん)
陰番(かげばん)
総番(そうばん)
また、ある地方で最も力のある総番を「総長」と呼ぶ。例えば、関東地方の総長は作田、九州地方の総長は段木である。
副番(ふくばん)
外番(そとばん)
若番頭(わかばんがしら)
草番(くさばん)
陰番(かげばん)
登場人物
地方ごと、高校ごとに記述する。
関東地方
私立海西学園高等学校
学年は登場時のもの。主人公2人以降は、学年順に記述。
秋葉瞬(あきば しゅん)
2人の主人公のうちの1人。1年生。
面長で細目で瞳は小さく、眉は細く、眉尻でほぼ垂直につり上がっている。眉間には常に険があり、人相が悪い。髪を立てて極端なソリコミを入れているが、それを差し引いても頭部が異様に長く見える描かれ方をしている(ソリコミのある他の人物も同様)。半袖シャツ、半ズボンなど、軽快な服を好む。
性格はきわめて凶暴で、ケンカっ早い。無用の争いをたびたび起こし、身内をトラブルに巻き込んだり、作戦を台無しにしたりすることもしばしば。反面、とても人なつっこく、相手の懐に入れる。校舎、航空機などを破壊したこともある。ケンカの得意技はドロップキック、ジャーマンスープレックス、アルゼンチンバックブリーカーなどのプロレス技。物語当初は、ケンカも強くなく、上級生に金を巻き上げられたり、卑屈な態度を見せたりすることもあった。だが、やがて自信をつけどんな強敵をも堂々と撃破していくようになり、「二代目大関東」の通り名まで付いた。
もう1人の主人公・陽一とはダチであり、多くの場合行動を共にする。美鳥とは恋人同士で、セックスの事前・事後シーンがたびたび描かれる。作田を「兄貴」と呼び、思い出すだけで涙ぐむほどに心から尊敬している。
本作におけるタイマンの多くを請け負っている。1年生で無役→若番補佐→外番(陽一と2人外番)→外番(単独)、2年生以降も卒業まで外番を務めた。この世で一番大切なものはダチと言い切っており、「ダチ」を含めたセリフが陽一と並んで非常に多い。
実家の描写から、かなり裕福な家庭の息子と思われる。親はケンカ三昧の息子を温かく見守っている(放任や無関心ではなく、常に声をかける。瞬もそれを嫌がってはいない様子である)。最終回において、卒業後は働くことを決める。
続編『I'mダチ公』では、教師となり海西高校に赴任してくる。
森陽一(もり よういち)
2人の主人公のうちの1人。1年生。
眉は太く、目は丸く、瞳は大きい。左の頬に切り傷がある以外は整った顔立ちである。
性格は瞬と同じく、ダチを何よりも大切にし、頭に血が上りやすい。ただし、怒りを拳で表現する瞬と異なり、陽一は組織的な作戦を即決することも多い(ダチが遭難したら捜索隊を派遣する等)。総番に就任してからは特に、「伝統」「誇り」などといった大義名分を掲げて行動していくようになる。
導入編までは、何をするにも瞬と一緒で、作中の扱いも同等であったが、梅林戦争が激化するあたりからは、瞬を諌めるシーンが多くなり出番とタイマンが減ってしまう。九州編になって、再び出番とタイマンが増える。
右利きであるが、ケンカの得意技は左ストレートと右アッパー。ボクサーとのタイマンを買って出てこれを迎撃し、階級について知識があるなど、ボクシングの造詣がある。
1年生で無役→若番補佐→外番(瞬と2人外番)。遠藤の失脚後、若番頭に昇進。その後、任期途中で退いた四方の跡を継ぎ、2年生にして海西高校の総番となる。
実家や家族の描写は一切無い。旧友との会話から、高校入学前から不良であったことがうかがえ、ヤクザや暴走族の頭などに知り合いがいる。最終回において、卒業後は大学に推薦入学することを決める。
作田良樹(さくた よしき)
総番。3年生。関東地方を束ねている関東総長でもある。
バランスの良い、逞しい肉体。男らしく凛々しい顔つきで、海西高校の中でももっとも整った姿に描かれている。ほとんど表情を変えず、厳格な態度を崩すことはない。その力は全国で知れ渡っており、通り名が「大関東」であることからも、その影響力の大きさがうかがえる。大阪や静岡でも作田の名を出すだけで不良が驚くほどである。ただし、物語当初は「雇われ番長」だという事で、大竹には侮られていた。
何らかの格闘技を習得しているようで、眉間を突くだけで相手を昏倒させたり、腕を一時的に麻痺させたりする技を持つ。また、漁船の下敷きになり溺死しそうになっていた大竹を救うため、独力で船を陸に押し上げるなど、いざという時にはかなりの怪力をも発揮する。瞬が2回タイマンしたが、瞬は計1回パンチがかすったのみで、あえなく敗北した。
全国の番長界の情報をまとめた書類「作田ファイル」を残しており、たびたび海西高校で役立っている。卒業後も番長界に絶大な影響力を持ち続け、それゆえ梅林の暗殺計画に陥り、毒を注射されさらに拳銃で撃たれ、死亡した。死後も、海西の学生を始め、様々な人物がその名を畏敬し、その名のために行動し続ける、作中最大の偉人。
武藤(むとう)
須藤英治(すどう えいじ)
遠藤高介(えんどう こうすけ)
四方喜一郎(よも きいちろう)
大竹浩明(おおたけ ひろあき)
中西(なかにし)
1年生。初登場は第5話。背は比較的小さく、体格も華奢。髪型はモヒカン。左こめかみに月の、右こめかみに星のマークがある(髪型なのか刺青なのかは不明)。目は丸く可愛い顔で、言葉遣いも丁寧語であるが、ケンカや襲撃の時は三白眼になって、言葉遣いも乱暴になる。
第6話で、交際していた純子が不良にレイプされそうになったが、自力で助けられず、瞬と陽一に助けを求めたことから、2人と知り合った。陽一に好意を持った純子には愛想を尽かされるが、諦め切れず、陽一にタイマンを挑み、以後2人とはダチとなる。
ケンカは弱く、本人曰く一度も勝ったことはない。しかし海西の名を出されると表情が一変し、何度でも立ち上がる根性を見せる。得意技は頭突き。特技は車の運転(ただし無免許)。鍵をこじ開ける開錠術も習得。また、瞬時に女心を掴むことができる話術の持ち主で、女性にモテる。純子にフラれた後も、すぐに別の恋人ができたらしい。女学生を利用して情報を得ることもある。
3年次に副番に就任。九州戦争編で、敵幹部の萌火火見子と恋仲になるが、権力者である火見子の父親から恨まれ、京都戦争編で刺客に殺害される。後に火見子が中西の子供を懐妊していたことが判明する。最終回でも瞬・陽一が彼のことを思い出すシーンだけで1ページ割かれている。単行本表紙への登場回数が瞬と陽一に次いで多い。
西垣津志朗(にしがいつ しろう)
夏木優一(なつき ゆういち)
斉藤竜次(さいとう りゅうじ)
永井純(ながい じゅん)
関東梅林高校
柿内勇次(かきうち ゆうじ)
関東梅林高校の外番。2年生。身長は非常に大きく、頭髪は左半分がスキンヘッド、右半分は伸ばしっぱなし。額に刺青があり、顔面は常時怒りのシワで満ちている。服装も、学生服を大きく改造したパンク・ファッションである。ナイフで刺されても何とか歩けるタフな男。
海西と梅林の戦争のきっかけとなった人物であり、関東編では終始海西の前に立ちはだかる。瞬とタイマンし敗北、仲間からも見捨てられたが、瞬とダチになる。平番に格下げとなったが、以後ところどころで出てきて瞬を手助けするようになる(ただし梅林への愛校心も捨ててはおらず、最低限の義理は果たす)。
九州編において大阪梅林の学生の「先輩の柿内に相談した」とのセリフがある。
大久保(おおくぼ)
貝村(かいむら)
その他の高校
土橋丈(どばし じょう)
第9巻の初登場時は、西垣津の子分になるために登場した高校生の1人だった。その後、九州編において星空(せいくう)学園総番であることがわかる。
九州編に入ると、海西とともに一部隊を率いるレギュラーキャラクターとなる。特に、陽一の別働隊として活躍する。
肌が褐色なのが大きな特徴。髪型はスキンヘッド。眉毛は白い。額に、白くて丸い模様が3つある(配列は「∵」)。自身が窮地に陥っても部下の身を案ずる発言をする人物。一方、敵に対しては容赦しない。タイマンでは、海西につく前の日輪に完敗。京都編では海東高校の精鋭をあっという間に倒した。
初登場とレギュラー化の間に長い未登場期間があり、外見や扱いに若干の違いが見られる。
中部地方
中部義塾高校
関西地方
梅林高等学校大阪本校
本校の解説は番内の序列に従って記載する。
大阪梅林高校総番
本名不明。全ての梅林高校勢の頂点に位置する存在。膝まで隠れる長ランを着用。顔つきは険しく、後ろ髪はウェーブのかかった長髪だが、前髪の生え際は頭頂部まで後退している。彼が鎮座している総長の椅子の両脇には、さまざまな凶器が立てかけてある。
最終決戦においては梅林本校から出ることなく、不動と仁王に電話で指示を出していた。
長ランの下には鎧を着用。大型のナイフを投げつけ攻撃する。
武器や卑怯な手口に頼っている事から本人の実力は低く、瞬からは「(手も足も出なかった)作田とはものが違う」「俺がタイマンした中で一番弱い」と見切られる。尊敬していた作田を殺したのがこんな男だったのかと激高した瞬に倒され、激しい制裁で危うく殺されかけた。
不動(ふどう)
仁王豪(におう ごう)
西の関(にしのせき)
浪花南高校
大河誠(たいが まこと)
総番。長いもみ上げと肩までかかる長い後ろ髪が特徴。学生服は着用せず、トップスは常に黒くタイトなTシャツである。彼の指揮下にある浪花南高校の番たちは、学生帽や下駄を着用している者が多い。
瞬からは『浪花の虎』と呼ばれる。修学旅行中の瞬を助けたことで友情が芽生え、瞬を『関東のライオン』と呼ぶ。以後は海西に協力していく。一方で海西のやり方に危機感も感じており、海西の動き方によっては全国制覇を開始すると部下に発言していた。
大河を落とすには梅林の兵力の半分が必要と言われ、梅林ですら手が出せなかった。タイマンの回数こそ少ないが、その強さの描写は作中でもトップクラスであり、梅林の仁王豪などを撃破している(移動中の敵軍を路上で迎え撃つ形が多い)。
大関東・作田への敬意や瞬との友情とは別に、海西が台頭することへの懸念を持ち、海西の出方次第では反旗を翻す腹を持っている。
完結編において、全国高校会議を提唱する。
開東学院高等学校およびその関係者
京都戦争編の敵。番はおろかスポーツ部すらないという、東大進学率全国一のエリート進学校。バックには政治家や警察が付いている。登場人物の多くが本名不詳のため、外見で呼称する。
茶髪で背の高いメガネ
メガネでデブの大男
茶髪で背の低い男
黒髪で眉毛の薄い男・茶髪でソリコミのある男
綾木(あやき)
木崎(きざき)
四国地方
九州地方
天草総業高校
長崎の雲仙岳と思われる活火山の麓にある高校。校舎は切妻造で2階建てと、他の高校と趣が異なる。
段木将視(だんぎ まさみ)
九州地方の総長。九州戦争編のボスキャラクターである。3年生。
容姿は美しく整っている。少年院の服役囚にもかかわらず豪華な自室を与えられており、小鳥まで飼っている。言葉遣いは誰に対しても丁寧語だが、目的のためには手段を選ばぬ残酷な一面もみせる。17歳で入所し、登場時は19歳。少年院の総房長として君臨しており、服役中に3人殺しているという。七人衆という取り巻きがいる。瞬より一足先に出所し、関東を攻略し始める。
視認できないほど高速の突きを繰り出し、相手の肉体を切り刻む。九州編の最終決戦で瞬とタイマンし敗れたが、タイマンはったらダチの言葉に共感してマブダチになる。しかしその後まもなく、刺客(海東高校)によって撲殺された。
登場人物中、唯一誕生日が判明している。昭和43年4月29日生まれ。単行本15巻表紙では最も手前に描かれている。
北海道地方
その他の人物
作田果菜(さくた かな)
雪(ゆき)
純子(じゅんこ)
美鳥(みどり)
火口(ひぐち)
書誌情報
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